スタイルトップ  >  まなび   >   「できた!」の喜びが自信にも。絵本とキューブ型ロボットで身に付けるプログラミング的思考   >   プログラミング教育で身に付けられる力とは?専門家・石戸奈々子さんに聞きました
「できた!」の喜びが自信にも。絵本とキューブ型ロボットで身に付けるプログラミング的思考

プログラミング教育で身に付けられる力とは?専門家・石戸奈々子さんに聞きました

まなび 2019.05.31 連載
ソニー・インタラクティブエンタテインメント

2020年度から小学校で必修化されるプログラミング教育。「プログラミング」といってもプログラマーを育成する教育ではなく、子どもたちの思考力・判断力・表現力を高めることが目的だと第1回でご紹介しました。では、具体的にどんなことが学べるのか、学ぶことでどんな力が育まれるのか、家庭ではどのようなフォローをすればいいのか、プログラミング教育に詳しい石戸奈々子さんに聞きました。

教えてくれたのは、石戸奈々子(いしど・ななこ)さん

NPO法人CANVAS理事長、株式会社デジタルえほん代表取締役、
慶應義塾大学教授、博士(政策・メディア) 

東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。著書に「プログラミング教育ってなに?親が知りたい45のギモン」(ジャムハウス)、監修に「さわって学べるプログラミング図鑑」(学研プラス)など。デジタルえほん作家、一児の母としても奮闘中。

プログラミング“を”ではなく、プログラミング“で”学ぶ時代に。 論理的に考え、創り出し表現する力を伸ばす

――そもそもなぜ小学校でプログラミング教育を必修化する必要があるのでしょうか。

 

石戸さん

「“読み・書き・そろばん”に代わって、プログラミングがこれからの時代の基礎教養となるからです。今、あたりを見回してみても、あらゆる分野、環境にコンピューターが導入され、定着し、それを制御するものとなっています。

 

たとえどんな職業についてもプログラミングの基礎は必要。たとえば一見デジタルとは離れた分野のように見える農業や漁業であっても、今は生育状況がセンサーで管理されていますし、スポーツだってデータ解析によって練習メニューを組み、戦術をたてています。将来どのような職業に就くとしても、どのような生活を送るにしても、コンピュータとは無縁でいられません。新しい社会をよりよく生きるために情報技術を使いこなす力は不可欠です。それが必修化された背景です。

 

プログラミング教育を必修化するというと「プログラマー育成」と混同される保護者の方も多いのですが、それは誤った認識。国語を学ぶからといってみんなが作家になるわけではありませんし、体育の授業があるからといってみんながスポーツ選手になるわけではないですよね?」

 

――確かにみんな同じ職業ではないですね。では、学校で教わるのはごく基礎的なことに?

 

石戸さん

「そうですね。「プログラミング」という教科ができるのではなく、さまざまな教科の中に組み込まれ、その単元の理解をより深めていく形になります。すなわちプログラミング“を”学ぶのではなく、プログラミング“で”学ぶわけです。具体的にどのような授業が行われるかは学校の裁量にまかされています。

 

たとえば、ある小学校では、理科でゴムの力を学ぶ際、1本と2本とではどう違うかシミュレーションを自分でつくって動かしてみています。他に、音楽の授業でプログラミングによって作曲してみる、図工で白い布にプロジェクションマッピングを投影する、総合学習でロボットを使って社会課題を解決するアイデアを考えるなど、先生の創意工夫によってさまざまな授業が行われています。また、それらの情報を共有することで世界に例を見ない多様なカリキュラムが生まれるでしょう」

――プログラミング言語をマスターすることが目的というわけではないんですね。では、プログラミングで身に付く力とは?

