遠足がもっと楽しみになる!ワクワクドキドキの遠足絵本
楽しみな遠足!遠足絵本にも、わくわくがいっぱい!
遠足って聞くと、わくわくしちゃう。いつもはすぐに「だっこ~」「つかれた~」って言っている子どもたちも、遠足となると話は別!
「頑張って歩くよ」「お弁当はなにかな」「何をみつけようかな」…遠足の日を指折り数えて前の日は眠れない…そんなお子さんたちに贈る、遠足絵本。絵本の中の遠足にも子ども達のワクワク感がたくさんつまっていますよ。
遠足は前の日…いえ、1週間前から始まっている?!
「あしたてんきになあれ」誰でも一度は口にしたことのある魔法の言葉ですよね。もりやまくまおも明日の遠足が晴れるように、あしたてんきになあれとてるてる坊主にお願いしましたよ。「あした・えんそくだから」は、お母さんも一緒に楽しめる1冊。幼かった頃を思い出させてくれる絵本です。そして子ども達は、これからチョコレートを手にてるてる坊主にお願いするようになるかもしれません。その理由は、絵本を読んでのお楽しみ!
あしたてんきになーれ!
「あしたえんそく! らんらんらん」は、遠足が待ち遠しすぎて、前の晩どうしても眠れなくなってしまった男の子のお話。早く寝なければと思えば思うほど目は冴えてきてしまう、という経験は多くの人にとって馴染みのあるもの。この絵本のレビューには、”遠足の前夜、楽しみすぎて眠れないってことは、私も何度も経験しているので、読みながら「そうそう、そうなの!」と共感するところばかり。とても懐かしい気持ちになりました”という感想がいくつも寄せられています。さあ、男の子はどんな遠足の朝を迎えたのでしょうか。
楽しみすぎて眠れない…!
あしたはえんそく! ずーっと楽しみにしてたんだ。もっていくものは、ハンカチ、ちりがみ、おやつによいどめ……うきうきわくわく、買ったばかりのリュックサック、らんらんらん♪ めざましかけたし、わすれものはなし。さあ、ねよう! ……だめだ、ねむれない。ねむりかたをわすれちゃった!! 子どもの繊細な心情を描いて、思わず共感してしまう絵本です。おとなの読者の方も、いつかこんなことがありませんでしたか?
こんな遠足あればいい!絵本の中のえんそくはとっても自由!
半世紀以上も子どもたちに親しまれている、ぐりとぐらシリーズ。「ぐりとぐらのえんそく」では、お弁当の入ったリュックと水筒を持って野原へ出かけます。そこで見つけたのは、緑色の縮れた毛糸。まるで雪だるまを作るように二人でどんどん大きくなる毛糸玉を転がしていくと、その先にあったのは?!
この2人も遠足に!
3人で仲良くお弁当!
さすが!ぐりとぐらシリーズ。あきさせない展開でおもしろく読めます。ぐりとぐらが遠足に出かけ、落ちていた毛糸を追いかけてくまさんのお家まで冒険し、3人(匹)で仲良くおいしいお弁当を食べるというお話です。ぐりとぐらはもちろん、くまさんのキャラクターもほのぼのとしていて、思わず微笑んでしまいそう。子供って「えんそく」って言う言葉に弱いのかな?その言葉を聞くとワクワクするみたいです。また、お昼の時間をみるのに「目覚し時計」が使われているところが面白くて、子供も家にある時計と見比べては喜んでいます。
(むっくさん 30代・石川県小松市 女3歳)
続いておすすめは「えんそくバス」。この絵本で寝坊してしまったのは、なんと園長先生!!早く遊びたい子どもたちを乗せたえんそくバスは、園長先生がいないことにも気づかずに出発してしまいました。
この本のレビューには、発想自体がおもしろいとの感想に混ざって、読み方の工夫をしてみたという意見が寄せられています。”例えば「みぎにまがりまーす。」では、息子をひざに乗せて右に大きく傾き、「ひだりにまがりまーす。」では左に…といった感じ。「おっと、がたがたみちで-す。」では思いっきり息子を宙に浮かせたり”。このように、ただ読んであげるだけではなく、体を使って親子で楽しむこともできる絵本ですよ。遠足をとても楽しみにしていた園長先生、みんなと一緒にお弁当を食べることはできたのでしょうか?
バスに合わせて動くと楽しい!おひざで読んでみて♪
遠足前にぴったり!
