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SDGsってなんだろう?子どもと一緒に考えよう。SDGsがわかる3冊

特集 2020-09-17

SDGsの意味とは|人々が地球で暮らし続けるための目標

「SDGs」とは「Sustainable Development Goals」の略で、持続可能な開発目標のことです。

2000年に国連で採択された「MDGs(ミレニアム開発目標)」を受け継ぎ、新たな目標として制定されました。

それでは「持続可能な開発目標」とは一体どういうことなのでしょうか。世界では、貧困・差別・戦争・環境問題・感染症の拡大など様々な困難を抱えています。

今のままでは人類が地球で暮らし続けていくことが難しくなると言われています。その問題を解決するために「SDGs」が定められました。

SDGs17の目標って?

SDGsには達成する必要がある17の目標があります。社会・環境・経済、3つの観点から定められています。具体的にはこのような内容です。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任 つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさを守ろう
  16. 平等と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsにおけるキーワードは「誰ひとり取り残さない」。貧困や紛争の中にいる人、女性や子ども、差別に悩む人など脆弱な人々を守ることが持続可能な社会につながるという考えです。

 

豊かに見える先進国でも、環境問題や経済格差、差別など問題を抱えています。日本でも子どもの貧困などが課題となっていますよね。

 

世界が一丸となって、この問題を解決していく必要があります。ひとりひとりが問題意識を持つことが大切です。まだ認知度が低い「SDGs」ですが、親子間の話題のひとつとして触れていくと良いですね。

2020年度から新学習指導要領には、各教科内にSDGsが盛り込まれいる

「持続可能な開発のための教育」が重要視されている

2020年度から本格的始動した新学習指導要領において、各教科内にSDGsの内容が盛り込まれています。

「ESD(Education for Sustainable Development)」、つまり「持続可能な開発のための教育」がより一層重要視されます。

 

社会科における住む地域に関するフィールドワークや、理科で取り組む生物観察もESDのひとつです。それ以外にも、平和学習、国際理解、多様性理解、環境・ゴミ問題など多岐に渡ります。

「自ら考え、発信できる人材」育成が目標

「ESDカレンダー」というツールを活用して教科を横断した学習カリキュラムを進めている学校もあります。例えば、地域に生息する生き物の生態について調べ、自然と地域の持続について考える学習に取り組みます。このようなカリキュラムは社会科、理科両方の側面を持っていますね。

 

これまでのように教科内での理解に留まらず、得た知識を幅広い分野で関連付け活用する力が必要です。また、インプットだけでなくアウトプットする力も重要視されています。自ら考え、発信できる人材が持続可能な社会を実現すると考えられているためです。 その力をつけるために、探究学習やグループディスカッションなど主体的・協働的な取り組みに重きを置いています。

 

子どもたちには、教科書や授業の中でも「SDGs」というワードが登場し、「なんのことだろう?」と疑問を抱くこともあるでしょう。そんな時、どのように説明してあげたら良いのでしょうか。

子どもに聞かれたらどう答える?SDGsがわかる3冊

17の目標のうち、環境問題、人権問題、子どもの教育などは子どもでも理解しやすいでしょう。絵本や児童書でも取り上げられることが多い課題ですよね。身近な話題から広げていくと関心を寄せられるようになります。

 

もしパパママの働く会社でSDGsへの取り組み例があれば、それを教えてあげるのも一つです。持続可能な開発のための教育は、お家でできることもありそうですね。

 

子どもと学ぶのにおすすめの本はこちら。

なぜSDGsが必要なの?がわかるガイドブック

こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本

【児童書】

キミが大人になった時、地球が危ない!みんなの力で未来を考えよう!SDGsを子どもから大人まで誰でもわかりやすく学べる本です。

幼い頃から持続可能な社会を担う意識を育むための絵本

わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ

【絵本】対象:小学低学年

作者の原琴乃さんは、外務省で国内外の持続可能な開発目標(SDGs)推進を担当してきた、言わばSDGsの第一人者です。
この一冊を通じて、ともすればわかりにくい・教えにくいSDGsの基本的な理念を理解し、具体的な行動を身につけていくことができます。

図解でわかりやすい!カラフルで楽しいSDGsの教科書

世界がぐっと近くなる SDGsとボクらをつなぐ本

【児童書】対象:小学高学年

SDGsとは?自分には何ができる?国連が採択した2030年までの目標「SDGs」を子どもが自分ごととして理解するための本。17の目標のキーワードに注目し、漫画と図解でやさしく解説。遠くの国の問題は自分の問題だと気がつくための工夫がたくさん。

SDGs目標達成のために親子でできる取り組み

“地球を守るための目標”と聞くと、スケールが大きくて自分にできることなんてあるの?と感じませんか。しかし、身近な場面や生活面でできることがたくさんあります。

 

子どもが食事を残す時、ただ「残さず食べなさい!」と注意しても響きにくいですが、「全部食べてゴミを出さないことで地球を守れるんだよ」と伝えたらどうでしょうか。

 

ぼく・わたしの小さな行動が地球のためになるんだ!と思えたら、きっと頑張れることが多くなるはず。小さなことから問題意識を持つことが、子ども達にとって住み良い世界が続くことに繋がります。

 

みんなでSDGsについて考えていきましょう!

次回は、【目標14 海の豊かさを守ろう】をテーマに「海洋プラスチックゴミ」の課題について、子どもへの伝え方を提案します。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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