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入学祝いに! 学校へ行くのが楽しみになる「【入学準備】絵本全冊ギフトセット」

 

「小学校入学」という喜ばしいスタートの前に、気持ちの準備は進んでいますか? 小学校ってどんなところなのだろう? 何をするのかな? 友達はできるかな? 子どもたちにとっては、これまでの園生活と大きく変わるわけですから、楽しみな半面、いろいろ不安もありますよね。そして、お子さんやお孫さんを見守るご家族の方も、成長の喜びと合わせてあれこれ心配が尽きないのではないでしょうか。
そんな時こそ絵本の出番。楽しい写真や絵で学校生活をのぞいてみたり、ちょっとだけお勉強してみたり、楽しいお話を読んだら、気持ちの準備もだんだん整ってくるでしょう。絵本ナビでは入学前のお子さんに向けて、「【入学準備】絵本ギフトセット」をご用意しています。そのセット内容について詳しくご紹介します。

「【入学準備】 絵本ギフトセット」は、ご予算に合わせて2種類♪

『【入学準備】 絵本全冊ギフトセット ★期間限定★しろくま親子のオリジナルサコッシュ付(ギフトラッピング込み)』

【入学準備】 絵本全冊ギフトセット ★期間限定★しろくま親子のオリジナルサコッシュ付(ギフトラッピング込み)

厳選された絵本・児童書を毎月お届けしている「絵本クラブ」の【入学準備コース】の全配本リスト作品をセットにしました。

小学校入学前に読んでおきたい作品を選書しています。特別なプレゼントにぜひどうぞ。

厳選された絵本・児童書を毎月お届けしている「絵本クラブ」の【入学準備コース】の全配本リスト作品をセットにしました。

小学校入学前に読んでおきたい作品を選書しています。特別なプレゼントにぜひどうぞ。

『【入学準備】 絵本セレクト12冊ギフトセット ★期間限定★しろくま親子のオリジナルポーチ付(ギフトラッピング込み)』

【入学準備】 絵本セレクト12冊ギフトセット ★期間限定★しろくま親子のオリジナルポーチ付(ギフトラッピング込み)

厳選された絵本・児童書を毎月お届けしている「絵本クラブ」の【入学準備コース】の全配本リスト作品の中からよりすぐった作品をセットにしました。小学校入学前に読んでおきたい作品を選書しています。特別なプレゼントにぜひどうぞ。

厳選された絵本・児童書を毎月お届けしている「絵本クラブ」の【入学準備コース】の全配本リスト作品の中からよりすぐった作品をセットにしました。小学校入学前に読んでおきたい作品を選書しています。特別なプレゼントにぜひどうぞ。

では、どんな本が選ばれているのか、セットの中身について内容別に詳しくご紹介します。

まずは、学校生活をのぞいてみよう!

小学校に向けての準備で一番ワクワクするのは……?

『ランドセルがやってきた』

ランドセルがやってきた

みどころ

ある日、うみひこくんが、ようちえんから帰ってくると、大きな箱が届いています。
「あ、おじいちゃんから」
開けてみると、入っていたのは…ランドセル!
「やったー!ランドセル!うゎおー!あお!」
かっこいい。おじいちゃんは、ぼくの好きな色を覚えていたんだ。

早速、背中にしょってみると、なんだか大きい。
「だって 6ねんせいに なるまで つかうのよ。」
とお母さん。そうか、6ねんせいかぁ。
うみひこくんが、中に色々入れて、外へ出かけてみると、近所の人たちが声をかけてくれます。「りっぱだねぇ」「かっこいいね」ちょっぴり、おにいさんになった気分です。
「あ、そうだ! 」
うみひこくんは、大事なことを忘れていましたよ……。

新一年生になる直前の、ドキドキとワクワクが入り混ざった、あの特別な期間。新しいことばかりが始まるんですから、当然ですよね。だけど、そんな時に、初めて手にする自分だけの「ランドセル」。その嬉しさに、不安なんて一気に吹きとんでいきます。

中川ひろたか&村上康成の大人気コンビによる、春にぴったりなこの絵本。うみひこくんの張り切る様子に、読んでいる方も清々しい気持ちになってくるのです。
かっこいいね、青いランドセル。そして、がんばれ新一年生!

読者の声より

息子も来年1年生にあがるということで、タイミングぴったりの絵本でした。注文したランドセルはまだうちには届いていないけれど、この話を読んで、息子もランドセルが届くのがさらに楽しみになったようでした。
うみひこくんが、届いたばかりのランドセルにおうちにある本をいろいろ詰めて外に散歩に出かける場面、とってもかわいらしくて好きです。最後にランドセルをプレゼントしてくれたおじいちゃんにお礼の電話をかけておわるのもいいなあと思いました。
うちにもランドセルが届く日が待ち遠しいです。
(てつじんこさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子6歳)

1年生のクラスをのぞいてみよう

『1ねん1くみの1にち』

1ねん1くみの1にち

登校、朝の会、国語、算数、休み時間…と、小学校1年生のクラスの1日を追った画期的な絵本!
教室を定点で追う中で、忘れ物したり、いたずらしたり、と楽しいストーリーが展開。学校の1日が分かり、自分の学校とくらべてみても楽しめます