 

石戸さん

「はい、プログラミング言語の習得を目的としているわけではありません。今、子どもたちが使っているプログラミング言語も、彼らが大人になる頃には使われていない可能性が高いです。そうした変化スピードが速い時代の中で大事なことは、生涯にわたって学び続けること。そのためには、学ぶことの楽しさを実感し、自分で学ぶ方法を知っていることが大事です。そのためにコンピューターは有効なツールでしょう。

 

プログラミングを導入した授業を体験することで、コンピューターとは何か、情報化社会とはどういうものかを学びます。そして、コンピューターが得意なこと、人間にしかできないことを知り、AIと人間がどのように共存していくかについても考えるきっかけになると思います」

石戸さん

「また、これまでは、子どもたちは机の前に座って先生が知識を授けていましたが、プログラミングを導入することで、子どもたちが自ら手を動かして、つくりながら学ぶことになります。そして、その過程においては、さまざまな知識が必要なことに気付くでしょう。

 

たとえば、テニスゲームをつくるために、小学生でも三角関数を学びはじめる子がいます。また、海外の子に作品を見せたり、もしくは一緒に作品をつくるために、自主的に英語を学ぶようになったという話もあります。これまで各教科で断片的に学んでいたことを活用し、統合する力、試行錯誤しながら主体的に学習する力が育まれるのです。加えて、論理的、創造的に考える力を育み、プログラミングをツールとし自分で表現する、創り出す、伝える力を伸ばします」

家庭での学びを合わせることで学習環境はより豊かになる

――学校まかせではなく、家庭でもたとえばプログラミング教室に通わせる、教材を与えるなど、理解を深めるために何か必要ですか。

 

石戸さん

「学校でのプログラミングに興味をもったお子さんには学校外で、より発展的な活動ができる環境を用意してあげるのはよいと思います。それはこれまでの音楽教室や水泳教室と同じですね。学校の学びと学校外の学びを合わせることで学習環境はより豊かになり、子どもの「もっと知りたい」「もっとやりたい」という気持ちを伸ばすことができると思います。

 

プログラミング教室が地域にないとおっしゃる親御さんもいますが、教室に通わなくてもネットにたくさんの無料の情報やツールがありますし、書籍も玩具もたくさん販売されています。お子さんの関心に沿った環境を用意するのが良いですね」

――たとえば、「toio」の「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」もその一つですね。

 

石戸さん

「そうですね。プログラミングとはどういうものか基本的な考え方を学ぶ玩具の一つとしていいと思います。自分が指示した通りにロボットが動くだけでも、「わあ、動いた」という素直な感動があります。感動は学びの大きなモチベーションにつながるので、入り口として入りやすいでしょう。

 

そこで学んだことを土台として、より自分の創造を広げるところまでいけることが理想。「toio」は他の専用タイトルと組み合わせることができる玩具ということなので、お子さんの状況に応じて次のステップに進められますね」

焦らず子どもの関心のある分野の中で、ワクワクする体験を

――プログラミングに関心を持たない子、苦手な子にはパパ、ママはどのような働きかけをすればいいでしょうか。

 

石戸さん

「プログラミングだけでなくどの分野でも、すべての子が同じ関心を持つわけではないですし、必修化したからと焦って「早期に教育しなければ」という話ではないと思います。

 

「やらせないといけない」という発想ではなく、子どもに「わあ、おもしろい」と感じるワクワクするような体験を提供してあげるという感覚でいるといいのでは。そこから次のステップへは自ら探求していくと思いますよ」

石戸さん

「プログラミングはいろいろな入り方があります。デジタルに関心はないけれど音楽が好きな子だったら、プログラミングで作曲してみようと考えることがあるかもしれない。絵を描くことが好きな子が自分の絵を動かしてみようと考えることも。

 

プログラミングは自分の好きなことをより自由に広げてくれるツールです。今すぐ関心を持たなくても、学校での授業が無意識のうちに心に残っていて、いつかつながるときがあるかもしれない。関心を持ったときが“その時”です」

 

――パパ、ママにとっても難しい分野。「教育しなきゃ」と焦らなくていいと聞いて安心しました。

 

石戸さん

「デジタルは人間の力を拡張してくれるもの。世界中の知識に無料でアクセスできたり、自分のアイデアを世界に発信したり。世界の人とコラボレーションできたり、3Dプリンタで安価に自分のアイデアを形にできたりする。すでに自分の力を無限大に拡張して活躍している子どもが登場してきています。そういう子たちが存分に活躍できる場を用意してあげられるといいですね。

そして、論理的に問題を解決する力や他者と共同して新しい価値を生み出していく力が育まれていけたらいいなと思います」

 

――――

 

論理的思考や創造力、表現力など子どもに身に付く力についてはもちろん、子どもの興味ある分野をプログラミングで伸ばしてあげればいいということがわかりました。「プログラミングって難しそう」「やらせなきゃ」と身構えるのではなく、わが子がワクワクすることを与え、見守ることも大事なよう。新しい世代の新しい学び。そこから広がる子どもの未来が楽しみですね!

