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なぜ愛される?!大人気絵本『11ぴきのねこ』シリーズの『馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと』9/21発売

2009年の回顧展図録が増補復刻!!活動初期の貴重な漫画原画、アイデアノートを含む馬場のぼるさんの貴重なお仕事の全貌が収録!

11ぴきのねこが大活躍する絵本『11ぴきのねこ』シリーズの作者・馬場のぼるさんは、絵本の世界を表現するまでは、手塚治虫さん、福井英一さんと共に”児童漫画界の三羽ガラス”として人気漫画作品をたくさん生み出してきた漫画家の一人です。

 

その精神は絵本の世界でも変わることなく独特のユーモアのある世界観を展開されてきました。特に『11ぴきのねこ』シリーズは、子どもが大好きなストーリー展開に加え、結末は想像を超えるものも多く、いつまでも新鮮なお話として子どもたちの記憶の中に残る素晴らしい作品となりました。

 

今回、発売される『馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと』(馬場のぼる著)は、2009年夏、青森県立美術館で開催された本格的な回顧展「馬場のぼる展」の際に発見された資料を含む展覧会図録をたくさんの方にみていただけるよう、増補復刻されたものとなります。展覧会図録は現地まで足を運んだ人のみが入手できる特権ですが、どんなに貴重なものでもその期間のその場所でのみ販売され絶版となってしまいます。

 

このような形で、馬場のぼるさんの活動初期の貴重な漫画原画やラフスケッチ、アイデアノートなどの資料はもちろん絵本の創作秘話もまとめられた本が残るということは、素晴らしいことだと思います。漫画と絵本の世界を往還し、人生について深いユーモアを生涯追及した作家の創作の原点が浮き彫りになる、本書!ぜひご覧くださいね。

『馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと』(著:馬場 のぼる 出版社: スペースシャワーネットワーク)
『馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと』(著:馬場 のぼる 出版社: スペースシャワーネットワーク)
『馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと』(著:馬場 のぼる 出版社: スペースシャワーネットワーク)
『馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと』(著:馬場 のぼる 出版社: スペースシャワーネットワーク)
『馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと』(著:馬場 のぼる 出版社: スペースシャワーネットワーク)
『馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと』(著:馬場 のぼる 出版社: スペースシャワーネットワーク)
『馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと』(著:馬場 のぼる 出版社: スペースシャワーネットワーク)
『馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと』(著:馬場 のぼる 出版社: スペースシャワーネットワーク)

「11ぴきのねこ」の魅力

 

50年もの長きにわたって多くの人を魅了し続けてきた「11ぴきのねこ」の魅力はいったいどこにあるのでしょう。

時にずる賢く、時に情にもろく、時にやさしい、ねこたちの様は、こうしたキャラにありがちな単純な善良さを越え、まさに複雑な人間の感情そのものをあらわしているかのようです。11匹のねこがそれぞれに様々な感情によって自由気ままに行動し、その集合体がまさに社会や集団の縮図となって、私たちに善と悪との二項対立では捉えることのできない世界の豊かなありようを伝えてくれます。

ほのぼの系児童向け漫画と皮肉の効いた大人向け漫画を巧みに描き分けていた馬場のぼるは、「11ぴきのねこ」シリーズにおいて、その双方の要素を見事に融合させ、ねこの姿を借りて人間が社会の中で生きることの本質を描き出していったのです。奔放なねこたちの姿はより輝きを増し、「本来の人間らしさ」について考えさせてくれたり、「今を生き抜く力」を私たちに与えてくれるのではないでしょうか。

 

(『馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと』からの抜粋 

工藤健志 青森県立美術館学芸員)

馬場のぼる作品集 絵本のしごと 漫画のしごと

ベストセラー絵本「11ぴきのねこ」シリーズの生みの親、
馬場のぼるの創作の原点にふれる作品集

のんびりしているようで、
世の中を鋭く見つめているんじゃないか。
そんな11 ぴきと一緒に育ってきました
坂本美雨(ミュージシャン)

あらゆる本屋の棚に、置かれ続けて50 年。
「11 ぴき」は今日もニコニコしている。
その秘密が、この中に。
内沼晋太郎(ブック・コーディネイター)

馬場のぼるは、手塚治虫、福井英一と共に“ 児童漫画界の三羽ガラス” として「ポストくん」「ブウタン」などの人気作品を生み出し、その後、漫画で表現していた世界観をそのまま絵本の世界で表現していきました。

とくに、昭和42年に第一作が発表されて以来、約30年をかけて6冊を手がけた代表作の絵本『11ぴきのねこ』シリーズは、テンポの良いストーリー展開と奇想天外な結末によって多くの子どもたちを魅了し、現在まで続くロングセラーとなっています。


本書では、活動初期の貴重な漫画原画やラフスケッチ、アイデアノートなどの資料をとおして、漫画と絵本の世界を往還しながら、深い味わいをもったユーモア世界を生涯追究した漫画家・馬場のぼるの創作の秘密に迫ります。


○寄稿
・「11ぴきのねこ」の魅力     工藤健志(青森県立美術館 学芸員)
・馬場のぼるの絵本       佐藤英和(こぐま社相談役)
・馬場のぼるの漫画       多田ヒロシ(漫画家・絵本作家)
・「“ばばネコ”を、禁じ手にせよ」  豊田きいち(出版評論家)
・馬場のぼるがいた       板倉容子(青森県立美術館 学芸員)

https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=278 こぐま社創業者で、馬場のぼるさんと「11ぴきのねこ」シリーズを作り上げた編集者・佐藤英和さんインタビュー
掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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