スタイルトップ  >  絵本・本・よみきかせ   >   昆虫と侍は相性がいい!? 本当に虫が好きな子に贈る「さむらい絵本」

昆虫と侍は相性がいい!? 本当に虫が好きな子に贈る「さむらい絵本」

「んん、まてよ・・・。
 かぜも ねえのに、やけに さくらが ちるじゃねえか」

 

このしびれるようなセリフを口にしているのは、「クモ」。
縞のかっぱに三度笠、さすらいの旅をしているお侍の正体は「かぶと虫」。
奥さんの背中に飛びのったまま、決しておりようとしない旦那は・・・「オンブバッタ」!

 

姿かたちはどうみても昆虫。
ところがどっこい彼らはみんな、着物姿が実にさまになっているのです。
昆虫と侍がこんなに相性がいいって、皆さんはご存知でしたか?

 

虫としても、侍としても、ほれぼれするような活躍をする、そんな絵本が数多くあるのです。
昆虫を愛する子どもたち。
時代劇には無条件にしびれてしまう大人たち。
そんな人たちに「さむらい絵本」を、実際に読んだ方の感想とともにご紹介します!

■虫たちの町を舞台にした本格的時代劇絵本

「よし、おいらにまかせなっ。」
こんな男前な岡っ引き親分が(江戸らしき)町を舞台に大活躍する時代劇調絵物語。
でもこの親分、男前だけど口が・・・そう、ここは虫の町、親分は蜘蛛なのです。 

◎みんなの声から

 

親子で笑える虫図鑑みたいな絵本です♪
息子に内緒で買ってきて一緒に読むと、今まで見たことないユニークさに大喜び。
時代劇風の言葉や絵の新鮮さも加わってか、何度も読まされています。もちろん何度読んでも楽しいですよ。ついつい口調もべらんめえ調になり、テンションもヒートアップしますが。

 

「かくればね」を始め、いろんな虫を探したり、虫たちの表情やしぐさを比較しては親子で「コレ見て!」と指さしてはケラケラ笑っています。なんともかわいい虫図鑑みたいな絵本です。

 

とにかく一度本を手に取りめくってみてください。
その魅力にクギヅケになること間違いなしです。
久々に多くの方に読んでいただきたいと思う本に出会い、感想を書いてみました。
(ともだちやさん 30代・ママ 男の子5歳)

■おてんばみつひめさまは、おっちゃんばちに連れられて、夏祭りへ!

みつひめは、はちのす城に住むお姫様。沢山の家臣にかしずかれ、何不自由ない暮しをしているのです。美しい着物、上品な豪華なお部屋、上品なおもちゃ・・・でもちょっと退屈、好奇心の赴くままに飛び出してしまうことも。
舞台は夏!大好きなおっちゃんばち達とこっそり夏祭りに出かけます。わたがし、わなげ、お面やさん・・・見るもの全てが目新しい。ところが突然の雷に花火大会が中止。それを聞いたみつひめは・・・?

◎みんなの声から

 

屋台が楽しい!
虫版あんみつ姫といった趣。みつひめさまがお祭りに行くお話です。
虫の特性を生かした屋台が楽しいです。
蚕の綿飴屋さんなど、みているだけでわくわくします。
お面屋さんで売っている虫のお面など、欲しくなってしまうユニークな品揃えが魅力です。

 

細部まで書き込まれているので、いろいろ発見するのが楽しい本です。
娘は、縁日の屋台の迷路なども丹念にやっていました。

 

また、花火師のほたるの親方が、とても格好良くみえるらしく、こういう人と結婚したいと言っています。
(kayamoさん 40代・ママ 女の子6歳)

■愛と勇気のかぶと虫侍がやってきた!


