6歳児におすすめの室内遊びは?あると便利なアイテムや遊びのポイントも紹介
6歳児の子どもには、小学校入学に向けてひらがなの読み書きを勉強させている方も多いのではないでしょうか。
6歳児は手先が器用になり、細かな作業もできるようになってくる時期で、遊びの幅も一気に広がっていきます。
本記事では、6歳児の発育・発達の目安を説明した上で、おすすめの室内遊びとあると便利なアイテムを解説します。
6歳児の発育・発達の目安
6歳児は、幼児期が終わり学童期に移る時期です。
他者の気持ちを理解し、自分の欲求を抑えるなどの社会性も身につき始め、友達と仲良く遊ぼうと自ら行動が起こせるようにもなってくる頃です。
社会性が身につくことで道徳性も大きく成長し、公共交通機関は静かに利用する、お店のマナーは守るなど、社会において必要なマナーやルールを理解して行動できるようになります。
また言語能力では、他者に対して敬語を使えるようになり、語彙力や表現力も高くなります。ひらがなや数字を読むことへの興味も持ち、少しずつ絵本を自分で読もうとする場面が見られるのもこの時期です。
手先が器用になり、ハサミやホチキスも上手に使えるようになります。運動面でも、頭と体が連動し複雑な動きもできるようになってきます。
6歳児におすすめの室内でできるゲーム遊び
ルールを理解しひらがなや数字への興味もでてくる6歳児は、さまざまなゲームで楽しく遊ぶことができます。室内でできる6歳児におすすめのゲーム遊びを7つ紹介します。
かるた
かるた遊びは、言語力や反射神経、集中力などさまざまな能力を養うのに役立つ遊びです。
ひらがなの読み書きにも挑戦する6歳児にぴったりの遊びで、楽しみながら語彙力を伸ばすことができます。
子どもが興味を持てるように、好きなキャラクターや好きな絵本のかるたなどを選んでみるのもおすすめです。
11ぴきのねこかるた
たべものかるた あっちゃんあがつく
「たべものあいうえお」絵本、『あっちゃんあがつく』のカルタ版です。
取り札も読み札もカラーで、各69枚ずつ、予備の札もそれぞれ3枚ずつ、ついています。お菓子の箱のようなしっかりした箱をあけると、ユーモラスなたべものが、どんどんでてきます。好きなたべものは、自分で
とれるよう、ぜひ、がんばってみてください。
連想ゲーム
連想ゲームは、出題者からもらったヒントからお題を想像し、お題が何であったかを当てるゲームです。またひとつのお題から連想できるものを答え、その数を競う遊び方もあります。
友達と協力して戦うチーム戦でも楽しめる言葉遊びで、発想力を育むことができます。
どうぶつ連想それ、だ~れ?
すばしっこいといったらだーれ、木登りじょうずといったらだーれ、手先が器用といったらだーれ…。読み聞かせにぴったり、さく・サトシン、え・ドーリーの「連想あそび」の絵本。
たべものやさん しりとりたいかい かいさいします
商店街で「しりとり大会」開催!おすしやさんにパンやさん、ラーメンやさんチーム…優勝はどのお店!? 笑い&涙ありで、心も満腹に!
