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3歳児ができる室内遊びは?発育・発達の目安や遊びのねらいも解説

3歳児ができる室内遊びや、室内遊びのねらいについて知りたいという方がいるかもしれません。3歳児は体全体を使う動きや手先の動きも発達して、遊びの幅が広がり「自分でやってみたい」気持ちも湧いてくる時期です。

 

また、イヤイヤ期が続いている場合もありますが、お子さんの気持ちを受け止めながら楽しく遊び、ルールやおもちゃの正しい使い方を覚える時期でもあります。

 

本記事では、3歳児の発育・発達の目安とおすすめの室内遊び、室内遊びの注意点、3歳児のイヤイヤ期の対応方法を解説します。

 

3歳児の発育・発達の目安や、室内遊びについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

3歳児はどんな時期?(発育・発達の目安)

3歳児は自分で考えて「やってみたい」と挑戦する気持ちが芽生え 、自分の気持ちで行動しようとする時期です。そして子ども同士で遊ぶことを覚え 、遊びの中でうまくいかないと泣いたり怒ったりして感情を表現するようになります。

 

また、何かに登る、片足立ちをするなど体の動きも大きく成長し、はさみや折り紙のような指先を使う動作もできるようになる時期 です。

3歳児の室内遊びのねらい

3歳児はどのような目的で室内遊びを取り入れるとよいのでしょうか。以下で詳しく紹介します。

自分の意思を伝えられるようになる

3歳になると話す言葉も増え、4~5個の言葉をつなげて文章を話します。親が一方的に話しかけていた時期とは違い、「お散歩行く?」「うん、行く」のような会話もできるようになります 。

 

遊びの内容やルールも学び、遊びの楽しさを覚える時期です。

ルールを覚えて遊ぶ楽しさを知る

生活のほとんどを遊びが占める幼児期は、遊びを通して友達との関わりや遊びのルールも覚えていきます 。

 

しかし、まだうまく言葉が出ず感情的になる場合もあるため、大人が気持ちを受け止め代弁し、ときにはサポートできるような声かけも大切です。

集団遊びで協調性を身につける

3歳頃から会話が成り立つようになり、子ども同士でも会話しながら遊ぶようになります。家族以外の人と遊ぶなかで、協調性を学び始める大切な時期です。

 

子どもの意思の尊重も大切ですが、遊ぶときはルールや順番を決め、守るように促していきます。

3歳児におすすめの室内遊び

心身ともに成長する3歳児は、遊びの幅も広がります。3歳児におすすめの室内遊びを紹介しているので、遊びのなかに取り入れてはいかがでしょうか。

お絵描き

3歳頃になると丸や線 など、頭のなかで思い浮かんだものを描けるようになります 。色を使ったり、手足のパーツが分かる人を描こうとしたり、お絵描きの幅も広がる時期です。

 

大人が描いた絵の真似もできるようになる ので、お子さんと一緒にお絵描きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
 

ぱったんして

ぱったんして

【はじめてふれるアートの絵本】
あかいてんと あかいまる
ぱったんしたら なにができる?
実際に絵本をぱったんしながら読んでみてください。
うつくしい色彩、ふくらむ想像力。
読んだらきっと絵をかきたくなる!

【おうちでぱったんしてみよう!】
おうち遊びや、保育や図工の時間に楽しめるお絵かき遊びの解説付き。

ごっこ遊び

ごっこ遊びは創造力や発想力が身につくだけでなく、子ども同士でコミュニケーションを図りルールを共有して、社会性を学ぶきっかけにもなる遊びです。

 

ごっこ遊びの幅が広がるままごとの道具や衣装などを取り入れると、楽しく遊べます 。また、大人も一緒に「パクパク、おいしいね」「パンが食べたいな」など会話しながら遊ぶとごっこ遊びのイメージが広がり、より楽しく遊べます 。

でんしゃごっこ

でんしゃごっこ

「でんしゃごっこ」でしゅっぱつ しんこう!本の中に入って遊べちゃう?!
全ページがつながった、新感覚のお遊び絵本!

おそらく世界初の本の中に入って読む絵本です。かぶってみると360度おはなしの世界が広がり、まるで本当に本の世界に入っているかのよう。いままでにない絵本体験をお子さんと楽しめます。
スキンシップしながらの読み聞かせにも ぴったりの一冊です。

おみせやさんごっこ

おみせやさんごっこ

本の中に入って遊べちゃう!?
全ページがつながった、新感覚のお遊び絵本。
今度はお店やさんで遊ぼう!