読者の声より

1年1組の教室の1日を追った写真絵本です。これから小学校入学を控えたお子さんとそのお父さんお母さんにプレゼントしてあげると、とても喜ばれると思います。
教室にはいろいろなものがあって、子どもたちの声は吹き出しで紹介されています。生徒たちの持ち物を見せてくれるページがあったり、1ヶ月の給食ぜーんぶが紹介されていたりと、親の方が「へー」と感心したり、ニヤニヤしたりと楽しんでしまいました。小学校の様子というのは、小学生の子どもがいても、意外と分からないことも多いので、覗き見できたような不思議な気分にもなります。
長女が小学校入学前に一度読んだのですが、2年経ってまた読み直すと、また新しい発見があったようです。実際に学校に通い出すと、自分の教室との違いなどを発見したようで、娘もまた違う楽しみ方ができて楽しかったようです。
(クッチーナママさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子5歳、男の子2歳) 

学校の中を探検してみよう

『いちねんせいのがっこうたんけん』

小学校って、どんなところ? 何があるの? みんなで学校探検に出かけよう! 楽器がたくさんある音楽室、大きな鍋が並ぶ給食室。理科室にあるコワーイものって……?! 学校の楽しさを伝える大型ガイド絵本。

読者の声より

この4月に一年生になる娘と一緒に読みました。

親子してワクワクと不安の入り混じったこの気持ちを
少しでもポジティブにしたいと思ったのです。
この絵本は上級生が学校の案内をしてくれるとても
楽しい絵本です。

理科室、音楽室などを在校生の視点で優しく案内してくれる所が
気に入ったようです。こんな優しい先輩が沢山いたら学校も
楽しいだろうなぁと期待が膨らみます。

これから一年生になるお子さまにおススメです。
(かわゆいゆいさん 40代・ママ 女の子6歳)

学校や教室にはどんなものがあるんだろう?

『おはなし きょうしつ』

おはなし きょうしつ

みどころ

学校に通う子どもたちが教室でふだん目にしている、たくさんの道具やものたち。
ページを開くと、なにやら楽しそうなひそひそ声が聞こえてきますよ。
ちょっと聞いてみましょう。

「ふでばこ」―ふでばこがしたじきに、もんだいを出しています。
「さて、もんだいです。きょう、ぼく ふでばこの なかには、なにが はいっているでしょうか?」
したじきはすぐに こたえます。「えんぴつと けしごむと ものさし、それから、あかえんぴつも はいってる」
「せいかいです。でも、まだ、なにか はいっています」…。
(さて何がはいっていたのでしょうか?)

「うわぐつ」―うわぐつの かたほうが いいました。「あした、おやすみだよね」「うん、そうだよ」もうかたほうが答えると、
「もうすぐだね。もうすぐしたら、いえに かえって きれいに あらって もらえるんだね」「たのしみだね」…。
(うわぐつたちは、このあと無事に洗ってもらえたのでしょうか?)

教室で使われているものたちがどんなことを考えているのか、それぞれの特徴がよく表れていて、なるほど!と思ったり、くすっと笑ってしまったり。他にも、リコーダーとピアニカ、あかしろぼう、ランドセル、給食のパン、黒板消し、通知表など、教室でおなじみのものがつぎつぎに登場してきては、楽しいお話を繰り広げていきます。(続きはこちら>>>

読者の声より

学校に関連する様々なモノが、おもしろいお話を聞かせてくれます。
今年小学校に入学した娘は大喜び。
1年生のクラスで読み聞かせをしたところ、みんな大笑いでした。
(1話1~2分で読めるので、ちょっとした読み聞かせにぴったりです)

特に、子どもたちは「ふでばこ」「クレヨン」がお気に入り。
私は「こくばん」おじいさんの優しさが好きです。
(やじみさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子6歳) 

学校で起こる楽しいお話を読んでみよう!

『みどりいろのたね』

みどりいろのたね

まあちゃんたちのクラスでは、畑に種をまくことになりました。ところがまあちゃんは、種といっしょにメロンあめを一粒一緒にうめてしまいました。土の中では種とあめが大げんか!

おすすめの声より

6歳の娘と読みました。

たかどの ほうこさんの絵本がとっても大好きな私たち。
今回もワクワクしながら、けれど
「結構ぶあついよね。全部読めるかなー」と心配になりながらも読み始め、でもそんな心配は一切無用!

とっても面白くて、そして、たかどのさん独特のほんわかした感じが
満載の絵本です!

土に植えた種にお水をやらなかったらこんなに苦しいんだね
気を付けてあげないとね。と反省してみたり、

あ!もしかして、もう展開わかっちゃったかも!
と、ドキドキしながらページを開いてみたり、

小学校1年生と一緒に読む幼年童話としては最高でした!
是非新イチネンセイにおすすめしたい一冊です!
(ムスカンさん 30代・ママ 男の子11歳、女の子6歳)

楽しく絵本でお勉強♪

ことば・なぞなぞの絵本

『なぞなぞのみせ』

なぞなぞのみせ

みどころ

子どもたちはなぞなぞが大好き。とは言え、言葉から答えを導き出すのって、意外と難しい!?
そこで「なぞなぞ絵本」っていうのが大活躍してくれるんです。だって、子どもたちは絵の中に隠れているものを探し出すのは大得意だから!!ひらめきを助けてくれます。そのうち、答えどころか問題に出てこないものまで探しだしてきちゃうかもしれませんけどね(笑)。
『なぞなぞのみせ』は、商店街にあるお店、文房具屋さん、本屋さん、ケーキ屋さんなど、女の子とおばあちゃんが次々と立ち寄るお店の中の様子が事細かに描かれていて、その中からなぞなぞの答えをさがしていきます。石津ちひろさんの軽やかな文体も楽しいなぞなぞの絵本です。
発売と同時に大人気となったこの作品。その秘密は・・・?(続きはこちら>>>