しりとり
しりとりは、道具や広いスペースがなくても手軽に楽しめるのが魅力の言葉遊びです。
しりとりは単語を構成している音を分解して認識する力が必要であり、ひらがなの勉強に力を入れ始める6歳児にぴったりの遊びです。
いつでもどこでもできるので、積極的に日々の遊びに取り入れてみましょう。
おえかきしりとり
『おえかきしりとり』は、数ある絵本の中でもとても珍しい、作者が「4人」いる絵本です。
しかも、単に誰かが書いた文にそれぞれが絵をつけたわけではなく、4人全員で話し合い、物語を作り、全員で絵を描いて完成させた「合作」です。
内容はいたってシンプル。「おえかきしりとり」というタイトル通り、しりとりをベースにした、絵を描いて言葉をつなげていく遊びを絵本にしています。
本編では、4人が実際に順番に絵を描いてつなげていったしりとりが、何ページにもわたって繰り広げられていきますが、読者はその絵が何なのかを当てながら、4人が行ったしりとりを追体験する、という構成で絵本は進んでいくのです。
一筋縄ではいかぬよう、だんだんと難易度が上がっていくしりとりの絵はひっかけも多く用意されていますが、たとえその絵がわからなくても、前後の絵が何なのかを当てることで、最初と最後の字がわかるため、そこをヒントに類推することも可能です。
さらに、「絵本作家」4人が作った絵本ということで、ただのしりとりだけではもちろん終わりません。しりとりのルールを逆手に取った、驚きの展開が、物語のクライマックスで登場するのです。
作者の4人は、『れいぞうこ』(偕成社)などの赤ちゃん絵本で多くのヒット作がある新井洋行氏、「しごとば」シリーズ(ブロンズ新社)で新たな絵本の可能性を提示し、第62回小学館児童出版文化賞を受賞した鈴木のりたけ氏、『カエルのおでかけ』(フレーベル館)で第19回日本絵本賞を受賞、独特のセンスが光るユーモア絵本で大人にもファンの多い高畠那生氏、「給食番長」シリーズ(好学社)で、絵本界に一石を投じ、子どもたちに絶大な支持を得たよしながこうたく氏と、一癖も二癖もあるラインナップ。この本でしか読めない、4人の豪華共演は、必見です。
しりとりそのものにも、ことば遊びとしての知育要素がありますが、それに加えて、本書は、新たな言葉を知る喜びや、「絵を見て答えを考える」という想像力が培われ、考える力も育まれる内容になっています。
また、家族や友だちと一緒に読むことでも、楽しさは倍増。コミュニケーションをとりながら、楽しく盛り上がれます。
子どものみならず、大人にもぜひ読んでいただきたい一冊です。
共通点探しゲーム
共通点探しゲームは、ふたり組または3〜5人程度のグループを作り、全員の共通点を見つけていくゲームです。全員の共通点をより多く見つけたグループが勝ちですが、勝敗なく単に共通点を見つけていくゲームにするのもおすすめです。
交流が少ない子ども同士を同じグループにすると、交友関係を深めるきっかけになるかもしれません。
震源地ゲーム
震源地ゲームの遊び方は、まずひとりの鬼以外の中から鬼に知られないように「震源地役」を決めます。
次に震源地役の人はさまざまな動きをして、それ以外の人は動きのマネをし、鬼はその動きを決めている震源地役の人が誰かを当てるというゲームです。
基本は鬼と震源地役の人はひとりずつですが、あえて鬼役をふたり、または3人など複数人の鬼チームを作るのもおすすめです。
鬼チームはお互いの意見を聞いて震源地役をひとり選ばなければならないため、協調性が養われます。
数字じゃんけん
数字じゃんけんは、じゃんけんの要領で好きな指の本数をふたりで同時に出し、どちらが先に指の本数の合計を答えられるか競うゲームです。
足し算の勉強になるため、小学校入学後の授業にも役立つでしょう。慣れてきたら人数を増やすことで難易度が上がります。
人生ゲーム
6歳児は、少し複雑なルールのある人生ゲームも楽しむことができます。
遊びの中にお金の使い方や就職、結婚などまさに人生にまつわる要素がふんだんに組み込まれているゲームなので、さまざまな学びがあります。
6歳児でも大人になった気分で遊べて、数人で盛り上がれるおすすめの室内ゲームです。
6歳児におすすめの室内遊び
6歳児におすすめの室内遊びを8つ紹介します。
ボール遊び
6歳児が室内でボール遊びを楽しむには、ボールを手作りしてみるのもおすすめです。
たとえば、ダンボールでバスケットゴールに見立てたものを作り、新聞紙を丸めて作ったボールをシュートして遊ぶなど、室内用のボールがない場合や安全な広いスペースが確保できない場合でも、工夫次第でボール遊びが楽しめます。
