【絵本クラブ】お子さまと読み物との良い出会いのために。絵本クラブ小学2年生コースラインナップ紹介!
絵本ナビの定期配本サービス「絵本クラブ」で新しい読書の習慣を始めませんか?
絵本もまだたくさん読んでほしいけれど、読み物もひとりで読めるようになって読書を楽しんでほしい、というのが小学2年生のお子さまを持つ親御さんの多くの願いでしょうか。好きな本と出会えたら、集中してどんどん読んでいくパワーがあり、お話の世界にもどっぷり入って楽しむことのできる2年生には、いろいろな物語との出会いを作ってあげたいですね。そんな小学2年生の皆さんのために選んだ、絵本クラブのコース作品について詳しくご紹介します。お子さまと読み物との最初の良い出会いのために、新しい読書の習慣をじっくりご検討下さい。
小学2年生の読書のポイントは?
お気に入りの主人公やシリーズに出会おう
理解できる言葉が増え、ひとり読みがスムーズにできるようになってきた頃でしょうか。まだまだ絵本も楽しんでほしい時期ですが、童話にもどんどん挑戦していってほしいと思います。本が好きになる第1歩は、お気に入りの主人公を見つけることから。人間でも動物でも、他のものでも、好きな登場人物がいたらお友達になってみて下さいね。シリーズで出ている作品もたくさんありますので、気に入ったら続けて読んでみましょう。
どんなテーマの本が選ばれているの?
絵本ナビの「絵本クラブ」では、各学年ごとに、お子さまの興味や成長に合わせたテーマでバランス良く作品を選んでいます。基本的には、1つの作品に複数のテーマの要素が入っていますが、その中でも特に優れていると思われるテーマで、ラインナップをご紹介します。テーマ名にはどのようなものがあるのか、またそれぞれにどんな作品が選ばれているのかじっくりご覧いただけたら幸いです。また2年生コースでは、お気に入りの主人公を見つけてシリーズでどんどん読んでほしいとの願いから、シリーズ作品については続きの巻についてもご紹介したいと思います。ぜひご参考にしてみて下さいね。
【テーマ別】小学2年生コースラインナップ紹介
☆テーマ「ともだち」
『おともださにナリマ小』お届け月:6月 他テーマは「ユーモア」「どきどき」
みどころ
あれ、「おともださ」って「おともだち」の間違い?「ナリマ小」って何か変?と思った方、お話を読むとわけが分かってスッキリしますよ。
小学1年生になったばかりのハルオが通っているのは、山の中の学校。1年生から6年生までの15人全員が同じ教室で勉強しているという小さな学校です。ある日、いつも一緒に通学しているケンタとリョウくんが待ち合わせ場所にいません。3人の時には楽しかった道が急にこわくなって、ハルオは林の道をどんどん走り、迷子になってしまったかと胸がドキドキしはじめた時、学校がやっと見えてきました。
しかし、たどりついた学校は何だか様子が変。(続きはこちら>>>)
『新版ヒキガエルとんだ大冒険(1) 火曜日のごちそうはヒキガエル』お届け月:7月 他テーマは「勇気」「どきどき」
みどころ
一匹のヒキガエルが、ある冬の日に恐ろしいミミズクにつかまって、誕生日に食べられる!?
長い間、小学校国語の教科書にも取り上げられているこちらのお話。大人の方にはあっと懐かしく感じられた方も多いのではないでしょうか?1982年に日本で初めて刊行された後、2008年に訳を新たに装丁も大きく変わり、さらに読みやすく手にとりやすくなりました。
土の中で暮らしているヒキガエルのきょうだい、ウォートンとモートン。ある日ウォートンはモートンが作った美味しい砂糖菓子をおばさんに届けるため、寒い雪道をスキーで出かけます。しかし途中で足をケガして、たちの悪いミミズクにつかまってしまうのでした。ミミズクは6日後の自分の誕生日の特別なごちそうとして、ウォートンを食べるといいます。けれどもウォートンとミミズクは毎晩、お茶を飲んでたくさんおしゃべりをするように。もしかしたらミミズクの気が変わるかも?と淡い期待を持つウォートンとともに読者である私たちもウォートンがどうか食べられませんように、と祈らずにはいられません。そうするうちにもミミズクは、カレンダーの日付を1日1日「×」で消していき、誕生日はどんどん近づいて…。果たしてウォートンは食べられてしまうのでしょうか?(続きはこちら>>>)
「ヒキガエルとんだ大冒険」シリーズ(全7巻)
『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』お届け月:8月 他テーマは「どうぶつ」「わくわく」
たいくつなキリンが手紙を書いた。受け取ったのはペンギン。ペンギンの姿を知らないキリンは手紙を読んで想像をふくらませます。
※手紙を出したり受け取ったりする楽しさや、新しい誰かとの出会いの喜びが伝わるお話です。キリンがペンギンのことを想像して真似する姿はユーモアたっぷり。地平線のこちらから向こうまでなが―い距離を行き来する手紙のことを想像したり、手紙をやりとりするそれぞれの気持ちを想像しながらゆったりとした気持ちで楽しんで下さい。
手紙の書き手が楽しく繋がっていきます。
☆テーマ「家族」
『モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん』お届け月:2月 他テーマは「成長」「ファンタジー」
刊行以来50年以上も読み継がれている、日本の幼年童話の傑作です。お話は長いのですが、幼いモモちゃんの目から見た世界や気持ちがありありと描かれていて、低学年ぐらいの方がお話に入り込んで楽しめる作品だと考え、2年生コースに入れています。親御さんにとっても懐かしく、幸せな気持ちになれるお話だと思いますので、ぜひ親子で一緒に読んでみて下さい!
