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「はらぺこあおむし」だけじゃない!エリック・カールさんの世界へようこそ

 

世界中で愛される、エリック・カールさんの絵本。おなじみ「はらぺこあおむし」以外にも、たくさんの素敵な作品が日本でも出版されています。

エリック・カールさんの絵本づくりの手法や、様々な「はらぺこあおむし」の世界、そしておすすめ作品などをご紹介いたします!

いろんな「はらぺこあおむし」を楽しもう!

エリック・カールさんと言えば、まずはやっぱり「はらぺこあおむし」。1969年にアメリカで生まれたこの絵本は、世界47か国で翻訳され、全世界で累計3,000万部を販売する大ベストセラー絵本。日本では、1976年に出版されました。

今ではいろんな「はらぺこあおむし」が誕生していて、ポップアップ絵本や塗り絵絵本、そして英語でも読める絵本など、様々なかたちの「はらぺこあおむし」に出逢えるのも、嬉しいところです!

王道!エリックカールさんと言えば、『はらぺこあおむし』

はらぺこあおむし

世界中で愛されている、エリック・カールの代表作『はらぺこあおむし』。
この絵本が子どもたちを魅了し続ける秘密は、どこにあるのでしょう?

暖かな日曜日の朝、たまごから生まれたのは、ちっぽけなあおむし。
あおむしは、お腹がぺっこぺこ。
食べものを探しに出たあおむし、月曜日にはりんごを一つ、火曜日にはなしを二つ。
まだまだぺっこぺこのあおむしは、水曜日にすももを三つ、木曜日にはいちごを四つ食べ…。
たくさん、たくさん食べたあおむしは、すっかりふとっちょ!
やがて、あおむしはさなぎになり、何日も眠ったあと、それは美しいちょうちょに変身したのです。

小さなあおむしが、卵から幼虫、さなぎ、蝶へと変化する様子を描いているのですが、単なる知識絵本では終わりません。

一つ目のポイントは穴の開いたしかけのページ。これが、まだお話を理解できない小さな子どもたちやあかちゃんをも虜にしてしまうのです。指を入れたり、めくったり。こうして絵本に親しむきっかけにもなっているのですね。

二つ目は、力強いストーリー。ちっぽけだったあおむしが、ぐんぐん大きくなっていき、最後には美しいちょうになるという展開は、何度読んでも元気と希望をもらえます。

三つ目は、エリック・カール作品の大きな魅力の一つでもある美しい色彩! 子どもたちの大好きな食べ物はどれも美味しそうに描かれ、あおむしを見守るおひさまは優しく描かれ、ちょうちょはうっとりするほど美しく描かれています。コラージュの手法により描かれるその世界観こそが、登場する全てのキャラクターを生き生きと輝かせているのです。

更に数字や曜日、一日の始まりと終わりが登場したりと、年齢を経てもずっと味わえる内容になっているのも、ロングセラーとして愛され続けている理由なのかもしれません。小さな子には持ち歩きに便利なボードブック版が大人気ですよ。

ボードブックもPOPUP絵本も。大きいものも、小さいものも!様々なバージョンでお楽しみください!
ボードブック はらぺこあおむし

小型だけど、丈夫よ。
ご存知「はらぺこあおむし」の小型(18cm×13cm)のボードブック版。小さいから迫力は欠けるけど持ち運びに便利だし丈夫。子供って、りんごやなしが出てくるページの丸い穴へ指を入れたがるけど、破けちゃうことがあるでしょ。でもこの本だと破けない。それに定価も安いしね。
大きな方の「はらぺこあおむし」は保育園で我慢してもらってます。
(キューちゃんさん 40代・東京都墨田区  女4歳)

わたしだけのはらぺこあおむし

世界でたった一冊の絵本
絵本の感想に投稿して良いのかわかりませんが、これはエリックカールさんの「はらぺこあおむし」のぬりえ版です。ちゃんとした絵本そのままの作りで中はぬりえ。子供がすきなようにぬり、全部塗り終わったら完成。そのあとは絵本になるわけです。まだ完成していませんがはやく読んであげたいな・・・。
(たまっこさん 30代・愛知県名古屋市  男5歳、女3歳)

英語でもよめる はらぺこあおむし

世界的ベストセラー『はらぺこあおむし』が二カ国語版になって登場。あざやかなコラージュ絵本が、英語でも日本語でも楽しめます。
英語でもよめる はらぺこあおむし

はらぺこあおむしといつでも一緒♪

ぬいぐるみから、ソックス、お弁当グッズも!

さらに、かるたやあいうえおカードなど、知育に使える作品もそろっていますよ。慣れ親しんだ「はらぺこあおむし」の絵柄なら、「あいうえお」もすぐに覚えてしまうかも!?

