スタイルトップ  >  育児情報誌miku   >   miku20号 2010年春号   >   ベビーマッサージを楽しもう
miku20号 2010年春号

ベビーマッサージを楽しもう

赤ちゃんもママも心地いい! 親子の絆を深めてくれる!

赤ちゃんとのスキンシップに、ベビーマッサージを始めてみませんか?赤ちゃんの心の安定はもちろん、ママにとってもリラックス効果があります。基本的なマッサージのやり方や注意すべきポイントについて、ベビーマッサージアドバイザーの岡千夏さんに教えていただきました。

岡 千夏さん


ベビーマッサージアドバイザー、ベビマーズ代表。 看護師という経験を活かし、赤ちゃんの身体やメンタルへの影響を理解した上で、気軽に続けられるベビーマッサージの指導を行っている。田園調布と自由が丘にて定期的にレッスン開講。 
ベビマーズ http://www.e-babymassage.jp
 

赤ちゃんの心と身体の成長に  ママの精神にもプラスの効果

着替えや入浴後など、赤ちゃんのお肌にタッチする日常の機会に、ベビーマッサージを取り入れてはいかがでしょう。マッサージを行うことで赤ちゃんは気持ちが安定し、よく眠るようになる、ミルクの飲みが良くなる、便秘が改善されるなどの変化が現れてきます。適度な運動にもなるので、免疫力が強くなったり、身体の発達を促し、柔軟性、バランス感覚、姿勢を整えるうえでもプラスの効果があります。   
 
ママにとっても、赤ちゃんにタッチするマッサージの感覚は心地いいもの。とてもリラックスでき、笑顔やかわいい声に癒されて、赤ちゃんに対する愛情がいっそう深まります。全身の様子をよく観察できるので、赤ちゃんの体調や気分にすぐ気づくことができますから、母親としての直感が磨かれ、育児に対する自信にもつながるでしょう。
 
もちろんパパにもおすすめです。赤ちゃんと触れあうきっかけになり、コミュニケーションをとることが楽しくなります。ベビーマッサージを機に意識が変わり、パパが育児する機会が増えたり、夫婦の絆が深まったというご家庭がたくさんあります。

スキンシップを続けると家族の絆と信頼が深まる

お風呂上がりに、赤ちゃんの肌に保湿剤を塗るママは多いでしょう。ベビーマッサージに使用するピュアオイルは、適度な保湿を与え、皮膚のバリア機能を補ってくれるので、乳児湿疹やおむつかぶれのある赤ちゃんのスキンケア対策にもおすすめです。
 
ベビーマッサージは赤ちゃんと向き合う大事な時間。他の人とのおしゃべりはやめ、赤ちゃんの顔を見て視線を合わせながら、「気持ちいいね」「これはあんよ」と、声をかけながら行いましょう。赤ちゃんが好きな歌を歌ってあげるのもいいですね。
 
基本のポイントさえ抑えたら、方法や順番にこだわることはなく、赤ちゃんの喜ぶ部位から始めて、やりやすい順番に行い、嫌がるようなところはやらなくて構いません。赤ちゃんの様子を見ながら、マイペースで楽しく行うのが一番です。
 
赤ちゃんはもちろん、ママやパパも、お互いに心が満たされるベビーマッサージ。続けていくことで、親子の絆と信頼が育まれ、子どもが成長してからも自然にスキンシップが図れるようになるでしょう。赤ちゃんを囲んで、家族の笑顔がさらに広がります。

ベビーマッサージをやってみよう!

始める前の準備

赤ちゃんが寒くないよう暖かい室温に。小さめのタオルを胸にかけるのもOK。
空腹で泣かないようミルクを少し飲ませて。お腹いっぱい飲んだら1~2時間後に。
テレビは消し、携帯電話も鳴らないようセット。安らげる音楽をかけても。

・タオルは身体の下に敷く1枚と、おしっこした時の予備にもう1枚用意。
オイルはすぐに足せるポンプ式のボトルがおすすめ。または小皿に出しておいて。

マッサージのやり方

オイルをたっぷり手につける(少ないと皮膚が引っ張られ刺激になるので、肌がテカテカするくらいを目安に、少ないと感じたら足していく)
赤ちゃんに「マッサージ始めるよ♪」と声をかけてスタート。
順番はあくまでも目安。どこから始めてもOK。