「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズ(全6巻)
『かあさんのしっぽっぽ』お届け月:5月 他テーマは「成長」「泣ける」
みどころ
忙しいお母さんと、まだ甘えたい年頃の女の子。すれ違ったり、反発したり、心を通わせたり…。
和菓子屋「はごろも堂」を切り盛りする結衣のかあさんは朝から晩まで大忙し。お店の目玉はふっくらした塩大福と豆大福。大なべで練ったあんこを、ゴムべらでボウルに移すかあさんの姿はたくましい!けれども、娘の結衣が学校から帰ってきて「ねぇ、かあさん」と声をかけても返事がないし、きらいなお風呂そうじは頼まれるし、夕飯も一人・・・。まだ二年生の結衣はさみしくて仕方がありません。寝る前に、学校の発表会でやることになった「しろぎつねのおんがえし」の民話を読んでいると、キツネに飲みこまれて体をのっとられてしまったおかみさんが出てきました。そのお話を読んだ後、お風呂そうじのことでかあさんにこわい顔でおこられた結衣は、本物のかあさんはきっとキツネに食べられてしまって、目の前のかあさんはキツネが化けているに違いないと思い込みます。そしてなんとかキツネのしっぽをつかもうとするのですが…(続きはこちら>>>)
『ちいさいロッタちゃん』お届け月:8月 他テーマは「ユーモア」「生活」
国際アンデルセン賞作家、リンドグレーンの傑作です。ロッタちゃんはまだ3歳ですが、早く姉さんや兄さんたちと遊びたくてたまりません。そのやんちゃぶりやとっぴょうしもない思いつきがとっても楽しいお話。内容は2年生で十分理解できると思いますが、一人で読むにはボリュームがあるので、はじめはぜひ親御さんが読んであげて下さい。
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☆テーマ「どうぶつ・優しい気持ち」
『大きくてもちっちゃい かばのこカバオ』お届け月:4月 他テーマは「ユーモア」「考える」
からだは大きくても、まだまだちっちゃな子どものかば、カバオくん。カバオくんが、ともだちの三びきのこぐまや、ねこのきょうだい、六ぴきのこぶたたちとくりひろげる、おかしくてたのしいおはなしが9篇。きっと、かばのこと、なかよしになりますよ。
ねがいごとの あかいふね/とんでった むぎわらぼうし/おいてきぼりにされた あさ/おひるねなんか したくない/ねえさんの いない日/おとなが こどもだったとき/レストランごっこ/ともだちに なりませんか/うちのこ よそのこ
※本書は1984年に偕成社から発行された書籍を復刊したものです。
「かばのこカバオ」シリーズ(全3巻)
『キダマッチ先生! (1)先生 かんじゃに のまれる』お届け月:5月 他テーマ「ユーモア」「心と体」
アグラ山のふもとの池にすむ一ぴきのカエル、それがキダマッチ先生。
どんな病気やけがも、あっというまに治してくれるという、ひょうばんの名医です。
今日も、最初の患者がやってきて……。
カエルのキダマッチ先生と、患者たちのやりとりがとても楽しい作品です。
岡本順の生き生きとした絵が、魅力的!
