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ハロウィン時期におすすめの楽しい童話「ゾンビのホラーちゃん」シリーズ!

もうすぐ、ハロウィン!
今年はどんな仮装をしようか? 誰を驚かせようか?
楽しみにしているお子さんも多いと思います。

ハロウィンは元々、秋の収穫を祝い、先祖の霊をお迎えする古代ケルト民族のお祭りが起源とされています。
先祖の霊に紛れてやってくる、悪霊を追い払うために、人々は魔女やゾンビなどに仮装をしたのだそうです。

もしかしたら、今年のハロウィンでは、仮装をした子どもたちのそばにも、本物のゾンビがいるかも……。
そのゾンビは、緑がかった灰色の肌に、紫のくまができたまん丸の目をした、女の子のゾンビで、人間の友だちがほしくてやってきた「ゾンビのホラーちゃん」かもしれません。

こんなゾンビなら友だちになりたい!

ゾンビのホラーちゃん(1) ハロウィン大作戦

ホラーちゃんはふつうのゾンビの女の子。
村の人々に見つからないようにひっそりと暮らしていますが、みんなとお友だちになりたくって……。
秋になり、おばけの仮装をするお祭りに参加することに。

ちょっぴり怖くて、とびきりキュート! 『ゾンビのホラーちゃん』の魅力

絵本はそろそろ卒業……? 小学校低学年から楽しめるカラーの読み物です。

「絵本は大好きだったけど、文字が多い本は読まなくなって……」
小学校低学年のお子さんを持つパパママの心配事のひとつがこの「本離れ」だと思います。
『ゾンビのホラーちゃん』は全てのページにカラーの楽しい絵が載っている「幼年童話」。
絵本より、もう少し長いおはなしが読めるようになったお子さんも、楽しみながら最後まで読むことができます。

カラーのイラストで手に取りやすい!

実はホラー好き? 子どもの好奇心を刺激するキャラクターたち。

子どもって意外とおばけや怪談が大好き。
「こわーい!」と言いながらも、「七不思議」やテレビの「怪談番組」をジッと見ているものです。
ゾンビのホラーちゃんは明るく元気な女の子。
でも、体のパーツを自由に取り外せる特技を持っていたり、
愛犬のメランコリーは、生きているのか死んでいるのか不明だったり、
おばさんの名前が「シンデルおばさん」だったり……。
物語のそこかしこに、子どもたちを夢中にさせる「ちょっぴりこわい」要素が見え隠れしています。

「お友だちになりたい」 共感を呼ぶストーリー!

ゾンビのホラーちゃんは、村の人たちに見つかってお屋敷から追い出されてしまうことを恐れるシンデルおばさんから、 誰かに見られることを厳しく止められています。
でも、村の子どもたちと友だちになりたいホラーちゃんは、子どもたちがおばけの仮装をするハロウィンに、自分もオバケのふりをして参加する「ハロウィン大作戦」を思いつきます。
子どもにとって、知らない誰かと友だちになったり、仲良く遊ぶことは、なかなか勇気のいること。
でも、ゾンビのホラーちゃんの発想力と行動力を読むと、「あの子に声をかけてみようかな……」「遊ぼう?って誘ってみようかな?」と勇気づけられる子も多いと思います。

ホラーちゃんは村の子どもたちと友だちになれるでしょうか……。

1冊読んだらこちらもオススメ! シリーズ第2弾。

招待状を持って現れた、わがままデーモン。 彼の来訪後、オソロシ屋敷で次々と不可解なことが!

ゾンビのホラーちゃん(2) わがままデーモン

ホラーちゃんはふつうのゾンビの女の子。
シンデルおばさまと楽しく暮らしています。
ある日、いとこのデーモンが訪ねてくると、おばさまの姿が見当たりません。
彼は何か秘密を知っているのかな?

「ゾンビのホラーちゃん」第3弾

雪が降る金曜日の夕暮れに窓を叩く音 「早く部屋に入れてよ!」と現れたのはゆうれいだった!

ゾンビのホラーちゃん(3) ゆうれいの友だち

ホラーちゃんはふつうのゾンビの女の子。ホラーちゃんが住むオソロシ屋敷に、こっそりと忍び込もうとしているゆうれいの男の子がいました。記憶喪失なの?ホラーちゃんは男の子がいつの時代から来たのかを調べることに…。

「ゾンビのホラーちゃん」第4弾

30年ぶりのバカンスのはずが、別荘が競売に!? ホラーちゃん一族が、別荘を守るために大奮闘! シリーズ初の「しかけ」ページもお楽しみに♪

ゾンビのホラーちゃん(4) 湖へのバカンス

ふつうのゾンビの女の子のホラーちゃんのバカンスの行き先は、いとこのデーモンの住むオスマシ屋敷。なんと、誰も住んでいないと思われてしまい、売りに出されることに!はたして、みんなは屋敷を守ることができるのでしょうか?

読者レビューより(第1巻)

「ネーミングがいちいちおもしろいです」

絵本というより、幼年童話みたいな作りです。
テキストとは別に絵の中に描かれている作者のコメントや置いていあったり描いてあったりするモノの解説や名前がおもしろいです。
友達が欲しいけど、村に住んでいる普通の人間たちには見つかってはいけないといわれているゾンビちゃんが、ハロウィンをうまく使って人間の子どもたちと友達になるおはなしです。
オソロシ屋敷とか、シンデルおばさまとか、フキツナ大おじさまとか、ネーミングがいちいちおもしろい。ホラーちゃんは自分の目のことを「ボールのようにまん丸で、飛びだしていて、まわりにはむらさき色のくまができています。」って、いかにも怖い目なんだよと表現してますが、私には犬のメランコリーの目の方が怖かったです。
読みやすくて、ちょっぴり怖くておもしろいお話なので、たくさんの子どもたちに読んでもらいたいです。
(てんぐざるさん)

読者レビューより(第2巻)

イタリアで子どもたちに人気の児童書のシリーズ第2巻です。
今回はホラーちゃんのいとこの“デーモン”くんがキーポイントでした。

この子はほんとに口が悪い子でした。
(もし、こんな子がウチに来たら追い返してしまいそうです)
ホラーちゃんの住んでいるオソロシ屋敷に、シンデルおばからさまから招待状をもらったというデーモンほか、村の子どもたち(ホラーちゃんの友達)が次々とやってきます。
でも、肝心のシンデルおばさまはどこを探してもいない。
1巻目とは違い、推理小説的なドキドキ感満載のおはなしでした。
とても面白いので、たくさんの子どもたちにホラーちゃんを知ってもらいたいです。
相変わらず、作者の一言コメントみたいなのがあちこち書かれていて、それが屋敷の中の紹介にもなっているところが面白いです。
(てんぐざるさん)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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