スタイルトップ  >  絵本・本・よみきかせ   >   【小学校読み聞かせ】戦争を、どう伝える?学年別おすすめの絵本

【小学校読み聞かせ】戦争を、どう伝える?学年別おすすめの絵本

絵本ナビ編集部タケハラです。

 

長男の小学校入学と同時に始めた学校での読み聞かせボランティア

今年で6年目となりました。その後、同じく小学生になった小4、小2の下の子たちのクラスでも、読み聞かせ活動をしています。

絵本ナビユーザーのみなさんの中にも、読み聞かせをやっている方、たくさんいらっしゃいますよね。そんなみなさんとぜひ、おすすめの絵本や読み方の情報交換をしながら、ときどき私がこれまで小学校で子どもたちに読んできた絵本も紹介させてもらおうと思います。

 

子どもたちの小学校での読み聞かせは、1時間目が始まる前の朝の15分間。

夏の季節に必ず一冊は読もう、と決めているのが「戦争」の絵本す。

6月の沖縄県慰霊の日、8月の広島・長崎の原爆の日、8月15日の終戦記念日。

テレビや新聞で「戦争」という言葉を子どもたちが目にする機会が増えるこの時期に、単なる歴史的出来事や記録としではなく、その恐ろしさ、惨さを、伝えられたらと思うのです。

<小学校低学年に>「平和」のありがたさをつたえる絵本

小学校1、2年生には、まだ「戦争」を理解できていない子が多いように感じます。

ママ・パパである私たちが小学生だった頃は、夏になると、おじいちゃん・おばあちゃんに戦時中の体験を聞く機会もありました。

戦後70年を超え、今の子どもたちの祖父母の世代でさえ、戦争体験をされた方は数えるほどになってきています。

「せんそう?」「センソウ?」その言葉を聞いて、首をかしげる子がいるのも、仕方がないことかもしれません。

そんな子どもたちには、まずこんな本を読んでいます。

へいわってすてきだね

へいわってなにかな。ぼくは、かんがえたよ。

ねこがわらう。

おなかがいっぱい。

やぎがのんびりあるいてる。

ちょうめいそうがたくさんはえ、よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。

へいわっていいね。へいわってうれしいね。

みんなのこころから、へいわがうまれるんだね。

ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。

これからも、ずっとへいわがつづくように、ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。

「へいわってすてきだね」は、沖縄の小学校1年生の 安里 有生くんが書いた詩。

みんなと同じ年頃の子が書いたんだよ、と一言前置きするだけで、子どもたちはその言葉をかみしめるように耳を傾けてくれます。

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

へいわってどんなこと? きっとね、へいわってこんなこと 。

いろいろな事から平和を考えます。

日本の絵本作家が中国と韓国に呼びかけ、三か国12人の絵本作家の協力で実現した平和を訴える絵本シリーズ第一作。

ぼくがラーメンたべてるとき

ぼくがラーメンたべてるとき、地球の裏側ではなにがおこってる?

ぼくがおやつを食べてるとき、世界の子はなにしてる?

遊んでる、働いてる、倒れてる・・・

長谷川義史が世界の子たちへ平和への願いをこめました。

そもそも「平和」ってなんだろう?

いつもと同じように大好きなラーメンを食べているこの瞬間、地球のどこかで、ぼくと同じような子どもたちは…

特別ではない「今」が、偶然でも当たり前でもない奇跡的な時間であること。

その時間は、自分たちで守っていかなくては成り立たないのだということ。

この2冊の絵本を通して、子どもたちに変わらない「平和」のありがたさ感じとってもらえたらという気持ちを込めながら、一文一文をゆっくり、絵に合わせながら読んでいます。

この記事の関連キーワード
人気連載