小学校2、3年生くらいの、絵本から読みものへの移行期のお子さまに、ぜひ読んでほしい一冊です。
「キダマッチ先生!」シリーズ(現在3巻まで刊行中)
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☆テーマ「冒険」
絵本『ながいながいペンギンの話』お届け月:1月 他テーマ「自然」「成長」
初めてこのお話が出版されてから50年以上もたっているにも関わらず、今読んでも古さを感じるところは全くなく、たくさんの親子に愛され続けている名作です。勇敢だけれど危なっかしいお兄さんペンギンのルルと、弱虫だけれど心優しい弟キキの毎日は、冒険の連続!子どものペンギンが様々な出来事を通して力強く成長していく姿にご注目下さい。
『びりっかすの子ねこ』お届け月:9月 他テーマ「どうぶつ」「優しい気持ち」
七ひきめに生まれ、育ちおくれた末っ子の子ねこが、未知の世界をさまよい苦難の末に幸せを得るお話です。
※50年以上も読み継がれている名作ですが、内容は全く古びず、読んだ後に温かい気持ちになる優しいお話です。作者のディヤングさんはアメリカ人として初めての国際アンデルセン賞作家賞にも選ばれています。声に出して読むと、リズムのある美しい日本語が心地よく、お子さんが音読するのにも、読んで聞かせてあげるのにもおすすめの作品です。
『きりぎりすくん』お届け月:9月 他テーマ「ユーモア」「成長」
旅に出たきりぎりすくん。次々に自分と違う生き方・考え方の虫たちと出会いながら、自分の道を進んでいきます。2年生コースの他の本と比べると、文が少なめで横書きなので見かけは簡単に感じるかもしれません。けれども内容は深く、読む年齢によって新しい気づきが得られる作品です。学年が上がっても何度も手にとってもらいたいお話です。
☆テーマ「勇気」
絵本『皇帝にもらった花のたね』お届け月:4月 他テーマ「考える」「どきどき」
むかし、皇帝が国じゅうの子どもたちにおふれをだしました。種を受けとり、大切に育て、一年後に見せにきた者の中から世継ぎをえらぶ、と。
花を育てるのが大好きな男の子ピンは、誰よりもきれいな花をさかせるぞ、と世話をしますが、なぜかめを出しません。すると…?
子どもの勇気と誠実さを描いた、愛らしくも緻密なイラストが魅力の、味わい深い絵本。
※皇帝にもらったたねをワクワクしながら育てる気持ち、なかなか芽が出ずに努力する様子、結局芽が出なかったことを悲しく恥ずかしいと思う気持ち、そんな主人公ピンの気持ちが自分のことのように迫ってきます。だからこそ、正直にふるまうということがいかに勇気がいることか、そして大事かということが、読む子どもたちの心にぐっと伝わる1冊です。
絵本『ともだちやもんな、ぼくら』お届け月:8月 他テーマ「ともだち」「どきどき」
なつやすみのラジオ体操の帰り道、
ヒデトシ、マナブ、ぼくの三人はカブトムシをみつけます。
喜び勇んで木に登ってカブトムシを捕まえる三人。
ところが、よりによってその木は、近所でも厳しくて有名なカミナリじいさんの家の木だったのです。
カミナリ声にびっくりしたヒデトシは先に逃げだしたものの、転んでしまいカミナリじいさんにつかまってしまいます。
なんとか逃げだしたマナブとぼく。
いくらまってもヒデトシはやって来なくて・・・。
☆テーマ「成長」
『大きい1年生と小さな2年生』お届け月:6月 他テーマ「ともだち」「勇気」
体は大きいけれど弱虫のまさやと、体は小さいけれどしっかり者でけんかにも強いあきよ。まさやはあきよとの関わりを通して大きく成長します。1970年に刊行されてから40年以上たった今でも全く内容が古くならず、等身大の子どもの悩みや成長がしっかり描かれているところが大きな魅力です。ぜひ親子で一緒に出会ってほしい1冊です。
『しっぱいにかんぱい』お届け月:12月 他テーマ「家族」「生活」
みどころ
表紙には、リレーのバトンを持って走る女の子。運動会でしょうか。タイトルが『しっぱいにかんぱい!』ですから、何か嫌な予感が…?
