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真夏に背筋がゾゾッ、鳥肌ものの気になっちゃう怖い絵本

真夏になるとやっぱり怪談話が聞きたくありませんか。

怖い話や妖怪・おばけが大好きなお子さん、ホラー好きなママパパのためにとっておきのシリーズをご紹介します。怖い絵本の魅力って、物語の力もさることながら、とてつもない絵の持つ魔力を体感できること。絵本が、あっという間に子どもたちをあちらの世界に連れて行ってしまいますから、読む時はご用心くださいね。気づくとお子さんの姿が見当たらない、見ると絵本の中に...。なんて...ブルルルッ。不思議で恐ろしい物語がみなさんを首を長くして待ち構えていますよ。

 

さぁ、心の準備はよろしいでしょうか。

「ゾワッ」「ブルッ」とする本物の妖怪と出会える絵本

妖怪研究家でもあり、小説家の京極夏彦さんが手掛けた絵本シリーズをご存じですか。

子どもたちが、「ゾワッ」「ブルッ」とする本物の妖怪と出会うことをコンセプトにつくられたこのシリーズ、怖くないわけがありませんよね。


昔ながらの古い家屋には必ず暗闇があります。そこにはいろいろなものが潜んでいる。すべてが明るく照らされた現代の住宅では味わえない不気味な微かな気配に息をひそめる感覚。地方に昔から伝わる古い言い伝えや、それぞれの風土が生み出した妖怪たちが怪談の世界へと導きます。

「京極夏彦の妖怪えほん」シリーズ

ことりぞ

お面をつけた女の子と黒猫が遊んでいます。

おばあちゃんの家の仏壇のあるへや。竹やぶにかこまれた古いお堂。お墓の奥にたくさん並んでいるお地蔵さん。家と家の細い路地。神社の階段からふときた道をふりかえれば、誰もいない夕暮れ時。

本当にいたらこわいけどなにかを期待して、こっそりとのぞいてしまう、ふりかえって見てしまう気持ち。いそうだけどいるわけない。そう思った女の子の背後から近づく鬼のようなゴツゴツした異形の手。お面がはずれたとき、私たちは女の子の本当の表情を初めて見ることができるのです。見開いた女の子の目には、一体何が映っていたのでしょうか。>>>くわしくはこちら

 

(富田直美  絵本ナビ編集部)

とうふこぞう

おばけはこわい・・・。

夜寝る前、はみがきをするとき、鏡に映る自分。今、ニヤッてしなかった?しーんとしてるお風呂場。なにかの気配。薄暗い廊下を歩いているとき、だれかみてない?壁の汚れた模様や天井の木目がなんだか顔や目玉に見えてくる。お布団にはいってもおばけのことばかり考えてしまう。窓からのぞいてたらどうしよう。部屋に入ってきたらどうしよう。布団にのっかってきたら。


うわ!なにかがのぞいてる!こわい!!なにかがはいってきた!やめて!布団の上にのっかってきたよ!布団の中で震えながらもう怖さはMAXレベル。でも、おそるおそる布団から顔をだしてのぞいてみるとそこにいたのは、予想外のおばけだった!?>>>くわしくはこちら

 

(富田直美  絵本ナビ編集部)

つくもがみ

ものは大事にね

「ものを大事にしようね」というメッセージが息子にも伝わったようです。
大事にしなかったら化けて出るのかと思いきや、長い間大切に使ってくれてうれしくて化けて出るなんて、私が思ってた展開と全く違っていました。息子はどちらかというと、妖怪に対して怖さより親しみを感じているようなので「ものを大事にしないとお化けが出るよ」より「ものを大事にすると、喜んでおばけが出てくるよ」というこの話の展開が好きなようです。楽しく読める妖怪絵本でした。


(てつじんこさん 30代・ママ 男の子5歳、男の子2歳)

怪談が想像力を育み強い心を育てる!現代の怖い絵本

大人もゾゾッとしてしまう怖い現代の怪談絵本をご紹介します。

まず、このシリーズ、ただの怖い絵本でないことをお伝えしなくてはなりません。ご紹介するシリーズの監修者であり文芸評論家である東雅夫さんはこう書かれています。

 

「『怪談』を通じて、想像力を養い、強い心を育んでほしい。幼いころから怪談に親しむことによって、子どもたちは豊かな想像力を養い、想定外の時代に直面しても平静さを保てる強い心を育み、さらに命の尊さや他者を傷つけることの怖ろしさといった、人として大切なことのイロハを自然に身につけてゆくのです。」

 

怪談がじんわりとひんやりと心に語り掛けてくる、この感じ、やっぱり大事な部分なのかもしれない。現代だからこそ、暗闇がなくなってきている「今」に生きる私たちだからこそ、この感覚は大切にしていきたいものです。ただ怖いだけじゃない、その制作意図を知った時、怖いの先にある何かを感じとることができるはず。

 

でも、やっぱり怖いです!でも、絵本を開く手を止められないのです。

「怪談えほん」シリーズ

はこ

箱。あかない箱。なにがはいっているのかわからない。
ふると、音がする。コソコソ 音がする。
なにがはいっているんだろう。

雨の降る日、気づくと箱はあいていた。でも、箱はからっぽ。音がしたのにからっぽ。
いったい、なかみはどこに・・・。

次々とあかなくなる箱、引き出し、クローゼット。あかなくなる対象物が大きくなる恐怖。箱の中から聞こえる奇妙な音もどんどんエスカレートしていきます。そして、口を開いた箱には、やはり何も入っていないのです。>>>くわしくはこちら

 

(富田直美  絵本ナビ編集部)

くうきにんげん

「くうきにんげん をしってるかい?」

誰も気づいていないけれど、くうきにんげんは世界中にたくさんいる、らしい。目には見えなくて、形も自由自在。だから、どんなに戸締りした家だって、かぎのかかった部屋の中にだって……。

「くうきにんげんは ふつうの にんげんに おそいかかって、
 くうきに かえてしまうのさ。」


空気にかえられるってことは、見えなくなるってこと?
お父さんにも、お母さんにも、誰にも気づかれなくなるってこと?

「ほら、きみの そばにも」
そこにいるのか、いないのか。なんだかわからない、目に見えない。だけど、とてつもなく恐ろしいような。>>>くわしくはこちら

 

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

いるのいないの

人気小説家が描く、怪談えほんシリーズ!
『百鬼夜行シリーズ』などで知られる作家、京極夏彦が描くのは、古い日本家屋にひそむ恐怖……

かやぶき屋根の、木でてきた、とても古い家。おばあちゃんとふたり、そこで暮らすことになった男の子。おばあちゃんの家は、とても天井が高い。大人が台にのっても、はしごにのぼっても、届かないくらい高い。ずーっと上のほうに、暗がりがたまっていて、その手前に、太い木の梁が渡っている。

「うえのほうは くらいねえ」
「でも ほら したのほうは あかるいよ」

下の方が明るいなら、まあ、いいか。でも、やっぱり、気になる。頭の上でかたまりになっている暗がりを、何度も見あげる。そしてその日、男の子は、梁の上の暗がりから自分を見下ろす、それを見つけた――>>>くわしくはこちら

 

(堀井拓馬  小説家)

http://www.ehonnavi.net/special.asp?n=2345

みなさんは、お気に入りの怖い絵本見つかりましたか。

くれぐれも読む時はひとりで読まないこと。自分の姿が消えてしまっても誰も気づきませんからねぇ。親子で真夏の怪談をお楽しみに...。ヒヒヒヒヒ

(富田直美  絵本ナビ編集部)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部