【今週の今日の一冊】新年度、何を選ぶ? 最新おすすめ図鑑特集!
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子どもたちの学ぶ意欲が一番高まる新年度の始まり! できれば、楽しく学びたい! 学ばせてあげたい! そんな親子の皆さんにおすすめしたいのが、イラストや写真が充実し、しかけなどさまざまな工夫が凝らされた図鑑です。今週は、勉強に役立つ図鑑から、とにかく読んで楽しい図鑑まで、最新情報を交えながらたっぷりご紹介します。
子どもたちの大好きな、あの話題のずかんの最新刊もありますのでお見逃しなく♪
4月14日~4月20日までの絵本「今日の一冊」をご紹介
4月14日 身近にある天気の疑問が一気に解決!
月曜日は『めくって学べる てんきのしくみ図鑑』
しかけをめくって、天気のしくみを学ぼう!
しかけをめくると、雲や台風の中をのぞけたり、雨が降ったり、虹がかかったり。
身近な天気のしくみをダイナミックなしかけイラストで、楽しく大解剖する図鑑です。
●気になる天気の「しくみ」がよくわかる!
「雲の中はどうなっているの?」
「雷はどうやって落ちるの?」
「虹はどうしてできるの?」
身近にある天気の疑問が、この一冊で一気に解決!
●著・荒木健太郎
著者は、映画『天気の子』の気象監修者としても知られる、雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官の荒木健太郎氏。
ペットボトルで簡単にできる雲の作り方や、自分でできる天気予報(観天望気)など、わくわくのトピックが盛りだくさん!さらに、美しい雲、夕焼け、虹等の写真や、地球温暖化、防災等のためになる情報なども掲載。
大人も子どもも一緒になって楽しめる一冊です。
こちらもおすすめ。「めくって学べる」シリーズ(最新刊から順に紹介)
4月15日 「うっかりメーター」に注目の第3巻がついに発売!
火曜日は『大ピンチずかん3』
4月16日 算数が大好きになる体感型算数本!
水曜日は『さわって学べる算数図鑑』(2025年4月刊)
算数って難しい、数や図形だけを見てもよくわからない。そう思ったことはありませんか? そんなときにぴったりなのが、『さわって学べる算数図鑑』です。
算数が得意な子どもは、数や図形を、文字としてではなく、実感できる量や重さで感じています。この本は、動かす・開ける・組み立てるなどの行動を通して、数や図形がどのようなものなのか、実感できる本です。
例えば、立体のページでは、展開図を組み立てるとどんな形になるか、実際にやってみることができます。また、分数のページではどの分数とどの分数が同じ大きさなのかが分かるしかけにより、通分や約分などの計算が、単に計算方法を覚えるのではなく、実感として理解できます。そのほか、かけ算とわり算の関係や、いろいろな形の特徴も、さわって遊びながら学べます。
すべての文字にルビがついているので、小学校1年生でも一人で読めます。親子で読むなら幼児でも楽しめます。親子で一緒にしかけを動かしたりクイズを出しあったりして、算数をおもいっきり楽しんでください。
読者の声より
8 歳6歳の娘たちに購入しました。立体の展開図や、分数、割り算などがしかけを使いながら学べるようになっています。勉強すると力んだ感じではなく、楽しみながら遊びながら身に付くようになっています。算数嫌いな長女もとても楽しんで触っています。次女は算数が大好きなのですが、興味津々で見たり触ったりしています。これは素敵な図鑑を見つけたなーと満足です。
(きーちゃんママさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子6歳)
「さわって学べる」シリーズ、こちらもおすすめ。
4月17日 幅広いジャンルを網羅したDK社による大図鑑!
木曜日は『見るだけで世界がわかる大図鑑』(2025年4月刊)
図鑑のDK社が50周年記念として刊行した1冊「EYEWITNESS ENCYCLOPEDIA OF EVERYTHING」の日本語版が登場!
DK社ならではの膨大な情報量と、インパクトのある写真・ビジュアルに、子どもたちの好奇心がどんどん育まれます。
子どもたちに「いろんなものを見て、なんにでも興味を持ってほしい」「自分の好きなものを見つけてほしい」と思うなら、ぜひおすすめの1冊です。
幅広いジャンルを網羅し、【宇宙】【地球】【生物】【人体】【科学】【歴史】【文化】に章立てされた全400ページ。
一家に1冊置いておきたくなる超豪華な図鑑です。
4月18日 古今東西の有名な建物が大集合!