「おねえちゃんは、けさも牛乳をのんだだけでした。そのまんま口もきかずに自分の部屋へ、ひっこんでいってしまいました」という始まりの文から、予想通り?何かショックな出来事がおねえちゃんの身に起こったことがうかがえます。ゆうべから何も食べていない、というおねえちゃん、このおねえちゃんこと6年生の加奈は、前日の運動会のリレーで失敗をしてしまったのです。落ち込んだ加奈には、おとうさんやおかあさんの慰めの言葉も全く届きません。弟の達也は心配でおろおろするばかりです。そこに、おじいちゃんから1本の電話が入ります。おじいちゃんにお昼によばれて集まったのは、親戚のおじさん、おばさんと、いとこの洋とまなみ。ふとしたきっかけからみんなのしっぱい話が始まります。洋のしっぱい、まなみのしっぱい、弟達也のしっぱい、おばさんのしっぱい、そしておじさんのとんでもないしっぱい…。それぞれ大変な思いをしたけれど、今は笑いながら明るく語る姿を見て、加奈も自分のしっぱいを語り出すのでした。
大人になればしっぱいの1つや2つは当たり前。けれど子ども達にとっては初めて経験するショックな出来事でしょう。このお話は、そんな子ども達を励まし、勇気づけてくれる頼もしい存在です。
「かんぱい!」シリーズ(全10巻)
☆テーマ「考える」
「はれぶた」シリーズ(全10巻)
『まほうのじどうはんばいき』お届け月:6月 他テーマ「わくわく」「不思議」
学校の帰り道、ぼくが見つけた変わった自動販売機。虹みたいな色をしていて「あなたのみかた」と書いてある。「あなたのみかた」ってどういうこと?自動販売機から何が出てくるのか、次に何が起こるのかワクワクさせられます。こんな自動販売機があったらいいなと思いながらも、ちょっと考えさせられる結末が待っています。
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『ミルキー杉山のあなたも名探偵(1) もしかしたら名探偵』お届け月:9月 他テーマ「推理」「ユーモア」
探偵のミルキー杉山と一緒に、事件のナゾを解いていこう!最初のお話のこちらでは、絵をぬすんだ犯人、行方不明の本を持っている犯人、宝石どろぼうを探し当てます。ヒントは絵の中に隠れているので、絵もじっくり見てみてね。ナゾ解きの楽しさとお話の面白さの両方を味わえ、子どもが夢中になるシリーズです。
「ミルキー杉山のあなたも名探偵」シリーズ(現在20巻まで刊行中)
☆テーマ「ユーモア」
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『とっておきの詩』配本月:10月 他テーマ「学校」「身の回りのこと」
国語の時間、「ふ・ゆ・や・す・み」の文字を、一文字ずつ頭につけて文章をつくる、ことば遊びの勉強をした。冬休みに「詩」をつくる宿題をだすから、そのための練習だって。北森先生、また文集をつくるみたい。
冬休みに入って、ずっと考えていたけど、ひとつも「詩」できんかった。ほんまは今日ひとつできたけど、母ちゃんが激怒して、ボツや。けっこうおもしろいと思ったけど……。次の日、「詩」の材料がおちてるかもしれないからって、母ちゃんと一緒に買い物に行くことになった。ぼくは、商店街で見たまま感じたままを書いてみたけど、家族のみんなは、どれもいまいちだって。
ついに冬休みも今日で終わり。のんびり一日かけて考えようと思ってたら、朝からファンヒーターがこわれてしまった。父ちゃんとふたりで電気屋に行く途中、ついに、いい「詩」を思いついた!
素直でユーモラスな詩が笑いを誘う、愉快な幼年童話。詩をつくる楽しさが伝わります。
『ぐらぐらの歯』配本月:12月 他テーマ「家族」「生活」
幼い妹のやんちゃぶりやかわいさが子どもの目線で語られます。そのかわいさと幼さに触れて、読む子どもたちは、自分がお姉さん、お兄さんになったような気がするのではないでしょうか。訳者による日本語が美しく、声に出して読むと、柔らかさと温かさが心地良く感じられるので、ぜひはじめは読んであげて下さいね。クリスマスのお話も1編入っています。
☆テーマ「不思議」
『ぺちゃんこスタンレー』お届け月:1月 他テーマ「不思議」「わらう」
朝目が覚めた時、体がぺちゃんこになってたらどうする?ある日、たった1.3cmの厚さになってしまったスタンレー。はじめは困っていたけれど、便利なこともいっぱいで大活躍!そんなスタンレーを羨ましく思ってなんとかぺちゃんこになろうとする弟にも笑えます。お話まるごと楽しくて最後はスッキリ!満足感のあるお話です。
『おばあさんのひこうき』お届け月:7月 他テーマ「家族」「わくわく」