外側にはお店がずらっと並び、内側ではお買い物ごっこで遊べます。頼まれたものを覚えて上手にお買い物できるかな。
本の中に入って読む本シリーズ。
かぶってみると360度おはなしの世界が広がり、まるで本当に本の世界に入っているかのよう。
いままでにない絵本体験をお子さんと楽しめます。

スキンシップしながらの読み聞かせにも ぴったりの1冊です。

おもちゃ遊び

室内で遊ぶ場合、お気に入りのおもちゃでのおもちゃ遊びもおすすめです。

 

先述したごっこ遊びができるようなおもちゃ や、文字や数字が書いてあり頭を使うおもちゃもよいでしょう。ひとり遊びできるおもちゃよりも、周りの人とコミュニケーションを取りながら遊べるおもちゃを選んで みてください。

ボール遊び

ボールは外で蹴るだけでなく、室内で転がしたり持ち上げたりと、多くの遊び方があります。たとえば、座ったままでボールを頭の上やお尻まで持っていく、つま先から太ももまでボールを転がす、足を広げて座りふたりで転がし合うなどです。

 

室内でも体を動かしてボール遊びしたい場合は、段ボールなどでバスケットゴールを作り、シュートを決める遊びもできます。

かるた

かるたは字が読めなくても絵を見ると、3歳頃から楽しめるようになります。枚数が多ければ少ない枚数から始め、徐々に増やしてみてください。

 

また、好きな絵本のかるたを取り入れると興味が湧き、より楽しめます。
 

たべものかるた あっちゃんあがつく

たべものかるた あっちゃんあがつく

「たべものあいうえお」絵本、『あっちゃんあがつく』のカルタ版です。
取り札も読み札もカラーで、各69枚ずつ、予備の札もそれぞれ3枚ずつ、ついています。お菓子の箱のようなしっかりした箱をあけると、ユーモラスなたべものが、どんどんでてきます。好きなたべものは、自分でとれるよう、ぜひ、がんばってみてくださいね。

11ぴきのねこかるた

11ぴきのねこかるた

「おおきな あほうどり 11わあっ」「のうある ねこは ひっかかない」など、「11ぴきのねこ」の絵本を読んだことがある子もない子も楽しめます。

折り紙

折り紙遊びは指先や頭を使う知育遊びとして、人気があります。教え方に悩む場合は、折り紙に興味が持つことができる絵本を見ながら、一緒に折り紙を楽しんでください。

入園までにあそぶ力がつく 1・2・3才のおりがみ

入園までにあそぶ力がつく 1・2・3才のおりがみ

おりがみやお絵かきができるようになる前の子どもたちに向けて、紙を使って親子で遊ぶ方法を紹介する本。
自分でおりがみをおって楽しむにはまだ早い時期だけれど、親が作ってあげながら一緒に遊べばとても楽しめるし、親子の絆を深めることもできます。このように幼稚園に入る前から「あそぶ力」をつけておくことは、脳の発達や学習する力を育てるのにとても有効です。
内容としては、親が折って作った紙のカードでパズル遊び、動物の顔に目を描いたり、作品を動かしたり、飛ばしたりする遊び、お菓子や乗り物など、子どもが大好きな作品でごっこ遊びなど、遊び方をたくさん紹介しています。
巻頭にはテレビなどでも活躍中の脳科学者、諏訪東京理科大学教授、篠原菊紀氏による「あそぶ力」の大切さと、育児のアドバイスページも設けます。やさしくてわかりやすい、内容ぎっしりの、おりがみスタートブックです。

へんしんおりがみぐみ

へんしんおりがみぐみ

5枚の“おりがみぐみ”が飛行機になって
家の窓から飛び出した!
“おりがみぐみ”はさらに花、蝶、船、小鳥に変身して、
やがて家へと戻ってきます。
穴あきやミニページなどのしかけが楽しいお話。

工作・製作遊び

3歳児は指先の動きも成長してはさみが使えるようになり、工作や製作遊びにも興味が湧く時期です。自分の考えを言葉にできる時期でもあり、作りたいものが出てくる子もいます。

 

何を作ったらよいのかわからない場合は、季節や行事に合わせたものを大人と一緒に作り、作品で遊ぶと遊びの幅が広がります。

童話の読み聞かせ

幼児の集中力が続く時間は「年齢+1分」と言われているため、4分程度で読み終わる本を選びます。  

絵本選びに迷う場合は昔から親しまれている童話を選び、一緒に読みながら楽しんではいかがでしょうか。

三びきのこぶた

三びきのこぶた

貧しいこぶたの3兄弟が、それぞれの家を作ることになりました。最初のこぶたはワラで、2番目のこぶたは木の枝で家を作りました。しかし、オオカミがやってきて2つの家はふきとばされ、2匹のこぶたは食べられてしまいます。3番目のこぶたはレンガで家を作りました。レンガは重くて丈夫なので、オオカミがきてもへっちゃらです。さらに3番目のこぶたは、知恵をしぼってオオカミを退治しようと考えます。オオカミ退治はうまくいくのでしょうか?

