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「かがくのとも」創刊50周年おめでとう! 貴重な厳選セットと記念誌が発売に!

1969年に、世界で初めての月刊科学絵本として誕生した「かがくのとも」が、2019年3月号で創刊から50年を迎えるそうです。通巻600冊にもなるという「かがくのとも」は、長い間、子どもたちの「知りたい!」という好奇心に答え続け、また子どもたちに「科学」のことを楽しく学んでほしいという大人の願いの力強い味方として存在してきました。多くの親子の熱い支持を集めてきたことは、600冊という刊行冊数からもしっかり伝わってきますね。
このたび「かがくのとも」50周年を記念して、これまで刊行された600冊の中から、改めて子どもたちに届けたい8冊を厳選してハードカバー化したセットと、記念誌が刊行されるとのこと。いったいどんなセットなのでしょう。詳しくご紹介します。

まずは「かがくのとも」基本情報から

対象年齢は?

基本は5、6才向けです。しかし、小学生でも楽しめ、子どもと一緒に読むと大人も発見があり、長く学べるシリーズです。

テーマは?

子どもたちの身の回りのことすべてが「かがくのとも」のテーマ。身近な植物、動物、モノ、現象を、事実の羅列ではなくストーリー性を大切にして、子どもたちに伝えます。自然、人間と生活、遊びの3つの視点から、子どもたちの発見の喜びや驚きを応援します。
 

「かがくのとも」の4つの特色

  • 物語絵本と同じように、まずは読んだ子どもたちに「楽しい!」「おもしろい!」と感じてもらうことを大切に作られています。

  • 断片的な知識や情報でなく゛じっくり科学する心”を育てることを大切に考え、1冊1テーマの絵本作品を毎月お届けする月刊絵本です。

  • 子どもたちを取り巻く社会全体に幅広くテーマを決め、その分野の第一線で活躍する研究者や絵本作家が心を込めて作品に仕上げています。
  • これまでに海外でもおよそ30言語、247タイトルの「かがくのとも」が翻訳出版されています。

600冊の中から8冊を厳選!『子どもとはぐくむ かがくの芽』とは?

いよいよ、2019年4月12日に発売に!ただいま絶賛予約受付中です。

子どもとはぐくむ かがくの芽 かがくのとも50周年記念セット(全8冊)

月刊絵本「かがくのとも」は2019年3月号で創刊から50年を迎えます。子どもたちの鋭い感受性と好奇心に支えられ、多彩な作品が生み出されてきた「かがくのとも」50年、600冊の中から、改めて子どもたちに届けたい8冊を厳選してハードカバー化しました。刊行当時子どもだった大人たちも楽しめる絵本をそろえています。ぜひ、親子で一緒にお楽しみください。

セットに入っているのはどんな絵本?(600冊から厳選された8冊はこちら)

※こちらの8冊は、単品でも購入可能です。

『みち』五味太郎さんが描いた28歳のときの絵本作家デビュー作!

みち

みち

文・絵:五味 太郎
出版社: 福音館書店

これまで400冊以上の絵本を描いてきた巨人、五味太郎が描いた、28歳のときの絵本作家デビュー作が、ハードカバーで登場です。私たちの前には「みち」があります。せまいみち、ひろいみち、いっぽんみち、わかれみち。人がいかないところにだって、みちはあります。人が通るばかりではなく、ひこうき、きしゃのみちもあります。家の中にだって、たくさんのみちがあるのですね。いろんなみちをさがしてみましょう。

『めのはなし』目のしくみを分かりやすく伝える貴重な1冊。復刊が強くのぞまれていた本でもあります。

めのはなし

ふだんなにげなく使っている目。その目の働きを楽しく、ユーモアいっぱいに描きます。ものを見るためには光が必要です。ものが見えるのは、眼球の奥の網膜にものが映り、それが視神経を通して脳に送られるからです。では、睫毛がついてるわけは? 瞳孔や虹彩はどんな働きをしているの? 驚異に満ちた目のしくみをわかりやすく伝えます。全く同じふたつのものが、見るときの条件によって、大きさや長さが違って見える錯視も紹介。

『まるのおうさま』「かがくのとも」1971年2月号の限定復刊!どんな「まる」が登場するのでしょう

まるのおうさま

詩人・谷川俊太郎の言葉と、グラフィックデザイナー・粟津潔の絵による絵本。まるの王さまと自称するお皿が、シンバルが、タイヤが、ボールベアリングが次々と登場し、次第にまるは真珠やオレンジ、運動会の玉ころがしの玉、トンビの輪になり……。「まる」という存在を機軸に奇想天外に展開していく鮮やかな絵は独特の魅力を放ち、そこに詩人の言葉がテンポよく寄り添います。「かがくのとも」1971年2月号の限定復刊。

『かずくらべ』安野光雅さんの美しい絵で学ぶ、数字を使わない数の比較とは?

