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絵本ナビニュース2022

「じぶん」の大切さを知ってほしい。 『いいな「じぶん」!』

自分のことも他の誰かのことも、「いいな」と思えるように。

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=172939

世界文化社から、『いいな「じぶん」!』が1月22日(土)に発売されました。

元小学校教諭の児童文学作家くすのき しげのりさんが、自身の授業や講演などで子どもたちと20年近く読んできた詩を絵本化。主人公の目線で、自分と他人の違いに気づいていく物語です。温かいメッセージが込められた詩と表現豊かな絵から「一人ひとり違ってみんな良い」と気づかされ、自然と自己肯定感や、多様性を感じることができる1冊です。

また、日本語とともに英文も併記。物語以外からも、さまざまな人がいると気づくことができる仕掛けになっています。入学、進級、卒業などを迎える時期、「自分らしさって何だろう」と考える子どもたちに、ぜひ届けたい絵本です。

いいな「じぶん」!

元小学校教諭の絵本作家くすのきしげのり先生が、子ども達と読んできた詩を絵本化!
今を生きる子ども達が自分のことも、他の誰かのことも、「いいな」と思えるように。
そんな温かいメッセージが込められた詩と表現豊かな絵から、一人ひとり違ってみんな良いと気づかされます。
入学、進級、卒業などを迎える時期、自分らしさって何だろうと考える子ども達に、ぜひ届けたい一冊です。

自己肯定感が低い日本の子どもたちに、「じぶん」の大切さを知ってほしい。

日本の子どもたちの「自己肯定感」は、諸外国の子どもたちよりも低いという結果が内閣府の調査で発表されています。「自己肯定感」が低いと何をするにおいても自信を持つことができず、さまざまな問題にぶつかりやすかったり、生きづらさを感じたりしてしまいます。この絵本では、「じぶん」の大切さ、尊さに気づくことから、他人も世界にたったひとりきりの「じぶん」であることを伝えています。

※ 平成26年版 子ども・若者白書「今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~」より(内閣府資料)

子どもたちの感想「じぶんは、たった一つの神様からのプレゼント」

著者のくすのき しげのりさんが小学校で、『いいな「じぶん」!』をテーマにお話をした際に、下記のような感想が子どもたちから出てきました。「じぶん」の大切さについて、子どもたちが考えるきっかけになる1冊です。

子どもたちの感想

・「じぶん」は世界にたった一人しかいないし、親が生んでくれた、たった一つの神様からのプレゼントだから「じぶん」を大切にしようと思いました。
・私は、自分の好きなことを、しんけんに一歩踏み出そうと思います。
・自分は宇宙にたった一人のそんざいで、自分のかわりは、だれもできないんだということがよくわかりました。
・自分は自分だから、だれかにとらわれない自分になろうと思いました。

書籍紹介

『いいな「じぶん」!』
作:くすのき しげのり
絵:こば ようこ
英訳:中井はるの
発売日:2022年1月22日(土)
定価:1,430円(税込)
発行:株式会社世界文化ワンダークリエイト
発行・発売:株式会社世界文化社

著者プロフィール

作:くすのき しげのり
徳島県生まれ。小学校教諭などを経て児童文学を中心とする創作活動と講演活動を行う。『おこだでませんように』(小学館)でJBBY賞(バリアフリー図書の部門)、『ともだちやもんな、ぼくら』(えほんの杜)でようちえん絵本大賞受賞。教科書掲載作品をはじめ、130 冊を超える作品は日本及び海外で広く読まれている。

絵:こば ようこ
東京都生まれ。画家として絵本、挿し絵などの仕事をする。「ドドのこぶね」で第4 回ピンポイント絵本コンペ最優秀賞受賞。そのほかの作品に、『タイムカプセル』(おだ しんいちろう作 フレーベル館)、『おひるねけん』(おだ しんいちろう作 教育画劇)、『さやかちゃん』(くすのき しげのり作 ポプラ社)など。

英訳:中井はるの
東京都生まれ。娘の誕生がきっかけで児童書に携わるようになる。訳書に「グレッグのダメ日記」シリーズ(ポプラ社)、『Wonder ワンダー』(ほるぷ出版)、『子どもを守る言葉「同意」って何?』(集英社)、『ねむねむさんがやってくる 眠りが訪れる話』(世界文化社)など。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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