おおきなかぶ ロシアの昔話

おおきなかぶ ロシアの昔話

おじいさんが植えたかぶが、甘くて元気のよいとてつもなく大きなかぶになりました。おじいさんは、「うんとこしょどっこいしょ」とかけ声をかけてかぶを抜こうとしますが、かぶは抜けません。おじいさんはおばあさんを呼んできて一緒にかぶを抜こうとしますが、かぶは抜けません。おばあさんは孫を呼び、孫は犬を呼び、犬は猫を呼んできますが、それでもかぶは抜けません。とうとう猫はねずみを呼んできますが……。力強いロシアの昔話が絵本になりました。

3歳児ができる体を動かす室内遊び

体の動きが発達する3歳児は、室内遊びも体を動かす遊びを取り入れると、より楽しめます。お子さんの好みや理解度に合わせて、取り入れてください。

宝探しゲーム

毛布やマットの下におもちゃを隠し、隠したおもちゃを見つけるゲームです。

 

探す範囲を決めて、大人とチームになり一緒に探すと3歳児も楽しく遊べます。ひとりで探せるようになったら、どちらが早く見つけられるか競争しても楽しめるでしょう。

椅子取りゲーム

音楽をかけて椅子の周りを歩き、音楽が止まった瞬間に空いている椅子に座るゲームです。人数関係なく遊べるので、家族全員でも楽しめます。

 

最初は椅子を人数分用意し、音楽に合わせて楽しく歩く方法から取り入れるのもよいでしょう。慣れてきたら椅子を減らし、座れた嬉しさや座れなかった悔しさも体験できる ようにします。

ジェスチャーゲーム

ジェスチャーゲームは手足の動きだけでお題の内容を表現し、回答者は何をジェスチャーしているか当てるゲームです。ジェスチャーする側も答える側も飽きずに楽しめます。

 

「声を出さず手足を動かすだけ」「ジェスチャーする人は答えを言わない」のようなルールを学べる機会にもなります。年齢に合わせてお題の難易度を変えて楽しんでください。

ダンス

音楽に合わせて体を動かすダンスは、リズム感やバランス感覚を養えるほか、運動能力の発達にもつながります。また、表現力が身につき、「楽しかった」や「最後までやり切った」という成功体験も味わえる遊び です。

 

脳の活性化にもつながる ので、ぜひ大人も一緒に楽しんでください。

だるまさんが転んだ

鬼と鬼以外の子に分かれ、「だるまさんが転んだ」と鬼が言う間に鬼に近づきタッチし、鬼に捕まらないように逃げる遊び です。ひとりではできない遊びで、家族全員など大勢だと、より楽しく遊べます。 

 

止まるときのポーズや独自のルールを決めるなどのアレンジをしてもよいでしょう。

3歳児の室内遊びにおける注意点

3歳児におすすめの室内遊びを紹介しましたが、いくつか注意点もあります。怪我につながる事故が起きないように安全面を考慮して遊びましょう。

おもちゃや道具の使い方を正しく教える

3歳児はルールのある遊びや道具を使った遊びを学んでいく時期です。危険なものがまだ分からない場合も多 いため、製作遊びで使うはさみなどは、怪我する可能性もあり注意が必要だと説明しましょう。

 

また、おもちゃや道具の正しい使い方を教えないと、子どもは「これでいいんだ」と思い、思わぬ事故や怪我につながってしまいます。状況に応じて声を掛けながら、安全に遊べるようにしていきましょう 。

イヤイヤ期(反抗期)の子どもの対応に注意する

友だちとの関わりやルールを覚える時期ですが、イヤイヤ期(反抗期)もある時期です。

 

ルール通りにいかず怒ったり、泣いたりする場合もあります。その場合は「思い通りにいかなかったんだね」「勝ちたかったんだね」と、お子さんの気持ちに寄り添ってあげてください。お子さんが納得できるよう、なるべく大人が感情的にならないようにします。

3歳児は発達に合わせて道具を使った室内遊びにも慣れていこう

3歳児の室内遊びはお絵描きや折り紙など指先を使い、コミュニケーションを図りながらできる遊びがおすすめです。また、体を動かす遊びには椅子取りゲームやダンスもあります。

 

発達に合わせた道具やおもちゃの使い方も学びながら、お子さんに合った室内遊びを取り入れてください。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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