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miku 48号 2017年春号

苦味の体験はあせらず繰り返して

そら豆✕苦味

五味のひとつ「苦味」は、赤ちゃんには受け入れにくい味覚です。エネルギー源になる糖=甘味、ミネラルの塩味、タンパク質をつくるアミノ酸=うま味に対し、苦味は毒素を知るための味覚だからです。今回は、そんな苦味の離乳食への取り入れ方を紹介します。

 

滝村雅晴さん

 

ビストロパパ代表取締役。パパ料理研究家。大正大学客員教授。内閣府食育推進会議専門委員 。日本パパ料理協会会長飯士。4月に「47fish(ヨンナナフィッシュ)」を設立。代表取締役に就任。家庭内での魚食推進のための事業をスタート。

良薬は口に苦し?少量でも栄養たっぷりのそら豆

春の山菜、ツクシやフキノトウからも分かるように、菜の花、アスパラガス、グリーンピース、そら豆など、春に旬を迎えるものの多くには、独特の苦味があります。こうした春野菜には、冬の間体にたまった毒素を排出してくれる役割があるのですが、苦味は赤ちゃんが苦手とする口当たり。脳が苦みを毒素として認識するからと言われています。この苦味をおいしいと感じるようになるには、繰り返し味わう体験が必要です。
 
今回紹介しているレシピは、出汁のうま味やさつまいもの甘味を利用して赤ちゃんにも食べやすいように工夫をしています。でも残したら無理強いはせず、また次の機会に体験させてあげましょう。苦味は、繰り返し体験することで「おいしい」という感覚になっていく味覚です。

初期 そら豆和風だしペースト

[材料]

 

そら豆     6個
昆布出汁     小さじ2
 

[作り方]

 

そら豆をやわらかく茹でて皮をむき、すり潰し(または裏ごし)て、出汁と和える。

中期 そら豆の豆腐和え

[材料]

 

そら豆                         4個
絹ごし豆腐                  40g
野菜出汁または昆布出汁         小さじ1
 

[作り方]

 

そら豆はやわらかく茹でて皮をむきすり潰す。豆腐は熱湯で
さっと茹でてすり潰す。
そら豆と豆腐、出汁を和えてできあがり。

後期 そら豆のリゾット

[材料]

 

昆布               4cm
そら豆              3個
にんじん              20g
ごはん                  40g
野菜の茹で汁       120cc
 

[作り方]

 

鍋に水(分量外)と昆布を入れて沸騰させ、そら豆、にんじんを加えやわらかくなるまで茹でる。茹で汁はとっておく。
そら豆とにんじんを粗みじん切りにする(そら豆は皮をむいてから)。
別の鍋にごはん、①の野菜の茹で汁120ccを入れて弱火でごはんをつぶしながら煮込む。

器に③をよそい、②をのせる。

(上)●後期 (左下)●中期 (右下)●初期

完了期 そら豆のパングラタン

[材料]

 

そら豆                2個
さつまいも         30g
豆乳                    大さじ2~3
パン                    1枚弱※パンの耳は除く
ピザ用チーズ     適量
 

[作り方]

 

そら豆、さつまいもを茹でて、それぞれ皮をむく。
①を小さく切り、豆乳と和える。
パンをちぎって耐熱容器に入れ、②を加えてピザ用チーズをかける。オーブントースターでチーズに焼き色がつくまで焼く。

 

 

離乳食であまったそら豆は、無調整豆乳(100cc)+バナナ(1本)+ヨーグルト(大さじ2)を基本に加え、茹でたにんじんやさつまいもを好みでプラスしてスムージーなどにするとおいしくいただけます。

 

撮影/高野長英 取材・文/山田治奈

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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