ケーキがまさかの大変身!? さわって楽しい『くまのケーキやさん』
幼児期になると「おしごと」に興味を持つ子が増えてきます。この時期の子の「なりたいもの」は、単純に「自分の好きなこと」。実は子どもの「好き」な気持ちは、赤ちゃんのころから育ててあげることができるんです!
東京書店の「ドキドキわくわく おしごと絵本」シリーズは、親子で絵本を楽しみながら子どもの「好き」を育てるのにピッタリの、しかけ絵本です。
思わずさわりたくなるキリヌキのしかけ
ふわふわしていてかわいらしい動物や、おいしそうな食べ物を描いたのは、『ぴよちゃんのかくれんぼ』や『ピヨピヨだあれ?』などの「ぴよちゃん」シリーズ(学研)を手がけた、いりやまさとしさんです。『くまのケーキやさん』には、数多くの赤ちゃん向けしかけ絵本を手がけた、いりやまさん流のしかけや工夫があります。
しかけ① 見てさわって味わうフルーツケーキ!
『くまのケーキやさん』には、おいしいケーキを買いにどうぶつのお客さんがやってきます。表紙はケーキやさんの入口。ドアの窓から、白いコックさんのぼうしをかぶったパティシエくまさんが見えます。
ページをめくると、おいしそうなケーキが登場! ページがケーキの形でくりぬかれていて、フチをさわるととんがっていたり、丸くなっていたり、いろんな感触が楽しめます。
よく見ると、お店の中にある大きな木には、ケーキと同じフルーツが!
さらにページをめくると、またまたおもしろい形のケーキと、木になったフルーツがでてきます。
あれ、さっきよりも木が大きくなっているような? それに、いちごやメロンってこんな風に木になるんだっけ? ひょっとしたら魔法の木かしらと、ケーキの大きさのように、想像もどんどんふくらみます!
くふう② ケーキが変身!
とんがったいちごや、大きくカットされたメロン。おいしそうだなと思いながらページをめくっていると、みんな「あるもの」に変身しています!
ぴったりはまった絵を見て、「だからこんな形だったのか!」と、いりえさんの発想力に大人も感心してしまいます。それにこのしかけを発見すると、何度もページを行ったり来たりして、どんな風に変わるのか確かめたくなっちゃうのもポイント。目隠ししてさわって「これはなんのかたち?」とクイズにしても楽しめそうですね。
いったいケーキがなにに変わるのか? ぜひ絵本でお楽しみください。
動画も公開中!
大好きなものへの興味から子どもの世界が広がる!
小さな子どもたちに「大きくなったらなにになりたい?」と聞くと、男の子からも女の子からも「ケーキやさん」という声があがります。きっと、甘くておいしいから大好きという気持ちや、お誕生日という特別なときに食べたうれしい思い出、ステキなデコレーションにびっくりしたなど、ケーキといっしょに味わった幸せな思い出があるからかもしれません。
その「好き」の気持ちが、子どもたちの将来の夢へとつながっていくのなら、親としては全力で応援したいもの。『くまのケーキやさん』で、子どもの「好き」をたくさんふくらませてあげたいですね。
1歳のお誕生日祝いに本物のケーキは早いかもしれませんが、絵本のケーキならだいじょうぶ♪ 絵を見て手で触って、赤ちゃんの五感を刺激しながら、繰り返し楽しめるしかけがいっぱいの『くまのケーキやさん』は、お子さんのファースト絵本にもぴったりです。
「ドキドキわくわく おしごと絵本」シリーズ
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