脚のマッサージ 左右どちらからでもOK。以下は左足からの場合。

❶右手で赤ちゃんの左足首を下から支え、左手の親指を赤ちゃんの右の脚の付け根に当て、軽く外側へ絞るように回したら、そのまま足首までまっすぐ滑らせる。
❷左手で太ももをくるくると外側へマッサージ。

❸親指で赤ちゃんの足の裏を押して、足首が直角になるようにし、ふくらはぎをくるくるなでる。

❹ひざが外へ向いていることを確認しながら、右足の内くるぶしをおへそに近づける。少し右のお尻を持ち上げて、お尻をくるくるなでる。

❺そのまま左右に揺らす。
※1~5の流れで反対の足も同様に行う。

股関節のマッサージ

❶赤ちゃんの両足首を下から支え、自転車こぎの要領でひざを屈伸。

❷赤ちゃんの両足の裏を合わせ、おむつ替えの要領でおへそに近づけ、もう一方の手でお尻全体をくるくるなでる。

❸脚の付け根から足先までなでおろし、左右にゆらゆら揺らして、両脚をリラックス。

おなかのマッサージ

❶赤ちゃんのおなかに手を横向きに置き、手の重みだけで赤ちゃんを左右に揺らす。

❷手を縦に置き、手の重さだけで時計回りになでる。

首・胸・腕のマッサージ

❶両手を赤ちゃんの胸に置き、肩までなで上げハートを描くようにして戻る。

❷赤ちゃんの肩に手を置き、肩から指先までなで下ろす。

 

❸赤ちゃんの腰に手を置き、上に滑らせ、脇の下を通って、腕を真横に開いていく。
 

❹腕を開いたときに顔を近づけると、赤ちゃんはごきげん。最後に再び、肩から指先までなで下ろす。
 

背中のマッサージ

❶うつぶせにして赤ちゃんの肩骨に両手を横に置き、手を交互にして背中からお尻までなで下ろす。

 

❷手をカップ状に丸め、背中の上からぽんぽんと軽くたたく。
 

❸お尻を中心に円を描くように、くるくるなでる。
❹背骨の両側を縦に滑るように足先までゆっくりなで下ろす。

体験しました!

 

渡辺春奈ちゃん(6カ月)と英恵ママ
思ったより簡単にできて、楽しめました。赤ちゃんの身体の様子もチェックできるので、さっそく家でもトライして、日課にしたいと思います。
 

こんな時はマッサージを控えて!

赤ちゃんが泣いたら、そこでストップ

泣いてしまったら、抱っこして感情を受け止めて。マッサージが嫌になってしまうので、無理に続けなくてOK。

 

他の人とのおしゃべりは控えて

1対1の関係で、集中して取り組むことが大切。赤ちゃんの顔を見ながら、たくさん声をかけてあげて。

 

ママ・パパ自身が十分リラックス

行う側の緊張感は、手から赤ちゃんに伝わってしまうもの。始める前に手をぶらぶらして力を抜き、何度か深呼吸を。

 

おしっこやウンチをしても慌てずに

裸ん坊でリラックスすると、おしっこやウンチをすることも。大声を出すと、赤ちゃんが緊張してしまうので、冷静に対応を。

 

終了後は十分な水分を与えて。

ベビーマッサージは結構な運動に。喉もかわくので、ミルクを十分飲ませ、ゆっくり休ませて。

 

オイルは天然100%がおすすめ
肌への摩擦を与えないように、オイルを使って。初めて使うオイルは、肌に少しつけて様子を見て、大丈夫なら使うこと。

マッサージする時はここに注意!

予防接種を受けた直後
体調が変化しやすいので念のため1日様子を見て、再開後も接種した箇所は避ける。接種前のマッサージはリラックスできるのでおすすめ。

 

熱があったり病気のとき
発熱(目安は37.5度以上)していたり、水疱瘡・はしか・おたふく・風疹などの感染症にかかっているときは中止を。

 

湿疹が化膿しているとき

マッサージをすることで、逆にばい菌を広げてしまうことに。膿を持つような湿疹がある場合もお休み。

 

きげんや体調が悪いとき

きげんが悪かったり、調子がよくないときは、マッサージをしても逆効果。赤ちゃんからのメッセージを受け止めて。

 

撮影/福田依子

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
この記事の関連キーワード
人気連載
JavaScriptをOnにしてください