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【プラチナブック選定作品】「どんぐりむら」シリーズの人気者が総出演!『どんぐりむらのいちねんかん』

そろそろ年の瀬。
「今年はこんなことがあったな」「あれからまだ1年しかたっていないのね……」と今年1年を懐かしく振り返る人も多いのではないでしょうか?
子どもたちに「今年はどんな年だった?」と聞くと、「夏休みに海に行った!」「発表会で演奏が成功した!」「苦手な野菜が食べられるようになった!」と目をキラキラさせて、今年1年の思い出や成長を話してくれることでしょう。
それは、どんぐりたちの活躍を通じて、お仕事の楽しさや働くことの大切さを伝える絵本「どんぐりむら」シリーズの登場どんぐりたちもきっと同じ。
どんぐりむらの1年間を楽しく巡る、とってもにぎやかな絵本をご紹介します。

絵本ナビ1000万人ユーザーが選んだ”とびっきり”の人気作からご紹介するのはコチラ!

どんぐりむらのいちねんかん

どんぐりむらの1月から12月まで、人気キャラ総出演で四季折々のどんぐりたちの暮らしや行事を描く、どんぐりむら歳時記。4月のお花見、7月のプールなど普段は見られない季節のイラストは必見! カメラマンが撮った写真で一年を振り返るクイズつき。

https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=425 『どんぐりむらのいちねんかん』発売を記念して、なかやみわさんと絵本ナビ代表・金柿秀幸の対談を行いました。

なかやみわさんのコメントと共に、作品の魅力に迫ります!

「どんぐりむら」の1年間が見える歳時記絵本

「どんぐりむら」シリーズでは、1冊ごとにお仕事が決まっていて、そこで働くどんぐりたちのおはなしが描かれていました。
それがシリーズの「メインストーリー」だとすると、この『どんぐりむらのいちねんかん』で描かれるのは、サイドストーリー。
今までのおはなしの中では紹介されていないどんぐりたちのお仕事と日常を、知ることができます。 2月は薬局のお仕事、5月はクリーニング屋さんのお仕事。11月は芸術の秋の展覧会。
12の月に分かれて、その季節の行事とお仕事が紹介されているので、歳時記絵本としてもお仕事絵本としても楽しめるお得さが魅力です。

なかやみわさん:実は、『どんぐりむらのいちねんかん』のアイディアは、シリーズのはじめの頃から用意していたものなんです。(中略)
「どんぐりむら」シリーズがはじまったとき、うちの子どももまだ小学生だったので、このスケジュールをこなせないときがあるかもしれないと思いました。
そんなときのために、取材なしで制作できる原稿をと思って考えたのが、どんぐりむらの1年間を描くというものでした。

これまで毎年スケジュール通り制作できていましたので、出版せずにいましたが、昨年(2017年)、「やさいのがっこう」シリーズ(白泉社)、「ばすくん」シリーズ(小学館)、「くれよんのくろくん」シリーズ(童心社)、「そらまめくん」シリーズの新刊4冊を出版することが決まって制作のスケジュールが詰まっていましたので、この機会にと、今回『どんぐりむらのいちねんかん』を制作することになったんです。

2月は病院と薬局のお仕事。

なかやみわさん:やっぱり、この時期はインフルエンザも流行りますし、風邪をひく子も多いですよね。2月の病院は、本当に子どもたちでいっぱい。どうしたってみなさん1回は病院に行くだろうなと。

11月は画家のお仕事。なんだか見たことのある絵が並んでいますね。

なかやみわさん:11月の展覧会のページ、個人的にこの場面が1番好きです。
むらに芸術家のキャラクターがいたので、展覧会を開いて、展示する絵を、ミレーの「種を蒔く人」やムンクの「叫び」など、無理やり名画をどんぐりでパロディーにして。すごく遊んじゃいました(笑)。
子どもたちの顔がたくさん並んでいるカラフルな絵はアンディ・ウォーホルをモチーフにしているんですよ。

今までに登場した「どんぐりむら」の人気キャラクターがオールスター出演

1作品で1つのお仕事とそのお仕事をしているどんぐりにスポットを当てた「どんぐりむら」シリーズ。
「私は本屋さんが好き」「『どんぐりむらのどんぐりえん』を読んで、保育園の先生になりたいと思った」そんなファンも多いと言います。
『どんぐりむらのいちねんかん』では、今まで登場したどんぐりたちがすべて登場します。
物語の主役になったどんぐりはもちろん、シリーズすべてに登場しているけど、おはなしには絡んでこないレアどんぐりまで……。
ぜひ、絵本を隅々まで見渡して、絵本に登場したどんぐり、あなたのお気に入りどんぐりを見つけてみてください。

なかやみわさん:本編では仕事の話がメインになりますので、そうすると日常彼らは何をしているのかな?と気になる部分があると思うんですよね。
そういうところを覗き見するような面白さは入れたいと思っていました。
季節を描くので、仕事をしながらも日々の生活の楽しみもしっかり出すように考えています。

「どんぐりむら」シリーズを生み出したのはこの人!

埼玉県生まれ。女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室卒業。
企業のデザイナーを経て、絵本作家になる。
主な絵本に「そらまめくん」シリーズ(福音館書店・小学館)、「ばすくん」シリーズ(小学館)、「くれよんのくろくん」シリーズ(童心社)、「どんぐりむら」シリーズ(学研)、「こぐまのくうぴい」シリーズ(ミキハウス)など多数ある。
愛くるしく魅力的な登場人物を描いた絵本作品は、子どもたちの絶大な支持を受けている。

https://www.ehonnavi.net/style/799/

絵本ナビでは、2018年になかやみわさん絵本作家デビュー20周年を記念して、「みんな大好き! なかやみわさんの絵本」を連載しました。

プラチナブックメダルとは…?

絵本ナビに登録されている「絵本」ジャンルの作品(約2万4,000作品)のうち、 レビュー評価・レビュー数・販売実績などから算出された、TOP3%のとびきりの人気作品が「プラチナブック」です。 全国の書店店頭には、プラチナブックメダルの目印をつけて、並んでいます。

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絵本ナビ編集部
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