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miku41号 2015年夏号

火と水の大切さを感じられる アウトドア体験をしてみよう!

外遊びの延長として、親子でアウトドア体験をしてみませんか?日頃忘れてしまいがちな火や水の大切さを体感できたり、災難時にも役立つ知識も得られます。何よりおいしい空気を吸って自然と一緒に共存する時間は、子どもたちにとっても貴重な体験になるはず!

寒川一さん


玩具メーカー勤務を経て、神奈川県横須賀市でアウトドアショップ「3kno(t サンノット)」を開業。以来、三浦半島を拠点に独自のアウトドアサービスを展開。湘南ビーチFM、FM横浜などでアウトドアレポートを受け持ち、雑誌などでも広く活躍中。防災アウトドアプログラム「STEP CAMP」を発表し、行政や民間企業からも注目を受ける。

協力/STEP CAMP BASE
神奈川県三浦市三崎町小網代1095−30
アウトドアにおける衣食住のスキルを楽しくわかり易いプログラムにして、いざというときに備えながらアウトドアライフを楽しめるワークショップを多数開催。夏季は海の家「さざなみ」としても営業。
 

キャンプを楽しみながら自然と“備え”を身につける

ピクニックやキャンプといった外遊びの楽しい季節。親子でアウトドア体験を!と考えている人も多いでしょう。アウトドア体験とひと口に言っても、日帰りBBQ からバックパッカーまで、さまざまなものがありますが、今回、ミク探険隊では、災害時に役立つアウトドアのノウハウを、楽しく、実践的に学べる『防災キャンププログラム』に参加してきました。
 
火や水などの資源の大切さを感じながら、お米を炊いたり、灯りを確保したり。さぁ、我らがちびっこミク探険隊は、自然の中でどんなことを学んだでしょう?

 

「防災に役立つ知識を学びましょうというと堅苦しくなってしまいますが、もともとアウトドアライフには、防災にも役立つノウハウがたくさん詰まっています。キャンプを楽しく体験することで、自然に災害時ノウハウが身につくと思いますよ」とは、『STEP CAMP』の代表、寒川一さん。「キャンプというと、どうしてもパパに頼りがちになると思いますが、いざという時はパパが仕事で不在だったり、家族が離れているかもしれません。ですから、ママや子どもたちにも日頃からキャンプ体験でノウハウは習得しておいてもらいたいですね」とおっしゃいます。楽しみながら、備えていくということですね。

 

[用意するもの]


ガスバーナー、ナベ、ライター、チャック付きポリ袋、お米40g+飲める水50m(l おにぎり一個分)ナベの中の水(分量外)は飲料でなくてもOK。ポリ袋が浸る程度に入れる。

 

おにぎりフレーバーを色々と用意すると楽しいよ♪ アイディアひとつでレトルトカレーを入れたり、出汁を入れて炊き込みご飯味にしたりと、いろいろなバリエーションを。

 

1.お鍋のお水(分量外)を用意する

 

2.チャック付ポリ袋に、一人分のお米40gときれいなお水50mlを入れる。
3.袋の口を閉じる。※お鍋の中であたたまると空気が膨張してくるので、空気があまり入らないように閉じます。袋はフリーザー用のものの方が丈夫でオススメ!

 

4.コンロ、ソロストーブなどの火力を用意。ガスカセットの種類を選ばず、コンビニエンスストアなどで手軽に入手できるカセットを使ったコンロがあるといざというときに便利です。

 

5.お鍋で分量外のお水を沸かし、お米とお水の入ったチャック付ポリ袋を入れる。

 

6.約15分を目安に炊き上がります。袋の中の水分がなくなっていればOK! 時間にゆとりがあれば、蒸らしたほうがおいしくいただけます。

 

7.袋の口を開けて、おにぎりの具をプラスして、少しご飯を冷ましてから…
 

 

8.袋の上からにぎって、おにぎりの完成!
 

