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祝!角野栄子さん、国際アンデルセン賞受賞!おすすめ作品を一挙ご紹介

 

児童文学作家の角野栄子さんが、2018年3月26日に、児童文学のノーベル賞といわれる「国際アンデルセン賞」作家賞に選ばれました!

 

角野栄子さんといえば、作品に散りばめられた言葉や、インタビューなどでご自身から発せられる言葉がとても素敵なことでも知られる作家さんなのですが、今回の受賞スピーチでも心に留めたい素敵なメッセージを残して下さっています。その一部をご紹介します。

 

"読書が子どもたちにもたらすもの"について
「まず言葉だろうと思う。読んで読んで読むと、その人の中に辞書ができる。その言葉がその人が生きていく上での力になる。本を読んで感動すると何かを作り出したくなる。創造に結びついていく力が読書にはあると思います」

角野栄子さんの本、どんな作品があるの?どれから読む?

角野栄子さんの創作作品がどれぐらいあるかを調べていたら、その数なんと250冊以上!(『『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし 角野栄子の毎日いろいろ』参照)そんなにたくさん!読み切れるかしら?でも、たくさん読んでみたいですよね。

角野栄子さんといえば、やはり「魔女の宅急便」シリーズが有名ですが、まだうちの子には早いかも?という方、ご安心下さい。小さな子から読める絵本や幼年童話もそれはそれはたくさんあるんです。また、小学校高学年のお子さんや大人の方向けにおすすめの最近の作品、さらには角野さんを知るエッセイなど、今すぐ読みたい角野栄子さんの作品を盛りだくさんでお届けします!

角野栄子さんの絵本のおすすめは?

『わたしおべんきょうするの』おべんきょうの楽しさが伝わる絵本(2017年刊行の新刊絵本)

わたしおべんきょうするの

クリちゃんが「おべんきょうするの」っていったら
いぬの ムムや ぶたブタコさんが やってきて
たのしい 学校が はじまります!
でも、クリちゃんの 学校の おべんきょうは
ちょっと ヘンテコで、とっても おもしろい!

『サラダでげんき』サラダに何入れる?動物たちがサラダ作りをアドバイスしてくれます

サラダでげんき

りっちゃんは病気になったお母さんのために、サラダを作りはじめました。そこへ動物たちが次々にあらわれて、サラダ作りのアドバイス。最後には飛行機でぞうまでがやってきて、サラダ作りを手伝ってくれました。

『ぼくびょうきじゃないよ』クマ式うがいってどんなうがい?

ぼくびょうきじゃないよ

 

明日は釣りに連れていってもらう日なのに、ケンは熱が出て、布団に寝かされてしまいました。するとドアをとんとんとたたいて、白いお医者さんの服を着た大きなクマが入ってきました。病気じゃないといいはったケンも、クマ先生のいうことを聞いて、クマ式うがいをして、クマ先生におでこをなめてもらい、布団の中に息を吹き込んでもらうと、翌朝には熱も下がっていました。
 

『一年生になるんだもん』一年生になるドキドキワクワクが詰まった絵本

一年生になるんだもん

一年生になる準備は前の年の秋ごろから始まります。健康診断に行ったり、ランドセルを買ったり、手さげ袋を作ったり……。入学式までの、楽しい準備の様子を描きます。

『おだんごスープ』おじいさんを元気づけてくれたのは、おばあさんが大好きだった「おだんごスープ」でした

おだんごスープ

ひとりぼっちになったおじいさんは、はじめておだんごスープをつくりました。スープができたとき、ドアの外で小さな足音がしました。

幼稚園の子から小学校低学年向け!角野栄子さんの作品からおすすめをご紹介!

「誰にとっても本を読むということは、何よりも変えがたい宝物だと思います。とくに、小さいとき、物語と接することは大切です。自分の経験から、強くそう思うので、私は特に幼年童話に力を入れて書いているのです。」(mammoth(マンモス)インタビューより抜粋)
 

「幼稚園から小学校低学年くらいの年齢は、読んでもらうのではなく、自分で読むことを覚える大事な時期だ、ということは言いたいですね。書いてあることが全部わからなくても、自分ひとりの力で1冊の本を読む、ということがすごく大事。それって、とっても楽しいし、誇らしいことでもあるんですよね。」(ポプラ社HP 角野栄子さんインタビューより抜粋)
 

