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雨が降ると元気になるのは…?「カエルの絵本」大集合

 

「今日もまた雨だ。いやだなあ」「じめじめしているの、嫌い」
もしかして、そんな事を言っているのは人間だけかもしれません。

 

梅雨の季節がやって来ると、つやつやで生き生きしてくる子たちが沢山いるんです。例えば…カエルくんたち! そのちょっととぼけた雰囲気やユーモラスな姿から、絵本の世界ではひっぱりだこなのです。例えば、こんな子たち……

考えるカエルくんたち。

じっとしているカエルくん。なんとも言えないあの表情。もしかしたら、頭の中ではとてつもなく深い考え事をしていたりして。…そうでもないかな!?

ローベルの傑作「がまくんとかえるくん」シリーズ

ふたりはともだち

がまくんとかえるくんは、自然体でお互いを思い合っています。やさしいのか、いじわるなのか…?そんなふたりの友情を描いた5つのお話しです。
「ともだち」ってなんだろう…?
たくさんいたほうがいいの? いつも一緒だといいの?
ユーモラスで暖かいのんびりとしたやりとりは、子どもたちはもちろんですが、大人になった私たちへのメッセージかもしれませんね。

考えこむカエルくん。

かんがえるカエルくん

カエルくんは考えます。
「シジミの顔はどこにある?」
「ミミズさんの顔はどこ?」
「空って、どこから空なの?」
「ぼくはぼくだけど、ネズミくんもぼくなんだ?」
ネズミくんといっしょに、カエルくんは考えます。
普段はあたりまえだと思っていることも、考え出すと深いのです。

https://www.ehonnavi.net/ehon/782/%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%8C%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%81%8F%E3%82%93/

カエルはカエルがイヤなの…?

オレ、カエルやめるや

「だって、なんだかヌルヌルしてるしさあ。」
カエルはカエルがイヤなのです。
だってぬれてるし、ヌルヌルしてるし、ムシばっかり食べるし……。
それよりも、もっとかわいくて、フサフサの動物になりたいのです。
カエル親子の陽気な会話で繰り広げられる自己肯定の物語。

https://www.ehonnavi.net/ehon/116926/%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%80%81%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%84%E3%82%81%E3%82%8B%E3%82%84/

なんだか可笑しいカエルくんたち。

見ているだけでも、なんだか可笑しくなってくるカエルくんたち。幸せな気持ちにしてくれますね。

「何もかもあべこべ、あべこべにもほどがある!?」

カエルのおでかけ

「何もかもあべこべ、あべこべにもほどがある!?」
そんなキャッチコピーで紹介されているこの絵本、いったい何があべこべなんでしょう。
「お、あしたはいい天気になりそうだ。ちょっとでかけようかな。」
テレビの天気予報を見ていたカエルは言います。
次の朝、カーテンをあけると…やったー!きょうはいちだんといい天気」
うきうきでお出かけ。でろでろで、ぐちょぐちょのピクニックのはじまりです!
…ぐちょぐちょ?

https://www.ehonnavi.net/ehon/89709/%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%A7%E3%81%8B%E3%81%91/

みょうちくりんなたいそうをするかえるくん?

ぴょんたのたいそう

ゆかいなかえるが、みょうちくりんなたいそうをする、なんとも変なしかけえほん。それが、けっこう面白いのでひっぱりだこになっています。

https://www.ehonnavi.net/ehon/2142/%E3%81%B4%E3%82%87%E3%82%93%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%9D%E3%81%86/

かえるたちの楽しいことば遊びがいっぱい!

かえるがみえる

かえるがみえる、かえるにあえる、かえるがかえる、かえるがふえる、韻をふむことばの連続にユーモラスな絵がついていて、かえるの国の物語を語ります。日本語のおもしろさに出会える、ことばあそび絵本の傑作。

人気者のカエルくんと言えば…?

馴染みのカエルくん、人気者のカエルくんと言えば…?

遊び好きのいたずら好きのケロちゃん!

バムとケロのにちようび

雨の日曜日。サッカーもすなあそびもできない。そんな日には、ちらかったへやをかたづけて、おかしを用意して、それから本を読もうと……。

かえるが……ぴょーん!

ぴょーん

ページをめくるたびにいろんないきものが、「ぴょーん」とはねる楽しい絵本です。
小さなお子さまに読んであげると、いっしょになってとんでしまうという、たのしいご報告をたくさんいただいています。

名作の中のカエルくん。

名作童話と言われるお話の中でもカエルくんは大活躍なのです。その描かれ方のふり幅の広さに驚かされますよね。

「るてえる びる もれとりり がいく。」

ごびらっふの独白

「るてえる びる もれとりり がいく。」
え…?何だ何だ、わからない。
「ぐう であとびん むはありんく るてえる。」
この不思議と耳をついて離れない詩は、日本を代表する詩人草野心平の作品です。
何と「蛙語」でかかれた詩だという。意識を持ってしまった蛙「ごびらっふ」の独白。
そう思い、声に出して読んでみる。何だか生命力にあふれているではありませんか。
そして絵をみると、幸せそうな気分も伝わってきます。
最後は、草野心平自身による日本語訳を読んで、すっと心に染み入る。
「音と絵で最初に詩を味わう」。これは、とっても面白い体験です!

どうも実に立派だね。

宮沢賢治の絵本 蛙のゴム靴

「どうも実に立派だね。だんだんペネタ形いなるね。」「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思わせね。」-などと話しながら、なかよく雲見をしていた三匹の蛙たちが、その後、人間界で流行るというゴム靴をめぐって、どんなことになったか……。
どこまでもみずみずしく、そして、どこかおかし味が醸し出される宮沢賢治の蛙たちの話を、松成真理子がいきいきと、味わい深く鮮やかに水彩画で描いた作品。

『平家物語』を知らない子どもたちも存分に楽しめる!

かえるの平家ものがたり

「げんじぬま」の主はトノサマガエルのサムライだ。ある日、目玉の光る化け物がアオガエルの背中に怖い刀傷を残した。平家ネコの仕業だと、沼のカエルたちがいくさに集まった・・・・・・。


 夏の朝、カエルの子どもたちが「げんじぬま」のハスの葉のうえで遊んでいる。「千年杉」の下に住むガマじいさんが琵琶をひざにのせ、しわがれ声で歌いだす。
 昔、この沼の主は「げんじとのさまがえる」のサムライだ。ある夏に一大事が起きた。目玉の光る化け物がアオガエルの背中に傷をつけた。平家ネコの仕業だと、「ともえ」が断定した。「合戦だ!」「いくさだ!」沼のサムライが集まった。けれども平家ネコには、松葉の矢など痛くない。タンポポの槍も痛くない。一万匹のカエルがやむなく退却しだ。
 そんな大人の後ろから見ていたカジカガエルの「うしわかまる」は、ネコは陸に住むもので、水の中で戦えば、泳げぬネコに負けはせんと、大作戦を思いついた・・・・・・。
 豊かな想像力とユーモアあふれる文、繊細な筆致と壮大な場面の絵、『平家物語』を知らない子どもたちも存分に楽しめる一冊で、伝統と斬新さ、古典と創作をみごとに融合した傑作絵本である。

お人好しな30匹のあまがえるたち。

宮沢賢治の絵本 カイロ団長

「いいか。この団体はカイロ団ということに
しよう。あしたからみんな、おれの命令に
したがうんだぞ」
――まんまとだまされた正直者のアマガエル
たちは、その日から強欲な団長にこきつかわ
れることに。ところがそこへ突然、
王様の素晴らしい命令が鳴り響いた! 

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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