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miku20号 2010年春号

エコな布ぞうりを作ってみよう

着れなくなったTシャツを材料に

ママや子どものTシャツを利用して、布ぞうりを作ってみませんか?
素足に気持ちいい布ぞうりは、室内履きにぴったり。
布ぞうり作りの楽しさを伝えている富本羊子さんに、初めての方でもトライできる作り方を教えていただきました。

富本羊子先生


コットンビーズ代表。「おしゃれな布ぞうり屋」のサイトで、オリジナル布ぞうりや、家庭で楽しめる手作りキット等を販売。雑誌やテレビに出演のほか、布ぞうり講習会を実施。監修著書に『30 分でつくれる3step 布ぞうり』(大和書房)ほか。 http://www.tezukuri-e.com/ (「コットンビーズ」「布ぞうり」で検索)

足裏に刺激を与える布ぞうり 親子で編むプロセスも楽しんで

見た目にかわいらしく、肌ざわりがやさしい布ぞうりを、愛用する人が増えています。手づくり布ぞうりは、荷造り用のロープを芯にし、紐状にしたコットンの布で編んでいくというもの。履き心地がふんわりとしていて、フローリングでもパタパタと音がしないので、赤ちゃんのいる家庭におすすめです。


また、子どもにぞうりを履かせるのは、足の発達を促すことにつながります。歩くことや外で遊び回ることが少ない最近の子どもは、足の指の働きが弱く、かかとに重心が偏り、指が接地面から離れた状態(浮き指)になりがち。足裏全体で身体を支えられないので、身のこなしが悪く、運動能力にマイナスの影響を及ぼすとも言われています。足の指で鼻緒をはさむぞうりを履くことで、自然に足の指を使うことになり、足裏全体も適度に刺激されますから、室内で布ぞうりを履かせてみてはいかがでしょう。

 

古くなったTシャツを断裁して布を揃え、ロープでぞうりの土台が準備できれば、編んでいく作業は比較的カンタン。園児なら、ママの手元を見ながら真似て、編んでいく作業もできそうです。ぞうりのベースをカラフルにしたり、鼻緒の色柄を工夫して、親子お揃いでオリジナルぞうりを楽しみましょう。

Myぞうりを作ってみよう!

材料(子ども用ぞうり16cmサイズを作る場合)

 

子どものTシャツ3~4枚(大人のTシャツなら2枚程度。ぞうりの色みを考えて用意)/6~7mm(大人用ぞうりは8mmで)太さのPPロープ~ぞうり土台130cm2本、鼻緒65cm2本/鼻緒用布~110cm幅×5cm2枚

下準備

Tシャツを切り、ぞうりの布にする

 

Tシャツの身頃を裾から横に7cm幅に線を引き、カットする(裾と両脇の縫ってある部分は切り落とす)。横に引っ張って紐状にし、色の構成を考えて並べておく。

鼻緒と鼻緒立てを作る

 

鼻緒用の布を中表で半分に折り、端から5mmの位置を縫って、表に返す(※菜箸などを使うと表に返しやすい)。 2cm幅の筒状になったものをカットし、鼻緒70cm2本、鼻緒立て40cm2本にする。

ぞうりの土台を作る

 130cmのロープ端を結んで輪にし、結び目を両足の親指(またはフック)にかけて固定し、ぞうりの土台を準備する。

 

 

・ロープの下側を左手で持ち、右手をロープ下から入れて結び目を持つ
・右手の結び目を(左手の輪の部分より7cm長く)手前に引き、ねじる
・ロープの交差部分を足の親指(またはフック)側に移動し、洗濯バサミでとめる

 内側のロープ(結び目のない方)に、布を結びつける。 

 

 左手の指をロープとロープの間3カ所に入れ(a人差し指、b中指、c薬指)手前に引き、長い布をロープ下からcに通して、しっかり引き出す。

 左手の指を入れたまま、写真のようにロープの上下に布をくぐらせていく。同様に3段目まで編む。

 左指を抜き、全体を手前にゆるみがないよう引き寄せ、丸くなるように整えたら、つま先が完成。
 

 同じ要領で編んでいく。編み終わりは必ずbに来るようにして、裏側に3cm位残す。次の布は隣(aかc)に裏側3cm出して編み始める。

 同じ要領で編み進み、作るサイズの2cm前(この場合14cm)まで編んだら、洗濯ばさみを外してロープを一つにし、片方の親指(またはフック)にかける。徐々に幅を狭めながら4~5段編み、中指(b)の列裏に5cmほど出して編み終わる。
 

 つま先側ロープの結び目をほどき、土台を抑えながらロープを左右1本ずつ引っ張る。この時、かかと側のロープは指1本入る程度残す。

 編み終わりの布端をロープの交差部分に表側から差し込む。

 かかと側のロープの輪が隠れるまで、つま先側のロープを引っぱり、土台完成。裏側の飛び出した布端は2cm位に切って、ハサミの先(マイナスドライバー等)を使い編目に入れ込む。

鼻緒をつける

 ロープを布の中央に来るように通し(布が両端少し余る)、鼻緒立てを中央に結ぶ。

 ぞうり表側のつま先から2cmの位置に、鼻緒立てを差し込み、裏返しロープをしっかりと倒して鼻緒立てで1回結ぶ。

  表から鼻緒立てを引いて1~1.5cm立たせ、履いた時に痛くないよう調整。裏返して鼻緒立てを再度結び、ロープを鼻緒立ての下で玉結びにしたら、4cm残して切る。

※子どもは鼻緒がきついと履き辛いので、1.5cmほど立たせた方がベター。

 表に返し、かかとから4~5cmの位置に鼻緒を差し込んだら、鼻緒の端を表に回して、もう一度同じところから入れる。

 裏返し、鼻緒の布をたぐり寄せて余分なロープを切り、左右の鼻緒を2回しっかり結ぶ。

 土台からはみ出た鼻緒と鼻緒立てを切り、ロープを編み目に入れ込んで、できあがり。

※ロープの玉結びの部分は、履かせる前にママが踏んでつぶすと履きやすくなる。
※初めて布ぞうりを履く際は、フローリングの床や段差、階段の上り下りには十分注意を。

 

撮影/福田依子

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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