編み物が大好きで、どんな模様でも編んでしまうおばあさん。ある日、本物そっくりにちょうちょの模様を編み込むと、なんと編み物がふわふわと浮きはじめて・・・。おばあさんはそれなら!と飛行機を編んで空を飛ぼうと考えます。「コロボックル物語」シリーズで日本のファンタジー小説の世界を切り開いた佐藤さとるさんの物語世界に低学年から出会える1冊です。
☆テーマ「民話」
『ゴハおじさんのゆかいなお話 エジプトの民話』お届け月:2月 他テーマは「ユーモア」「考える」
何世紀にもわたり、中東付近で語りつがれてきたゴハおじさんの物語は、その面白さとあふれる知恵の豊かさで、国境を越え、世代を超え、いくつもの国の言葉で広がっています。中でも「むすこに世の中をおしえるゴハおじさん」のお話が特に人気があるのだとか。布を縫い合わせて描かれているさし絵も味わいたっぷりなので、お話と一緒に楽しんで下さいね。
絵本『3びきのかわいいオオカミ』お届け月:10月 他テーマは「ユーモア」「戦争・平和」
あるところに、3びきのかわいいオオカミがおかあさんと一緒に暮らしていました。ある日おかあさんは、家を出て自分たちの家を作るよう3びきに言います。「でも、わるいおおブタには気をつけるのよ。」
まず3びきはレンガの家を建てますが、わるいおおブタがやってきて、ハンマーで家を壊してしまいます。このわるいおおブタは、もう悪いのなんのって、次に建てたコンクリートの家は電気ドリルで、その次にもっと丈夫に鋼鉄と鉄条網で建てた家はダイナマイトで壊してしまいます。
命からがら逃げ出した3びきのオオカミが次に建てたのは、なんと花の家でした・・・。
ご存じ3びきのこぶたのパロディ作品、なのですが、このお話しの展開は実に秀逸で楽しめます。
※『3びきのこぶた』のお話が元になっているので、まだ読んでいないという場合は、まず『3びきのこぶた』を読んでから、本書を読むことをおすすめします。悪いブタにかわいいオオカミ。まずはそこから立場が逆に。家もかなり丈夫な素材で作ったり、ブタの暴れぶりが半端なかったり。『3びきのこぶた』との違いを楽しみながら、たくさん驚いて読んで下さいね。
以上、「ともだち」「家族」「どうぶつ・優しい気持ち」「冒険」「勇気」「成長」「考える」「ユーモア」「不思議」「民話」というテーマに沿って小学2年生コース作品をご紹介しました。
また、各作品の内容紹介でもところどころで書かせていただきましたが、内容は2年生にちょうど良くても、ひとりで読むには長い作品もあります。お子さまがひとりで読むのが難しそうだな、と感じられた場合には、最初は親御さんが読んであげてもらえたらと思います。
最後に「おねだり機能」のご紹介です。
みんなが繋がる! みんなが嬉しい!「おねだり機能」がはじまりました♪
お孫さんへのプレゼントはみんなお悩みがいっぱい!
お孫さんが喜んでくれるプレゼントをしたいけど、何が欲しいのか分からない、お金だけでは味気ないし、できれば形に残るものをプレゼントしたい……など、おじいちゃん・おばあちゃんが悩んでしまうことはありませんか?
また、パパママは、欲しいものがあるけれど、どうやって伝えたら良いか、ちゃんと伝わるか、またどれくら甘えて良いものか悩んでしまうことはありませんか?
そんなご家族の皆さまの「贈りたい」「お願いしたい」という気持ちのやりとりをサポートするために、絵本ナビの定期購読サービス「絵本クラブ」では、毎月お届けするコースや作品を選んでお支払いはおじいちゃん・おばあちゃんにお願いすることができる 「おねだり機能」を開始致しました。
利用するには以下の4つの手順を踏むだけなので、とっても簡単なんです。
STEP 1 絵本クラブのおねだりコースを選んで、お届け先情報を入力する
- お誕生年月を選択して、お申し込みコースを選びます。
- 「会員情報の入力」ページで注文方法をお選びいただきますが、ここで「おねだり」を選びます。
STEP 2 「おねだりURL」をメールやLINEで送信する
お届け先情報まで入力したら、「おねだりURL」が表示されますので、メールやLINEなどでおじいちゃん・おばあちゃんに送信します。
※「おねだりURL」とはおねだりする際にご利用いただく専用URLアドレスです。
STEP 3 注文者情報・お支払い方法を登録する
おじいちゃんおばあちゃんは毎月払い(クレジットカード決済)か一括払い(クレジットカード決済・銀行振込・郵便書留)、いずれかの方法でお支払いをご登録下さい。
STEP 4 絵本クラブより厳選した絵本を毎月お届けします
お申し込み確認メールがご注文者(おじいちゃん・おばあちゃん)と受取人(パパ・ママ・お孫さん)それぞれに届いたらお申込み完了です!
翌月からお孫さん宛に毎月選りすぐりの絵本が届く「幸せな時間」をお楽しみください。
秋山朋恵(絵本ナビ 児童書担当)
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