おかたづけ、子どもにどう教える?おかたづけ絵本の決定版『ななちゃんのおかたづけ』
おかたづけの習慣、アプローチが違っていたのかも?
床にちらばったおもちゃ……「早くおかたづけしなさい!」、掃除をしたばっかりなのに「どうして散らかすの?!」
いつまでたってもかたづかない! うちの子はおかたづけがどうしても苦手……。
そんなときは、ちょっと今までと「おかたづけ」を伝えるアプローチを変えたほうがいいのかも??
『ななちゃんのおかたづけ』は「子どものおかたづけ」に特化した絵本。子どもたちが読んで、自然とおかたづけのしくみが分かるようになっていると評判の作品なんです。
そのヒミツは、いったい何なのでしょう?
親子で挑戦! 楽しく身につく「おかたづけ」
はじめてのしつけのひとつの「おかたづけ」。
おかたづけのしくみが3つのステップで紹介されているので、小さな子どもにもわかりやすく、絵本を通して楽しみながらおかたづけが身につきます。
『ななちゃんのおかたづけ』ってどんな絵本?
・おもちゃ目線で見てみたら……? おはなしを通して、楽しくおかたづけが分かる!
ななちゃんのおかたづけは、あっという間。何もかも一緒に、ぽんぽんおもちゃ箱に放り込むだけ。
だけど、ほら、おもちゃたちの声が聞こえてきましたよ?
「ぼくたちの帰る場所はこの箱じゃない!」
お人形とクレヨン、一緒に箱に入れたらどうなる?
ななちゃんは、おもちゃたちのアドバイスを受けながら、正しいおかたづけに挑戦します。
おもちゃ目線で教えてもらうので、なぜそうするのか、理由がとても分かりやすいんです。
「こうしちゃダメ!」ではなく、おもちゃの気持ちを考える優しい提案になっているのが子どもたちが共感しやすいポイント。これなら楽しくおかたづけが分かりますよね。
・3ステップで、おかたづけのしくみを紹介!
ライフオーガナイザー鈴木尚子さんが絵本を監修。鈴木さんのおかたづけメソッドを踏まえて、本格的なおかたづけが学べます。
①「いるものといらないものを分ける」
②「仲間を分ける」
③「おうち(住所)を決める」
おかたづけに必要な3ステップが、おはなしに入っています。
整理整頓・かたづけの基本が親子で学べる、これは実用的!
・かたづけると気持ちいい! を学ぼう
絵本では、お部屋がきれいになった気持ち良さが描かれます。
小さい子どもが、かたづくことが気持ちいいと感じるのは難しいこと。
でも、小さい頃からその感覚を身につけていたら、将来きっと役に立ちますよね。
『ななちゃんのおかたづけ』 みんなの声、ご紹介!
『ななちゃんのおかたづけ』は、絵本ナビのレビューコンテストでも人気の作品。どのレビューにも、親子で実践した実感がこもっています。たくさん寄せられたレビューから、ピックアップしてご紹介します!
自然にお片付けが・・・
(新婚さんさん 30代 パパ )
我が家の娘は3歳。すくすくと育ってはくれているものの、悩みはお片付けが苦手なこと。すぐにイライラしてしまい、泣き出したり、別のことをしだしたり・・・パパもママも「早くしなさい!」と感情的に。この本と出会った時、早速その日から変化が見られました。「本さんのおうちはここだもんねぇ」「ワンワンのぬいぐるみさんはここで気持ちよくねんねできる?」と物に声をかけながらお片付けをしているのです。自然と私も「そこならいいかもね、ここのほうがいいんじゃない?」と前向きな会話に。片付けの時間が本当に親も子にとっても楽しく過ごせる時間になりました。さらにうれしいことは娘が物を大切に使うようになったこと、お友達に優しくなっていることです。一冊の本の影響でここまで変化が出るとは正直期待していませんでした。もう両親でびっくりです。いろいろな本を読むって本当に大切だと心から感じました。
楽しくお片づけ
(korさん 30代 ママ )
2歳9カ月になった娘。遊び方もなかなかダイナミックになってきて、いろいろなおもちゃを引っ張り出しては、得意のごっこ遊びをしています。その発想の豊かさに感心する半面、部屋は片づけても片づけても一瞬で散らかり、私のカミナリが毎日落ちています。
何度目かのカミナリで、しぶしぶお片づけをするものの、目についた箱の中に適当に放り込むだけ。それすらも途中で飽きてしまいます。
なっちゃんも同じ。片づけるより、早くおやつが食べたい!でも、おもちゃたちの反撃にあって・・・・。
そう。おもちゃにもみんなそれぞれ居場所があって、きちんと帰りたいのです。
空想の世界に生きている娘には、私からの百のお小言より説得力があるかも。
そして、そこから、さらに、人の気持ちを考えることを学んでくれたらいいなあ。
おもちゃ目線でアプローチ!
(ムスカンさん 30代 ママ)
我が家の3歳の娘はおかたづけが苦手。
というか、全然やろうとしない。
結局毎回、
「もーアンタが散らすからいつまでたっても掃除ができない!」
とかなんだかんだ文句を言いながら親がかたづけるハメになっているのですが、
これではイカン!
と思ってこの絵本を読んだのですが、
「これではイカン!」は私の方だったようです・・・。
「おへやが片付かないから」ではなくて、
このおもちゃたちのように、
おもちゃ目線からななちゃんに問いかけてみる。
カンガルーの子供や、泣き出したメアリー。
カンガルーの子供はどこが一番いいのかな?
メアリーはどうして泣いちゃったのかな?
それが、おかたづけの原動力になり、
ひいては思いやりの心をはぐくむことにもつながっているのだと
はっと気づきました。
おかたづけができないのは、
娘だけが悪いんじゃない(娘も悪いが・・・)。
私のアプローチの方法が一番マズかったんだと、
気づかされた一冊です。
ななちゃん、ありがとうね。
そういうわけで、今回は私がとっても反省。
娘が気持ちよくおかたづけができるように、
ちょっとずつ、おもちゃ目線のアプローチ。
一緒におかたづけをしてみようと思います。
子どもの「やりたい!」を見守る、生活応援絵本 「ななちゃんの絵本」シリーズ
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