読者の声より

なぞなぞが大好きな1年生の娘に読みました。
なぞなぞの絵本って、簡単すぎたり難しすぎたりして、なかなか年齢にあった本を探すのが難しいんですが、このなぞなぞ絵本は今の娘にすごくぴったりでした。

左のページになぞなぞ、右のページに絵が描かれていて、なぞなぞの答えが必ずどこかにちゃんと描かれています。だから、ちょっと考えてしまうような問題が出ても、絵を見てヒントを得られる仕組みになっています。

絵がどことなく昔懐かしい雰囲気が漂っていて好きです。
細部まで細かく描かれていて、じっくり眺めると面白いですよ。

娘もとても楽しんでいました。
絵もなぞなぞも楽しめる、一石二鳥の絵本です。
(*どんぐり*さん 30代・ママ 女の子6歳、)

数・算数の絵本

『かずのえほん1・2・3』

かずのえほん 1・2・3

ただ、1・2・3を覚えるのではなく考え方が楽しく身に付きます。算数って、こういう事なんだね!

 

読者の声より

子どもにかずの絵本を読んであげるのですが……

五味さんの絵本はクイズも出来るし、数の概念を教えるのにとてもおもしろくてなかなかの優れものです
ものを分けることも 数の概念の中にはだいじですね
5のドーナツのところは 頭を使ってわける
私たちが子どもの頃 兄弟5人でオヤツを分けるとき 子どもなりにいろいろ工夫して考えたのを懐かしく思い出します

一人っ子ではなかなかそういう経験がないのですが集団の中にいて子ども同士で考えることは大きくなって役に立つと思います
周りを見る  全体のことを見通せることが大事だと この絵本を読んで思いました

是非皆さんにお勧めの絵本です!!
(にぎりすしさん 60代・その他の方)

時間について知っておこう

『じかんがどんどん』

じかんが どんどん

世界ができる前からあって、いままでずうっと続いてきて、これからもずうっと続いてゆくもの。流れ星が流れる速さもはかれて、どれくらい昔に恐竜がいたか、誕生日まであと何日あるか教えてくれるもの。“時間”について、楽しくわかりやすく説明する。

読者の声より

「ふしぎだな?知らないこといっぱい」シリーズの1冊。
シリーズでは、「シロナガスクジラより大きいものっているの」が印象に残っています。

「これから きみに はなすのは、目で みることも、耳で きくことも、手で さわることも、においを かぐこともできないものの おななし。
ただ かんじることは できて、 いつも ぼくらといっしょに居るもの・…それは じかん」
という格調高い滑り出しで始まります。
 
時間の単位で、秒から具体例を示していくのですが、その例が実に分かり易いもの。
「15秒の間に、ハエは、500回も 羽根をぱたぱたさせられる」とか
「トビウオは、20秒までなら 空中にいられる」とか
興味を持って考えられる事例が満載です。

秒→分→時間→日→週→月→年→世紀と、続いていくのですが、その単位の考え方もこんな風な絵本だったら、すんなりと受け入れられるはずです。
最後には、四季とか歳をとるといったことや、過去・現在・未来の考え方を示して終わるのですが、時間という概念について、この一冊を読むと肌感覚で捉えることが出来ると思います。

私は子供の頃、「せいめいのれきし」を読んで衝撃を受けました。
それこそ、何度繰り返し読んだことか分かりません。
この「じかんがどんどん」も、そんな類いの絵本です。
小学校生のお子さんに、プレゼントされることをオススメします。
(ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)

遊びもたくさん知っておこう!

『かこさとしあそびずかん なつのまき』

夏がやってきた!海に山にプールにキャンプに遊園地に水族館。さぁ何をする?どこへ行く?
予定が詰まっている人もこれからという人も、まずはこの「あそびずかん」を一冊持って、外に出かけてみませんか。
あそびを教えてくれるのは・・・子どものあそびのエキスパートかこさとしさんです!

夏の野原に生えているカヤツリグサ、穂の先を一本ずつ下に引いたら…ユラユラかんざしのできあがり!髪に飾ってうふふふふ、女の子はちょっとすまし顔。
ヨモギ、ヒメムカシヨモギ、アレチノギク…長いせいたかぐさを折って持ちやすい形にしたら槍の完成!もっともーっと遠くへ、友だちときょうだいと、投げ槍競争だ!
海辺の遊びだっていっぱい。砂山づくりにスイカ割り・・・いえいえそれくらいでは終わりません。
砂の土手で作った温泉、冷えた身体が温まって極楽ごくらく~。海辺まで並べた大きな砂だんご、目隠しをしてだんごをつぶさずに波まで行けるのは誰かしら?