と、インタビューにおいて、小さい時の読書体験がとても大事だとおっしゃり、幼年童話に力を入れて書いているという角野栄子さん。角野さんのそんな想いがたっぷり入った作品をご紹介します。
 

約40年にわたり、愛され続けている名作「小さなおばけ」シリーズ!その最初のお話『スパゲッティがたべたいよう』

スパゲッティがたべたいよう

おばけのアッチは、とてもくいしんぼ。ある日、夕やけの空をとんでいると、下のほうからとてもいいにおいがしてきました。

「小さなおばけ」シリーズ、2018年1月発売の最新作は、『おばけのアッチとくものパンやさん』

おばけのアッチとくものパンやさん

散歩に出かけたおばけのアッチと、のらねこのボンと、ねずみのチとキ。丘の上にねころんで空を眺めていたら、パンがふわふわと空から落ちてきました! びっくりするほど美味しいパンに、みんなは感激! 作ったのは、おなかがぺこぺこの人に、空から雲のパンを届けてくれる伝説の「くものパンやさん」でした。
アッチはパンの作り方を教えてほしいと頼みますが、教えてもらえません。アッチたちは、こっそりパンやさんにくっついて、空にのぼっていきますが……。
★わくわくする冒険、広がるイメージ! 角野童話ならではの魅力一杯の幼年童話です。

「小さなおばけ」シリーズ、特選12巻セットも発売中!

角野栄子の小さなおばけシリーズ(特選12巻セット)

<セット内訳>
スパゲッティがたべたいよう
ハンバーグつくろうよ
カレーライスはこわいぞ
おばけのコッチピピピ
おばけのソッチぞびぞびぞー
ピザパイくんたすけてよ
おばけのアッチねんねんねんね
エビフライをおいかけろ
おばけのコッチあかちゃんのまき
おばけのソッチ1年生のまき
フルーツポンチはいできあがり
おばけのアッチスーパーマーケットのまき

「角野栄子のちいさなどうわたち」シリーズ、角野さんの楽しいお話が一気に読めます!

角野栄子のちいさなどうわたち1

おばけのアッチ、コッチ、ソッチは、ずーっとずっとみんなの人気者! 小さなおばけたちがくり広げる、とびきりゆかいなお話。

『ハナさんのおきゃくさま』もてなし好きのハナさんのところへ次々に変なお客さんがやってきて・・・

ハナさんのおきゃくさま

ハナさんは町と森の境に住むひとり暮らしのおばあさん。玄関が二つもあってもてなし好きの家には、おかしなお客さんが出たり入ったり。空想の世界で思いきり遊べる、楽しいお話。

「アイウエ動物園」シリーズ、動物園の動物たちと園長先生に、さまざまな事件が巻き起こります!

見ごたえも読みごたえ満足。角野栄子さん幼年童話「アイウエ動物園」シリーズ、誕生です。
ちいさなときにこそ出会える「幼年童話」は、絵本から児童文学への掛け橋です。
 

「おばけとなかよし」シリーズ、こわいけど会ってみたくなる、楽しいおばけの登場です!

おばけってね、いろんなところにいるんだって! うちにも、いるのかな? こわいけど、あってみたいな…。ヒロとタッちゃんのおばあちゃんは、かべにあいたあなを「かべにゅうどうのくち」っていうけれど、ほんとかな……。

「ラブちゃんとボタンタン」シリーズ、歌とおしゃれが大好きなアイドルのラブちゃんのお話

ラブちゃんとボタンタン(1)

すてきな女の子になるためのアイディア物語(ストーリー)
おしゃれ度バツグンのアイドルはヒミツがいっぱい!

ラブちゃんのボタンアクセサリー作り方つき

ラブちゃんのパパとママは、どこにいってしまったの?ボタンタンは、どこからやってきたの?ひみつちゃんって、いったいだれ?……なぞがなぞをよぶ、ラブちゃんの物語。

小学校中学年向けの角野栄子さんおすすめ作品は?

『大どろぼうブラブラ氏』産経児童出版文化賞大賞(1982年)を受賞した作品

大どろぼうブラブラ氏

ユーモアたっぷり、心があったかくなるスケールの大きな物語!

