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絵本で夏を満喫!花火をテーマにした絵本10選!

花火絵本は読み聞かせやおはなし会にもぴったり!

夏の風物詩の一つである花火。浴衣を着て花火大会に出かけるのを楽しみにしている子どもたちも多いのではないでしょうか。絵本の中には花火をテーマにしたものも多くあります。花火は子どもたちも興味を持っていることですから、読み聞かせやおはなし会の絵本としてもぴったり。まだ花火の音に驚いてしまって本物を楽しめなかったお子さんも、絵本だったら大喜び!最近は手持ち花火ができる場所も限られてしまい、手軽にやり辛くなっているかも。そんな時も花火の絵本の出番!

今回は子どもたちも喜ぶおすすめの花火絵本を10冊ご紹介します。

赤ちゃんも大喜び!一番人気の花火絵本「はなびドーン」

最初は真っ暗な夜空のページに「シューッ」と書かれた何かがあり、次のページを開くと花火が「ドーン」「パパパーン」ときれいに花を咲かせます。そしてまたページを開くと「シュシュシューッ」と花火が打ちあがり、次のページを開くと「ドドドーン」「パパパパーン」。そんなただ花火が打ちあがって咲く様だけが描かれた絵本ですが、この単純な繰り返しと鮮やかな色彩のきれいな花火の絵に赤ちゃんは大喜びです。

はなび ドーン

出版社からの内容紹介

夜空にうかびあがる、色鮮やかな花火。
小さいの、大きいの、赤いの、黄色いの、まるいの、星形の…。「ドーン」など様々な音といっしょにはじめる花火に、心もぱぁっと明るくなります。色、音、形が楽しいあかちゃん絵本。

縁日を満喫するワニのお話!「わにわにのおでかけ」

ワニのオヤジわにわにのお話。家の外から聞こえてくる足音に惹かれてわにわにがみんなについて行くと、そこでは縁日が開かれていました。縁日でヨーヨーを買ったり、金魚すくいを満喫したりするわにわに。最後には花火大会が行われ、ページ一面をきれいな花火が彩ります。縁日を満喫するわにわにの表情がかわいいいけれどちょっと怖い、夏の絵本にぴったりの一冊です。

わにわにのおでかけ

出版社からの内容紹介

残暑が残る夜、ワニのわにわにはなかなか寝付けません。すると、家のそとをぞろぞろと歩くたくさんの足音がします。好奇心を抑えられないわにわには、窓からはい出て、人のあとについていきます。ずりずりづづづ、と足をひきずりながら。たいこ橋を渡ると、なんとなんと、そこはたくさんの屋台がでている縁日。一軒一軒のぞいて、ヨーヨーを買って、大きな花火を見て、ゆっくりと家に戻ります。

驚きの演出で読み聞かせにもぴったり!「はなび」と「ねこざかなのはなび」

浅沼とおる作の「はなび」はちょっと珍しい縦に開いて読んでいく絵本です。そのため打ち上げ花火が空に上っていく様子が上手に表現されており、読み聞かせの場でまるで花火大会にいるような臨場感を演出できるのが魅力。文字が少ないので小さな子どもでも楽しめるのも嬉しいポイント。
 

はなび

出版社からの内容紹介

たてにひらく絵本。空にのぼっていく打ち上げ花火がダイナミックに描かれます。どーん、ばーん、など楽しい擬音も、読み聞かせにぴったり。

人気シリーズ”ねこざかな”の「ねこざかなのはなび」はさざえじまの花火大会に行ったねこざかなの二人がサメに囲まれて大ピンチになる物語。きれいな花火の絵が描かれているだけでなく花火の音が出る仕掛け絵本!花火が未体験のお子さんにも楽しめそうです!

ねこざかなのはなび

出版社からの内容紹介

今夜はさざえじまの花火大会。ねこざかなは、わくわくして花火があがるのを待ちますが、サメに囲まれて大ピンチ!音が出る、大胆なポップアップのしかけつきです。

花火について詳しくなれる!自由研究にもおすすめの「はなび」と「はなびのはなし」

ここからは、花火が大好き!どうやってできているんだろう?というお子さんや、小学生くらいのお子さんにぴったりな読み物です。

新潟県小千谷市片貝町を舞台に、花火が作られて打ち上げられるまでの様子を克明に描いた「はなび」。美しい花火の絵もさることながら、どうやって花火が作られるのか、といった花火の舞台裏についても知ることができて子どもたちの好奇心を満たせるかも!

