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春にピッタリ!春を満喫する絵本で読み聞かせ♪

春に読みたい絵本。みんなで楽しめるものは?

暖かくなってきて、気持ちも弾む春。桜やたんぽぽの花が咲き、新しいスタートの季節です。

春に読みたい絵本、その中でも、おはなし会で盛り上がる、春だからこそお子さんに読んであげたい!そんな絵本を集めてみましたよ。

小人数はもちろん、大人数でも。みんなで楽しんでくださいね。

気持ちいい春を楽しむおはなし絵本

まずは、「春」という季節を存分に楽しめる物語の絵本をご紹介します。誰もが待ち望んでいる春がもし来なかったら、あなたならどうする? 

そもそも、春ってどんなものなのかな……? そんなことを問いかけながら、子どもたちとわくわく楽しめる3冊です。

はるがきた

すぐそこなのに、なかなか訪れない春。まちは灰色、人々も同じ様に暗くてしずんだ気持ちに・・・そんな時。
「ねえ!どうして春を待ってなきゃいけないの?待ってなんかいないでさ、ぼくたちでまちを春にしようよ!」
なんて前向きな発言。
この男の子の素敵なアイディアと人々の素晴らしい行動力によって、あっという間にまちが輝きはじめたのです!
後から見れば例えそれが一時のことだったとしても、世界は少しずつ変わっていくのかもしれません。ちょっと大げさな言い方かもしれないけど、その位絵本じゅうを駆け巡る躍動感と明るさは、読んでいる私達の心にも喜びと力を与えてくれますよね。

はなをくんくん

 雪に埋もれた森の中、冬眠から目覚め、次々と走り出す動物たち――。その静から動への変化がページを追うごとに、鼻を「くんくん」という擬態語に乗ってワクワクする気持ちを盛り上げていきます。最終場面では、白と黒だけで表現された雪景色の中にあって唯一の彩色となる黄色が効果的に使われ、春を見つけた彼らの喜びが可愛らしく描かれます。動物たちと一緒に鼻をくんくんさせながら、春を待ち焦がれる気持ちを分かち合いたい作品です。
――(ブラウンあすか)

はるってどんなもの?

はるって、どんなもの?
パッパ、ピピ、ブー、ペーペー、ボッボは、エリちゃんのカーディガンに仲良く並んで付いているボタンの兄弟です。五人は冬中、エリちゃんを寒さから守っているのです。ある日のこと、エリちゃんが「春はもうすぐ」と言っているのを聞いた五人は考えます。「春ってどんなものかな?」暖かくなるとタンスにしまわれるカーディガンについている五人は、春を知らないのです。そんな時のこと、エリちゃんのお母さんが出かけて、何日も帰らない日が続きました。おばあちゃんと留守番をするエリちゃんが寒くないように、五人はいつもに増して、いっしょうけんめいエリちゃんを守ろうとします。そして、やっとお母さんが帰ってきました。お母さんがやさしくだっこしていたのは・・・

編集者からのおすすめ情報
「小学館おひさま大賞童話部門」受賞者のあさのますみさんと、絵本界のノーベル賞といわれる「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」受賞者の荒井良二さんのゴールデンコンビによる絵本です。絵本雑誌「おひさま」に掲載した際には、我が子が思いやりのある、やさしい子どもに育ってほしいお母さん方に大好評を博したお話です。

人気シリーズから探す、春の絵本!

人気シリーズの中にも、春を楽しめる作品があります。子どもたちが大好きなあのキャラクターが、春の訪れを喜んでいる姿を見ると、心がうきうきしてきますね。春が訪れた森に息づく植物や動物がまぶしいほど次々に登場する「14ひきシリーズ」、そして、冬の間閉め切っていた窓を開けて大掃除する「ぐりとぐら」。どちらも春の気持ちよさや楽しさをたっぷりと感じることができますよ。

14ひきのぴくにっく

今日は、なんていい天気。14ひきは家族みんなでピクニック!おにぎりと水筒を入れて、リュックをしょって出発です。森には春の光があふれています。ほら、えながのあかちゃん生まれたね。見て!すみれの花も見つけたよ。野原に出ると、どこまでも青くて広い空。たんぽぽのフワフワ綿毛、どこいくの…?

