小学校に入ったら、ともだち出来るかな…?
小学校にはいったら、「ともだち」たくさんできるといいね。
…でも「ともだち」って、なんだっけ? どうやってつくればいいの?
たくさんいた方がいいの?
一緒に遊ぶ子、席が隣になった子、すぐにケンカしちゃう子。
「ともだち」になるきっかけは案外身近なところにあるのかもしれないよ。
無理せずに、色んな子とお話してみるのがいいかもね。
説教くさくなくて良い
友達を大事にしようとか、そういう言葉って大人が子どもに言うと、白々しくて説教くさい感じになりますが、この絵本は良いですね。自然に友達の大切さが伝わってくる。
「ともだちはいりませんか さびしいひとはいませんか」と声をかけながら歩くきつね。最初のお客はくま。1人でイチゴを食べてもおいしくないというくまに、仕事として、まずくてたまらないイチゴ嫌いなを飲み込むきつね。200円受け取ってさよなら。子どもとしては、なんとも複雑な気持ちで聞いているんでしょうね。
次はおおかみ。おおかみに付き合って、楽しくトランプで遊ぶきつね。お金を請求したら「ほんとうのともだちか?」と言われて、気が付きます。それから、毎日遊ぶ二人。おおかみは一番大事なおもちゃまできつねにあげます。
それからきつねの「ともだちや」の呼び込みの声は変わるんです。「なんじかんでもただ まいにちでもただです」って。
(ぎんにゃんさん 30代・ママ 女の子3歳、男の子1歳)
やさしいのか、いじわるなのか・・・?仲良しのがまくんとかえるくんの友情物語
仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。
大切な友達の存在
一番最後のお話『おてがみ』は、
小学校の教科書で読んだ記憶があります。
いつも友達のがまくんを思いやるかえるくんと、
わがままいっぱいで甘えるがまくん。
2人(二匹?)の個性がちょうど凹凸のようにぴったりとはまり合っていて、
だからこそ友達でいられるのだなあと思いました。
5歳の息子にも。2歳の時から保育園で仲良しの大親友がいます。
2人の性格は、がまくんとかえるくんのように正反対。
でも2人はいつも一緒。とっても幸せそうです。
その友達の存在を大切に想って欲しくて、
図書館から借りてきたこの一冊。
息子には伝わったかな・・・?
(ムスカンさん 30代・ママ 男の子5歳、女の子0歳)
友達はすぐ隣にいるよ!
友達はそばにいるよ
子どもって、あの子が嫌いとかあの子が好きとか
たいした理由もなしに決めつけたりしますよね。
だからこそ、なんでもないひょんなことから
嫌いだと思ってた子と友達になれたりもするし、
知らないうちにその友情がどんどん深くなったりもする。
大人の知らないところで、子どもの心は成長していく。
そんな子ども目線のステキなお話です。
みんなみんないいところあるんだよ!
友達はすぐ隣にいるよ!
この本を通して、子どもたちにそう語りかけてあげたいです。
(YUKKEさん 30代・ママ 女の子10歳、女の子3歳)
こんなことって絶対あるよね
図書館で借りてきて読みました。
仲良しの友達とけんかした。
悔しくて涙が出た。
家に帰ってお母さんの膝の上でわんわん泣いた。
おともだちと喧嘩するってこと。
仲が良ければ仲がいいほど、喧嘩する機会もある。
喧嘩した時の悔しい気持ち、負けたくないという気持ち。
こんな気持ち男の子じゃなくても絶対ある。
我が家は娘二人ですが、5歳の長女は仲良しのお友達と
喧嘩して泣きそうになりながら帰ってきたこともあります。
この本を読んだ時も、すごく共感したようで、
続けて3回、読んで、のリクエストでした。
私自身も子どもの頃を思い出すと「こんなことあったなあ」。
懐かしいような、こそばゆいような思い出が・・・。
悔しくて、悔しくて・・・・
でもけんかの気持ちって、ちゃんと終わるんだ、
そしたらまた仲良くなれるんだ。
絵本いっぱいに描かれる力強い絵にも圧倒されます。
(梅★ようこさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
「ともだちって かぜがうつっても へいきだっていってくれるひと」
「ともだちって」
かぜがうつっても へいきだっていってくれるひと
いっしょに かえりたくなるひと
「ともだちなら」
いやがることを するのは よそう
「ひとりでは」
もてない おもいものも ふたりでなら もてる
つまらないことも ふたりでやれば おもしろい
ともだちってなんだろう・・・例えば子どもたちがそんな風に思っていたとしたら、こんなにも具体的にわかりやすく教えてくれる答えはないですよね。
谷川俊太郎さんの詩に、和田誠さんのほのぼのとした絵が子ども達の心にぐっと近づいてきます。
そこで、詩の内容は広がっていきます。
「どんなきもちかな」「けんか」「ともだちはともだち」
それぞれのテーマに続く詩はひとつひとつ、どれも相手の気持ちを想像することにつながります。ともだちはどんな気持ちになるんだろう、ともだちにこういう事をするのは良くないな、お父さんお母さんだってともだちみたいな時があるな。
こんな風に考えられるようになったら、想像する力は大きくなっていきます。
会った事のない子だってともだちになれるかもしれない。
その子たちが困っていたら、なにをしてあげられるんだろう。
難しいことはありません。だれだってひとりで生きていくことはできない、みんなともだちが必要なんだ、そういう大切なことは小さな子どもたちにだってきっと伝わるはずです。
「ともだちって すばらしい」
子どもから大人まで、年齢に関係なく読み続けていきたい一冊です。
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