【ランキング】今週の絵本売上ランキングBEST10は?(2021/8/15 ~ 8/21)
今、絵本ナビで話題になっている絵本は? 売れている絵本は?絵本ナビの絵本売上BEST10のランキングを見れば絵本業界の動きが見えてくる!?1週間分のランキングを毎週発表していきます。気になった作品があればのぞいてみてくださいね。
今週は人気の赤ちゃん絵本がベスト3に!
今週の絵本売上ランキングBEST10は?【2021/8/15 ~ 8/21】
だるまさんシリーズ「が・の・と」(3冊ケース入り)
丸くて赤いだるまさんが、伸びたり縮んだり、転んだり。目をつぶったり、開いたり、笑ったり。おまけに「ぷっ」とする。思いもよらない動きの連続であかちゃんから子どもたち、大人まで大笑いしちゃうって大人気の絵本『だるまさんが』。
だけどそれだけでは終わりません。シリーズ2冊目『だるまさんの』では、だるまさん「の」になにを見せてくれるのでしょう。 さらにさらに3冊目『だるまさんと』には、愉快なおともだちも登場して!?
絵を見て、言葉の響きを聞いているだけで、楽しい気持ちにさせてくれるのが、かがくいひろしさんの作品に最大の魅力。この愛らしいだるまさんシリーズ「が・の・と」3冊セットをケース入りで。なんだか可笑しくてとってもおめでたい雰囲気のこのセット、誕生のお祝いにもきっと喜ばれますね。
いっしょにあそぼ しましまぐるぐる
まず目を引くのは、そのカラフルな表紙と厚み。小さ目サイズのボードブック仕様になっています。赤ちゃんのおもちゃとしても耐えうる丈夫なつくりになっているのです。
そしてページを開けば、タイトル通り画面一面に「しましま」模様。黒と白でインパクト抜群。次に「ぐるぐる」、今度は赤と白。その次にはしましまの魚が泳ぎ、へびがぐるぐる巻きになって、しましまのスイカが登場したかと思えば、ぐるぐる模様のキャンディーが……。
なんだか大人が見ていると目が回ってしまいそうですが、この絵本が本領を発揮するのは、実際に赤ちゃんに読んであげた時! 食い入るように画面を見つめている様子に気が付きます。コントラストの強い配色による「しましま」と「ぐるぐる」の模様に反応をするのだそう。そしてどのページにも赤ちゃんの好きな「お顔」の絵も入っています。
「しましましま……こんにちは」「ぐるぐるぐる……ぺろぺろきゃんでぃー」リズムの良い言葉を声に出しながら、指をさしたり、笑いかけてあげれば、赤ちゃんの視線が右へ左へと動いたり、こちらに向かって笑い返してくれたり。赤ちゃんが絵本を読むって、こういうことなんでしょうね! 読んであげている方まで嬉しくなっちゃうのです。
もちろん、月齢の低い赤ちゃんほど反応は薄いので心配になってしまうでしょう。でも大丈夫。じっとしながらママやパパの声を聞いていたり、ぼんやりと眺めて楽しんでいるはずです。この絵本、可愛いだけじゃなく、なかなか頼もしい1冊なのです。まずは楽しく読んであげてみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
くっついた
ページをはさんで向かいあった2ひき。
きんぎょさんと きんぎょさんが…?
「くっついた」
ページをめくると、2ひきはくっついているんです。
あひるさんも、ぞうさんも、おさるさんだって。
くちばしや、お鼻、おててを近づけて…
「くっついた」
こんなくりかえし。シンプルなはずなのに、くっつく場面を見るたびに幸せな気持ちになってしまうのはどうしてなのでしょう。
すると、おかあさんとわたし。更におとうさんも加わって…
「くっついた」!!
きっと、くっつく喜びをあかちゃんも家族もみんな知っているからでしょうね。
可愛くて優しい響きの言葉と絵のくり返しのこの絵本。読むたびに、のんびりと優しい時間が流れ、気が付けば、小さなあかちゃんを取り囲むみんなの顔がニッコリしちゃうはず。あかちゃん絵本の定番として大人気の一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
4位 おつきさまこんばんは
5位 はらぺこあおむし
6位 ボードブック はらぺこあおむし
小さなあおむしが美しい蝶に成長するまでを描いた、人気絵本のボードブック版。幼い読者にページがめくりやすい頑丈な造本です。
7位 きんぎょがにげた
8位 どこからきたの? おべんとう
農家さん、漁師さん、配達員さん、スーパーの店員さん、お母さん…
みんなの愛情、い~っぱい詰まってる!
おべんとうには卵焼き、アジフライ、ポテトサラダなど、おいしいものがいっぱい! でも、どこから来て、どうやって食べられるようになったのかな。食材の生産現場、流通過程、調理の仕方もわかるユニークな食育絵本。
おべんとうの中身は、どこからどのようにやってくるのでしょうか?
ひとつのおべんとうから、世界のつながりが見えてくる。
遊び心たっぷりの絵で、何度読み返しても楽しめること間違いなし!
9位 もこ もこもこ
10位 先生、感想文、書けません!
八月一日、夏休みの登校日。みずかは先生に「だって、書けないんだもん」と言いました。おもしろい本を読んで、ああおもしろかったなあって、胸がいっぱいになる。どこがどうおもしろかったとか、何がよかったとか書こうと言葉を探そうとすると、しゅるしゅるしゅるって、おもしろかった気持ちがきえてしまう。だから「感想文、むり!」……書かないわけにはいかない読書感想文、みずかが考えた作戦とは?
物語を読むということは、登場人物に共感したり、自分がその立場だったらどうだろうかと想像力を働かせたりすることです。そのうえで感じた気持ちにぴったりの言葉を探して表現することが、読書感想文を書くことなのですが、「わたしにはむり!」と言う主人公・みずかに共感する読者は多いことでしょう。みずかたちの挑戦をとおして、読者はいつのまにか、物語の中に入りこみ、一緒に想像力を働かせてさまざまな気持ちを感じることでしょう。もう、感想文、書けますね!
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