エリックカールが描く鮮やかな動物たちの魅力

エリック・カールさんの絵本の最大の魅力と言えば、なんといっても鮮やかな色彩。その秘密は、特別な描かれ方にあります。多くの絵本は、下描きされた絵に色を塗っていく方法で描かれますが、エリック・カールさんの絵本は違います。まずは、薄紙に何色かの絵の具で色を塗ったり模様を描いたりして、「色紙(いろがみ)」を作ります。その色紙を下描きの絵に合わせて切り抜いて、貼っていくのです。
エリック・カールさんによって自由に作られる「色紙」は、鮮やかな色が重ねられたどれも世界に一枚だけのもの。それどころか、同じ紙でも切り取る部分によっても異なります。
そんな風に作り上げられた絵本だから、絵の迫力が素晴らしく、中でも動物たちが本当に生き生きとしているのですね。いろいろな動物が出てくる絵本で、エリック・カールさんの真骨頂をお楽しみください!
 

紡いでいくストーリー
くまさん くまさん なにみてるの?

見開き2ページにわたって描かれる、カラフルで美しい動物達が魅力です。次へ次へとつながっていく展開が楽しく、おかあさんが子供達を、そして子供達は動物達とお母さんを見ている、という終わり方で不思議な安心感をかもしだしています。

これでおぼえよ!かずのほん!
1、2、3どうぶつえんへ

「かずのほん」とサブタイトルがついているとおり、楽しみながら数の概念を学べる絵本です。汽車の後ろへ行くほどに乗っている動物達の数が増えていきます。各ページの下の方には、汽車の先頭からそれまで出てきた動物達が小さく表示されていて、「ゾウが1匹、カバが2匹、キリンが3匹、ライオンが4匹、で、ほーらクマが5匹ね。」といったふうに楽しめます。エリック・カール独特の美しいコラージュで表現された動物をながめているだけでも楽しくなります。各車両に小さなネズミ(これもエリック・カール作品によくでてきますが)がちょこんと乗っていて、かわいい演出をしています。

ページごとに驚きが!
ね、ぼくのともだちになって!

面白さは「はらぺこあおむし」に負けないゾ。
エリック・カールの作品の中でも、「はらぺこあおむし」に負けないくらい好きな作品です。
小さなねずみが、いろいろな動物たちに「ね、ぼくのともだちになって!」って、聞きまわるんです。でも、中々いい返事をもらえないらしくて、最後にやっと、素敵な友だちに巡りあえるって、お話です。
「巡りあう」って、いうのを強調されたかったのかなぁ。この絵本には全ページを通じて、ある生き物が描かれています。これがまた、いい味を出してくれてます。
さぁ、ねずみくんのお友だちになってくれたのは誰でしょう?お子さんと一緒に楽しんで下さい。
( てんぐざるさん 30代・埼玉県久喜市  7歳、2歳)

パパの読み聞かせにもぴったりな絵本

エリック・カールさんの絵本にはダイナミックな構成のものが多いので、パパが読み聞かせしてあげるのにぴったりな世界観!

中でも特におすすめなのが、この4冊!見ていて元気の出る色彩に、パパもはまっちゃいますよ♪

タツノオトシゴのイクメンぶりに驚愕!
とうさんはタツノオトシゴ

子育て中の父さん魚たちが大奮闘!珍しい生態をもとにした愉快な魚の絵本。擬態する魚が隠れている透明シートのページもあるよ。

これぞ娘を持つパパ!?
パパ、お月さまとって!

パパと娘をつなぐ一冊!?
エリック・カール、ファンの我が家。「はらぺこあおむし」にはまった娘の反応を楽しみにしていたんですが・・・全体的に暗めの色彩だからだと思います、最初の反応はあまり良くありませんでした。でも、段々とはまりだしてる気配が最近でてきました。と言うのも、主人公は女の子で、「パパ、お月様とって」というのがキーワード。「パパ」「お月様」「取って」、単語の意味が解るようになってきてから、この絵本の楽しさが解ってきたみたいです。だからこの絵本を読むときはパパと決まっている感じ。この絵本もやっぱり「しかけ絵本」なので大きくなった月のページを広げると、「わ~」といった感じに反応するんですよ(一歳3ヶ月でも解るんですね) 夜のシーンが多いので、当然暗い色彩にはなりますが、そこはエリック・カール!なんとも言えず、良い感じの青に、煌々と輝くような絶妙な月の色が、本当に絵本を超えていると思います。パパと娘のコミュニケーションにも役立つ一冊かもしれません。何でも娘に頼まれるとパパは弱いものですもんね・・・
(なぁなさん 20代・東京都国立市  女1歳)

まるで哲学のよう
おほしさまかいて!

