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第1回「親子で読んでほしい絵本大賞」『字のないはがき』が受賞!

授賞式には角田光代さん(右)が登壇し、作品への思いを語った。左は絵を担当した西加奈子さん。

3月16日(月)「第1回 親子で読んでほしい絵本大賞」の贈賞式がおこなわれました。栄えある第1回の受賞作に選ばれたのは、向田邦子の名作を直木賞受賞の2大作家である角田光代さんが文章を、西加奈子さんが絵を担当し、絵本化した『字のないはがき』です。2位は『なまえのないねこ』(文:竹下文子、絵:町田尚子、発行:小峰書店)、3位は『このほんよんでくれ!』(文:ベネディクト・カルボネリ、絵:ミカエル・ドゥリュリュー、訳:ほむらひろし)が入賞しました。

受賞式の角田光代さん(右)とJRACの洞本代表幹事

贈賞式で、大賞受賞作の角田光代さんは「もし、これが向田邦子さんのエッセイの中に収まったままだったら、たぶんお子さんは読む機会がなかったんじゃないかなと思うので、本当にふさわしい賞をいただいたと思います。この本を書き終えたとき、私がちょうど51歳で、向田邦子さんが亡くなられた年齢だったことにも意味があると思いました。向田さんの仕事を残せたことを非常にうれしく思います」と述べました。

「親子で読んでほしい絵本大賞」とは…読みきかせの達人が選んだ絵本

この賞は、JPIC読書アドバイザークラブ(略称JRAC ジャラック)が主催しており、司書、読みきかせボランティアなど、子どもに絵本を手渡す経験が豊富なJRAC会員が、過去1年間の新刊絵本の中から、「親子で読んでほしい絵本」を投票で選考し、表彰しています。「親子でもっと絵本を楽しんでほしい!」「いい絵本を親子に届けたい!」との思いから創設されたということです。

選考方法

JRAC会員40名からなる選考委員が、季刊誌「この本読んで!」2019年春号から冬号で紹介された400冊の新刊絵本(18年9月から19年8月までに刊行された絵本)の中から入賞作品12冊を選出。その12冊をJRAC会員が読んで、「親子で読んでほしい絵本」1位から3位を選んで投票。1年をかけて選考した投票結果を集計し大賞作品を決定しました。今回、最終選考の投票に参加した会員は123名でした。

第1回 親子で読んでほしい絵本大賞 入賞作品一覧

1位(大賞):字のないはがき

字のないはがき

【教科書にも載っている実話を絵本化!】
このお話は・・・
脚本家、エッセイスト、直木賞作家である
故・向田邦子の作品の中でもとりわけ愛され続ける
名作「字のない葉書」(『眠る盃』所収、1979年講談社)が原作。

戦争中の、向田さん一家のちいさな妹と、
いつも怖いお父さんのエピソードを綴った感動の実話です。
向田邦子さんのちいさな妹・和子さんが主人公。
ぜひお子さまと語り合って欲しい作品です。

【あらすじ】
戦争時代、ちいさな妹が疎開するとき、お父さんはちいさな妹に、
「元気なときは大きな○を書くように」と、たくさんのはがきを渡しました。
しかし、大きな○がついたはがきは、すぐに小さな○になり、やがて×になり・・・。

【直木賞作家2人の夢の共演!】
当代人気作家の角田光代と西加奈子の最強コンビで
美しい絵本によみがえりました。
大の向田ファンで知られる角田光代の渾身の描写と
西加奈子の大胆な構図と色彩をぜひ堪能してください。
 

2位:なまえのないねこ

4位:かんけり

4位:じゃない!

7位:水の絵本

8位:ぬかどこすけ!

8位:タタタタ

10位:おしいれじいさん

11位:ねこです。

季刊誌「この本読んで!」3月3日発売(2020年春号)では、特集を組んで全作、推薦のコメント付きでご紹介しています。

季刊誌「この本読んで!」とは

一般財団法人 出版文化産業振興財団(JPIC)が発行する、絵本と読みきかせの情報誌です。毎号、読みきかせにおすすめの新刊100冊を選んで、掲載しています。https://www.jpic.or.jp/konohon/

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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