作る過程と遊びを両方楽しめるのも魅力です。
おもちゃ遊び
6歳児のおもちゃは、論理的思考や集中力、問題を解決する力などを養える知育玩具を選ぶのがおすすめです。
ゴールを考えてそこに向けて進む要素や、相手がいてルールに従って遊ぶ要素のあるおもちゃは、思考力を刺激します。
また、遊びを通してひらがなや数字、時計の読み方などが学べるおもちゃを取り入れるのもよいでしょう。
パズル
ジグソーパズルは、真剣に取り組むことで集中力が養えます。また、パズルの絵全体の構図を想像したり、上手くできないときの解決法を考えたりするトレーニングになる遊びです。
6歳児は、100ピースほどのパズルに挑戦してみましょう。
5・6・7歳 パズルでおけいこ もじパズル
文字を覚え語彙を増やす「ことば」のワークブック。クロスワードやスケルトンなどの手法を使って、パズル感覚で楽しみながら言葉の習得ができる。ひらがなだけでなく、カタカナの問題もあるので、言葉に幅広く親しみながら小学校のお勉強の基礎にもつながる。
折り紙
室内遊びの定番ともいえる折り紙は、図形への理解を深めながら手先の器用さや集中力を養うことにも役立ちます。
簡単なものから難易度の高いものまで幅広く遊べるので、子どものレベルに合わせて遊べるのが魅力です。
折り紙の絵本を見ながら作りたいものを自分で選び、順を追って折っていく過程を楽しみましょう。
大人気!! 親子で遊べる 5~7才のたのしい!おりがみ
5才から7才の子どもが大好きな作品をたっぷり100点紹介しています。子ども達に人気の動物やきょうりゅうをはじめ、「げろげろかえる」や「こま」といったみんなで遊べるおりがみ、「風船うさぎ」や「かざり箱」といったお母さんお父さんに馴染み深いおりがみも掲載しているので、親子やお友達と一緒におりがみを楽しんでください。作品の遊び方やコラムもついた大満足の一冊です。
製作遊び
製作遊びでは、決まったものを作るのではなく、自分でどんな作品にするかを考えてから作るようにすることがポイントです。
主体性を身につけるために、「クリスマス飾り」など大まかなテーマを決め、実際に何を作るかは子どもたちで考えるように導きます。
手先がより器用になってくる時期なので、ハサミやテープ、ホッチキスなどの道具も使うと、自由な発想でより作品の幅も広がります。
デザインあ かくほん
かくことは よくみること かんがえること つくりだすこと
NHK Eテレの人気番組「デザインあ」から誕生
“かく”ことで デザイン的思考をはぐくむワークブック
NHK Eテレ「デザインあ」初のアクティビティブック。記号でかく、ちがう順番でかく、色紙でかく、みえない部分をかく……など、さまざまな方法の〈かく〉を提案。〈かく〉ことで、デザイン的思考を楽しくはぐくむ本。
ペーパープレーンブック
『紙ヒコーキワークブック』をリニューアルしました。
紙の厚みを増すことで、飛行性能がUP!
よりよく飛ぶようになって楽しさもUP!
大人も一緒に少年時代のワクワクを思い出して楽しんでほしい一冊です。
グライダー・飛行艇・複葉機・鳥型・ジェット戦闘機の5種類を、
「はさみ」「のり」を使わずに作ることができます。
色をぬったり付属のシールで飾りつけすれば、
自分だけの紙ヒコーキが完成します。
ダンス
室内でも体を動かして楽しめる遊びとして、ダンスがおすすめです。
子どもが好きなアップテンポの曲や好きなアニメの曲に合わせてダンスを楽しむと、子どもの気分も高まっていきます。
ダンスをしている姿を動画に撮り、一緒に見返して感想を言い合うのもおすすめです。撮られていることがわかると、子どもによってはより張り切ってダンスを披露してくれるでしょう。
料理・お菓子作り
6歳児は手先がより器用になるだけでなく、手順通りに物事を進められるようになっていきます。
料理やお菓子作りを楽しむことで好奇心を刺激するだけでなく、食への関心が高まる期待もできます。
ほかにも、段取りを行いその通りに進める能力も身につくなど、さまざまな学びがあります。日々の生活の中で、積極的にお手伝いとして参加させてあげましょう。
運動遊び
6歳児におすすめの運動遊びには、片足じゃんけんや手押し車などがあります。
片足じゃんけんとは、新聞紙の上に片足で立ったままじゃんけんをし、負けたら1回折るという手順を繰り返し、最終的に紙からでてしまったら負けという遊びです。
単純ですが、バランス力やルールを守る心を養うことができます。
手押し車は手で体を支えながら歩くことで、室内にいながら腕の筋力や体力を鍛えることができます。
