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目で見て味わうパン、どうぞ絵本を手に取って、めしあがれ!

クリームパン、カレーパン、あんぱんにメロンパン。チョココロネにドーナツにやきそばパン。
……ああ、聞いているだけでもツバをごっくん。パンって美味しいですよね。

 

子どもの心も大人の心も虜にしてしまうパンたち。
絵本の中のパンも格別なのです。
目で見て味わうパン、どうぞ手に取ってめしあがれ!

本物以上にパンらしく、美味しそうなパンのオンパレードです

表紙にはきつねいろのクリームパン。静かですが思わず触れたくなるような存在感があります。絵本を開くと、黒ごまののったあんぱんがひとつ。「あんぱん どうぞ」
ぱくっと食べると、中のあんこがのぞきます。表面の焼き色、齧ってほろっとほぐれた生地。絵の、あまりの「あんぱん」らしさに、見ているだけで、口の中に甘味が広がってくるような・・・。
ロールパン、ジャムパン、クリームパンにカレーパン、みんな知っているポピュラーなパンが「どうぞ」と順に出てきます。しっとりした表面の舌触りや、ひんやりしたクリーム、ザクザクッとした食感。ああ、あそこのパン屋さんのあの味・・!なんて、見た人の、パンの記憶をひきだしてしまう、この素晴らしいパンの絵は、なんと浮世絵の手法で摺られた木版画なんだそう!手がけているのは、彦坂木版工房の彦坂有紀さんと、もりといずみさん。
「木版画はその時の気温や湿度によって、色ののり方が変わります。パンもその日の気温や湿度によってふくらみが変わります。木版画特有の色ムラをおさえてなめらかに摺ると、しっとりとしたバターロールが現れ、木目を強調して摺ると、かりかりのフランスパンができあがります。」
木版画が、こんなにも完璧な「パン」になってしまうなんて。
目で見て味わうパン、どうぞ絵本を手に取って、めしあがれ!

 

(掛川晶子  絵本ナビ編集部)

http://www.ehonnavi.net/ehon/105343/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%9E/

パンパンこのパンなんのパン? 

「パン パン このパン なんのパン?
たっぷり とろーり クリームパン
パン パン このパン なんのパン?
あまい においの いちごジャムパン」

 

繰り返される問いかけが楽しい、食べもの絵本です。
はじめにつやつやふっくらしたパンの外身。次のページをめくると、半分に割ってとろーりクリームがこぼれおちそうな中身が描かれます。
あんぱん、カレーパン、メロンパン。さいごはみんなのだいすきな……!?

 

あとがき「菓子パンのちょこっと話」で、作者のふじもとのりこさんは、ちょっとレトロな菓子パンを選んだと書いています。
明治初期、まだパンを食べたことのない人たちに、おまんじゅうをヒントにつくられたアンパンは大ヒットしたそう。
たしかにおまんじゅうもパンも、中になにが入っているんだろう?って想像しながらぱくっと食べるのは、わくわくしますよね。
ほかにも、クリームパンやジャムパンはなぜあの形かなど、「へえ?っ」と唸ってしまいそうな「ちょこっと話」がいろいろ書かれていますよ。
さあ「パン パン このパン なんのパン?」が合い言葉。
身近なパンを親子で見つめて、当てっこして、絵本を楽しんでくださいね。
それにしても、う?ん、どのパンもおいしそう!

 

(大和田佳世  絵本ナビライター)

すべてのパン好きに贈る、 ゆめとおいしさふくらむ絵本

そのリアルなパンのおいしそうなこと
小さなパン屋さんをみつけたら、
中に入らずにはいられない。
『めしあがれ』シリーズ第2作目は、
そんなすべてのパン好きに贈る、
ゆめとおいしさふくらむ絵本です。

おさななじみのくまさんとしろくまさんがパンやをはじめましたよ

おさななじみのくまさんとしろくまさんがパンやをはじめましたよ!
「くまのパンやさん」です。
ふたりが作るパンはとても美味しいので、開店とともにお客さんがたくさん。あっという間にまちじゅうの評判となりました。
ところが、お客さんが店で1番のおすすめパンをたずねると・・・
「わたしがつくった あんぱんです」
くまさんが言うと、
「いやいや わたしがつくった カレーパンです」
しろくまさんが言うのです。
「あんぱんです!」「カレーパンです!」
あらあら、二人は大げんか。とうとうお店もおやすみになってしまいました。
なんてこと。でも、おさななじみってそんなものですよね。

 

・・・そこにやってきたのは、お店の評判を聞きつけてやってきたかばの王様です。せっかく来たのにお店はおやすみ。理由を聞いて王様は立ち上がります。
「わたしにまかせなさい!」
さて、またお店が開くことはあるのでしょうか?

 

西村敏雄さんとパン。この組み合わせを聞いただけでも美味しそうでしょ?期待しちゃって大丈夫ですよ。あんぱんもカレーパンもどちらも1番をゆずらない気持ちは大いに分かります。だけど、王様も一役買って誕生した「くまのパンやさん」一番人気の「あの」パンときたら・・・!
美味しいパンをめぐって起こる出来事が、楽しい会話によって展開されていくのでみんなで読んでも盛り上がるはず。

 

くまのパンやでパピプペポ
ふたりの可愛くて、おなかのすくお話を「はい どうぞ!」

 

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

http://www.ehonnavi.net/ehon/91569/%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%83%91%E3%83%B3/

ここはワンワンちゃんのパンこうじょう。あれあれ、のぞいているのは…?

ここはワンワンちゃんのパンこうじょう。
クリームパンにメロンパン、サンドイッチにコロッケパン。美味しそうなパンがずらーっと並んでいます。
あれあれ、窓にずらっと並んで中を覗いているのはノラネコぐんだん。何かねらっている?何か企んでいる?
夜になるとぐんだんはこうじょうにそっと忍び込み、ごそごそと何かをはじめます…!?

 

ちょい悪のノラネコぐんだん、悪いことしているっていうのと、意外と熱心なのと、ワクワクしちゃっているのとが全て混ざった表情っていうのがもう…本当にたまりません。可愛くて笑っちゃうのです。
見よう見まねでパン作り。食いしんぼうが止まらなかったんだね。
でも、結局とんでもない事が巻き起こり、気がついたらぐんだんは情けない正座姿に(笑)。
その後の健気な姿も含めてノラネコぐんだんワールドを楽しんでください。

 

月刊「MOE」で連載中の4コマ漫画「ワンワンちゃん」のキャラクターとして誕生したノラネコぐんだん。
それがこんなにも可愛くて、笑える絵本になって登場したのは嬉しい限りですよね。
そもそも「ちょっと悪い」主人公っていうのが新しい。でも、なぜか工藤ノリコさんの手にかかれば小さな子でも大喜びしちゃうんですよね。彼女の笑いのセンスに年齢は関係ないらしいのです。
もちろん今回も細かく描かれた小物や食べ物(あ、大きいのも登場しますね)、他に登場するキャラクターたちをじっくり見る楽しみも忘れずに!

 

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

http://www.ehonnavi.net/ehon/87432/%E3%83%8E%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%82%B3%E3%81%90%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%93%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%98%E3%82%87%E3%81%86/
掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部

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