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子どもが共感するきょうだいのお話。読書感想文にもおすすめです。

 

子どものうちは、毎日一緒にいるのが当たり前のとっても身近な存在のきょうだい。ちょっとのことでケンカしたり、でも実は大好きで上の子にはあこがれたり、下の子には思わず世話を焼いちゃったり。きょうだいへの思いというのは、自分が姉・兄なのか、妹・弟なのか、はたまた真ん中っ子なのかで感じ方が全く違うのが面白いところ。そんなきょうだいをテーマにしたおすすめ作品を、対象年齢別に紹介します。

読みながら、自分のきょうだいと比べたり、ふだんから感じていることを書けば、読書感想文もスラスラ書けちゃうかも? きょうだいがいないという子も、お話を読めば一緒に腹を立てたり、楽しんだりなど疑似体験できて面白いですよ。読書感想文がまだ書けていない、という子はきょうだいをテーマにした本で書いてみるのはいかがでしょうか?

小学校低学年におすすめのきょうだいのお話

まずは、3歳の生意気な妹に手を焼きながらも嫌いになりきれず、まだまだお母さんにも甘えたい年ごろのおにいちゃんが健気にがんばる姿をえがいた1冊から。

『おにいちゃん』

おにいちゃん

おねえちゃんでも共感できる本
ちょっとなまいきで、いつもおかあさんにひし(だっこ)を
してもらう妹への兄の思い。にくたらしいけど、たまにちょっと
かわいくて。

そんな複雑なお兄ちゃん、お姉ちゃんの気持ちが
よく表れている本です。絵本と本の中間ぐらいの感じですね。
小1になった娘に読みましたが、ちょうど良かったです。

甘えたいけど、甘えられない
お兄ちゃん、お姉ちゃんに読んであげたい本です。
(うえぼっちさん 30代・ママ 女の子5歳、男の子2歳)

次の作品もお兄ちゃん、お姉ちゃんが特に共感するのでは?と思われる1冊。「すてご」になると決心して行動する子どもらしいユニークな発想や空想力のたくましさも魅力です。

『ごきげんなすてご』

ごきげんなすてご

初めて『おねえちゃんに』

夏休みの読書感想文の本として娘が読みました。
赤ちゃんが生まれて、初めて『おねえちゃん』になる女の子のお話です。
我が家では、娘に初めての『いとこ』が生まれて、今まで独り占めだったじぃじとばぁばが赤ちゃんにとられたようで寂しい思いを経験した娘にとっては、おんなじだ!という思いが強かったらしく、感想文もスムーズにかけていました。
タイトルどおり、ごきげんなお話で、私もこんな捨て子になろうかなという。感想には笑ってしまいました。

(みいここさん 30代・ママ 女の子7歳)

 

次に紹介するのは、おねえちゃんの気持ちに寄り添って、その成長していく姿が描かれたシリーズです。全国の「おねえちゃん」から共感の言葉がぞくぞく届いているそう!

『おねえちゃんって、もうたいへん!』

おねえちゃんって、もうたいへん!

かいじゅう妹との生活
「糸子の体重計」でいとうみく氏の作品が
気になり、リクエスト
小学1年生のココちゃんとママ
そして、新しいおとうさんとその娘3歳とで
新しい家族
みんなは、良かったねって言うけど
その妹が「かいじゅう」!!
確かに(^^ゞ
血がつながっていても
弟、妹は「かいじゅう」だと
私も思います
よそのお友達の弟、妹の方がかわいく思うのは
私だけでしょうか(^^ゞ
ほんと、ココちゃんは大変なんです
1番は、ママを取られちゃった感じかな?
それ以上に、ココちゃんより背が高いからかな?
なんともココちゃんの気持ちが
ビンビン伝わってくるのです
でも・・・
かいじゅうは、にくめなかったりするのよね
でも、やっぱり大変(^^ゞ
絵本を閉じると
にんまりしちゃう絵です
身近で
共感しやすい幼年童話だと思います
ママもとってもすてきな人ですが
私は、学童クラブの先生のはぎさんが好きです
(しいら☆さん 50代・その他の方 )