39代目の大どろぼう、ブラブラ氏は由緒正しい家柄のおぼっちゃま。代々続く家系で、世界最大級のお城や船や岩も、だれにも気づかれずにぬすみだしてしまったとか。さて、そんなブラブラ氏が、とつぜん東京にあらわれた。秋葉の原警察のニラミ刑事は、どんな作戦で捕まえようというのか?ユーモアあふれるタッチで、人間の温かさをえがいた童話。
サンケイ児童出版文化賞大賞受賞作品

『ズボン船長さんの話』旺文社児童文学賞受賞(1984年)を受賞した作品

ズボン船長さんの話

ケンは夏休みにもと船長さんと知りあい、大事な“宝物”のお話を聞くことになります。7つの海をかけめぐってのおかしなおかしな出来事の数々――。2人の友情は静かに進んでいきます。

福音館文庫 ズボン船長さんの話

※こちらは文庫版。
ケンは4年生の夏休みに元船長さんと知り合い、大事な宝物にまつわるお話をきくことになります。七つの海をかけめぐっての、おかしくて、ちょっぴり切ないお話の数々。

『靴屋のタスケさん』心に残る「何か」を考えさせられる絵童話(2017年6月刊行の新刊です)

靴屋のタスケさん

1942年、初夏。
戦争がいよいよ激しくなっていくちょっと前のこと。
家のすぐそばの表通りに、「タスケ靴店」ができた。わたしは毎日ガラス戸に顔をくっつけて、中をのぞくようになった。タスケさんは背中をまるめて、靴をカナヅチでトントンたたいたり、ぼーっと火をつけて何かをあぶったり…。ずっと見つめていると、あるとき「おいで」といってタスケさんがガラス戸をあけてくれました。それからわたしは毎日おやつのあと靴屋さんに行くようになりました。

「今は材料の革がないし、靴をあつらえるなんて贅沢は許されないしなあ。でも、こう見えても、腕はたしかなんだぞ」
そういって、ひょろ長い体にぶあついめがねをかけた靴屋のタスケさんは、いつも古びた靴を直していましたが…。
あるときわたしのねがいがかない、タスケさんにあたらしい靴を作ってもらえることになります。

大好きだった靴屋のお兄さんと、小さい女の子の物語。
かかと ととと
ととと かかと
モノクロの鉛筆画の中から、わたしのあこがれの赤い革靴が、ふしぎなリズムと共にあざやかに目にとびこんできます。
戦争の日々の中のユーモアとつつましやかなよろこび。戦争の哀しさと、女の子の胸に芽生えたときめきのあかしの赤い靴…。
皮がとても贅沢品だった戦争中、たった一足を、心をこめて作る切なさに打たれます。
戦争が激化する中、兵隊さんになるために田舎にかえっていったタスケさん。二度ともどらない時間を思わせる、最後の場面に、ぐっと心をつかまれます。

「魔女の宅急便」シリーズをはじめ楽しい作品をたくさん書いてきた児童文学作家・角野栄子さんが、今の子どもたちに読んでほしいと願って綴ったお話。一度しかない人生を、戦争とともに生きざるを得なかった人たちを描きます。
小さい女の子と靴屋のお兄さんの心の交流が描かれたかわいらしいお話でありながら、ずしんと心に残る「何か」を考えさせられる絵童話です。

(大和田佳世  絵本ナビライター)

「魔女の宅急便」シリーズ!魔女のキキからたくさんの勇気と元気をもらえます

魔女の宅急便

魔法が使えて、ほうきに乗って空を飛べる…。女の子なら一度は憧れたことがありますよね。
でも魔女ってなんだか遠い存在?いえいえ、とっても親しみやすくてかわいい魔女がここにいます。

その名はキキ。キキは魔女のお母さんと、人間のお父さんの間に生まれた女の子。
“13歳になったら、魔女としてひとり立ちするために、家を離れて知らない町で1年間暮らす”というきまりに従って、キキは満月の夜、ほうきに乗って相棒の黒猫ジジと一緒に新しい町へと旅立ちます。辿り着いたのは、きれいな海に囲まれたコリコの町。想像していたよりも大きな町ではあったけれど、ひと目で気に入ったキキはこの町で修行することにします。幸運にもグーチョキパン屋のおソノさんと出会い、下宿させてもらいながら、持っているたったひとつの魔法“ほうきで空を飛ぶこと”を生かして、お届けもの屋さんをはじめるのです。

ここでは魔法はたったひとつということが大切なキーワード。ひとつだからこそ、自信をなくした時の落ち込みは相当ですが、ひとつだからこそ大切で、それを生かせたときの喜びが大きく伝わってくるのです。

