「さあ!不思議なショーがはじまるよ」楽しいサーカス絵本5冊
大きなテント、あっと驚く技や芸、愛嬌のある動物たちにピエロ。にぎやかだけど、ちょっと不思議な雰囲気も漂う「サーカス」の世界観は、子どもたちの心を惹きつけます。
そして、絵本作家が描くサーカスは、どれも美しく、魅力的な作品ばかり。ハラハラ、ドキドキ。実際に行ったことのない子でも、充分に楽しめるんです。
個性的な「サーカス絵本」5冊をご紹介します!
夜、星、サーカス、うさぎ…夢見るような気持ちで味わいたい
ほしうさぎとサーカスだん
ねえねえ、ほしうさぎって知ってる?
「ほしうさぎ」、すごく素敵な響きですよね。
美しく装飾的な表紙の絵にもドキドキします。
どんなお話なのでしょう。
ぴかぴか星に住んでいる、みつごの兄弟ほしうさぎ。
彼らが得意なぴょんぴょんジャンプを見て、流れ星が言います。
「ほしうさぎのジャンプって、サーカスみたいだね」
そこで、ほしうさぎたちは“おかのうえのサーカス”に行ってみることにします。
サーカステントでは、空中ブランコに1輪車、玉乗りや火の輪くぐりなど、みんなが得意な技を披露しています。
早速ほしうさぎたちも練習開始!
最初はうまくできないけれど、毎日練習を重ねるうちにみるみる上手になっていきます。
「はやくサーカスにでたいな~」
ところがあるばん…。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「われるのがこわがってちゃ りっぱなたまごとは いえねぇぜ」
たまごサーカス
「たまごサーカス」。なんてスリリングなネーミングなのでしょう。
想像するだけでヒヤリとしてきちゃいますよね。
実際に「ぼく」もピエロの真似をして卵をほうりなげ、
ぐしゃっ!!と、割ってしまったばかり。
おかあさんに叱られ、ふてくされてベッドに入ると…つんつん、こしょこしょ。
足をくすぐっていたのは、なんとたまごのピエロ。
彼らに招待されたぼくの目の前に広がっているのは、豪華絢爛たまごの大サーカスです!
色とりどりに着飾った観客たちを前に、団長が声をかけると音楽が始まります。
♪われやすいのがたまにきず~
切実な表情をして歌い上げられちゃったら、心配になってきちゃうのだけれど、
♪そんなことにゃあ まけられない いつも えがおでうたうのさ
なかなか頼もしいたまごたちなのです。
お手玉みたいに小さなたまごを放り投げたり、大きな熱々のフライパンを振り回したり。
なんといってもメインは空中ブランコ!
いち、にの、さん…びゅんっ!!つるりっ!!
「あ、あぶない!!」
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
サーカスの全てがわかる!?絵本
サーカスの全てが分かる
サーカスは、まだ1度も見に行った事がないんですが、この絵本を見ると、サーカスの全てが分かるような、そんな絵本でした。
32人のスタッフで、サーカス小屋を組み立て、座席を作ったり、電線を引いたり、作業場を作ったり…と準備するのに、たったの12時間というからビックリです。
演技も1つ1つが、とっても丁寧に描かれていて、本当にサーカスに行ったみたいな臨場感があり、空中ブランコや綱渡りにハラハラドキドキ、4歳の娘も楽しんでいました。
サーカスが終わって、小屋を片付けるところは、何だか「寂しいね~」と悲しんでいました。
本当に素敵な絵本でした。
(みっちー77さん 30代・ママ 7歳、4歳)
招待されたそこは、かがみのサーカスの舞台の上!
かがみのサーカス
「こんな絵本、見たことない!」
発売された途端、大きな驚きと喜びの声が沸き起こった「かがみのえほん」シリーズ。
鏡のように反射するピカピカの紙でつくられていて、絵本を開くと、両側のページの絵が互いに映りこみ、立体的な絵が浮かび上がってくるのです。
『ふしぎなにじ』と『きょうのおやつは』に続き、待望の新作が登場しました。
タイトルは『かがみのサーカス』。
男の子が鏡をのぞいてみると、中から不思議なクラウンがこちらをのぞいています。
「ようこそ、かがみのサーカスへ。」
招待されたそこは、かがみのサーカスの舞台の上。
華やかな曲芸に見とれていると、男の子も飛び入り参加することに!?
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
みなさん、そろそろふしぎなサーカスがはじまりますよ。
まだまだあります!「サーカスの絵本」
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