次に登場するのは、縞のかっぱに三度笠、愛と勇気のかぶと虫侍!
「だいじなことは ちからが つよいことじゃない。
 かっこが いいこと なんかじゃない!」
本当に大切なことは何か、かぶと三十郎は教えてくれます。

◎みんなの声から

 

かっこいい!
かぶと虫のお侍、かぶと三十郎のお話です。
時代劇の世界をそのまま虫にあてはめたようなお話。
虫好きの長男にはかなりヒットでした!

悪者はゴキブリのゴキゾウです(笑)
(ゴキブリ大嫌いなので、こうやって文字で見るだけでも身震いしてしまうくらいなんですが)

ギンスケとハサキチという悪者キャラもいい味出してます。
ゴキゾウが、ギンスケとハサキチに腐ったソーセージを持ってって
「ダンナ、たのみてぇことが・・・」と言うシーンは
まさに時代劇です!

さすらいの三十郎が、悪者をこらしめるシーンで、
長男「カッコイイ!」と合いの手が。
身悶えして言うので、逆にこちらは笑ってしまいます。
本当に好きなんだなぁ。

強いことやかっこいいことは、どうでもいい。本当に大切なものは・・・
答えは語られません。

子どもの好きなう◯こネタもあり
ゲラゲラ笑いながら、大事なことを考えていける、そんな絵本です。
(シーアさん 20代・ママ 男の子4歳)

■「お江戸むしものがたり」登場人物は全編虫、虫、虫!

お江戸を舞台にした、むしのものがたり。
お寺の和尚さんにおつかいを頼まれたのは、オンブバッタのおくさん。
「とめさん、今夜はお月見じゃ。おいしいだんごを作ったから、こんじきどうのタマムシ和尚に持っていっておくれ。」
だんごのつつみを持って、早速出発しようとするとめさんの背中に飛びのってきたのは・・・だんなのぺたりどん!
「ひとときも離れたくないんだ」

◎みんなの声から

 

江戸時代が舞台、大好きな設定!
久しぶりにぐっときました!
オンブバッタっていうから、子どもをおんぶして
おつかいに行く話しなのかなと勝手に想像していたら
ぜんぜん違った!
おんぶしていたのは旦那さんでした。
そうか、オンブバッタの生態ってそうなのね~と
思わずググッてしまいました。
あんまり書くとネタバレになるのであれですが、
まず、そこで、そうきたか!と楽しめます。
そして、絵探し的要素も含まれていて
なんとも楽しい絵本でした。
江戸時代が舞台っていうのも、私のツボで、
こりゃたまらん!です。
(はっしゅぱぴーさん 30代・ママ )

■主人公のおでんさむらいをしっかり支えるのが、お供のかぶへい


「ひらた・おでんが にやりとわらえば おにのはなにも はながさく」
まちのうわさは「ひらた・おでん」で持ちきりで・・・。

 

主人公はさむらい浪人のひらた・おでん。そしてお供はかぶとむしのかぶへいでござい。
「たすけてー」
子どもの悲鳴が聞こえてまいり、ひらた・おでんは腰の刀をおさえ、ひた走る。
かぶへいは、空をとびます。ぶーん、ぶーん。
助けを求めていたのは、なんと「かさおばけ」!?

◎みんなの声から

 

衝撃!おでんさま、かっこいい!!
私と息子が初めておでんさまに出会った本です。

 

なんて素敵なお方!
謎だらけのおでんさま&おとものかぶへい(カブトムシ)に釘付けです。
二人の組み合わせも斬新だし、町に普通に妖怪がいるところもびっくり。

 

人間が妖怪を襲い、人間とカブトムシのコンビがそれを阻止する、
そんなお話、今まであったでしょうか?
衝撃だ、親子ともどもファンになってしまいました。

 

最後に、妖怪たちがお礼をしに来てくれるのが、面白いです。
息子はそこがとっても好きで、うれしそうにしています。

 

妖怪は義理堅いんだなぁ・・・
人間の世界こそ汚れている、なんてメッセージなのかしら?
大人は考えさせられました。
(ナオミDA45さん 30代・ママ 男の子5歳)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部

この記事の関連キーワード

人気連載