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miku43号 2015年冬号

商店街めぐりで、自分の街を知ろう!

地域に出かけよう!つながろう!

自分たちが暮らす街の商店街で、お買い物をしていますか?お肉屋さんにお魚屋さん、八百屋さん……と夕飯の買い出しに1軒1軒、子どもを連れて買い物をするのは確かに大変かもしれません。でもそこには、子育て世代の私たちに必要な発見が、きっとあふれているはずです。

吉田いつしさん


エディトリアル・デザイナー。書籍の装幀や雑誌のデザインをしながら、雑誌『散歩の達人』(交通新聞社)の取材記事を担当したり、散歩のフリーペーパー『路地と道くさ』を発行している。 
http://www.tostlab.jp/

取材協力: 寿屋豆腐店/東京都杉並区西荻北3-26-6 魚庄/東京都杉並区西荻北2-26-5 肉のニシジマ/東京都杉並区西荻北2-12-4  八百松/東京都杉並区西荻北3-1-6
 

地域の人との触れ合いを感じられる暮らし方

スーパーでの買い物は、品揃えや利便性といった点で魅力です。一方で現在、全国の地域で「商店街の魅力」が見直されています。その魅力とは? 今回は、日頃商店街であまりお買い物をしていないというミク読者のみなさんを中心に、「商店街をめぐり隊」を結成。JR 中央線・西荻窪(東京)の街を探険してきました。さて、どんな「子ども達の発見」が待ち受けているかな? 出発前から、「どんなお買い物しよう?」「何があるかな?」と子どもたちのワクワクが伝わってきます。

 

本屋さんや飲食店を通り過ぎ、最初に立ち寄ったのは八百屋さん。野菜や果物だけでなく、自家製のぬか漬けやお惣菜に子どもたちの目が行きます。見たこともない糠ぬか。「糠ってなぁに?」そんな会話をしていたら、「おじさん、これください!」と一人がミニトマトを差し出します。すると、「私も買いたい」「僕も!」とみんなお買い物を始めました。「ほら、お釣りだよ。レシートもちゃんと受け取ってね」とおじさん。手から手へ、自分でお金を渡してお買い物をするのがとにかく楽しそう。

ぐるっと商店街を練り歩きながら、巨大なお肉のかたまりがおいてあるお肉屋さんと、店先でお魚をさばいている昔ながらのお魚屋さんへ。

 

「買い物してくれると、顔なじみになるでしょう。そうすると子どもたちだけでも立ち寄ってくれるようになってね、おじさんこんにちは! なんて挨拶するの。今日はこんなことがあったよ、っておしゃべりしていく子もいるし、しばらくあの子見ないなぁ、なんてこっちも気になってくるしね」。

 

パパ&ママのなかには、子育てをしてはじめて、地域の人とのつながりの大切さを認識した人もいるでしょう。

それはこんなあいさつの積み重ねが土台となっていくのかもしれません。商店街は、ただ必要な物を買う場所ではなく、触れ合いが生まれる場所でもあります。西荻窪の商店街の店頭には、椅子が置いてあるお店も多く見受けられました。

お豆腐屋さんは「何度か買い物に来てくれている家なら、この家は絹、木綿ってこっちが把握しているからね。子どもだけでお買い物に来ることもあるよ。お互い顔がわかってるっていうのは、安心できる
よね」と言います。

親子の共通認識に活用できるご近所マップ作り

商店街めぐりには、地図作りのスペシャリスト、吉田いつしさんにも同行していただきました。
 
「地図は、人に伝えるためのツールです。大人が知っている事、例えば子どもに守ってもらいたい安全ルールについて伝えることもできます。子どもと一緒に街の事を振り返り、再確認するために作ってみると、子ども目線の情報が得られたりして面白いですよ」。
 
自分の街を知ることは、安心&安全のための第一歩。

 

細かく書き込む必要はなく、子どもに知ってもらいたい最低限の情報を盛り込みながら、親子で街について話すことができればよし!としましょう。だから、作り方も自由です。
 
今回は、みんなで合作の地図制作。道を微調整できるように、ビニールテープを道に見立てて画鋲でとめながら作ってみました。地図を作ってみると、その街に愛着が持てるようになるようです。親子でぜひ、街めぐりしたり、地図作りしてみませんか。

参加しました!

天野えいとくん(5歳)&ようやくん(6カ月)&さやかママ


一尾丸ごとのお魚を見たり、お店の方とおしゃべりしたり、楽しそうな子どもの姿を見ることができて親としてもうれしかったです。初めてのおつかいも、馴染みの商店街なら安心して行かせてあげられますね。

船橋鈴花ちゃん(4 歳)、奏介くん(4 カ月)&恵ママ


商店街を子どもと一緒に歩くのは初めてでした。お豆腐屋さんに自分から「お豆腐は何でできているの?」と質問したり、「バスに気を付けようね」と確認しながら歩いたり、子どもたちもイキイキしていました。

柏井理緒ちゃん(5歳)、亮人くん(2歳)&美和ママ


これから自分の世界がどんどん広がる子ども達と、ただ歩くのではなく、どんなことに注意をしたらいいのかを家族で話すきっかけになりました。今度、自分たちの暮らす街の地図も作ってみたいと思います。

 

撮影/長尾浩之 取材・文/山田治奈

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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