お話のお楽しみは、なんといってもキキが運ぶもののさまざまなエピソード!中でも、わんぱく坊主のお誕生日プレゼントに黒猫のぬいぐるみを運ぶエピソードはユーモアたっぷり。運ぶ途中で大事な黒猫のぬいぐるみを落としてしまったキキはいったいどうしたのでしょう?知らない町での魔女修行はうまくいくことばかりではないけれど、つまずきながらも前に進んでいくキキからはたくさんの勇気をもらえます。

スタジオジブリのアニメやミュージカル、さらに2014年春には実写映画にもなりました。魔女のキキは子どもから大人まで日本で一番有名な魔女かもしれませんね。「魔女の宅急便」シリーズは全部で6巻。自立や、進む道への悩み、自身のこと、恋愛、結婚など、さまざまな事に悩んだり、傷つきながらも、何度も立ち上がり成長していくキキの姿は、読む人に大きな共感をもって愛されています。
キキと同年齢の子どもたちだけでなく、大人になってから、また子育て中の親御さんなど、読む時期によって共感する部分や気づきがさまざまに変わっていくのも大きな魅力です。まだ小さいお子さんへは親御さんから少しずつ読んであげるのも楽しいですね。親から子へ、またその子どもへ、と世代を超えて丁寧に引き継いでいきたいお話です。

(絵本ナビ児童書担当 秋山朋恵)

「魔女の宅急便」ファンにはたまらないスピンオフ作品も刊行中です!

魔女の宅急便 特別編 キキに出会った人びと

グーチョキパン屋のおソノさんの、幼い日々から波高い青春、キキとの出会いまで。コリコの町長ゲントさんが経験した、奇妙なできごと。謎めいた婦人ヨモギさんの、コリコを去って舞い戻った砂漠での暮らし。大空を自由に飛ぶキキを見上げて、人生を変えた青年。……「魔女の宅急便」シリーズに登場する多彩な脇役たちや、名もないコリコの住人たちが語る、物語の裏の物語。それぞれの人生を彩る不思議と魔法、そしてキキの面影。

  

わたし、魔女になりたいってわかるのかな?

人間の男の人オキノさんと、魔女のコキリさんのあいだに生まれた女の子、キキ。将来、魔女として活躍するキキが、赤ちゃんから10歳の女の子に成長していくまでを、黒猫の相棒ジジとの関わりを中心に描きます。魔女の娘として育ったキキは、どのように、魔女になる決意をするのでしょう。はたしてジジは「魔女猫」になれるのでしょうか。

小学校高学年から大人の方におすすめの作品は?

こちらで紹介するのは、「魔女の宅急便」シリーズが完結した後に書かれた物語です。こちらの作品を読むと、角野栄子さんが物語を通してどんなことを伝えようとされているのかその原点に迫れるような思いがします。かつておばけのアッチを読んで育ったお子さんや大人の方、そしてまだ「魔女の宅急便」シリーズしか読んだことがないという方に、ぜひおすすめしたい物語です。

『七十四歳』の私と『十二歳』の母。ふたりの最高で最強の「ラストラン」!

ラスト ラン

74歳のイコさんは東京から岡山まで、5歳の時に死別した母の生家をバイクで訪ねるという、思い切った行動に出る。イコさんはその家で、自分は幽霊だという少女時代の母に出会うが……!?

角川つばさ文庫 ラストラン

※こちらは文庫版

イコさんは、バイク大好き&冒険大好き! あるとき、東京(とうきょう)から岡山(おかやま)までたったひとりでオートバイ旅行に出発した。イコさんがめざした古びたお家には、なんと女の子のゆうれいが住んでいた。そのゆうれいの名前はふーちゃん。ふーちゃんは「心残り」があって「むこうの世界」に行けないでいるらしい。ふーちゃんの「心残り」っていったいなんなの!? イコさんとふーちゃんの「心残り」をさがす二人旅が始まった──!

