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絵本トレンドライターN田N昌の “大人だってもっと絵本読みたいの!”

子どもよりパパが夢中!? 今、大人男子に人気の絵本作家“くりはらたかし”とは

子どもだけが読むなんてもったいない。大人も楽しい絵本の世界を、絵本トレンドライター・N田N昌さんが、独自の視点と「ゴイスー」な語り口でご紹介! 
最近話題の新しい絵本、注目の作家さん、気になる絵本関連スポットなど、絵本のトレンド情報を大人に向けてお届けします。

今、絶対に読んで頂きたい! 注目の絵本作家“くりはらたかし”

今回は、ママやお子様に連れられて、「付き合い」感覚で絵本コーナーを訪れているパパに、是非、手に取って頂きたい! 一度ご体験頂きたい絵本作家“くりはらたかし”さまをご紹介させて頂きます。
体験後には、「最近の絵本って、面白いんだな」と思って頂けること、間違いナッシングでございます。
さらに、パパが絵本好きになることで、絵本コーナーはパパにお任せ、ママは、その間、自分のお買い物を楽しむ…そんなことも夢ではございません。
是非是非、この記事をパパにもシェアしてくださいませ。

本題でございます。

最近の絵本のトレンドとして、ここ数年、漫画家さまの絵本デビューが相次いでおります。ちなみに昨年、大人女子から「かわいい」と大注目を集めた癒し系ナンセンス絵本『たぷの里』(ナナロク社)も、漫画家の藤岡拓太郎さまの絵本デビュー作でございます。

漫画家“クリハラタカシ”と絵本作家“くりはらたかし”

絵本デビューする漫画家さま、たくさんいらっしゃいますが、なかでも、大人にも大人気なのが、今回ご紹介する“くりはらたかし”さまでございます。

ちなみに、漫画のペンネームはカタカナで“クリハラタカシ”でございます。

絵本は、ひらがなの“くりはらたかし”。たかしは、反町隆史、岡村隆史の“隆史”ではなく、やなせたかし先生の“たかし”でございます。

くりはらたかし

1977年、東京都生まれ。漫画、絵本、イラストレーション、アニメーションなど、多岐にわたって活躍。1999年に漫画「アナホルヒトビト」でアフタヌーン四季大賞を受賞し、デビュー。マンガに『ツノ病』『ラッキーボギー』『隊長と私』(青林工藝舎)、『冬のUFO・夏の怪獣』(ナナロク社)、絵本に『むしめがねのルーペちゃん』(アリス館)、『ぱたぱた するする がしーん』(福音館書店)、『たんぽぽふうたろうと7ふしぎ』(小学館)、『これなんなん?』(くもん出版)、『ハッピーボギー』(あかね書房)などがある。

絵本作家“くりはらたかし”は、どのくらい人気なのか?

とにもかくにも出版のペースがゴイスーなのでございます。2018年の11月から2020年5月まで、1年半で、な、な、なんと!6冊でございます。

絵だけ担当した絵本をあわせると、さらに出版されております。

こんなペースで絵本を出版される作家さまは、ゴイスーに稀でございます。それほど期待と人気が集まっているのでございます。

“くりはらたかし”絵本のナニが面白いのか?

一言でいうと、「新しい」のでございます。普段、あまり絵本を読まれない方は、「えっ、絵本って、こんなだっけ?」と思われること、間違いナッシングでございます。

子どもの頃、読んだ記憶のある、いわゆる“ロングセラー絵本”とは、一線を画しているのでございます。絵本というと、道徳的な内容のもの、子ども専用のものと考える方も少なくございません。ですが、くりはら絵本は、子どもも大人も楽しめる短編アニメのような絵本なのでございます。

「これ、大人が読んでも面白いよね」と思うハズキルーペでございます。とにかく、一度その上に座って頂きたい、いや、読んで頂きたいのでございます。

騙されたと思ってご体験頂きたいのでございます。

くりはらさまの『これなんなん?』(くもん出版)と『とおくにいるからだよ』(教育画劇)は、絵本ナビの“全ページためしよみ”が可能でございます。

是非是非、読んでみてくださいませ。本屋さんや図書館に行かなくても、ご自宅でご体験頂けます。

これってどうやって使うもの?

