お正月といえば…もちつきにお雑煮、おしるこ!お餅の絵本大集合!
焼いたら、ぷくうーっとふくらんで。
かんだら、びろーんとのびて。
のりを巻いたり、お汁にいれたり、はたまた床の間に飾られたり。
お正月になると大活躍する食べ物といえば…?
「おもち」ですよね。
皆さん、美味しいからといって食べすきに注意してくださいね。
かわりに絵本で味わうのもいいですよ…よけいに食べたくなっちゃうかな。
そして1月11日は鏡開き。さぁ、床の間からおろしたおもち、どうやって楽しみましょう。
まずは!鏡開きってなぁに?のお子さんの声にこの絵本をどうぞ!
ついに語られる、おもちの告白とは?
お正月になれば、床の間に鎮座まします「かがみもち」。
二段になった、真っ白で大きなおもち。頭にはみかんとおめでたい扇子。
堂々として立派なものです。
でも、なんだか浮かない顔をしているみたい。
「かがみもち」にも悩みがあるのでしょうか。
いや、そもそもおもちに「きもち」なんてあるの?
…それが、あるみたいですよ!?
興味深いですよね。聞いてみることにしましょうか。
「もう たいへんなんです。」
何かといえば。
おもちつきでは頭をペッタンペッタンたたかれ、のしぼうでのばされ、プッチンとちぎられ。あんこやきなこや挙句にねばねば納豆に混ざられて。確かに散々です。「かがみもち」と呼ばれるようになった私は、今のところ大事にされておるようです。でも…
「いつ なんどき たべられる ことやら。ああ おそろしや。」
なるほど、ちょうどそんな気持ちが表情に表れていた訳ですね、納得です。
でも、ここで話は終わりませんよ。なんと「かがみもち」、床の間から逃げ出すことにするのです! 一体どこに? どうやって? なんのために…? もうここからは、想像の範囲を超えていく話です。驚きの展開が待っていますよ、お楽しみに。
年末年始の時期になると、おはなし会でも引っ張りだこになるこの絵本。子どもたちは大爆笑、スカッとした気持ちで新年を迎えられそうです。でも、食卓に出てくるおもちや飾られている「かがみもち」を見る目はガラっと変わってしまうかもしれませんね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ぺったん、ぺったん、ぺたぺったん。あらら、ふしぎ…
さあ、おもちつきが始まるよ!
最初はぼくがおもちつき。ぺったんぺったんしていると、
もちもち、もっちり のびてのびて…
おもちは、かわいいうさぎになっちゃった。
お次はわたしがおもちつき。こねこね ぺったんしていると、
もちもち、もっちり、のびてのびて…
おもちは、大きなしろくまになっちゃった。
おじいちゃんがつくと、なにになるかな?
石津ちひろさんの愉快な言葉のセンスで、餅つきの様子が見事に表現されていきます。声に出して読むと、威勢がよくて楽しくて、元気が出てきますよ。
村上康成さんのイラストは、ユーモラスで臨場感たっぷり。餅つきは身体をいっぱい使う大変な作業なのが伝わってきますね。合いの手を入れるネコの表情もかわいいのでご注目を!
こうやって魔法のようにもちもちの美味しいお餅ができると知っていると、お正月に食べるお餅がいっそう美味しくなりますね。おじいちゃんおばあちゃんとも一緒に楽しめる、お正月ならではの絵本です。
おもちがぷくーっとふくらむしかけ!!
ミニページをめくって「ぺったん」「はい」、型抜きのしかけでお口に「ぱくっ」! そして布素材に指を入れると、おもちが焼けたりお腹がふくらんだり…。おもちつきの気分が楽しめる1冊です!
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