絵本ナビスタイル トップ  >  絵本・本・よみきかせ   >   夏休みには、絵本の世界で大冒険しよう!

夏休みには、絵本の世界で大冒険しよう!

ゆったり過ごせる夏休みこそ、親子で絵本の世界へ

夏休みももう半分過ぎてしまいましたね。もう飽きてきてしまったお子さんがいたら、ぜひオススメしたいのが大冒険すること!もちろん、本物の冒険はハードルが高いのですけれど。残りの夏休みに何をしようか悩んでいるなら、冒険絵本を読んで、ひと夏の冒険へ繰り出してみては?好奇心が湧き出てきて、読書感想文もスラスラ書けるかも?!シリーズものも多いので、気付いたらいつの間にか何冊も読破していたりして。時にはパパママも一緒に冒険絵本の世界へ出かけてみるのもいい思い出になりますよ!

男の子に人気の冒険絵本

まずは「めっきらもっきらどおんどん」。こちらは絵本なので、あまりボリュームはないのですが、お話のスケールは大きいですよ。遊び仲間を探す少年のかんたが、神社の木の穴に吸い込まれそこで3人のお化けたちに出会い、楽しく遊んでいる様子が生き生きと躍動的に描かれ、耳に残る題名の唄も印象的。読み聞かせにピッタリの1冊です。

続いて「なつのいちにち」。1人の少年が夏の暑い日差しの中、一心不乱に山へクワガタを探しに行く姿を描いています。まさにこれぞ夏休みといった絵が心を湧き立たせます。読み終えた後には、こんな夏休みを過ごしたい、過ごしてほしいという気持ちになりますよね。

「ルイのうちゅうりょこう 」もおすすめの1冊です。がらくたを集めて売るお父さんのお店で、宇宙船を作ったルイは友達と宇宙に大冒険へと旅立ちます。色鮮やかで独特の世界が描かれた絵は、見ているものをその世界に引き込み、宇宙にいるような錯覚を起こさせてくれます。

最後に「だんごむしうみへいく 」です。子どもたちが大好きなだんごむしが、仲間を探すために旅に出ます。木の実のさやで作った船にのせた小さな体で大冒険へと繰り出すのです。いろんな生き物が登場し、虫好きの男の子にはたまらない1冊です。

男の子に人気の冒険絵本

めっきらもっきらどおんどん

遊ぶ友だちがみつからないかんたは、お宮でへんてこなおばけたちと出会って愉快に遊びますが……。躍動することばと絵が子どもたちを存分に楽しませてくれるファンタジーの絵本。

 

なつのいちにち

暑い暑い夏の日。クワガタのいる山をめざしてぼくは走った。真っ白な陽射し、青い草の匂い…。ページの中からあふれだす夏!

 

ルイのうちゅうりょこう

宇宙船に乗り、冒険に出発!ルイとスージーは古道具でつくった宇宙船に乗り、冒険に出発! イメージを共有して遊ぶ子どもたちを愛情たっぶりにえがく絵本。

 

だんごむしうみへいく

大好評だんごむしシリーズ第2弾。子ども達の大好きなだんごむし、今度は仲間探しの度に出ます。木の実のさやで作った船に乗っての大冒険は、はらはらドキドキの連続。読み手の想像力を刺激する創作科学絵本です。

 

女の子におススメの冒険絵本

女の子に人気の冒険絵本といえば、チリとチリリシリーズの「チリとチリリ うみのおはなし 」。お揃いの自転車にのってどこへでもお出かけするチリとチリリの2人が今回出かけた先は、海の中です。夏にピッタリの爽やかな冒険が始まります。貝殻や真珠をモチーフにしたかわいらしいスイーツや素敵なお土産、想像広がる海の世界に女の子たちの冒険心も大満足です。
「ふたりだけのとっておきのいちにち 」は夏の間だけ一緒に過ごせるロビーとリンのひと夏の冒険のお話。ふたりでせっせと作り上げた秘密の島とお別れするのが寂しくて、思い切った冒険に飛び出します。柔らかいイラストから伝わるきれいな海や色とりどりの貝殻や魚たちに心躍り出します。
一味違った「ジャーニー 女の子とまほうのマーカー」もおすすめですよ。ひとりぼっちの少女と1本の赤いマーカーが繰り出す冒険の世界。しかしそこに文字は存在しません。豊かな色彩で描かれた絵の世界があるだけです。子どもたちがそれぞれに想像を膨らませ、ストーリを作り出せる1冊です。
続いては「おへやだいぼうけん」です。仲良し2人組の女の子たちは、2人揃えばどこにいても大冒険に出発できます。そこが家の中とは思えないほどに広がる想像の世界に、子どもは一緒になって旅することができます。子どもの頭の中に広がる世界がそのまま描き出された絵にも注目です。

女の子にオススメ!冒険絵本

チリとチリリ うみのおはなし

チリとチリリが自転車に乗って海の中を探検。すてきな宝物を見つけます。いろいろな物から自分が一番好きなものを見つけだす幸せを描きます。大好評「チリとチリリ」の第2弾!

 

ふたりだけのとっておきのいちにち

小さな街にやってきたロビーと、迎えるリン。やがてロビーが帰る日がやってきますが、離れたくない2人はこっそり街を抜けボートに乗り、「ひみつの島」にたどり着きます。そこで2人が過ごした時間は……?

 

ジャーニー 女の子とまほうのマーカー

ニューヨークで話題のベストセラー
ひとりぼっちの少女が、ふしぎな赤いマーカーで壁に描いた扉。それは、描いたことが現実になる世界への入り口だった。さあ、想像力の世界へ飛び出そう!