 

[用意するもの]


サランラップ、カプセル、マジックテープ付きバンド、ペットボトルキャップ、ボタン電池(今回使ったのはCR2025-3V)、LED豆電球(足付き)、マジックテープ(接着糊付き)

 

 

1.マジックテープ付きバンドを頭囲にあわせて切り、ヘッドバンドを作る。
2.ヘッドバンドを止めるためのマジックテープを付ける。

 

3.カプセルの色の付いた方が、ヘッドバンドに付くようにマジックテープを貼る。
4.カラーカプセルの中面と、ペットボトルキャップにもマジックテープを貼る。

 

5.ペットボトルキャップの上に10~15cmほどの食品保存ラップを敷き、その上からボタン電池を立てて置きながら、あまっている食品保存ラップをキャップの中に詰める。

 

6.LED豆電球の足の長い方と、ボタン電池のプラス側を合わせて、電気が点くのを確認。
7.食品保存ラップを支えにして、電気が付くように豆電球を立てる。

 

8.キャップをカプセルの中面に装着!

 

9.透明カプセルをかぶせて……

 

10.ヘッドバンドに付けて完成!
 

不便な生活の中で衣食住を確保すること

蛇口をひねれば、ずっと出続ける水。ボタンを押せば火が燃えて、スイッチ一つで灯りもつきます。ほとんどの子ども達はそんな便利な生活しか知りません。電気調理器具を使っている場合など、火を見たことがない子もいるかもしれません。
 
不便な生活の中で、どうやって衣食住を確保するか? 学ぶべきことはたくさんありますが、まずは、腹ごしらえ。きれいなお水はたった50mlしか使わないという「チャック付ポリ袋でおにぎり作り」を体験しました。
 
この日のキャンプは海沿い。「さぁ、海にお水を汲みに行こう!」、「燃料にする枝を集めるぞ!」と、子どもたちが駆け出します。
 
「例えば火を確保するのに、火おこしからしなければならないかというと、そんなことはありません。キャンプにはさまざまな便利な道具がありますから、使える道具はどんどん使えばいいんです。でも、日頃から使っていないと、いざというときに使いこなせません。ママもパパがやっているのを見ているだけではなく、ぜひご自身でやってみてください。実際にやってみて初めてわかることがたくさんあります。子ども達にも、危険だからと遠ざけるのではなく、できることから挑戦させてみましょう。絵本を読んで火があたたかいと知っている事と、実際に熱さを知っているのとでは、とっさに取る行動が変わってくるはずです」。
 
見たことのないケリーケトルが登場して、興味津々の子ども達。「火は何色?」と聞くと「赤」と言っていた子どもたちも、キャンプを通じて青や黄色い火があることを知っていくはず。
 
一度にすべては学べません。キャンプそのものが楽しいから、何度も行きたくなるし、結果的に防災ノウハウも身についていきます。親子のアウトドア体験をしに、みなさんもぜひ出かけてみませんか。

 

※電池や電球を濡らさないように気を付けましょう。小さなお子さんが一緒の場合は、誤飲に注意しましょう。
※食品保存ラップの代わりにアルミホイルを使うのは危険です。

参加しました!

子どもの「できた!」が増えました

木村明紗(めいさ)ちゃん(5歳)&初美ママ

 

これまでもおにぎりを作ってもらったことはありますが、青空の下で娘がにぎってくれたおにぎりは、最高に美味しかったです。次回は家族全員でたき火体験をしてみたくなりました!
 

寝転がって大の字になったり自然の中でのびのびできました
 

品原洸太郎くん(4歳)&京子ママ

 

お天気、ロケーションも抜群によく、自然の中でとても気持ちいい&楽しい時間を過ごせました。LEDライト作りは息子にも簡単に作れ、驚きました。暗闇に行くのも楽しくなったようです(笑)。

 

知恵があれば不便を変えることができるんですね!

高橋虎央(こお)くん(4歳)&恵ママ

 

身近なもので、生活を維持できる知恵っていろいろあるんですね!少量の飲料水での炊飯方法など、知恵を教えられるキャンプは最高だと思いました。次は、パパを巻き込んで、家族総出でキャンプをしたいです。

 

撮影/長尾浩之 取材・文/山田治奈

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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