はなび

出版社からの内容紹介

はなびが作られ、打ち上げられるまでをこくめいにえがいた絵本。あがれ、あがれ、みんなのはなび!

「はなびのはなし」も花火の仕組みを描いた絵本。花火工場での作業の様子や花火の中身、筒を使って打ち上げる時の様子などが描かれており、花火に関する色んな疑問の答えが分かります。自由研究にもつながる1冊なので、花火大会で感動したら、この本を探してみてくださいね。

はなびのはなし

出版社からの内容紹介

花火ってどうやって作るのかな? 花火はどうやって打ち上げるの? 空に上がった花火はどこから見ても同じなのはどうして? 花火のすべての疑問に答える花火のお話です。

 

美しい写真も楽しい!「知って楽しい花火のえほん」と「花火の図鑑」

もっと詳しく!のお子さんにはこちら。「知って楽しい花火のえほん」はたくさんの美しい花火の写真が収められているだけでなく、花火の作り方や種類、歴史まで詳しく書かれた絵本です。線香花火は火をつける前に先端をつまんでおくと長持ちするなど、ちょっとした豆知識も得られるので子どもたちも大喜びです。
 

知って楽しい花火のえほん

出版社からの内容紹介

子どもと楽しむ花火の絵本百科。知っていますか? 花火の作り方/種類(割物、ポカ物、型物、水中花火…)、花火の歴史/伝統花火
わたしたちがお店で購入して楽しむ玩具花火は、買うときに製造年月日を見るといい。なぜなら花火は、製造してすぐに使うよりも、1年ぐらい寝かせたほうが色や火花がきれいだといわれているからだ。また、線香花火は、火をつける前に、先端部分をぎゅっとしめておくと長持ちする。
(本文「豆知識」より)

「花火の図鑑」も全編カラー写真の花火を集めた図鑑となっており、花火用語から花火の作り方まで花火についての様々なことを知ることができる一冊。これを読んでから花火大会に行くと、また違った楽しみ方がありそうです。

花火が物語のキーポイント!「落語絵本10 たがや」と「11ぴきのねことへんなねこ」

ここからは、花火がお話のキーポイントになる絵本をご紹介。

川端誠作の「落語絵本10 たがや」は古典落語を絵本にした一冊です。隅田川の花火大会にでかけたたがや夫婦。ところがそんな花火大会のさなか、おかみさんが産気づいてしまうのです。そうなるともう大変。周りの人たちの掛け声は「たまや」ではなく、ついつい「たがや!」となってしまうのでした。お産には今ひとつぴんと来ない子どもたちも、「たがや!」とみんながあたふたしている様子から花火の楽しさだけでなく命の誕生の大切さも実感できる、そんな絵本です。

落語絵本10 たがや

出版社からの内容紹介

両国橋は、すしづめの大混雑、川面も屋形船が並び…江戸の頃から、隅田川の花火は、夏の一大風物詩。ひと月後には赤ん坊が生まれるという、たがや夫婦も、長屋をあげて、花火見物に出かけていきました。花火の音が轟くなか、なんとおかみさんが産気づき…?!

★ひとこと秘話
アメリカでは、赤ん坊が産まれると、居合わせた人たちが、「WELCOME!」と声をかける習慣があるそうで、それを元にして作られた中島みゆきさんの『誕生』という曲からインスピレーションを受け、川端流翻案「たがや」が生まれました。
 

花火がお話の重要な場面に出てくる作品のもう一つは馬場のぼる作の「11ぴきのねことへんなねこ」。人気の11ぴきのねこシリーズの5作目です。ある日水玉模様の不思議なねこと出会った11ぴきのねこ。なんとそのみずたまねこは宇宙からやって来たねこだったのでした。そんなみずたまねこが見せてくれるのが、ほしのせかいのおほしさま花火。いつも悪巧みばかりしているけれどどこか憎めない11ぴきのねこと一緒に、少し変わった花火を楽しめます。

11ぴきのねことへんなねこ

なんと宇宙ネコが登場するシリーズ第五作。11ぴきのねこが魚釣りをしていると、水玉模様のへんなねこがあらわれました。ねこたちは気になって気になって後をつけますが…。

11ぴきのねことへんなねこ

夏を感じる絵本で楽しもう!

花火をテーマにした絵本の中には、花火の体験を絵本でできるものや花火について詳しくなれるもの、花火が物語の中で効果的に使われているものなど様々ありますよ。子どもたちと一緒に夏休みを満喫する一冊として、今日の夜の読み聞かせや、今度のおはなし会は花火の絵本を選んでみてはいかがですか?

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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