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miku 48号 2017年春号

わらべうたを親子で楽しもう!

いつでもどこでも、おててで遊べる

赤ちゃんがご機嫌斜めのとき、公共の場で順番を待つ時など、わらべうたや手遊びで落ちつかせることができます。ママやパパも一緒に遊んでみましょう。長年、わらべうた音楽教室やおはなし会を開いている石川道子さんに、簡単で楽しいわらべうたを教えていただきました。

石川道子さん


幼稚園勤務の後、わらべうた音楽教室を開講。20 数年に渡り、幼稚園・小学校、児童館や図書館などでおはなし会を開き、読み聞かせやわらべうたの普及に努めている。『あがりめさがりめ』『いっしょにうたって』(いずれもこぐま社刊)など、わらべうたの絵本の編集に協力。

聞き耳を立てさせるわらべうたのマジック

 

 

わらべうたは何百年も前から、人から人へ歌い継がれてきたもの。親子や子ども同士で、手をつないだり肌を触れ合う遊びとして、日常の中に自然と溶け込み親しまれてきました。 
 
『マジック&ミュージック』と言われるわらべうた。赤ちゃんがぐずった時、おむつ替えで動いて取り替えにくい時などに、歌いながら体を揺らしたりトントン背中を叩くと、魔法にかかったようにスーッと落ち着いてくれることがあります。

 

同じ言葉でも、メロディに乗せて歌うように語りかけると、こちらに意識を向けて聞き耳を立ててくれます。つまり「言葉を聞く耳を作る(聞く準備をさせる)」というのが、わらべうたの不思議な力です。
 
ママやパパの声で聞くわらべうたは、赤ちゃんの脳の発達やコミュニケーション能力の形成にもプラスになると言われます。それは「楽しい、嬉しい」という感情が、自然と湧き上がるからこそ。目を見つめあい、肌をふれあう交流を通して、赤ちゃんに温もりと愛情という“心の栄養”を与えることができます。

「どっちん かっちん」

アドバイス メロディがなくリズミカルな節回しが楽しいうた。膝上に座らせた子どもの両脇を支え、テンポよく体を上下させてます。「おやおや---」で膝を徐々にあげて、「ざぶーん」でストンと下ろしたり高く持ち上げると大喜びします。「どっちん かっちん かじやのこ はだかでとびだす ふろやのこ おやおや おやおや おやおや ざぶ~ん」

 

「たけのこめーだした」

 

 

アドバイス 親子でじゃんけん遊びをする時に、このわらべうたを楽しんでみてください。最初にやって見せて、「『えっさっさ~』でじゃんけんね」と教えてあげましょう。

 

「たけのこめーだした」
[動き]両手を合わせて上下させる。

「はなさきゃひーらいた」
[動き]手を左右に広げて上下させる。

「はさみでちょんぎるぞ」
[動き]手をチョキにして上下させる。

「えっさ えっさ えっさっ」
[動き]手をグーにして前後にふる。
 

「さー」
[動き]じゃんけんをする。

「勝った~!」
「負けちゃった」

子どもがお気に入りのうたを繰り返し楽しんで

言葉を発しない赤ちゃんに、何を話していいかわからないという方がいますが、なんでもいいのです。生まれる前から聞いていた声は安心感をもたらします。実況中継のように「さあ、おむつを替えようね」「○○ちゃん、だーいすき」などと、自由にメロディをつけて即興で歌ってみましょう。

 

リズムや抑揚が単純なわらべうたは、同じ言葉の繰り返しが楽しく、すぐに覚えられるものばかりです。テレビや映像は一方通行。人との関わりの中で子どもは言葉を習得していきます。乳幼児期は言葉を吸収して覚えていく時期ですから、たくさん語りかけ、歌ってあげましょう。


大事なのは、目を合わせて愛情を込めて声をかけること。子どもが喜んでくれる歌を1つ2つでもいいので、繰り返し楽しみましょう。耳なじみがいいわらべうたは、聞く赤ちゃんも歌う親にもリラックス効果をもたらします。

 

ぜひママもパパも一緒に、わらべうたを親子のコミュニケーションとスキンシップのきっかけにしてみましょう。園に通うようになると、覚えたうたや手遊びを友だちや先生に教えてくれる子もいますし、園で覚えた手遊び歌を親に教えてくれる子もいます。わらべうたが、人と人をつなぐ優しい心を自然と育んでくれるのでしょう。

「こりゃどこの地蔵さん」

アドバイス   赤ちゃんの頃から年齢が上がっても楽しめる1曲。首がすわらないうちは横抱っこで、首が座ったら縦抱っこで脇を持ち、横にゆらゆら揺らしましょう。布の上に寝かせ、二人で両端を持って揺らす方法もあります。「どぼーん」で床へ下げる時は安全面に気をつけて、そっとおろしましょう。 

「いもやのおじさん」

アドバイス ちょっとぐずった時などにおすすめのわらべうた。触られているとくすぐったいので、たちまち大笑いになりますよ。交代して、子どもにやってもらいましょう。
 

「いもやのおじさん いもきって」
[動き]子どもの腕を芋に見立て、手で切るような動作をする。
 

「たたいて つねって」
[動き]手の甲を軽くたたき、軽くつねる。
 

「まっくろけ」 
[動き]手の甲に円を描いてなでる。

「うえからのぼって おりてきて」
[動き]腕の上側を指先でくすぐるように、下から移動して、同じように降りてくる

「したからのぼって こちょこちょ」
[動き]腕の下側を番と同様に移動し、脇をくすぐる。
 

ほかにもこんなうたがあります♪

わらべうたを体験しました!

石川慧(さとる)ちゃん(8カ月)&美保ママ


おばあさま(石川道子さん)の歌うわらべうたが大好きで、耳にすると嬉しそうです。お風呂に入る時、おむつ替えの時などに歌うと、おとなしく聞いてくれるので助かっています。

瓦田恵吾くん(3歳)&悦子ママ


わらべうたをほとんど知りませんでしたが、歌詞もメロディもシンプルで、すぐに覚えられますね。繰り返しのうたが子どもには楽しそうでした。家でも遊んでみたいと思います。

 

撮影/福田依子 取材・文/中野洋子

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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