絵本の世界に夢中になっているうちにプログラミングの世界へ。「toio」(トイオ)でワクワクな体験

プログラミングに興味はあるけど、うちの子には何がいいかな?と迷うことも……。それならばロボットトイ「toio」。専用タイトル「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」なら、絵本とキューブ型ロボットで遊んでいるうちに、プログラミング的思考や、「順次・分岐・反復」といったプログラミングの基礎までもが自然と身に付いてしまうのです。

 

どうやって遊ぶのか、まずは動画でチェック↓

「できた」の積み重ねが自信にも!4つのポイント

【1】絵本で楽しく遊びながらプログラミングの世界へ。

描かれた冒険マップの中で、キューブ型ロボット「ロジーボ」をゴールへ導きます。どう動かしたらいいかな?と工夫やヒラメキがどんどん出てきます。そして遊んでいるうちに「順次・分岐・反復」といったプログラミングの基礎を身に付けることができます。

【2】冒険マップは小学校低学年から始められるものから、だんだんと複雑になりレベルアップ

もし間違っても、ロジーボが「 あれ、こっちだよ」とヒントを教えてくれたり、励ましてくれ たり、間違ったポイントをわかりやすく伝えてくれます。セッティングや手順も音声でガイドしたり、スタート位置がずれても⾃動で補正する機能もあるので、⼦ども一人でも難しい操作は必要なくすぐに遊ぶことができます。

【3】「クリアできた!」の喜びが自信に

パパやママ等、周りの人から「すごいね!」とほめられることで、子どもの自己肯定感も育みます。そして、複数の解き方があるページも多数用意されているので、達成感を感じながらプログラミングの感覚を定着させることができます。

【4】思わず大人も夢中に!?子どもとのコミュニケーションが広がる

一緒に話し合いながら考えると、子どもとのコミュニケーションがぐっと深まります。簡単に見えて、後半は大人にとっても歯ごたえのある問題もたくさん用意されているので、家族で楽しむことができます。もちろん兄弟で遊ぶのもOK!

キューブ型ロボットを中心とした本体セット「toio」。これには⼦どの年齢や興味あるジャンル、経験に応じて選べる⾊々な専⽤タイトルが用意されています。「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」で基礎を覚えたら、パソコンを使ったビジュアルプログラミング(※1)でより本格的にプログラミングによる創作(※2)を楽しむ。そして次は別のタイトル「トイオ・コレクション(別売)」を使い工作バトルでクリエイティブ感覚を培う、といったように、本体ひとつに様々な専⽤タイトルを⽤いることでプログラミングの世界を広げることができます。

 

※1ブロックを組み合わせるように、視覚的なオブジェクトでプログラミングするプログラミング言語。

※2ビジュアルプログラミングで座標を扱うには、専用タイトル「トイオ・コレクション」のマットが必要です。

「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」

 

■内容品:

・toio カートリッジ(1個)

・GoGo ロボットプログラミングの本(1冊)

・めいれいカード(4組)

・キャラクター人形(3体)

・リファレンスガイド(1部)

■プレイヤー:1~2人

■対象推奨年齢:6歳以上

■希望小売価格:5,980円+税

 

詳細はこちら

※今回ご紹介した「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」で遊ぶには、「toio(toio 本体セット)」(16,980円+税)が必要です。「toio 本体セット」には、「toio コンソール」と、モーター内蔵で動き回る「toio コア キューブ」2台、キューブの動きを制御する2台のコントローラー「toio リング」が含まれます。

 

「toio 本体」と「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」はWEBと店頭で購入できます!

「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」を2名様にプレゼント!

プログラミングの一歩を踏み出すチャンス♪「できた」の積み重ねで子どもの能力がぐんぐんと!

応募期間:2019年4月26日(金)~6月27日(木)まで

comming soon

【第3回】

絵本ナビユーザーのお子さんが試しました!「toio」体験レポート

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
この記事の関連キーワード
人気連載
JavaScriptをOnにしてください