「おとうさん おかあさん
 おじいさん おばあさん
 そして きょうだい 10ぴき。
 ぼくらは みんなで 14ひきかぞく。」

そんなフレーズで始まる、いわむらかずおさんの代表作「14ひき」シリーズ。本作の舞台となっている季節は春。明るい陽射しの下で発見できるのは、ぜんまい、やまぶき、ふでりんどう。そして、ちょうちょやバッタ、ヒキガエルにかえるの卵!ページをめくるたびに驚きの連続、まるで本当に一緒にピクニックに出かけているみたい。そして、お待ちかねのお昼はたんぽぽのはらでお弁当。もちろん14ひき家族で輪になって。なんて気持ちの一日なのでしょう。

発売から30年以上も経った今も、ずっと子どもたちを夢中にさせているのは、何と言ってもその美しい風景! 優しい光を浴びた森の木々や、一つ一つ形も色も違う草花。そして、その風景のここかしこに隠れている愛らしい生き物たち。それらを、子どもたちは、まるで自分で発見したかのように得意気な顔をしながら教えてくれるのです。その臨場感の秘密は、小さなねずみ達の視点で描かれているということ。言葉はシンプルに、絵の中へ誘導する役目を負っているのみ。子どもたちは、思う存分、その絵の中の風景を満喫します。

自然の中での暮らし、大家族で過ごす日常。当たり前だったこの景色も、今では「憧れの生活」になっているのかもしれません。でも、だからこそ、14ひきのシリーズを読んだ体験は、子どもたちの心の中に残っていくのでしょうね。

ぐりとぐらのおおそうじ

 雪に閉ざされた長い冬が終わった春の朝、ぐりとぐらが、窓を大きく開けて朝ごはんを食べていると、なんと家中ほこりだらけ!「今日の仕事は、大掃除」と2ひきは張り切りますが、ほうきもはたきも雑巾も、すり切れて使いものになりません。でも、ぐりとぐらはいいことを思いつきました。自分たちが雑巾やほうきやはたきになるのです。
 ぼろ布を体中に巻きつけたぐりとぐらは、床をおなかやおしりですべったり、足に靴下やタオルをくくりつけて、歩き回ったりして、ダイナミックに大掃除。それを窓からのぞいたうさぎのギッグは、「おばけだ!」と、野原にかけていって...。
 中川李枝子さんの童話集『おひさまはらっぱ』の中の一話「ぐりとぐらの大そうじ」を、福音館書店創立50周年を記念して絵本化。
 世界中の子どもたちに愛されている「ぐりとぐら」のシリーズに、またとびきり楽しい仲間が加わりました。

春は命が芽吹く季節。自然から春を感じる絵本

春といえばやっぱり、お花! 春の訪れとともに咲き乱れる桜もいいですし、どんなところでも健気に咲くたんぽぽもまた魅力的。春を彩る花たちの魅力を、絵本を通してたっぷりと味わってみてください。読み終わったら、外に春を探しに出かけるのも素敵ですね。

ほわほわさくら

まるごと一冊どこを切っても春らしく、ふんわりあたたか桜色の絵本が届きました。
「ほわほわ ふわん」「ほろ ほろ ほろ ほろ ほろり」
空いっぱいに咲いている桜の木から、花びらが舞い落ちてきます。手のひらにいたかと思うと、風に吹かれてまた飛んでいき・・・。様々な視点から自由に描き出された満開の桜はとても美しく、その風景に囲まれた子どもの嬉しさが画面から直接伝わってくる様です。そして、その中を自由に漂っているのが、東直子さんの紡ぎ出す言葉。声に出して読むと更に軽やかで、まるで花びらそのものみたいですね。
桜が咲いているほんのわずかな期間の幸福感を、ぎゅっと凝縮してくれたようなこの絵本。それぞれの記憶の中の桜とあいまって、本を開けばいつでもその気持ちが蘇ってきてくれます。親子で一緒に味わってくださいね。

たんぽぽはたんぽぽ

おくはらゆめさんの描く、春の絵本。
くりかえしの言葉が楽しくて、春がでんぐりがえししてぐるんぐるん
ころがって、ごろ、ごろ、ごろーん。
たろうくんの目線で描かれるのびのびとした生き物たちの賛歌。
青空を眺めながら小さな命がすべて愛おしく感じるかわいらしい絵本です。

春がきた!動物も、昆虫もワクワクする季節。絵本の中にいるのはだあれ?