かずくらべ

いちじくの葉と、手は形が似ています。指と同じ数に葉が分かれています。オリンピックマークの輪、星座のカシオペアの星は指と同じ数。それではかぶとむしの足は? かにの足は? 三輪車の車は? いろいろな数くらべをして、どちらが多いか、少ないか、それとも同じなのかを確かめてみましょう。数字を使わずにそれぞれを対応させて数の比較をしてみました。この対応というのも、もののとらえ方の数学的概念のひとつです。

『むかしのしょうぼう いまのしょうぼう』乗り物絵本の第一人者、山本忠敬さんが描く消防車の変遷

むかしのしょうぼう いまのしょうぼう

火事が燃え広がるのを防ぐためにまわりの家をこわすだけだった江戸時代の火消しから、蒸気ポンプを馬で引く消防馬車が活躍した明治時代、ポンプ車やはしご車など外国製の消防自動車が登場した大正時代、そして高圧ポンプ車、耐煙救出車、照明電源車など、用途に合わせていろいろな働きをする消防自動車が発達した昭和まで。時代を超えて、火事から人を救う消防の仕事とさまざまな消防自動車を乗り物絵本の第一人者が描きました。

『のうさぎ』動物画の第一人者薮内正幸さんによる、野ウサギの生態ドラマ

のうさぎ

雪の上に小さな足跡が続いています。その先にいたのは野ウサギ。のんびりひなたぼっこをしているように見えますが、耳だけはピンと立っています。敵を警戒しているのです。そのとき風を切るような音がしました。空からクマタカが襲ってきたのです。逃げ切ることができるでしょうか? 野ウサギの生態を丹念に観察し続けた著者による厳しい自然の生態ドラマを、動物画の第一人者薮内正幸が精緻に描きました。

『やぶかのはなし』長新太さんの絵で学ぶ、カの生態。カの目線で描かれているところにご注目を!

やぶかのはなし

カといえば刺す、という印象をもちますが、なぜカは刺し、血を吸うのでしょうか? そもそも血を吸うのはオスなのか、それともメスなのか? そしてカの好物は? 決して血だけではないのです。そもそも血を吸うのだって、人間にとっては病気の媒介など害があることなのですが、カにとってはとても重要な意味があるのです。知っているようで知らないカの生態を、カの目線で大胆に楽しく描いた観察絵本です。

『せんせい』愉快ななぞなぞ形式で繰りひろげる、“先生ウォッチング”の絵本

せんせい

先生って、どんな人? たっぷり遊んでくれて、泣けば抱っこしてくれて、ケガをすれば手当てしてくれて、「どーん」とぶつかれば、「よーし」って相撲をとってくれる人! そう、先生って、あるときはお母さんで、あるときは看護婦さんで、おすもうさんで……いろいろな役目をしているんですね。愉快ななぞなぞ形式で繰りひろげる、“先生ウォッチング”の絵本です。

50周年記念誌『かがくのとものもと』ってどんな本?

次にご紹介するのは、「かがくのとも」の軌跡を振り返り、知ることができる決定版の1冊。

"好奇心のかたまりである子どもたちに、かがくって、おもしろいのだと、伝えたい! 知識や情報をただ与えるのだけではなく、科学の種を植え、その芽を広げて大きく花咲かせるにはどうしたらいいのだろう?” と毎号、考え続けてきたという601冊分の思考の足跡が詰まった記念本です。

『かがくのとものもと 月刊科学絵本「かがくのとも」の50年』

かがくのとものもと 月刊科学絵本「かがくのとも」の50年

「かがくのとも」は1969年4月、世界でも類を見ない月刊の科学絵本として創刊され、このたび50周年を迎えました。この50周年記念誌は、増刊号を含め601作品すべての表紙とあらすじ、50年の工夫の数々、1冊の「かがくのとも」ができていく課程、第一人者たちの語る科学絵本観、幻の付録などを盛りだくさんに収録。「かがくのとも」のことを知っている人も、知らなかった人も、楽しくページをめくるうちに、いつの間にか科学観が一変します。

いかがでしたか?
このたび発売される厳選セットと記念誌は、「かがくのとも」の長年のファンの方はもちろんのこと、これからお子さんにどのように科学のことを伝えていこうかと悩まれている方にも強くおすすめしたい作品です。「科学」について苦手意識を持っている大人にこそ助けになる内容ではないかと思いますので、ぜひ手に取って見てみて下さいね。

 

秋山朋恵(絵本ナビ 児童書担当)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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