『ナーダという名の少女』ブラジルに住む少女の成長物語

ナーダという名の少女

リオデジャネイロに住む15歳のアリコは、初めて一人で映画を見に行った日、帰り道で不思議な少女に出会う。自由奔放なナーダに魅せられたアリコは、だんだんと仲を深めていくが… 。友情と恋愛の成長物語。

『トンネルの森1945』10歳の少女の目を通して描かれた戦争の姿はこれ以上ないぐらいの真実味をもって迫ってきます。角野さんご自身の戦争体験をもとに執筆された物語です。

トンネルの森 1945

「魔女の宅急便」の著者が描き下す、9歳の少女の戦争物語

太平洋戦争のさなか、幼くして母を亡くしたイコは父の再婚相手とともに疎開する。家のそばにある、暗く大きな森のトンネルで、脱走兵が自殺した噂を耳にするが……。

角野栄子さんをもっと知りたい!という方向けのおすすめ

『角野栄子の毎日いろいろ』その美しい暮らしぶりも魅力的な角野栄子さんを知る決定版!

『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし 角野栄子の毎日 いろいろ

家の壁のほとんどを占めるたくさんの本棚。大好きないちご色の壁。長年の日々の台所仕事で得た、かんたんおいしい十八番のメニュー。カラフルなメガネやキャンディみたいなリング。ビビットなカラーのワンピース。『魔女の宅急便』をはじめ多くの児童文学の名作を生み出してきた、作家角野栄子の美しい暮らしをあますことなく紹介する一冊! 五歳で母をなくし、戦争と終戦も体験。二十四歳でブラジルに移民として渡り、世界中の人々と知り合った。現在八十二歳の角野栄子は言う。「魔法は一つ。すべての人が、必ず持っているのよ」人生を明るく、色鮮やかにいきていくための『衣』『食』『住』のレシピ集。

『ファンタジーが生まれるとき』角野さんが創作の秘密を語った自伝的エッセイ

ファンタジーが生まれるとき-『魔女の宅急便』とわたし-

「想像力」,それは人であればだれでも持っている魔法だ.ご存じ『魔女の宅急便』の作者が,幼いころからの体験と重ねながら,みずからの童話作家としての歩みと創作のひみつを語ります.水平線という一本の線の魔法,主人公の名前のちから,物語のとびらが開く瞬間のこと…….あなたのすぐ隣にある不思議に気づかせてくれます.

■内容紹介
 アニメ映画化され大ヒットした『魔女の宅急便』.角野栄子さんが描く原作の方では,すでに四冊目までが刊行され,あのかわいい魔女のキキは17歳になりました.空を飛べる,というたった一つの魔法で,いろいろな体験を積みかさね成長していくキキ.『ファンタジーが生まれるとき』は,そんなすてきな物語をつむぎだす童話作家の自伝的エッセイです.
 幼い頃にお母さんを亡くしてから「むこうの世界」を強く意識するようになったこと.ブラジルへの船旅で毎日毎日水平線のかなたに目をこらし何かが現れるのを待っていたこと.そして窓をあけたその瞬間に吹き込んだ風の魔法…….そんな体験のひとつひとつが,どんなふうに角野さんの物語に入り込んでいるのか,創作の秘密も語られます.
 いま世の中は,きらびやかな魔法がつぎつぎ飛び出す大仕掛けなファンタジーが大流行.「そんな作品も,いつかは書いてみたい.だけど……」という角野さん.「だけど……」のつづきにある角野さんのファンタジーへの思いを,この本を通して感じとってください.
 あなたの日常のなかにも,「不思議」のとびらが開けられるのを待っているかもしれません.ちょっと目をこらしてみれば,ほんのちょっとの想像力を働かせてみれば,あなたにもきっと見えるはずです.

角野栄子さんと、絵本作家・児童文学作家が子どもの本について語った対談集!

角野栄子さんと子どもの本の話をしよう

絵本、童話、児童文学の作家が、
本に込めた思いから創作秘話まで語りつくしました!


どきどきして、
わくわくして、
おもしろがって……、
お話が生まれてくる!
角野栄子

もくじ

1幼年童話──物語がうまれるとき
高楼方子×富安陽子×角野栄子

2絵本・翻訳──世界に通じる言葉のリズム
荒井良二×金原瑞人×角野栄子

3児童文学──会話文のおもしろさ
ひこ・田中×令丈ヒロ子×角野栄子

4街や自然、動物からうまれる物語
あべ弘士×穂村弘×角野栄子

いかがでしたか?

表紙と内容を見ただけで読んでみたくなる本がいっぱいですね。

大人の方もぜひこの機会に、お子さんと一緒に角野栄子さんの作品世界を楽しんでみて下さいね!

 

絵本ナビ児童書担当 秋山朋恵

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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