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絵本ナビニュース2023

『羽毛恐竜完全ガイド』イラスト図鑑と最新研究の解説で、羽毛恐竜と鳥の進化の謎に迫る!

日本の恐竜研究を牽引する総勢15名が、鳥と恐竜の進化の謎を紹介!

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=204977

文一総合出版から、『羽毛恐竜完全ガイド』が2023年3月14日(火)に発売されています。

 

あなたが見ている鳥は、実は「恐竜」かもしれません…

日本の恐竜研究を牽引する、小林快次さん、田中康平さん、真鍋 真さんら総勢15名が、鳥と恐竜の進化の謎を紹介します!

現在の恐竜研究において、最もホットな話題の1つである「恐竜から鳥への進化」を取り上げ、描き下ろしのイラスト図鑑や恐竜研究のトップランナーによる、「鳥と恐竜の進化の謎についての解説」を掲載。
恐竜絶滅後に栄えた鳥類や、羽毛恐竜の展示がある国内外の博物館の紹介もあり、恐竜好きの子どもから大人まで楽しめる一冊です。

羽毛恐竜完全ガイド

羽毛恐竜完全ガイド

イラスト図鑑と最新研究の解説で羽毛恐竜と鳥の進化の謎に迫る!

現在の恐竜研究において、最もホットな話題の1つである「恐竜から鳥への進化」を取り上げ、描き下ろしのイラスト図鑑や恐竜研究のトップランナーによる鳥と恐竜の進化の謎についての解説を掲載。恐竜絶滅後に栄えた鳥類や、羽毛恐竜の展示がある国内外の博物館の紹介もあり、恐竜好きの子どもから大人まで楽しめる一冊。

羽毛恐竜=体表が羽毛で覆われた恐竜

子どもから大人まで多くのファンがいる「恐竜」。どんな姿をしていたのか、どのような生態だったのか、そしてなぜ絶滅したのか。今も多くの謎に包まれた生物です。
実は恐竜のイメージは近年、劇的に変わってきました。その中心にいるのが「羽毛恐竜」です。
体表が羽毛で覆われ、大地を活発に駆け回り、求愛のディスプレイ(動物が求愛したり威嚇するときに特定の音や動作、姿勢を見せる行為)や子育てをする——。その姿はまるで現代の鳥と同じであり、「鳥は恐竜そのもの!」という人もいるほどです。

本書は今、いちばんホットな話題である「羽毛恐竜」にスポットを当て、日本の恐竜研究のトップランナーたちが「鳥と恐竜の進化」を解説します。

「そもそも羽毛恐竜とは何か?」「鳥と恐竜の同じ部分や違う部分はどこか」「なぜ羽毛は生えたのか」「羽毛恐竜は飛べたのか」「羽毛恐竜はどんな色だったのか」「鳥の形はどう進化したか」など、現在もなお研究中のテーマを含めた、さまざまな話題を取り上げました。さらに、日本の恐竜研究のメッカ・福井県と、羽毛恐竜研究の本場・中国での、「世界を驚かす研究の成果」も紹介しています。

日本で唯一のバードウォッチング雑誌『BIRDER(バーダー)』で「鳥の形態学ノート」を連載中の川口 敏さんによる、羽毛恐竜や絶滅鳥類など30種以上の美麗描きおろしイラストを掲載。全身図だけでなく腕や足の部分図など、さまざまなビジュアルを掲載しています。

左は本書籍の表紙を飾るヴェロキラプトル。右は某有名恐竜映画で有名になったデイノニクス

恐竜絶滅後から現代につながる「新生代」(約6,500万年前〜現在まで)には、鳥類が大繁栄した時期があり、まるで恐竜のような巨大な鳥が出現しました。現在、これらの巨大な鳥は絶滅していますが、鳥の進化を語るうえで重要なこれら絶滅鳥類も再現イラスト付きで紹介しています。

羽毛恐竜や絶滅鳥類を展示している博物館も紹介

恐竜の研究はヨーロッパから始まり、その後、米国、アジアへと広がってゆきました。そのため、恐竜を展示する博物館は世界各国にあります。恐竜好き、古生物好きならいつかは行きたい!あこがれの国内外の博物館を計12館、紹介しました。

国内:国立科学博物館、福井県立恐竜博物館など 6館
海外:ロイヤル・ティレル古生物学博物館、アメリカ自然史博物館など 6館

 

さらに、羽毛恐竜の登場で変わりつつある博物館の恐竜展示に関するコラムも収録しています。

豪華執筆陣

国立科学博物館副館長の真鍋 真氏、NHK子ども科学電話相談の「答えてくれる先生」として出演する小林快次さん(北海道大学総合博物館)、田中康平さん(筑波大学)、川上和人さん(森林総合研究所)など、日本の恐竜研究のトップランナーとして恐竜ファンにはおなじみの研究者の寄稿を実現。現時点で“最強の執筆陣”の寄稿文を読むことができます。

田中康平(たなか・こうへい)
筑波大学生命環境系助教。恐竜の繁殖行動や子育ての研究を中心に、恐竜の進化や生態を研究している。推し羽毛恐竜はシノサウロプテリクス。NHK子ども科学電話相談の「答えてくれる先生」としても活躍中。

 

川口 敏(かわぐち・さとし)
趣味の解剖を活かして動物に関する論文、エッセイ、イラストを発表している。月刊誌『BIRDER』(文一総合出版)にて『鳥の形態学ノート』を連載中。

 

山﨑優佑(やまざき・ゆうすけ)
TCA東京ECO動物海洋専門学校講師。恐竜・自然史博物専攻と野生動物保護専攻の学生に恐竜から鳥類への進化や野鳥の調査方法等を教える。

 

青塚圭一(あおつか・けいいち)
東京大学大学院博士課程在籍。鳥類化石の記載を中心に、鳥類の骨格形態と生態との関係性に注目した研究を行う。特に潜水鳥類の運動様式に関心がある。
 

真鍋 真(まなべ・まこと)
国立科学博物館・副館長、 研究調整役。博士(理学)。1994年より国立科学博物館に勤務し、 中生代の爬虫類、鳥類化石を主な研究テーマとしている。

 

小林快次(こばやし・よしつぐ)
北海道大学総合博物館教授。海外発掘調査を行い、恐竜の分類や生理・生態の研究を行う。近年、ヤマトサウルス、カムイサウルス、パラリテリジノサウルスなどを命名。NHK子ども科学電話相談の「答えてくれる先生」としても活躍中。

 

川上和人(かわかみ・かずと)
森林総合研究所・島嶼性鳥類担当チーム長。西之島など離島の鳥類調査に従事。チーム名は自分で提案したのだが、「島」と「鳥」という字が似ていて時々混乱する。NHK子ども科学電話相談の「答えてくれる先生」としても活躍中。

 

BIRDER編集部

資料提供と協力(※国内のみ、五十音順、敬称略)

一日一種、角田和彦、北川麻衣子、長手彩夏、中村利和、中村友洋、吉田雅則、我孫子市鳥の博物館、学校法人城西大学水田記念博物館大石化石ギャラリー、神流町恐竜センター、群馬県立自然史博物館、国立科学博物館、東京大学総合研究博物館、福井県立恐竜博物館

書籍紹介

『BIRDER SPECIAL 羽毛恐竜完全ガイド』
著者:BIRDER編集部/編
発行年月日:2023年3月14日
書店発売日:2023年3月14日
定価:2,750円(本体2,500円+10%税)
ISBN13:978-4-8299-7513-8
判型:B5判
ページ数:104ページ
電子版:2023年3月14日配信予定
発行所:文一総合出版(東京・新宿)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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