現役プロの貴重なインタビューが満載! 『決定版 夢をそだてるみんなの仕事300』
卒園・卒業文集の定番テーマといえば「将来の夢」。小学校では、「キャリア教育授業」といって、総合や社会、道徳の授業など、折に触れて「働くこと」や「仕事」について学習する機会が度々あります。
そこで役に立つのが、実際にその仕事をしている人へのインタビューをまとめた、『決定版 夢をそだてるみんなの仕事300』! 親も初めて知ることがいっぱいつまった、お仕事読本の決定版とも言える本書の魅力を、たっぷりご紹介します。
プロスポーツ選手からユーチューバーまで、300種の仕事の情報が1冊に!
小中学生に向けての新しい仕事選びの本。子どもたちが将来なりたい仕事を探せるように、300種の職業を紹介します。大谷翔平選手や、羽生善治棋士、是枝裕和監督など各界のプロフェショナルにインタビューし、実際の仕事について説明していただきました。医師、パイロットなど昔から人気の仕事ほか、ユーチューバーやウェブディレクター、ロボットクリエイターといった新しい仕事も網羅して、これからの時代に夢を叶えるための一冊となっています。どんな仕事か、なぜその職についたのか、何が楽しく、何がつらいのか。豊富なイラスト・写真で仕事内容を詳しく紹介します。対象年齢:小学校高学年~中学生。総ルビ付き。
■主なインタビュー/大谷翔平(野球選手)、森重真人(サッカー選手)、鈴木愛(ゴルファー)、福永祐一(騎手)、羽生善治(将棋棋士)、梅原大吾(プロゲーマー)、平原綾香(歌手)、坂井真紀(俳優)、梶裕貴(声優)、冨永愛(モデル)、小川典子(クラシック演奏家)、春風亭昇太(落語家)、サンドウィッチマン(お笑い芸人)、是枝裕和(映画監督)、鴻上尚史(舞台演出家)、細田守(アニメーション監督)、荒川弘(まんが家)、綿矢りさ(作家)、新井洋行(絵本作家)、松岡純正(ユーチューバー)、桝太一(アナウンサー)、天達武史(気象予報士)、坂茂(建築家)、高橋智隆(ロボットクリエイター)、梶田隆章(研究者)、藤川大祐(大学教授)、真鍋真(学芸員)、安河内哲也(塾講師)、菊間千乃(弁護士)、野崎洋光(日本料理人)、高橋和義(美容師)、油井亀美也(宇宙飛行士)、渡部潤一(天文台職員)、ANAパイロット、ANA客室乗務員、JR東海新幹線運転士、横浜ズーラシア飼育員、鴨川シーワールド飼育員、朝日新聞記者、バンダイナムコのゲームプロデューサー、ヤフーのウェブプロデューサー、東京ディズニーリゾートのアトラクションキャスト、帝国ホテルのフロント支配人、清水建設の土木技術者、NTTデータ通信のシステムエンジニア、本田技研工業の開発責任者、ハウス食品の商品開発担当、ナルミヤ・インターナショナルのファッションデザイナー。その他、医師、看護師、介護福祉士、警察官、検察官、消防士、外交官、地方公務員、教師、保育士などのインタビューも掲載! (敬称略)
動機や実際やっていることなど、仕事の実態が見える充実のインタビュー
『決定版 夢をそだてるみんなの仕事300』は、実際にその職業で働いている人にインタビューをして、仕事についてわかりやすくまとめています。
1その仕事をしてみようと思ったキッカケ
2実際にその仕事につくためにやったこと
3現在、どういう仕事をしているか
4仕事をしているときの苦労や楽しさ
5仕事をする中で、自分としてがんばっていること、注意していること
6仕事を通じて、みんなに知ってもらいたいこと
実際にお仕事をしている人のお話だから、説得力はバツグン! 特に「実際にその仕事につくためにやったこと」は、これからその仕事をやりたいと思っている人にはすごく参考になります。
こちらは今話題の、大谷翔平選手のインタビュー記事。野球だけでなく勉強もがんばったことや、野球がうまくなるためにどんなことをしたかなど、テレビでプレーする姿を見るだけではわからないことがいっぱいです。なんだか、華やかな世界の裏側をちょっとのぞき見したみたいで、ドキドキしますね。
一方で、自分の生活に密着している身近な職業も、たくさん紹介されています。例えば、女の子のあこがれの職業「パティシエ」のページを見てみましょう。
パティシエを目指したのは24歳のときと書いてあるので、「なーんだ、小学生のころから決めなくてもいいんだ」と、思わずほっとします。でも、専門学校に通ったりフランスに留学したりして勉強したことや、フランスでの苦労を知ると、「大変そうだな」と感じます。それでもその仕事を続けている、強い気持ちを知ることで、「ぼく、わたしだったらできるかな?」と、今の自分に引き寄せて考えることができます。
絵本ナビのおすすめは、もちろん「絵本作家」さん!
『どじにんじゃ』(講談社)や、『あけて・あけてえほん れいぞうこ』(偕成社)、「いろいろ ばあ」シリーズ(えほんの社)、『みず ちゃぽん』(童心社)など、たくさんの絵本を描いている、新井洋行さんが登場しています。
また、「ユーチューバー」や「プロゲーマー」など、比較的新しくて、子どもたちからも注目されている仕事も紹介されています。親世代ではなかった職業ですが、「実際にどんなことをしているのか」や「仕事の苦労」などが語られているので、親子で読んでもおもしろそうですね。
自分の知っている仕事を調べたり、お父さんやお母さんの仕事を探してみたりと、興味があるページから自由に読んで楽しめます。
目的の仕事が探しやすい! 3つの工夫
社会での役割がわかる8つの章立て
仕事は8つの章に分けて紹介されています。
第1章 人を助け、守る仕事
第2章 くらしをささえる仕事
第3章 自然にかかわる仕事
第4章 人を楽しませる仕事
第5章 人に伝える仕事
第6章 人を育てる仕事
第7章 ものをつくる仕事
第8章 国、宗教、宇宙に関する仕事
章のタイトルを読むだけで、その仕事が社会でどんな風に役に立っているのかがわかるので、「なんとなくこんな感じ」というぼんやりとしたイメージでも、目的の仕事が探せます。
働く場所でわかる! イラストでお仕事さがし
「病院」や「テレビ局」など、1つの場所でいろんな仕事がある場合は、わかりやすいイラストで説明されています。仕事の内容だけでなく、どんな場所で働いているのかもイメージしやすいですね。
1つのプロジェクトで協力し合う仕事を関連付けて紹介
複数の職業の人が協力して、1つのプロジェクトを成功させるという仕事のスタイルがあります。ゲームを作る「ゲームプロデューサー」のページを見てみましょう。
同じページに、ゲームプロデューサー以外にも、ゲーム制作にたずさわる仕事が解説されています。「ゲームをつくる仕事をしたい!」と思っていても、実はいろんな役割の仕事があり、いろんな関わり方ができるのがよくわかります。1つのゲームにこんなにたくさんの人が関わっていることがわかると、次からゲームをするときの気持ちも、ちょっぴり変わるかもしれません。
いかがでしたか?
2000年ころから「2分の1成人式」という、10歳を迎える小学4年生で「自分の将来の夢」などを発表する授業が行われる小学校が増えてきたそうです。もし、自分の夢がイメージできない、わからないという場合は、『決定版 夢をそだてるみんなの仕事300』を読んで、自分の将来について考えるヒントにしてみてはいかがでしょうか。
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