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miku 52号 2018年夏号

育休制度を知って活用しよう!

2020年までにパパ育休13%が政府目標!

育児休業(育休)を取得する男性がやっと5パーセント(2017年厚生労働省)を超えました。働き続けたいママにとっても、パパが育休取得するかどうかは大きなポイントにもなります。育休制度や使える制度をしっかり確認して、わが家にあった利用方法を考えてみましょう。

最長2年まで育休延長育児目的休暇の努力義務化

育休は原則、子どもが1歳になるまでの期間に、連続した1回だけ取得できる制度です。ですが、「パパ・ママ育休プラス」という制度を使って、パパとママが育休を取得すると1年2月までの1年間取得できます。

 

さらに改正育児・介護休業法(2017年~)により、育休を「子どもが最長2歳に達するまで」延長できることになりました。これは子どもが保育園などに入れないなどの場合によるもので、会社への申出が必要です。

 

「育児目的休暇」は、「就学前までの子がいる労働者が育児にも使える休暇」です。具体的には、配偶者出産休暇や、子どもの行事参加のための休暇、ファミリーフレンドリー休暇などです。「努力義務」とされているので取り入れていない企業もまだ多くありますが、労働人口の減少に伴って、企業も働きやすい職場作りを進めており、新たに子育てと仕事を両立しやすい休暇を新設する企業も増えそうです。働いているパパママも、同僚などと一緒に、企業に相談したり要望を出すなどしてみてもいいかもしれません。
 

子の看護休暇」は子ども1人に対して年5日、2人以上は10日が認められていますが、これを半日単位で取得することができるようになりました。企業によっては数時間単位で取得できるところもすでにあるようす。共働きの場合は夫婦それぞれが取得できますから、子どもが病気のときに、活用しましょう。

2017年10月に全面施行された改正育児・介護休業法のポイント

 

 

育児をしながらパパやママが働きやすいように、育児・介護休業法が改正されました。

ポイント1 最長2 歳まで育児休業の再延長が可能に

 

1 歳6カ月時点で保育園などに入れないなどの場合には、会社に申し出るこ
とにより、育児休業期間を最長2 歳まで再延長できます。
育児休業給付金の給付期間も2 歳までとなります(ハローワークなどに確認)。    

 

ポイント2 育休目的休暇の導入を促進

 

未就学児を育てながら働く方が子育てしやすいよう、育児に関する目
的で利用できる休暇制度を設ける努力義務が創設されました。
例)配偶者出産休暇制度、ファミリーフレンドリー休暇、子の行事参
加のための休暇など
 

 

ポイント3 子どもが生まれる予定の方に育休制度などを伝える

 

事業主は、働く方や配偶者が妊娠・出産したことを知った場合に、
個別に育休に関する制度(育休中・休業後の待遇や労働条件など)
を知らせる努力義務があります。
 

育休取得パターン

主な育休取得パターンを紹介します。夫婦で我が家の育休取得戦略を相談しましょう。
※パパ・ママ育休プラスの適用になっても、育休取得期間は1年間です。

パターン1

パパとママが交代で育休を取るケース。

 

「パパ・ママ育休プラス」となり、1歳2カ月までの取得が可能。
上記は1歳でのバトンタッチですが、もちろん1歳前にバトンタッチするケースも。
 

パターン2

パパとママが一緒に育休を取るケース

 

「パパ・ママ育休プラス」となり、1歳2カ月までの取得が可能。
パパとママが育休を重ねて取ることにより、育児や家事のバトンタッチや、ママの仕事復帰がスムーズに

パターン3

祖父母連携のケース

 

祖父母が子供の面倒を見てくれる期間は、パパとママが共
に働き、交代で育休を取る。
夫婦での育休取得のため「パパ・ママ育休プラス」となり、1 歳2 カ月までの取得が可能。

パターン4

パパが育休を2回取得するケース

 

育休は連続1回ですが、パパが産後8週以内に育休を取得すると、もう1回育休取得できる。

育休中の給付金は給料の約8割

「育休を取ると給与が出なくて、家計が苦しくなる」と考えている方も多いかもしれませんが、育児休業給付は休業開始後6カ月間まで休業開始前賃金の67%が給付されます(2014年の雇用保険法の改正による)。


育児休業給付は非課税で、育休期間中は社会保険料の免除があるので、実質的な給付率は約8割程度となります。これはパパママそれぞれに支給され、また、育休を同時期(重なった期間)に取得しても支給されす。夫婦でうまくバトンタッチすれば、約1年間の育休取得期間中の給与は約8割が保障されるということになります。


妊娠中の場合には、育休取得をどのタイミングにするか、産後でも1歳まで(状況に応じて2歳まで)は育休取得できますからを、ぜひ我が家はどうするかを夫婦で話し合いましょう。
 

 

取材・文:高祖 常子

取材協力:厚生労働省雇用環境・均等局職業生活両立課

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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