 

おへやだいぼうけん

とっても仲良しな女の子二人組がいました。二人でいれば、どんなとこでも冒険できるのだ!とびらをあけて、船に乗って、そらとぶじゅうたんに乗って、ジャングル探検して飛び出そう!画家としても活躍中の堀川理万子が描く、不思議絵の世界は必見です!

小学生には少し長めのお話を。こんな冒険はいかが?

これは外せない!ロングセラーの冒険絵本・児童書

ロングセラーの冒険本といえば、まずは「エルマーのぼうけん」。9歳の男の子エルマーは動物島に捕らえられたりゅうの子を救うために冒険に出かけ、さまざまな困難を機転を利かせながら乗り越えていくというお話。子どもたちにとってエルマーは自分の友達もしくは自分自身で、一緒に冒険に出かけているような気持ちにさせてくれます。
続いての「ふらいぱんじいさん」は、新たな使い手を求めて旅に出たふらいぱんじいさんが、嵐に巻き込まれたり、ジャングルでヒョウに出会ったりしながら、鳥との出会いでは新たな経験もします。カラフルなイラストが目を惹き、子どもたちもその世界に引き込まれ、夢中で読み進めることができそう。文字も大きいので、一人読みにもオススメです。
「くんちゃんのだいりょこう」も忘れてはなりませんよね。くんちゃんシリーズで知られている主人公のくんちゃんが、冬を迎え暖かい場所へと移動していく渡り鳥たちを見て、自分もそこに行ってみたいと言い出し、冒険に繰り出す姿を描いています。くんちゃんの愛らしさはもちろんですが、それを見守るお父さんお母さんの姿からは親としての姿を学ぶことができ、親子で読んでみるのがいいかもしれませんよ。

ロングセラーの冒険絵本・児童書

エルマーのぼうけん

動物島に捕えられているりゅうの子を助けるため、エルマーは冒険の旅にでかけます……。広がる空想、ユーモア、リアリティー。幼年童話の最高峰の一つとして読みつがれています。

9歳の男の子エルマーは、親しくなった野良ネコから、“どうぶつ島”で野蛮な動物たちのとりこになっている、かわいそうなりゅうの子どもの話を聞いて、助けにいくことにしました。家を抜け出して船に忍び込み、“どうぶつ島”についたエルマーは、トラやサイやライオンなど獰猛な動物たちにつかまりそうになりますが、そのたびに機転を利かせて危機を切り抜け、ついにりゅうの子を助け出しました。

 

 

ふらいぱんじいさん

旅に出たフライパンのおじいさん。嵐にあったり、ジャングルでヒョウにであったり、冒険がいっぱい。

 

 

くんちゃんのだいりょこう

やんちゃな子グマのくんちゃんは,渡り鳥のまねをして南の国へゆきたいと思いました.でも,双眼鏡,麦わらぼうし,水筒など,したくがたいへん! 幼い子どもの冒険をあたたかく素朴に描きます.

夏休みだからこそ挑戦したい!長めの冒険絵本

時間のたっぷりある夏休みにこそ、いつもより長めの本に挑戦してみるのもいいですよ。そんな時におすすめの本をピックアップしました。
まずは「シンドバッドの冒険」。千夜一夜物語に登場する船乗りシンドバッドの冒険のお話で、鯨の島とダイアモンドの谷でくりひろげられる本格的な冒険の話に引き込まれ、その絵にも魅了されますよね。年中さんくらいの子から、読み聞かせると夢中で入り込めるお話です。
続いての「新版ヒキガエルとんだ大冒険(1) 火曜日のごちそうはヒキガエル 」は雪の日にミミズクにつかまってしまったヒキガエルのウォートンは、ミミズクの誕生日にごちそうとして食べられることになってしまいます。しかしウォートンが決して諦めることなく、勇敢に挑み続ける姿に引き付けられます。3年生ぐらいからは1人で読め、読み聞かせには5歳ぐらいからがおすすめ。
高学年になったら是非読みたい「二分間の冒険」は6年生の悟が「世界で一番たしかなもの」を捕まえなければならないという冒険に出かけます。竜と戦いながら、成長していく悟を見守りながらあっという間に読み進めてしまいそうです。

冒険絵本でたっぷり夏の冒険を楽しもう!

シンドバッドの冒険

千夜一夜の物語の中から,船乗りシンドバッドの,鯨の島とダイアモンドの谷でくりひろげられる冒険が本格的な絵本になりました.細密画のように繊細で,タペストリーのように華麗な絵が楽しめます.「ギルガメシュ王ものがたり」の作者ゼーマンによるアラビアンナイトの絵本。

 

新版ヒキガエルとんだ大冒険(1) 火曜日のごちそうはヒキガエル

雪の野原でミミズクにつかまったヒキガエルのウォートンは、ミミズクの誕生日のごちそうにされることに。その日は一週間後。ウォートンは逃げ出せるのか…? 大人気シリーズが、大幅に訳を改めて再登場!

 

二分間の冒険

(この世でいちばんたしかなもの・ダレカ)を探すことになった悟は、思いがけず竜退治の冒険に出ることになった。

絵本の世界で、ひと夏の冒険を!

夏休みはいつもより少しゆったりとした気持ちで、親子一緒にもしくは一人で冒険絵本を読んでどっぷりじっくりとその世界に浸ってみるのはとてもおすすめですよ。海や山、キャンプなどのような派手さはないものの、きっといい思い出になるとおもいます。そこには「ひと夏の成長」があり、子どもはもちろん親としても成長できる時間になるかもしれません。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
この記事の関連キーワード
Don`t copy text!