花を使った遊び、昆虫採集、夏の風物詩・七夕、魚とりに土手すべり・・・夏のあそびって本当にたくさん。
外に出られないほどの真夏日は、工作、お絵かき、手遊びに言葉遊びを楽しんで。
特別なおもちゃや道具は必要なし。お日様ニコニコご機嫌で木や草や花が元気に生え、石ころが転がり、虫が飛び交い鳥が鳴いている。それだけで子どもたちにとって世界はワンダーランドなんですね。
小さい頃、この中の遊びをどのくらいやったかな。幼いわが子に、どれくらい教えてあげたかな。そう思うと自分の遊びの幅の狭さにハッとしてしまうのですが、かこさんはやっぱり優しい。あそび心を忘れかけていた大人たちまで、シンプルで懐かしい遊びの世界へ連れて行ってくれます。(続きはこちら>>>

読者の声より

かこさとしあそびずかんシリーズの夏の巻きですが、とても詳しくわかりやすく描かれているので早速遊べて便利だなあと思いました。昔懐かしい遊びもありますが、私も知らない遊びもありました。夏でなくても手遊びや工作等沢山描かれているので一緒に遊ぼうと思いました。いつも玩具で遊んでいる孫ですが、昨日は知多市の民族資料館で、お雛様とお内裏様を作って飾ってきたらとても喜んでいたのでこの絵本に出会えて感謝です!
(ぴょーん爺さん 60代・じいじ・ばあば)

科学の入り口に

たまごの不思議から、生き物への興味を育てよう

『たまごのはなし』

たまごのはなし

みどころ

見開きいっぱいの、大きさも色も柄も様々な丸い物体。これは一体・・・宝石の原石?
いえいえ、これは全部生き物の『たまご』なのです。赤や緑、黄色や柄模様。作者が言うところの「おしゃれ」さん達です。
そして、更に柔らかくてぷよぷよしたタマゴ、とんがった形のタマゴ、ざらざらやつるつるのたまご、ふくろのようなタマゴ・・・。
このたまごの持ち主はだれ?どんな所に産んでいるの?どんな生命が宿っているのでしょう。

これは「たまごの不思議」の話がいっぱいつまっている絵本なのだけれど、堅苦しい雰囲気は一つもありません。シンプルで少ない言葉、美しく上品な絵。眺めているだけでも神秘が伝わってきます。絵本を読んだ後、更に詳しく調べていくのか、眺める絵本として時々思い出した時にそっと開いてみるのか・・・この絵本の扱い方は人それぞれ、自由です。

日々、自分のうちの裏庭で葉っぱの裏をのぞき、木の枝を観察し、堆肥をひっくり返しては卵がないかと探している作者の好奇心が凝縮された絵本です。

読者の声より

たまごについて、この本だけでとってもくわしくなれそう。「かしこくておしゃれでふしぎな、ちいさないのち」という副題がありますが、本当にそのとおりだと思いました。
自分たちの生命を守るため、たまごにはいろいろな工夫がほどこされてあるんですね。かしこい!
そして、いろいろな色・もようはとってもおしゃれ!敵をまどわせるために必要なものですが、とてもきれいなもようもあったりして、生命の神秘に感動しました。
にわとりのたまごくらいしか知らない子どもたちにとっては、この本の出会いは、衝撃だったかもしれません。この本を通して生き物に興味を持ち、生き物を大切にする心を育ててもらえればと思います。
(けいご!さん 30代・ママ 女の子10歳、男の子6歳)

植物の一生を知ろう

『あさがお』

あさがお

さいた! さいた! 自然のふしぎにみちたアサガオの一生を、美しい細密画で描いた絵本。小学1年生のアサガオ観察に役立つヒントがいっぱい!

小さな種から芽がでて、ふた葉をひろげ、つるをのばし、つぼみがふくらみ、美しい花を咲かせ、また種ができる……、アサガオの一生を描いた絵本。あたたかみのある細密画が、自然のふしぎ、命の神秘を伝えます。

読者の声より

小学1年生にとって
あさがおの栽培は必ず通る道。
そのときに取れた種から
毎年うちのベランダには、朝顔が咲きます。
今年で5年目。
5年生の娘に読み聞かせると
わかってはいるものの
あらためて「へぇぇぇ」と思うことも多かったようです。
(根っこのひげや、種の断面図など)
理科の本としても、とても参考になると思います。
(やこちんさん 40代・ママ 女の子10歳) 

地球のこと、宇宙のこと、視野を大きく広げてみよう

『ちきゅう』

ちきゅう

みどころ

「ちきゅう このおおきなのりものにのって、ぼくたちは うちゅうをたびしている。」

地球について、宇宙についてのしくみを描く絵本。・・・とあるけれど、最初の一文の様に宇宙を旅しているような気持ちで読むと楽しめる絵本です。ポイントは作者が「科学専門の学者」ではなくあくまで「絵本作家」であるところかもしれません。

どうして昼間は明るいのか、どうして熱い夏や寒い冬が来るのか、公転のことについても説明しながら話しかけてくれます。
わかるような、わからないような?でも地球のスケール感やダイナミックさ、太陽の光や風など地球に住んでいる事の気持ちよさが凄く伝わってくるんです。そして気持ちが大きくなるというか、開放感を感じるというか・・・抽象的だけど何だかこの丸い丸い地球に興味が湧いてくる。そんな感じ。
地球についてちゃんと勉強する前に「地球ってこんな感じ。」と伝えるのにとても良い絵本だと思いましたよ。本のつくりもちょっと大きめでダイナミック!

読者の声より

朝や夜が何故あるのか?季節が何故か変わるのか?地球は丸いのに何で落ちないのか?