小学校中学年におすすめのきょうだいのお話

きょうだいがいる子もいない子もそれぞれに感じるものがある1冊です。

『レンタルロボット』

レンタルロボット

「弟がいたら、いいなあ」
そう願っていた四年生の健太の前に現われたのは、「ロボットかします」という文字がきらきら光る小さなお店。ロボットがほしい人にしか見えないというその文字が見えた健太は、お店の中に招かれ、おこづかい全部とひきかえに、弟ロボットを手に入れます。名前はツトム、六さい、小学一年生。性格は元気で明るい子。自分の好きなように設定し、準備完了です。けれど家族や友達にはどうやって説明すれば良いのでしょう?いやいやそんな心配はいりません。ロボットからは特別な電波が出ていて、ロボットに出会った人はみな最初から健太に弟がいたと記憶が変えられてしまうとのこと。健太がばらしてしまわない限り、ツトムがロボットだとばれることは決してありません。

こうして、あっという間に弟ができた健太は、ツトムがかわいくて弟ができたうれしさでいっぱいです。しかし、いいことばかりではない現実が健太の前に次々にやってきます。健太だけの特等席だったお母さんのひざの上が取られる、テレビのチャンネル争い、大好きなおやつのポテトチップスを全部食べられてしまう…兄弟がいる人には何やら身に覚えのある風景ですよね。

健太も初めのうちは、ぼくはお兄ちゃんだから…と我慢していましたが、そのうちけんかになると「お店に返すぞ!」と小さな声で弟につぶやくようになります。するとツトムが言うことを聞くので、健太は反則だと思いながらも、この「まほうのことば」を使うことがやめられません。そしてとうとう…。

(続きはこちら>>>)

年が離れたこんな3人きょうだいのお話も新鮮です。

『世界一の三人きょうだい』

世界一の三人きょうだい

素敵な兄弟

小学3年のマキシが、ゆっくりゆっくりの孫と一緒の年齢なので、とても親近感が持てました。2歳の弟も一緒の年なのですぐに比較してしまう私でした。大学生のおにいちゃんのアパートで一週間過ごすことになっててんやわんやの様子がとても楽しく伝わってきて和みました。本当に素敵な兄弟愛にほろっとさせられました。
(ぴょーん爺さん 60代・じいじ・ばあば )

小学校高学年におすすめのきょうだいのお話

まずはこちらの1冊から。

舞台が大阪ということもあり、関西弁で明るくカラッとした雰囲気で読み進められるお話なのですが、内容は、障がいという重い問題に向き合ったり、考えさせられたりと、読み応えがあります。主人公の弟が葛藤しながらも、兄のトモをどれほど好きで大切に思っているかということが伝わってくる温かい作品です。

『トモ、ぼくは元気です』

トモ、ぼくは元気です

小学生最後の夏休み、ぼくは浪速の商店街にいた――。
読み終えたあと、きっと人にやさしくなれる。そんな物語。
椋鳩十児童文学賞受賞作家、待望の第2作!

ぼく、松本和樹は中学受験を控えた小学6年生。障がいを抱える兄のトモをめぐって家で問題をおこしたことが原因で、夏休みのあいだ祖父母の家に預けられることになった。関西弁とびかう浪速の商店街で、特別な夏がはじまる!

最後に紹介するのは、そっくりだけれど性格がまったくちがうふたごの物語。盗難事件にまきこまれたり、片方を好きになったお姫さまから誤解されたり、ゆかいなできごとの数かずに、力をあわせていどみます。

『岩波少年文庫 ふたごの兄弟の物語(上)』

岩波少年文庫 156 ふたごの兄弟の物語 (上)

はまりました!
中学生にお勧めの本の中からピックアップして読んでみました。タイトルや表紙からすると、本当におもしろいのかなぁ?という気持ちで読み進めました。が、本当におもしろい!ふたごの兄弟に降りかかる事件を次から次へと解決していくアイディアが素晴らしい。また、ふたごの兄弟愛はどんな事があってもゆるぎません。私は、小学生高学年くらいからお勧めします。トンケ・ドラフトさんの本を他にもよんでみたいと思います。
(みみずくみぃちゃんさん 40代・ママ 男の子8歳、女の子6歳)

いかがでしたか?

こちらで紹介した本以外にもきょうだいが主役になった面白い作品がたくさんありますので、ぜひ気になったものから読んでみて下さいね!

(秋山朋恵 絵本ナビ児童書担当)

掲載されている情報は公開当時のものです。
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