外遊びのススメ!夏に読みたい、思わず外に飛び出したくなる絵本!
子ども達の目をキラキラさせたかったら「外に出て、思いっきり洋服をよごすこと!」
外遊びは大人が思っている以上に多くの事を教えてくれるようです。
「遊びに行きたくなる絵本」、外に飛び出す前に読む? 思いっきり遊んだあとに読む?
経験と想像を行ったりきたりして、たくましくなっていってくださいね。
遊んでいるうちにおもしろさがエスカレート!
子どもの好きな水遊び。でも思う存分できる機会はめったにないかもしれません。最初はじょうろを使ってささやかに始まったこぐまちゃんの水遊びですが、しろくまちゃんがホースを持って来たことからおもしろさはエスカレート。できた流れに葉っぱのボートを浮かべるまでに発展します。大満足のあとは思いきり良くきりあげてシャワーへ。胸のすくような楽しさです。
こぐまちゃんの遊び着で、汚れを気にせず思いっきり遊べます♪
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「できたぞ できたぞ どろだんご」!
泥だんご作りは、土を掘って、水を入れて、どぼどぼかき混ぜて、ぐにぐに握って、という泥遊びから始まります。子どもたちの手が泥となじんで、その感触が全身の喜びとなってから、泥だんご作りに入っていきます。「どろだんご つくろ すいかみたいに でっかいの つくろ だんごむしみたいに ちっちゃいの つくろ ビーだまみたいに ぴかぴかの つくろ」で始まり、泥のスープや泥のクッキー、泥のおむすびを作った後、いよいよ固くて光る泥だんご作りがスタート。泥の固まりに、乾いた砂をまぶして、更に握っているうちに、「できたぞ できたぞ どろだんご ずっしん ずっしん てつの ボールだ ぼくのは すずめの たまごだよ わたしの ぴかぴか ひかったよ」。最後は、みんなで、泥だんごを坂から転がして、固さ比べだ!
きょうだい10ひきは、お昼ごはんのあと、とんぼ池で遊ぶことに
夏にぴったり。「14ひき」シリーズの1冊。
きょうだい10ひきは、お昼ごはんのあと、とんぼ池で遊ぶことにします。
気をつけていっておいで、と、おかあさん。
子どもたちだけで出発です。
本書の魅力はなんといっても、いわむらかずおさんが描く全ページにわたる緻密な絵。
池のまわりの植物の濃淡、水紋、水面下におぼろげに見える生き物たち。
緑にあふれた世界を、飽きずにいつまでも眺めていられます。
暑い夏の日、きょうだいといっしょに水草のすべりだいで遊べたらどんなに気持ちいいでしょう!
ねずみたちの目線になれるぐっと近い自然界はいつものこと、いくつもの種類のとんぼが描き分けられているのがとりわけ一番の見どころです。
わが家では昆虫図鑑を持ち出してきて「おにやんま」や「おおるりぼしやんま」「しおからとんぼ」を見比べました。
実はとんぼ池は、いわむらかずお絵本の丘美術館(栃木)のうぐいす谷に実在する、ため池がモデル。
自然観察会などのイベントで訪れた方もいらっしゃるかもしれません。
里山のため池は、生き物の宝庫。
大切にしなくちゃという気落ちが自然に湧き上がってきます。
きょうだいの中で年下の「くんちゃん」や「とっくん」がどんなふうに姉兄に助けられ水遊びに参加しているか、真ん中の「ごうくん」たちがのびのびと先頭切って走っていく様子も注目してくださいね。
多くの人に愛され続ける「14ひき」シリーズ。
ほほえましいきょうだいたちに、いつもロングセラーの理由を納得させられます。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
昆虫採集、七夕、魚とりに土手すべり・・・夏のあそびって本当にたくさん
楽しみながら体や心を育てる遊びをたくさんの絵で楽しく紹介。草花遊びや魚取り、土手すべりなどの自然遊び、鬼ごっこやシャボン玉、石けりなどの外遊び、工作やせっせっせ、絵かき遊びなどの室内遊びなど盛り沢山!
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