これは、遠足前にぴったりの本です。遠足を前にして、楽しみにしている子供たちと園長先生。いよいよ当日、なんと園長先生は寝坊してしまいます。そうとも気づかず、バスは出発してしまい・・・。という内容ですが、園長先生のほのぼのした感じと子供たちの優しさ、そして、公園の描き方。村上康成の絵の暖かさが、お話を盛り上げます。息子が一番喜んだのは、バスに乗った子供たちの描写。一緒に本をかたむけたりして、読んであげると大喜び。年中の時に、おばあちゃんに買ってもらって以来、遠足になると必ず出してきて読んでいます。この春は、1歳の娘も、読んで欲しがりました。食いしん坊なので、お弁当の描写がうれしくて仕方がないようです・・・。
(まめたろうさん 30代・愛知県知多市 男7歳、女1歳)
虫好きの子どもたちから大きな支持を得ている「むしシリーズ」。その虫たちの遠足を描いたのが「むしたちのえんそく」です。どの虫も目を輝かせて、たがめ池までの遠足を楽しんでいます。お弁当の後は水の上に浮かんで睡蓮の葉っぱを布団にお昼寝。なんて気持ちよさそうなんでしょう。
遠足といえばお弁当!楽しいお弁当の絵本3選
野原で思いっきり遊んだあとは、待ちに待ったお弁当!「きょうのおべんとう なんだろな」の登場人物たちは、自分の大好物のお弁当を持ち寄りました。小さな虫さんの葉っぱのお弁当の前で、ぞうさんがバナナ20本キャベツ3個の大きなお弁当を広げます。
さあ、みんな揃って、いただきます!
もぐもぐ、むしゃむしゃ
可愛い動物がとても楽しそうに登場。お昼になったのでお弁当を食べよう、と次々おいしそうなお弁当も登場。子供が喜ぶ素材がいっぱいです。最後の「いっただっきまーす!」では、お弁当を一緒に食べたくなってしまいました。『むしゃむしゃ』『ぱくぱく』『もぐもぐ』・・・という表現もとてもおもしろいです。りすさんには、くるみとピーナッツ、ひまわりの種。くまさんには、はちみつパンとぶどうパン・・・動物たちの好物もちゃんと書かれていて、子供たちは何気なく学んだりもできちゃいます。最後のページでは、やっぱり「これはダレのだった?」と当てっこをして遊んでしまいました。お話しは簡単なので、小さいうちから読んであげられる絵本です。
(モペットさん 20代・千葉県我孫子市 女5歳、男3歳)
続きまして、こちら。「ぼくのおべんとう」「わたしのおべんとう」は、まるで本物のお弁当箱を前にしているみたい。納豆嫌いの人の感想は、”のりと納豆サンド!とはビックリです。私は納豆が嫌いで食べられないので驚きました。実際に食べるわけではないのに絵を見てそんな気分になりました。とても楽しいお弁当の絵本でした”。という感想が。実際にできないレシピも面白くなってしまうのが、絵本のいいところですよね!
「あいうえおべんとう」も、とても美味しそうなお弁当の絵本。しかも、あ、い、う、え、おの食材を使って見た目もきれいなお弁当の出来上がり。思わず同じものを作ってみたくなる、料理本のような絵本ですよ。
遠足に行けなかった子へ。温かな気持ちになれる絵本
風邪をひいて遠足に行かれなくなってしまった、ぼく。行きたい気持ちが身体から飛び出して「ぼくのえんそく」に出発します。”このぼくの遠足が、本当の遠足よりとても素敵なんです。こんな遠足、経験してみたい。みんなに嫌われる雨雲の気持ちを理解して、一緒に遠足に連れて行き、子どもだったら絶対喜ぶ、ジュースの雨を降らせて見せたり”。
このレビューにもあるように、せっかくの遠足を休まなければならないなんて、の残念な気持ちが、読み終わった時には笑顔に変わる、とても清々しい絵本です。
「うれしいやくそく」も、遠足に行かれない気持ちを丁寧に描いている絵本です。楽しみにしていた遠足なのに、けがをして休んでしまったキツネくん。”きっと、やすんでいる ぼくのことなんか、わすれちゃうくらいたのしいんだろうな”と寂しい気持ちでベッドに横たわるキツネくんに、みんなが届けてくれたものとは?みんなの素直な思いやりの心が、やさしくにじむようなタッチの絵に溶け込んでいます。
遠足絵本を読むときは、パパママも一緒に楽しんでじゃえ!
遠足の前日にてるてる坊主を作ったこと、待ち遠しくて夜眠れなくなってしまったこと、お弁当がとても美味しかったこと、急病で遠足を休まなければならなくなった時の悲しい気持ち。どれもこれも、何年経ってもよみがえってくる懐かしい思い出ですよね。
遠足の絵本を読む時には、意識しなくても自然と子どもと同じ目線でいられるのではないでしょうか。ママパパも一緒に童心に帰って、思いっきり絵本の世界を楽しんでくださいね。
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