春が来て元気になるのは花だけではありません。昆虫も動物も、生き物たちはみんなあたたかい春が大好き! 

ひらひらと舞うちょうちょは、春の訪れを知らせる使者。街でも出逢うことができる身近な存在なので、子どもたちが喜ぶこと間違いありません。そして、春がくると野山のこんなにもにぎやかになっている、と想像してみるのもまた楽しいものです!

しろいちょうちょがとんでるよ

真っ青な空にひらりひらりと飛んで来たのは・・・一匹の小さなしろいちょうちょ。
緑の野原の上を飛んで、お花のつぼみにとまります。
すると「くすぐったい」!
つぼみが花を開きます。ぱっ。ちょうちょは、次々に花を咲かせますよ。
ぱっ ぱっ ぱっ。
なんて楽しい景色でしょう。次にちょうちょがとまったのは、お昼寝中のこねこちゃん。
すると・・・?

自然派アーティスト・村上康成さんがあかちゃん向けの絵本をつくったら、春らしくとってもご機嫌なファーストブックが出来上がりました!
きまぐれなちょうちょがひらりと飛んでいる姿、ちょうちょにつられて花を咲かせちゃう色とりどりのお花たち、お昼寝から起こされたちょうちょを追いかけるこねこちゃん。言葉も絵もシンプルだけど、ページをめくるごとに、なんだか嬉しい気持ちが積み重なっていくみたい。
最後にこねこちゃんが見上げた空に見つけたものはなんだったのでしょう?

あかちゃんの頃から何年も、繰り返し読み続けてほしい1冊ですね。

はるのやまはザワザワ

冬眠から目ざめた子グマのグルルが、かあさんといっしょにはちみつをさがしに出かけます。さあ、グルル、耳をすましてごらん。いろんな音が、聞こえてくるよ。春の山はいのちの音であふれているんだ! 心躍る季節のすばらしさを、リズミカルな言葉とはずむような絵で描いた絵本。

卒園に入園、入学……春は出逢いと別れの季節

卒園や入学、入園など、日本の春は「出逢い」と「別れ」の季節でもあります。卒園・入学・入園それぞれにぴったりの絵本を選んでみました。またひとつ、大きくなる子どもたちに、ぜひはなむけの絵本をいかがでしょうか?

おおきくなったらきみはなんになる?

保育園アドバイザー歴17年の絵本作家・藤本ともひこさんが、
毎年、卒園式で子どもたちに語りかけてきた言葉が絵本になりました。

おおきくなったら、きみはなんになる?
なりたいものは、きっと、いっぱいあって、みんなちがう。

いろんなことをやっているうちに、
すきなものを、みつけることがある。

だれかがむりだって、いうかもしれない。
でも、そんなのかんけいない。

きみがやりたいことは、きみがきめるんだ。
きみがやりたいことを、きみがやるんだ。

卒園・卒業というたいせつな時期の子どもたちへ送る、応援歌(エール)です。

うさぎ小学校

さあ、きょうから学校です! 子うさぎの兄妹ハンスとグレートヒェンは、わくわくしながらうさぎ小学校へ。ながいお耳の校長先生が教えてくれるのは、たべられる植物や、こわい動物のこと。ときどき先生のかみなりが落ちるけれど、みんなで畑に水をやったり、たまごに色をぬったり・・・学校って楽しいな! 八十年ものあいだ読み継がれている、ドイツの懐かしくて温かい古典絵本です。

ママ、きょうからようちえんだよ!

はじめて ようちえんに いく ひ。
ぼうやは わくわく。
ママは どきどき。
しんぱいであおくなっているのは だれかな?

――あたらしい いっぽを ふみだす
ぼうやと ママの いちにちをえがきます。

ひとつ大きくなる春。心躍る季節を絵本でも感じよう!

寒い日々が終わりを告げ、暖かい日差しや命の息吹、そしてわくわくの新生活……春は心躍る季節です。素敵な絵本と一緒に春のすばらしさを味わって、いい一年のスタートにしてくださいね!

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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