これなんなん?

タヌキたちが暮らすポッカリ島には、時々、人間の道具が流れ着きます。
「これなんなん?」
拾って観察してみますが、タヌキたちには、使い道がさっぱり。
そんなときは、物知りな長老のところにききに行きます。
でも、長老だって、そんなものは見たことがありません。
知らないとは言えない長老は、ものをよく見て、長老なりに使い道を想像します。
そうやって、なんとかピンチを切り抜けていきますが、いよいよまったく使い道がわからないものが流れてきて…!?
登場するのは、Tシャツ、ホース、傘といった、見慣れた道具たち。
「これはこう使うものでしょ」という、“当たり前”を少しずらしてみると、身近なものにでも新しい発見がいっぱい。発想を広げ、頭を柔らかくして楽しむ一冊です。

本当の大きさは…? 不思議を楽しむ体験型ユーモア絵本

とおくにいるからだよ

カタツムリより大きなアリ?だんだん大きくなる猫?一口サイズの犬がタロウくんにかけよって…。怪鳥、巨大ロボットも登場!!
注目の作家、くりはらたかし最新刊!ふしぎを楽しむ体験型ユーモア絵本。いつものことが新しく見えてくる、発見がうれしい一冊。

 

 

ちなみに、わたくしのおすすめは、『たんぽぽふうたろうと7ふしぎ』(小学館)でございます。

ドラマや映画で、よく伏線と回収という言葉を耳にいたしますが、この絵本は、その伏線と回収がとにかく見事なのでございます。ストーリーに張り巡らされた数々の伏線がゴイスーに気持ちよく回収されております。

読み終わった後、思わず、「ありがとう」とお礼を言いたくなるレベルでございます。わたくしが知る限り、最強の伏線回収絵本でございます。

愛らしい妖怪たちと、展開の疾走感がたのしい、新感覚妖怪絵本!

たんぽぽふうたろうと7ふしぎ

個性豊かな妖怪たちが出てくる絵本

さすらいの旅人・たんぽぽふうたろうは、ある日、おそろしい妖怪のいる「もののけがはら」に迷い込みました。
そこで出会った一風変わった妖怪たちの助けを借りて、ふうたろうは村を荒らす大だぬき退治に挑みます。

ふうたろうが出会うのは、手をたたくとおじぎをする「ぺこりスギ」や、
階段を最上段まで上ると一番下まで戻されてしまう「ふりだしかいだん」など、
ちょっぴりヘンテコな個性をもつ妖怪たち。
そんな妖怪たちの特技をどのように使って悪者大だぬきをやっつけるのでしょうか!?

愛らしい妖怪たちと、ドミノ倒しのように次々と展開する疾走感がたのしい、新感覚の妖怪絵本です。

人気絵本作家ヨシタケシンスケと〇〇な関係

「この商品を買った人はこんな商品も買っています」。そう、通販サイトでよく目にするアレでございます。この方式で言うなら、ヨシタケシンスケ絵本が好きな方は、くりはら絵本にハマるはずでございます。

両者とも“視点”が絶妙で、大人が「なるほど」と感心できて、クククと笑ってしまうところ。さらに、描かれているキャラクターがポップなところもお二人の共通点ではないかと。

 

余談でございますが、ヨシタケさまとくりはらさまのお二人は、なんと、同じ会社に勤務されていたご経験をお持ちでございます。かなりの偶然でございます。さらに、ヨシタケさまは月刊MOEの対談の中で、くりはらたかしファンを公言されております。

ヨシタケ絵本が好きな方には絶対にくりはら絵本、読んで頂きたい!

そして、パパにも。欲を言えば、ママにもお子様にも是非是非読んで頂きたいのでございます。

N田N昌

絵本トレンドライター・放送作家・絵本専門士
絵本の最新情報を発信&大人絵本文化、絵本プレゼント文化の普及活動に日々努めております。  

@NtaNmasa

 

(画像は、イラストレーター・作家の網代幸介さんによる著者肖像画)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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