子どもが気になる疑問が、幼児にも解りやすく書いてありました。
教科書より、解りやすい気がして母子共々とても勉強になりました。

自転(クルクル自分で回る)
公転(物の周りをグルグル走り回る)

など、自分で回って地球を表現していました(笑)
こうやって、全身を使って覚えてくれるのもいいですね!
とてもお薦めな一冊です。
(しょいさん☆ 20代・ママ 男の子4歳)

自分で考えるきっかけになる絵本

自分を発見して、自分を大切にしよう

『ぼくだけのこと』

ぼくだけのこと

みどころ

「ぼくだけのこと」「わたしだけのこと」って言われたら、何か見つけられる?
うーん、何だろう。すごく足が早いわけでもないし、珍しいペットを飼ってるってわけでもない。

ようたくんの「ぼくだけのこと」はこんな感じです。
「お兄ちゃんと妹、3人兄弟のなかで、ぼくだけ、右のほっぺにえくぼがある。
 これは、ちょっと嬉しい ぼくだけのこと。」
お兄ちゃんも証言してくれています。
「確かに弟にはえくぼがあります。笑うとできるし、怒るとなくなります。」
それから、家族の中ではぼくだけ、いつも蚊にさされるし、
仲良し6人組の中では、ぼくだけ、逆立ちあるきができる。
452人いる学校の生徒の中で、ぼくだけ、運動会の閉会式で貧血をおこしてたおれたり、
町内だと、ぼくだけ、隣の家の犬にほえられないんだ。

ようたくんってどんな子なのか、だんだん見えてくる。
そんな「ぼくだけのこと」がたくさん重なった「ぼく」とまったく同じ子がいるとしたら、
それってすごい奇跡!ぼくは世界にただひとり。
「ぼく」が過ごす新しい一日、これも全部ぼくだけのこと。
そう思うとすごいよね。<続きはこちら>>>

読者の声より

小学校低学年の親子にぜひオススメの絵本です。ようたくんは毎日「ぼくだけのこと」を発見します。兄弟で一人だけえくぼができるうれしいぼくだけのこと、いろんなぼくだけのことを見つけてうれしかったり、ちょっぴり残念だったり、個人を信じる、見つけるというとても大切で素晴らしいテーマをシンプルな言葉とかわいらしくてしっかりした絵で捉えています。「自分だけって」考えて、自分をとても好きになれる絵本です。いいなぁ、私も子どもの頃にこういう絵本に会いたかったよ~。森絵都さん初の絵本とリリースラッシュのスギヤマカナヨさんのステキなコンビが生まれたこともとてもうれしい。
(ぶらんこさん 20代・その他の方)

からだの秘密を知ろう

『かさぶたくん』

かさぶたくん

かさぶたって、傷のバンソウコウなんだ。その下では、新しい皮膚がどんどんつくられていますよ。身近なかさぶたをユーモラスにときあかしながら、身体の不思議に迫ります。
 

"ある会話の中で、柳生弦一郎さんがおっしゃったひと言、「かさぶたって、バンソウコウなんだよね」──が、この絵本が生まれるきっかけになりました。なるほど、そういえばたしかに、しぜんのバンソウコウですね。子ども時代には、みんなひとつやふたつは必ず身にもっていて、しだいに堅く、色もこくなり、かゆくてはがしたくて、それでも痛くてはがせなくて、いつのまにかみように親近感さえもわいてくるかさぶた。さっそく、柳生さんをおさそいして、幼稚園をたずねて、現在の子どもたちからかさぶたの取材、聞き取り、そしてりっぱなかさぶたの撮影までさせていただきました。「ぼく、かさぶたを食べたことあるよ。まずかったあ」という本文中の言葉は、この取材の中で聞いてきたものです。年長児クラスの全員、ひとりのこらずかさぶたをもっていましたよ。"

 

読者の声より

子供の時には、みんな、かさぶたとりたい!経験を持っていると思います。
我慢して、いつのまにか、なくなっていたことや、我慢できなくて、はがして後悔したことや。
この絵本のみんなの経験を読んでいて、そんなことを思い出しました。
だめって言われても、こっそりかさぶたを触ってしまいます。
ずっと、読んでゆくと、皮膚の周りで、一所懸命頑張っている体のちからってほんとうにすごいとおもいます。
かさぶたくんが元気に働いてくれることに感謝して協力できるようになりたいですね。
(cepellaさん 60代・じいじ・ばあば)

発想力を鍛えよう!

『りんごかもしれない』

りんごかもしれない

テーブルの上にりんごがおいてあった。 ......でも、......もしかしたら、これはりんごじゃないかもしれない。もしかしたら、大きなサクランボのいちぶかもしれないし、心があるのかもしれない。実は、宇宙から落ちてきた小さな星なのかもしれない...... 「かんがえる」ことを果てしなく楽しめる、発想絵本。

読者の声より

本屋で絵のかわいさに惹かれて読んでみると「何この絵本!?」ってかんじの新しい面白さでした。

家に帰って息子に読んであげたらその面白さに二人でゲラゲラ笑いました。特にりんごの50音変換が二人のお気に入りでしばらく口癖のように言っていました。
りんごって自分がりんごって思ってるだけで実は違うのかもしれないっていう発想がとってもユニークで、こんなに笑える絵本は初めてでした。
ちょっと見方を変えるだけでりんごがこんなにも面白いものに変わるんだなって驚きました。

この絵本を読んで以来、りんごを見るといろんな角度から眺めてしまうようになりました。
(たくまめぼんさん 30代・ママ)

ユーモアたっぷりの絵本で勝ち負けについても考えてみよう

『もっとおおきな たいほうを』

もっとおおきな たいほうを

とある国。
王様は、先祖代々より伝わる立派な大砲をひとつ、持っていました。
王様は自慢の大砲を撃ってみたくてたまりませんでしたが、平和な王国にその機会はおとずれません。

ある日、キツネが王様の大好物を食べてしまっているという知らせを受けて、これさいわいと大砲を運び出しました。

ドカン!

