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絵本ナビニュース2020

谷川俊太郎と広瀬弦 ひらがなあそびの絵本『あ』が発売

ひらがなあそびの絵本 『あ』!発売前重版決定

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=153216

あ は一人ぼっちでさびしそう。  だれか ともだち いないかな?
文字と文字の組み合わせで、言葉が生まれ、物語が生まれる。
その楽しさが絵本として、アリス館から8月28日に発売されました。

『あ』みどころ(1)

谷川俊太郎書き下ろし!
文字と文字で、言葉が生まれる喜びを伝えます。
谷川さんは「あ」と何を組み合わせたら子どもたちが楽しめるものになるか、
絵にして楽しいものは何か、考えながら文にしたとのこと。
制作過程を振り返りつつ、
「二文字の文ははじめて。制約が多くて大変だもの」
と笑いながら話してくれました。

谷川俊太郎さん (写真:ヤスダフォトスタジオ)

『あ』みどころ(2)

広瀬弦の美しい文字と絵
上下左右に楽しげに動く文字で、言葉の魅力を伝えます。
文字を「もの」として捉えてほしくて
縦書きになったり横書きにしたりしてみたという、広瀬さん。
「子どもたちに1ページずつ、楽しんでもらえたらいいな」と
話してくれました。

広瀬弦さん (写真:ヤスダフォトスタジオ)

『あ』みどころ(3)

制作の過程で生まれた、文字の妖精「かなちゃん」。
かなちゃんが、文字たちの気持ちを表現していきます。
「本ができたのは、かなちゃんのおかげ」と、谷川さん。
この小さな存在が、じつは本では大きな役割を果たしています。

かなちゃん制作風景 (写真:ヤスダフォトスタジオ)

「あ」はひとりぼっちで さみしそう。でも……

「あ」と「お」が出会って……あおぞらに!

「あ」のところに「し」がやってきて……「あし」だ! どこへでもいけるよ!

あ

「あ」は一人ぼっちでさびしそう。
だれか ともだち いないかな?
文字と文字の組み合わせで、言葉が生まれ、物語が生まれる。
その楽しさが、絵本になりました。

書籍紹介

書籍名:『あ』 
文:谷川俊太郎 

絵:広瀬弦     

価格:定価(本体1.200円+税) 
対象年齢:3歳から 

著者プロフィール

谷川俊太郎

1931年、東京に生まれる。高校卒業後、詩人としてデビュー。1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を刊行。以後、詩、絵本、翻訳など幅広く活躍。1975年日本翻訳文化賞、1988年野間児童文芸賞、1993年萩原朔太郎賞を受賞。ほか受賞多数。絵本作品に『ことばあそびうた』(福音館書店)、『マザー・グースのうた』(草思社)、『これはのみのぴこ』(サンリード刊)、『もこもこもこ』(文研出版)、『まり」(クレヨンハウス刊)、『わたし」(福音館書店)、「ことばとかずのえほん」シリーズ(くもん出版)、『あさ/朝』『ゆう/夕』『きらきら』『すき好きノート』(アリス館)他多数の作品がある。翻訳作品も多数。


広瀬弦
1968年、東京に生まれる。イラストレーターとして挿絵や絵本の世界で活躍している。おもな作品に『ゆめみるたっちゃん』『とりかえっこちびぞう』『おてがみもらったおへんじかいた』『パンやのくまちゃん』『双姫湖のコッポたち』『にじとそらのつくりかた』『女一匹』『自分を好きになる本』など多数。谷川さんとの共作に『まり」(クレヨンハウス刊)などがある。

谷川俊太郎さんが朗読する『あ』の読み聞かせ動画を配信中!

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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