金曜日は『小学館の図鑑NEO まどあけずかん たてもの 英語つき』
美しい絵で建物のヒミツに迫る!
人が住んだり、仕事をしたり、祈りを捧げたり、建物はわたしたち人類の暮らしと切っても切れない関係にあります。
本書には古今東西の有名な建物が大集合!
ピラミッド、姫路城、モン サン ミシェル、国立競技場、マチュピチュ、東京駅、風車小屋など、知っている建物もたくさんあるかもしれません。
アメリカのコロンビア大学大学院で学び、国内、海外での受賞歴も豊富な建築家の岡田哲史先生のアドバイスのもと、世界中の建物の歴史やデザイン、構造や材料、また、外からではわからない建物内部のひみつにも迫ります。
吸い込まれそうな架空の町、巨大なピラミッドの石の質感、海に浮かぶモン サン ミシェルの美しいすがた、歌舞伎座の10万枚の屋根瓦……緻密に描き込まれた建物の絵が、見る人の心を鷲掴みにしてくれるはずです。
「小学館の図鑑NEO まどあけずかん」シリーズ、こちらもおすすめ(最新刊から順に紹介)
4月19日 マンガとひみつ道具で、ことばを楽しく学ぼう!
土曜日は『小学生のための ドラえもん 読解力をつけることば図鑑』
ドラえもんと一緒に読解力を楽しく伸ばす!
ドラえもんのマンガとひみつ道具で、楽しく学べる!
ドラえもんやのび太くんは、このときどんな気持ちなのかな?
この気持ちをことばにすると何だろう?
ドラえもんのマンガで主人公の気持ちを読み解く練習から、実際に入試で出される読解表現を、麻布中学校の中島克治先生が解説。
確実に語彙力と読解力が身につきます。
【本書の特徴】
◎総ルビ、ドラえもんのマンガで、1年生から楽しく読める!
◎読解文を読むための、語彙力がつく!
◎登場人物の気持ちを読み取り、表現する力がつく!
合わせてこちらもおすすめ。
4月20日 絵の見方が分かる!日本と世界の名画約360点掲載。
日曜日は『小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画』
NEOから生まれた、絵の見方が分かる図鑑
「小学館の図鑑NEO」から新シリーズ「小学館の図鑑NEOアート」が登場!
絵画にはじめて触れる子どもたちに向けて、絵の見方をわかりやすく、楽しくひもときます。
【世界の名画約360点掲載】
子どものうちに見ておきたい、日本と世界の名画約360点を掲載。世界トップ水準の印刷技術で、名画がもたらす感動を伝えます。
【子どもが興味をもつテーマで鑑賞】
見開きごとに、動物、モンスター、クイズ形式など、子どもの興味をひくテーマで名画を紹介。時代や作者にとらわれない、自由で楽しい絵画の見方を学べます。
【鑑賞ポイントがひと目でわかる】
注目すべき部分を拡大したり、イラストで図解したり。解説を読まなくても、鑑賞のポイントがひと目でわかります。
【絵を見るのが楽しくなる全5章立て】
第1章「「何が描かれているか」、第2章「どのように表現されているか」では、絵に何が、どのように描かれているのか探ります。第3章「絵画をもっとよく知ろう」では、絵を描くとき、見るときの約束事をわかりやすく伝えます。さらに第4章「素材と技法」では画材や技法について、第5章「美術館に行こう」では美術館の役割を紹介します。
読者の声より
たくさんの有名な絵画が見られるのも魅力的な図鑑です。
小学生とは言わず、中高生大人も楽しめるのではないでしょうか。
そうかーそういう見方ね、と勉強になります。
今時の図鑑は、色々なジャンルがあって本当に面白いですね!!
(まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
「小学館の図鑑NEOアート」シリーズ最新巻はこちら。また音楽の図鑑も!
いかがでしたか。
どんどん進化する図鑑の世界。テーマもユニークなら、絵も写真も素晴らしく、しかけも凝った図鑑がどんどん出ていますよね。内容も本格的で大人が読んでもワクワクさせてくれるものばかり。学ぶ気持ちが高まる新年度の始まりに、親子でいろいろ手にとってみてくださいね。
選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ副編集長)
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