大砲を撃って見事、キツネを追い払った王様。
念願が叶ってホクホクです。

ところがなんと、追い払ったキツネたちが、王様のものよりも大きな大砲を持って現れたではありませんか!
大慌てで逃げ出す王様と家来たち。
負けてはいられないと、さっそくキツネたちのものよりも大きな大砲を造らせます。
しかし、キツネたちはそれよりも、もっと大きな大砲を持ってきて、王様も対抗してさらに巨大な大砲を造らせて――

「大事なのは、大きいことだけではない!」

そう気づいた王様とキツネとの大砲比べは、思いもよらない方向に転がっていきます。
(続きはこちら>>>

読者の声より

題名から、堅いテーマのお話かと思いきや、
なんともユーモラスなお話でした。

平和ゆえに自慢の大砲の使い途がなくてつまらない王様。
勝手に魚を捕ったキツネに大砲を向けるのですが、
キツネはもっと大きな大砲を持ち出して・・・。

息子はエスカレートしていく、とんでもない大砲に苦笑し、
予想外のハッピーエンドにツッコミを入れていました。

大人目線で読むと、競争社会に対する風刺や、戦争に対するメッセージ性も感じられますが
今の息子には、意地の張り合いのバカバカしさを笑い飛ばしてくれればそれでいいと思います。
ただ、この楽しい絵本を覚えていて、成長してからまた読んだとき、感じ方がどう変わるかも聞いてみたいなぁと感じました。

幼児さんから大人まで、色々な読み方ができそうないい絵本です。
(ランタナさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)

不安な気持ちの味方になってくれる本

同じ気持ちの子がここにいるよ

『あした、がっこうへいくんだよ』

あした、がっこうへいくんだよ

「おやすみ、ウィリー。あした、きみがっこうへいくんだよ」。はじめて学校へいく前の晩、希望と不安にゆれる男の子は、その気もちをぬいぐるみのクマにかたりかけます。自分をはげまし元気づけようとする少年の心を、あたたかいタッチで伝える絵本。

読者の声より

大好きなぬいぐるみと離れて、はじめて学校へ行く不安・・・眠れない夜、期待が大きくなってきた朝の様子が手に取るように伝わってくるようです。わかる、わかる!その気持ち!

くまのぬいぐるみウイリーに自分の気持ちを代弁させることによって、自分を落ち着かせているのかな。そんな男の子が健気です。

学校が楽しくなって、友だちがたくさんできても、約束通りウイリーをかわいがってほしいなぁと思いました。
(うーずさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)

心の中に持っていたい、安心のおまじない

『大型版 だいじょうぶ だいじょうぶ』

大型版 だいじょうぶ だいじょうぶ

子どもから大人まで広く愛されてきたロングセラーが大型版に!
これが本屋のイチオシ!

小さかったころの ぼくを いつも たすけてくれたのは
おじいちゃんの ことばだった。

心配しなくても「だいじょうぶ」。無理しなくても「だいじょうぶ」。
それは、おじいちゃんのやさしいおまじない。
子どもたちのしなやかな強さを育むのはもちろん、すこし疲れた大人にも前を向く力を与えてくれる絵本です。

どくしゃのみなさんへ
おじいちゃん、おばあちゃんをさそって、みんなで、さんぽにでかけよう。ゆっくり、のんびり、あるいていけば、ほら、ぼくらのまわりは、こんなにも、たのしいことがあふれてる。――いとうひろし

読者の声より

優しい言葉で少しづつ子供の成長が描かれている、とてもいい絵本だと思います。
『だいじょうぶ』、なんて響きのいい言葉でしょう。
たとえ大丈夫じゃなかったとしても、この言葉を聞けば多くの子供が安心するのではないでしょうか。
逆に心配ばかりだと、子供もたいしたことでなくても、不安ばかり増殖してしまいそうな気がしまいます。
ですからうちではつとめて『だいじょうぶ』と言って聞かせます。
でも、それをもしおじいちゃんやおばあちゃんのように人生経験豊かな方に日常茶飯事的に言ってもらえたら、どんなにいいことでしょう。
人生を重ねた方の『だいじょうぶ』には、色々な安心のスパイスがつまった重みがあるように感じます。
そうした環境でそだった子供は心強い子に育つんじゃないかな?
そう思うとうちのじいじに読ませてあげたい絵本です。
(アマアマ47さん 40代・ママ )

詩人まどみちおさんからの励ましのメッセージ

『まどさんからの手紙 こどもたちへ

まどさんからの手紙 こどもたちへ

童謡「ぞうさん」の詩人から 未来への ことば

まどさんが84歳の時、ふるさとの小学生に送った手紙。
大切なことを子どもにつたえるのが自分の役目と、詩を書き続けた詩人の魂の言葉。

読者の声より

84歳のまどみちおさんが、母校の小学生に送った手紙です。
ひとことひとことに深い思いが感じられます。
これから大人になっていくすべての子どもたちに伝えたいことです。
そして、おとなの私たちも、これから生きていく中で、忘れてはいけないこと、いろいろ気づかされました。
そんなことばとともに描かれた、ささめやゆきさんの絵が、素晴らしいと思いました。
(おしんさん 50代・ママ)

たくさん笑って緊張を解こう(トイレは我慢しないで行こうね)

『もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう』

もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう

おしっこしたい! とトイレに飛びこんだ男の子。ところがトイレは工事中。
あわててほかのトイレを見つけたけれど、こんなのひど~い! 最後の最後まで思いもかけない話の展開にハラハラドキドキ。おしっこを我慢したことのある人みんなにささげます!

