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AI時代の“頭のいい子”とは!?わが子に合う「STEAM教育」特集

【STEAM教育特集】第9回:子どもの探究心を呼び起こす絵本~かず・かたち編~

子どもの毎日は発見の連続。そこから「これはどうなっているの?」「もっと知りたい・やってみたい」という”ワクワク”が起源となり、試行錯誤の末の失敗や成功体験が積み重なり、学ぶ姿勢へとつながっていきます。それは理系・文系問わず多角的な視点で物事を考え、課題を解決していくSTEAM教育の土台となるもの。「知」との接点となり、子どものワクワクが呼び起こされて知性の扉が多方面に開かれるきっかけとなる絵本を紹介していきます。今回は『かず・かたち』編です。

 

<下記の観点で編集部が絵本をセレクト♪>

◆「知」との接点となり、子どものワクワクが呼び起こされて知性の扉が多方面に開かれるきっかけとなるもの、探究につながりそうなもの
◆本のテーマだけに限らず様々な気づきやアウトプットにつながるも
◆学童期の学びにもつながるもの

【かず】初めて数字に触れるお子さんにも

色のコントラストも楽しい仕掛け絵本

びっくりかずあそび

白と黒の数字が1から10までならび、その数字をひっぱたり、めくったりすると、鮮やかな動物がその数字だけあらわれる大人気の絵本。

モノクロの世界が一気に色味あふれて鮮やかに。その変化も面白い仕掛け絵本。数字への関心にとどまらず、出てくる生き物もどんな名前なのか、どこに生息しているのか知りたくなりそう。10のページからは世界中のお友達が。髪や肌の色の違いにも気づけるかな?この仕掛け、どういう仕組みになっているんだろう…数を覚える年齢を卒業しても視野が広がる一冊です。

 

<該当する主な分野>

STEAM

あしを数えて生き物の特徴も知る

いちは かたつむり、じゅうは かに

1はかたつむりで、2はにんげん? これは、あしの数だよ。4はいぬだし、6はこんちゅう…。ほーら、いぬやくもやかにで、1から100までかぞえられるんだ! 100いじょうの数もかぞえてみてね。

数をかぞえるとき、私たちは何気なく手の指を使いますが、この絵本で使うのは生き物のあし!かたつむりとかにが出会ったら、あしは何本?かにが10匹集まったら…?と計算の要素もありながら、かにはあしが10本(ハサミもあしのうち!)、昆虫のあしは6本、と生き物の特徴の勉強にもなりそう。身近にあるいろんな「あし」に注目して、お子さんと計算ごっこをしてみてください。あしの動き方や役割も考えてみたら楽しいですね。

 

<該当する主な分野>

STEAM

数学に接する代表的な絵本といえば

はじめてであうすうがくの絵本1

発見の喜び、創造の楽しさに満ちた数学の本と、すでに定評のあった作品を再編集し、新しい体裁でおとどけします。第1巻《なかまはずれ》《ふしぎなのり》《じゅんばん》《せいくらべ》

ものの重さや長さを比べたり、仲間はずれや順番をわり出すお題を解いていく絵本。わり出した答えが正解かよりも、答えにたどり着くための考え方を知ることに重きを置いているようにも見え、この“ものの考え方”は日常生活においても身の回りの課題に対してどう解決策を導き出すか…そんな場面での思考の仕方として活かされそうです。中身は論理的ですが、それも難しく感じさせない世界観。安野光雅さんだからこそ、なせるわざなのかもしれません。

 

<該当する主な分野>

STEAM

ペンギンを数えていたら…最後は衝撃的な気づきへ

365まいにちペンギン

ピンポーン! とチャイムがなって
届いたのは、なんと……ペンギン!
謎の人物から、まいにち一羽ずつ届く
ペンギンたち。
このままでは家中、ペンギンだらけ!
一体ぜんたい、どうすりゃいいの!?

家に毎日1羽ずつ届けられ増え続けるペンギン。家族で1ダースごとに区分けしたり、立方体に並べてみたり。そうそう餌代の計算もしなきゃですね。でもなぜこの家にはペンギンがやってくるのでしょう。それはお話の最後で判明します。目の前のペンギンを数えることから、地球規模の環境問題の気づきへ。視点が様変わりしますよ。

 

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【かたち】形の不思議さ、美しさに気づく

いろんなものに七変化「かたち」って面白い!

〇△□のくにのおうさま

あるところに、〇△□のくにがありました。〇△□のくにのおうさまは、いろんな形をいれかえて、お城中のもようがえをするのが大好きでした。あっちの部品とこっちの部品を入れ替えたり、ばらばらにして組み立てなおしたり。

ところが、ある日のこと……となりの国から、おひめさまをむかえることになったのです! おひめさまに使ってもらう部屋がないため、おうさまは大慌て。さっそくお城中のもようがえをして、おひめさまを迎える準備にとりかかります。
おうさまが作りかけのおひめさまの部屋を見に行くと、穴があいた壁を目の前にして家来たちがこまっています。△に空いた穴にどの形がはまるのか、わからないのです……。おうさまは、3つの形の中からぴたりと合う形を選んで、ぱこん! 見事にはまった形を見て、家来たちは拍手喝采!

お話を楽しみながら、形の概念が身につく絵本。家来たちが悩んでいる図形問題に、一緒に挑戦してみましょう!

お城の中でいろいろなものが欠けてしまって、さあ大変。どの形のパーツで埋めればいいか考える、タングラムの要素が入った絵本。そして最後に王様はおひめさまにハートをプレゼント。さて、ハートは〇と△と□でどう作る…?おうちの中のものや、よく見る模様も〇△□で作れるかもしれませんよ。

 

<該当する主な分野>

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ロマンチックさの中に、数学や化学の不思議が

ゆきのけっしょう

ゆきのけっしょう

監修・写真:武田康男
構成・文:小杉 みのり
出版社: 岩崎書店

ゆきのけっしょうのあかちゃんがうまれて、大きくなって、形をかえて、空からおちてくる。
ひとつとしておなじ形がない、ふしぎで、きれいなゆきのけっしょうの写真絵本。

今年の冬、雪に触れる機会はありましたか?規則性のある形が特徴的な雪の結晶。数学の分野では「フラクタル」の図形、法則とも言われるそうですが、難しいことは置いておいて、その美しさや不思議さを感じるだけでも楽しいもの。どうやって雪はできるの?目で見ることはできる?折り紙で作ってみる?いろんな方向に興味が広がるきっかけになりそう。

 

<該当する主な分野>

STEAM

芸術と数学は表裏一体!?

世界一美しい数学塗り絵

数学には独特の抽象的な美しさがあります.フラクタル,ペンローズタイル,黄金比,螺旋,π….あなたのセンスでこれらの美麗なデザインに色を塗り,数学の美と真理を追求しましょう.数学の世界のアーティストたちによる珠玉の作品が詰まった1冊がついに刊行.あらゆる年代の方がワクワク楽しみながら取り組むことができる.

ペンローズタイル!?黄金比!?π…!? 専門的な話は知らなくても色を塗り進めていくと、自分だけの美しい芸術作品の完成。塗り絵をしながら数学に触れられる一冊です。アートと数学、親和性なんてなさそうなイメージですが、世の中私たちが「美しい」「なんだか魅力的」と感じるものには数学が潜んでいるのかもしれませんよ。

 

<該当する主な分野>

STEAM

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子どもの視点はさまざま。読んだ絵本に発見を得て、興味がどこに広がって行くかも親としては興味深いところですね。これからもいろんなテーマで本をセレクトしてきますので、お楽しみに。

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絵本ナビ編集部
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