なんだかおめでたい!? だるまの絵本大集合
まあるくて、寸胴で、おひげがピン!とたっていて。
真っ赤なあの子は…?
日本古来から縁起物として愛されている伝統工芸のひとつ、「だるま」さんです。
結構凛々しい顔をしているだるまさんですが、実は絵本界でも大活躍をしているんです。
ロングセラー絵本の『だるまちゃんとてんぐちゃん』、大人気のあかちゃん絵本『だるまさんが』など。
まさかこんなに人気者になるとは!?
年の初めに読んだら、なんだか縁起のよい気持ちになれるそうな「だるまさん絵本」。
人気の作品をご紹介します!
日本で一番親しまれているだるまと言えば…?
主人公はまっ赤な丸い体がチャームポイント、ちいさいだるまの男の子だるまちゃんです。
ある日、おともだちのちいさいてんぐちゃんと遊んでいると、てんぐちゃんの持っているうちわが気になります。
「これ なあに?」「これは てんぐの うちわだよ」「ふーん いいものだね」
だるまちゃんはうちへ帰って言うのです。
「てんぐちゃんの ような うちわが ほしいよう」
するとお父さんが、だるまちゃんのために家中のうちわを出してきてくれます。でも・・・みんなちょっと違います。こんなうちわじゃないのです。だるまちゃんは考えているうちに、いいことに気がつきました。そっくりなものを見つけたのです。
ところが今度は、てんぐちゃんのかぶっている帽子がうらやましくなってきただるまちゃん。
またまたおうちへ帰って、言うのです。
「てんぐちゃんの ような ぼうしが ほしいよう」
その後も、はきものが欲しくなり、さらには長い鼻まで!!
何でも欲しがるだるまちゃん。気持ちはわかりますよね。だって、てんぐちゃんの持っているもの、みんなめずらしい形をしているんだもの。
優しいお父さんは、そのたびに大奮闘するのですがちょっと空回り。
結局だるまちゃんのひらめきとアイデアで、素敵な姿に大変身です。
よかったね、だるまちゃん。
ご存知、加古里子さんの代表作であり、今も続く「だるまちゃん」シリーズの記念すべき第1作目でもあるこの作品。だるまちゃんという独特のキャラクターながら、いかにも子どもらしいその言動をユーモアたっぷりに描き出し、発売当時から今もずっと親しまれています。
加古さん絵本の大きな楽しみの一つでもある、たくさんのものが「ならべられる」場面も満喫できますよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「だるまちゃん」シリーズ
パパが読んでもウケます!
お友達のお勧めで購入しました。
0歳の頃から読んでいますが、子どもが絵本で笑ったのは
この本が初めてです。
体を揺らしながら「だ・る・ま・さ・ん・が~」と
ページをめくると、だるまさんが「ぷしゅー」としぼんだり、
「びろーん」と伸びたり・・・とっても楽しい絵本です。
息子は、「だ・る・ま・さ・ん・が~」のページでニタニタ、
ページをめくって大爆笑!
普段絵本を読みなれていない主人が読んでも爆笑だったので、
パパにもお勧めの一冊です。
他にも「だるまさんの」や「だるまさんと」などシリーズが
展開されていますが、この「だるまさんが」が一番シンプルで
私は好きです。
絵本の楽しさを伝えたいなら、まずこの一冊ですよ♪
(kyuさん 30代・ママ 男の子1歳)
海の向こうから、何だか赤くて丸いものが流れ着いてきた・・・それも大量に!
勇ましい顔のついたそれは、まぎれもなく「だるま」。
なぜだるまが?こんなにたくさんどこから・・・?
なんて考える暇もなく、気がつくと町は空前のだるまブーム。
あっちにもこっちにも、こんなところにも「だるま」。
その形と色で強烈な存在感を否応なしにするだるま、お目出たいけどそんなに使い勝手がいいとは思えないだるま。
ところが不思議としっくりきている、だるまだらけの町の風景。
なぜかセンスまで感じてしまうだるまグッズの数々。
なんて心まで染まりかけていると・・・。
作者の、日本人離れした軽快でハイセンスなタッチと、こてこての和物「だるま」というキャラクターという違和感のある要素が絡み合ってとっても面白い事になっています!
特に気になるのが、ずんっ、とせり出しただるまの頭の形。どうやらこちらは、だるまの持ついい形を追求するうちに、こんな面白い形になったのだそうです。(決してリーゼントではないそうですよ、念のため)。
是非、この不思議な感覚を体感してみてくださいね。
長らく絶版になっていた作品ですが、装丁・判型が変わり、復刊版として嬉しい再登場です!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
その他にもユニークなだるまさんがたくさん登場!
ある冬の日。だるまさんがおでかけをしていると、
雪がふってきました。
帰り道をいそぐうちに、だるまさんは坂道をゴロゴロゴロゴロ…。
するとむこうの坂道からもだれかさんが ゴロゴロゴロ…。
日本の伝統的なこども遊びである「だるまさんがころんだ」。
誰もが知っているそのフレーズの、その後のお話が誕生しました。
だるまさんはころんでも起き上がる!
ゆかいな結末が待っている楽しい絵本です。
「だるまてんぐのあかてんくろてん きょうだいばんざいの巻」
えんぎのよい、お正月にはぴったり!のだるまとてんぐがかわいい絵本になりました。
だるまのお母さんと、てんぐのお父さん、その両方の血を引き継ぐ、だるまてんぐの兄弟、赤天黒天が織りなす、
楽しい楽しいお話絵本!いつも一緒の兄弟二人が、時にケンカして、時に力を合わせて、仲良く繰り広げる
愉快痛快な冒険がいっぱいの一冊です。
「もりのだるまさんかぞく」
森のマンションに、だるまさん一家が引っ越してきました。だるまさんのお家に招待していただいた森のみんなはびっくり!まあるいだるまさんならではのいろんな工夫がしてあったのです。
「だるまのマーくんとはいたのおばけ」
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