読者の声より

わたしが1年生を担任しているときに読みました。
見返し部分から物語が始まり・・・

もれそうになりながらデパートのいろいろな階へ。

絵も良くできています。

こんないろんなトイレがあるなんて・・・

そして
「すっきり~!」
となった時に
子ども達は
「よかった~!」
と安心。

ところが安心じゃなかった・・・

どんでん返しにびっくり。

読み終わったら、
「先生トイレに行って来る~」
という子が続出。

その後は当分の間
『もっちゃうもっちゃうもうもっちゃう!!!」
の大合唱でした。
(さくら1212さん 30代・せんせい 男の子15歳、男の子12歳)

なほちゃんの頑張りに勇気づけられるお話

『はじめてのキャンプ』

はじめてのキャンプ

なほちゃんは、大きい子たちにまざって、ひとりでキャンプに行きたいといいました。みんなは口ぐちに「小さい子にはできないよ! 」といいます。なほちゃんは大きい子たちに負けまいと、重い荷物もひとりで背負い、まきを集め、懸命にがんばります。おいしいごはんを食べて、一日が楽しく過ぎていきます。夜、テントでこわいお話をききますが、なほちゃんはひとりでおしっこに行くことができました。「ちゃんとキャンプできたよ! 」

読者の声より

こわがりなうちの兄弟。
このお話、とっても良かったです。

ちいさいなほちゃんがおおきい子供達と一緒に
キャンプに行きます。
始めは「すぐ泣くから」とか「お手伝いが出来ないから」
連れて行かないと言われたのですが
「ちゃんとする」と言う約束で連れて行ってもらいました。
大きな子が一体何歳でちいさいなほちゃんが一体何歳なのかは
書いてありませんでしたが、
大きい子もなほちゃんも本当に凄いと思いました。
こんな風にうちの子たちもキャンプが出来るようになると
嬉しいなと思いながら読みました。
子供達も楽しんで聞いてましたよ。
キャンプに行く前にはとってもおすすめ。
キャンプに行かなくてもおすすめです!
(のぽぽんぽんさん 30代・ママ 男の子5歳、男の子3歳)

本に親しもう

本を読む喜びと文章を書く喜びが伝わる本

『としょかんねずみ』

としょかんねずみ

本を読むこと、書くことの楽しさを伝える絵本

図書館ネズミのサムは本を読むのが大好き。ある日、自分で本を書くことを思いつきました。一生懸命書き上げて、こっそり図書館の棚に並べたら、大人気に。でも、みんながサムに会いたいと言い出したから、さあ大変!

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としょかんねずみのサムが登場する絵本、「としょかんねずみ」シリーズを最初に読んだとき僕が思ったことは、「ああ、サムのように図書館に住みたい!」ということでした。そうすれば、本に埋もれて好きなだけ読書をして暮らせるからです。しかし、自分ひとりで本を読んで空想にひたっているだけでは、人生の本当の喜びは味わえません。そう考えていたら、サムだって、後でちゃんと、サラという素敵な友達と冒険に出るではありませんか!昔からネズミというのは、小さなくせに不思議と勇気のある生き物なのです。
 みなさんも、ぜひサムのように読書をしたり、物語を書いて楽しんでみて下さい。図書館に定期的にいくことも、本好きになる秘訣です。そして、時にはちょっと勇気を出して、未知の世界を冒険してみてくださいね。世界は、驚きや冒険で満ちあふれています。その世界を体験することが、実は物語の泉であることもサムの絵本は教えてくれます。

訳者 渡辺鉄太(2013年9月19日)

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読者の声より

サムは図書館に住むねずみです。
本を読むのが大好きなので、図書館暮らしがお気に入りです。

たくさん本を読んだので、サムの頭の中にはお話しが溢れそう。
そこで、サムは本を書くことにしました。
サムが書いた小さな本を子どもの本コーナーに並べておくと、見つけた子ども達は大喜び!
サムは一躍、人気作家になってしまいました。

お話しを嫌いな子どもはいないのに。
本を読むこと、作文を書くことが苦手な子どもはたくさんいます。
好きなお話しと、読むこと、書くことが上手くつながらないのはなぜでしょう?