絵かきはたのまれるままに星や太陽、木や花を描き、ついには星空へと旅立っていく。自然や宇宙、人生の豊かさを考えさせる本。

 

子どもへのメッセージ
ちいさい タネ

大人になるまで持っておきたい本です
ちいさなタネが多くの困難に遭遇しても生き残り、大きな花を咲かせ、そしてまたタネに戻り飛んでいくというとてもスケールの大きな話の絵本だなあと思いました。
この絵本のタネは人間にも置き換えられるのではないか?と思いました。色んな人生があって、それが偶然人の役に立つことがあったり、苦しいことがあったり、運がよく偶然を重ねて幸運を得られたり、人生って分からず色々な事があるんだよっていうのが、この一冊に詰まっていると思います。是非、大人になるまでこの本を持っていてもらいたいなあと思える本ですよ。
(ちっちちゃんさん 20代・神奈川県横浜市  女1歳)

友情、自由、空想……いろんなことをおしえてくれるえほん

エリックカールさんってどんな人なのでしょう。

ドイツからの移民だった両親のもとにアメリカで生まれ、6歳でドイツに移住。ヒトラー率いるナチス党政権下で少年時代を過ごし、敗戦後の1962年に再びアメリカに移住……このような経歴を持っているエリック・カールさんの絵本を読んでいると、子どもたちに伝えたい様々なメッセージが込められているように感じます。友情や自由、そして空想を広げること……ぜひ子どもたちと一緒に、大切なことを感じ、考えてみたい作品がたくさんです。

友情がほほえましい!
いちばんのなかよしさん

いつもいっしょに遊んでいたなかよしの友達が、突然遠くへ行ってしまいました。男の子は寂しくなって、探しにでかけます。川を泳いで渡ったあと、星空の下で眠り、山や草原をこえて、森をとおりぬけ……ついに再会をはたします! 旅の途中の風景が、抽象画のような絵であざやかにえがかれます。男の子と女の子の友情がほほえましい絵本です。

さぁ、描いてみよう!!

えを かく かく かく

みんな、青いうま、って、どう思う?
じゃあ、黄色いうしは? 水玉もようのろばは?
へん!っていう声が聞こえてきそうだけど、この絵本は「まちがった色? 絵をかくときに、そんなものはないんだよ」と子どもたちに伝えようと、エリック・カール(『はらぺこあおむし』の作者)がつくった本なんです。
ページをめくると、絵筆をもつ男の子が描くのは、画面いっぱいの青いうま、赤いわに。
黄色いうしや、ピンクのうさぎ、そして、うぅぅぅんとみごとな、緑のライオン!
それはもう、かっこよくのびのびしてカラフルで、最高にすばらしい動物たちばかり。

実は、この絵本の誕生にはこんなエピソードがあります。エリック・カールが子どもだったころ、住んでいたドイツでは、ナチス政権が人々の生活をコントロールしていました。
ある日、カール少年が自転車に乗って美術の先生の家にいくと、いつもカールの絵をほめてくれる先生が、こっそり、当時政権に「堕落した美術」として見ることを禁止されていたフランツ・マルクの絵を、見せてくれます。
マルクは1880年生まれ、第一次世界大戦で亡くなるまで、青いうまや黄色いうしなどカラフルな動物たちを描き、色にひそんでいる意味までも伝えようとした芸術家でした。
カール少年は最初ひどくびっくりしましたが、のちにマルクの絵から多大な影響を受けることになります。
そして、生まれたのが、今回の新作『えを かく かく かく』。「この『えを かく かく かく』のふしぎな色の動物たちは、あの日からずっと、ぼくといっしょに生きてきてくれたんだ」とカールは語ります。

色彩の魔術師といわれる作者が少年時代に、フランツ・マルクの絵を見て感動した、実体験をもとにつくられた本。
本をひらくと・・・
“さあ、絵をかこう。どんな色でかくか、じぶんが思うように、のぞむように、のびのびとかくことはとっても大事。じゆうに、いちばんぴったりだと思う色をさがして、絵をかいてごらん!“
アーサー・ビナードさんの訳はやわらかく、そんな作者のやさしい声がほんとうに聞こえてきそうです。
きみは、なにいろから、かきはじめるかな?

文字のない絵本

うたが みえる きこえるよ

バイオリニストの奏でる曲にのって描かれたイメージ??空の虹や地中のしずくから、色がはじけ飛びます。魅力あふれる異色絵本。

エリックカールさんが魅せる「多様性」

エリック・カールさんの絵本には、様々な人種の子どもたちが登場します。

それは、21世紀を生きる子どもたちに、どこまでも広がる広大な世界を見せてくれているよう。

自分に似た子を探したり、自分とは違う子と出逢ったり……そんな楽しみ方も、ぜひいかがでしょうか。

小さい頃から、大きくなっても。いつ読んでも新しい発見のあるエリックカールさんの絵本。

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掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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