6歳児の室内遊びに使える便利なアイテム
6歳児の室内遊びに使える便利なアイテムを5つ紹介します。
楽器
室内遊びで楽器を使うことで、さまざまな楽器に親しみ、音をだすことや演奏することへの興味を持つことが期待できます。
音楽に合わせて正しい使い方で楽器を鳴らし、表現することを楽しみます。
鈴やカスタネット、ピアノ、タンバリン、太鼓などは、比較的手軽に楽しめる楽器としておすすめです。
トランポリン
室内でも遊べるトランポリンは、飛び跳ねる感覚を楽しみながら体幹やバランス感覚を鍛えることができます。
転倒するリスクをなるべく減らすには、手すりやネットがついたトランポリンを選ぶのがおすすめです。
周囲に物を置かないように気をつけて、安全を確保してから遊ぶようにしましょう。
ゲーム機
一見子どもの成長に悪い影響を与えると思われがちなゲーム機ですが、良い面もあります。
ゲームの時間や遊び方のルールなどを決めることで自己管理能力を養うことにつながるでしょう。
また、ストーリー性のあるゲームでは自ら創造する力や問題を解決する力、アクション系のゲームでは注意力や集中力、瞬発力など、ゲームの種類によっては子どもの成長の手助けになるものもあります。
依存しないためにしっかりとルールを守らせつつ、適度に取り入れていくようにしましょう。
バランスボール
バランスボールは、体幹やバランス感覚を養うのに役立ちます。体幹がしっかりしていると、生活の中で動きがスムーズになり、意欲や自信になるほか、運動技術の向上にもつながるでしょう。
なお、バランスボールは、大きさや素材などさまざまな種類があります。小さいボールなら上に座って体を揺らして遊んだり、大きいボールなら抱きついて揺れたりと遊び方も幅広いです。
テーブル卓球
ダイニングテーブルやローテーブルを使って行うテーブル卓球もおすすめです。
卓球用のネットは、印刷用紙などの紙に格子状の線を書き、ブックエンドや紐を使って固定するだけで、即席で代用することができます。
ラケットもダンボールなど身近なものを使って代用するなど、専用の物がなくても工夫次第で楽しむことができます。
6歳児の室内遊びのポイント
6歳児が室内遊びを楽しむ上でのポイントを解説します。
子ども同士のトラブルになるべく口を挟まない
6歳ごろになると子ども同士で遊ぶ機会も増えてくるため、時にはトラブルが起こることもあります。
遊びの中で意見のぶつかり合いが起きる可能性もあるかもしれません。まずはお互いの主張をゆっくりと聞き、受け止めてあげるようにします。
本気ではなく気分や雰囲気で起きてしまうトラブルの可能性もあるため、心配な気持ちを堪えてなるべく口を挟まないようにすることも大切です。
トラブルを自分たちで解決する力も成長のひとつなので、大人が介入するべきかその都度しっかりと判断するようにしましょう。
読み書きにつながる遊びを取り入れる
読み書きの勉強を意識し始める6歳児には、読み書きにつながる遊びを積極的に取り入れるのがおすすめです。
たとえば、かるたを使って一文字ずつ正確に理解したり、ひらがなやカタカナ、数字が描かれているパズルを使ったりすることで、遊びの中に読み書きにつながる要素を取り入れることができます。
片付けをする際に時計の針を意識させてみる
遊びに夢中になると、なかなか片付けができないこともあるでしょう。
そんなときは、6歳児なら時計の針を意識させてみるのもおすすめです。小学生になると、授業や給食、休み時間など決められた時間で行動するようになります。
まだ自分で時計を読むことができなくても「長い針が6まできたら片付けしようね」と遊びの中にも時計を意識した声掛けをすると、スムーズな小学校生活への移行に役立つ可能性があります。
6歳児の室内遊びには学習につながるおもちゃ・道具も活用しよう
6歳児は、小学校入学に向けてひらがなの読み書きなど勉強面も意識し始める時期です。
小学校生活をスムーズにスタートさせるために、ひらがなや数字、時計に自然と触れられるような室内遊びを積極的に取り入れ、楽しく学ぶことが理想です。
また、友達の意見を尊重したり自分の欲求を我慢したりする場面も増えるため、ルールのある集団遊びで社会性を身につけることも大切です。
危険が伴う道具も正しく使うことをきちんと教えることで、遊びの幅もより広がっていきます。
6歳児は遊びの中にもアレンジや工夫が楽しめる年齢なので、自由な発想を大切にしながら室内遊びを楽しめるようにサポートしましょう。
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