「お話しが好き!」
それだけでいい。
その気持ちを、そのまま真っ直ぐ表現すればいい。

ちいさな図書館ねずみのサムが、本当の大作家は誰なのか教えてくれますよ。

臨場感のある絵に引き込まれます。
サムのいる図書館に、自分もいるような・・・
いま自分がいる図書館のどこかで、サムがのぞいているような・・・
お話しの世界に素直にひたることが出来る、魅力いっぱいの絵本です。
(ちゅら。さん 40代・ママ 男の子14歳)

名作を読もう

『てぶくろを買いに』

手ぶくろを買いに

狐の親子の住んでいる森に冬がやってきました。母ぎつねは冷たくなった子ぎつねの手にあう毛糸の手袋を買ってやろうと思います。
でも昔、町へ出かけたときの怖い出来事を思い出して足が進まなくなった母ぎつねは、しかたなく、子ぎつねをひとりで町へ行かすことに。
人間に悟られないように、子ぎつねの片手を人間の子供の手に変え、お店に行ったら必ず人間の手のほうを差し出して、この手にちょうどいい手袋ちょうだいと言うように言い聞かせますが、こんばんは、と戸を開いた帽子屋の光がまばゆくて、きつねは反対の手――きつねの手を出してしまいます。

人間は恐い、と思いながらも子ぎつねを町へ送り出した母ぎつねの気持ち、ドキドキしながら買い物をする子ぎつねの気持ち、おやおやきつねだな、と思いながらもちゃんと対応してあげる帽子屋さんの気持ち、それぞれの心情がよく伝わってきます。
美しい日本語と柔らかなイラストがあいまって、素敵な温かさを感じることができます。

新美南吉の文章は声に出して読んで心地よく、黒井健のイラストは美しく幻想的です。日本の誇る、名作中の名作。
ふと気持ちが寒くなってしまった冬の日に、心を暖めてくれる、本棚に揃えておきたい一冊です。

読者の声より

新美南吉の、名作中の名作。
いろいろ出版されていますが、
私は、やっぱり黒井健さんのこの美しい幻想的な絵が大好きです。

てぶくろを買いに、こぎつねを人間の町へ行かせる母さんぎつね。
「にんげんはおそろしいものなのよ」と、いいきかせ。
はじめてみる人間の世界。
「おそろしい」はずの人間からうけた優しさ。
人間の親子のあたたかい光景。

ひどい目にあったことのある母親ぎつねと、
人間にやさしくされた子ぎつね。
どっちが本当の人間なのでしょう。

きつねも人間も、親が子を思う気持ちは同じはずなのに。

人間とどうぶつの共存をかんがえさせられる絵本でもあります。


でも何よりも、あたたかみのある美しい絵が、
この物語をより深みのあるものにしてくれていると思います。


こどものころから、私の大好きな絵本です。
こどもに初めて読んでみましたが、
長いおはなしにも飽きず、何度も何度もよんでくれました。

子供の心にも同じように、この美しい絵とお話が心に残ってくれるといいな。
(りらまいりらさん 30代・ママ 男の子4歳、男の子2歳)

『じごくのそうべえ』

じごくのそうべえ

「とざい とうざい。かるわざしの そうべえ。
いっせいいちだいの かるわざでござあい。」
扇を手にもって軽業師そうべえが「そうれ。ぺペン ペンペン ペーン」と綱渡りを披露していたそのとき、「おっとっとっとっと。あーーーーっ。」落ちて死んでしまったからさあたいへん。
気がつくとどうやらそこは地獄への道。そうべえは衣をはぎとられ、さんずの川をわたり、鏡の前でえんま大王に地獄行きを命じられます。しかし途中で出会った山伏ふっかい、歯ぬき師しかい、医者ちくあんと、4人そろって地獄のなかを大暴れ。糞尿地獄も、熱湯釜ゆでも、針の山も、それぞれの特技をいかして平気のへっちゃらです。人呑鬼(じんどんき。人を食べてしまう鬼)の腹のなかで4人がいっせいにいたずらをする絵は最高!

関西弁と勢いのある絵にのせられ、子どもたちに熱弁ふるって読み聞かせると、息切れしそうなスケール感が味わえます。「もう一回読んで!」といわれると「ちょっと待って・・・」と息を整える間が必要なほど(笑)。
上方落語の「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」を題材にした落語絵本。元の落語が大作だというのもうなずけます。でも決して難しくはありません。一気に読めます。そして子どもも大人も抱腹絶倒。圧倒的存在感を誇るロングセラーです。

読者の声より

子どもたちはこのお話が大好きで、何度読んであげてもげらげら笑います♪さすが落語!!そして軽快な関西弁!!読んでいる大人も笑えます(笑)
じごくってこわい…はずが、そうべえたちは、えん魔さまや鬼たちのたくらみをことごとくくぐり抜けてしまい、とうとう最後には「うへえ~」と逆に鬼たちをお手あげにさせてしまい、見ていてスッキリします(^^)
子どもたちが一番好きなシーンが、そうべえたちが大きな鬼の“じんどん鬼”のお腹の中に入って、お腹の中のいろいろなものをいじると、“じんどん鬼”が「ぶうー!!」とへをこいたり、「いたたたたっ!!」と腹痛をおこしたり、「はっ、はっ、はっくしょーーん!!」とくしゃみしたり、「あひゃはははっ!!」と笑い転げたりするシーンで、もう子どもたちは窒息寸前です!!(笑)
子ども(4歳から)と一緒に笑って楽しめる一冊です☆
(フラスープとパイナっぷり♪さん 20代・せんせい)

 

セットに含まれる24冊を一気にご紹介してみましたが、いかがでしたか?
どうぞ小学校への入学準備にお役立て下さいね。

『【入学準備】 絵本全冊ギフトセット ★期間限定★しろくま親子のオリジナルサコッシュ付(ギフトラッピング込み)』

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厳選された絵本・児童書を毎月お届けしている「絵本クラブ」の【入学準備コース】の全配本リスト作品をセットにしました。

小学校入学前に読んでおきたい作品を選書しています。特別なプレゼントにぜひどうぞ。

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掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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