消防士の仕事を絵本で体験! 子どもの夢をいっしょに育てる絵本『ぞうさんはしょうぼうし』
「大きくなったらなにになりたい?」と小さい子に聞くと、「ダンプカーになりたい!(運転する人じゃないんだね!?)」「変身ヒーロー!(気持ちはわかる)」と、本当にわくわくドキドキする発想がいっぱいの答えが帰ってきて、思わず顔がほころんでしまいます。
子どもたちの夢の素は「好きなこと」。だから夢の第一歩は、自分の「好き」を見つけるところから始まります。そこでおすすめなのが、いっしょに絵本を読むことでお子さんの好奇心をくすぐり、「もっと!」と興味をのばすしかけ絵本「ドキドキわくわく おしごと絵本」シリーズです。
見てさわって楽しむしかけ絵本
子どもたちに人気の職業を凸凹しかけつきのボードブックにした「ドキドキわくわくおしごと絵本」シリーズ。
あわてんぼうのぞうさん消防士が登場。無事に火を消すことができるかな⁉
子どもがページをめくりたくなるしかけ
作者のいりやまさとしさんは、『ぴよちゃんのかくれんぼ』や『ピヨピヨだあれ?』などの「ぴよちゃん」シリーズ(学研)を手がけた、赤ちゃん向けのしかけ絵本で人気の絵本作家さんです。『ぞうさんはしょうぼうし』にも、赤ちゃんがページをめくりたくなる工夫やしかけがあります。どんなしかけか、順番に紹介していきましょう。
しかけ① こんなところから「ひょっこり!」次のページの絵が見える
『ぞうさんはしょうぼうし』は、けむりを見つけたぞうさんが、火事の現場を探していくおはなしです。
ところが、火事のけむりだと思ってかけつけると、フライパンがこげたけむりだったり、アイロンのゆげだったり。ちょっぴりあわてんぼうのぞうのしょうぼうしさん、最後は火事の火を消せるのでしょうか?
表紙の消防車の窓はくりぬかれていて、ぞうのしょうぼうしさんの姿が見えます。
本をめくると、お家のうしろからモクモクとけむりが!
こんな風に、しかけのきりぬきのすきまから、ちょっとだけ後ろのページの絵が見えるようになっています。まるで次のページがかくれんぼしているようですね。
子どもは、かくれんぼしているものを探したり、ちょっとした違いを見つけたりするのが大好き! 火事の現場を探すぞうさんの活やくにドキドキして、「このちょっとだけ見えている次のページを早く見たい!」とわくわくしながらおはなしを楽しめます。
しかけ② 凸凹のさわり心地がおもしろい!
絵本の上部は、イラストに合わせて凸凹の形をしています。1ページの中で、丸いところがあったり、少し角ばっていたり、すーっと気持ちいいナナメになっていたりと形はさまざま。その凸凹したフチを指でなぞるのが、とっても楽しい♪
さらに、ページごとに凸凹の形が違います! さわりながら「あれ? さっきのと違う!」と気がつくと、また次のページをさわりたくなって……と、飽きずに繰り返し楽しめるのがポイント。
絵やストーリーといっしょに「さわり心地」で赤ちゃんの五感が刺激され、思わずページをめくりたくなっちゃいます。
動画も公開中!
赤ちゃんとお話しして「好き」を刺激しよう♪
単純におはなしを読むだけでも、絵本のおもしろさを楽しむことができますが、「ぞうさん」や「しょうぼうし」などに関係することを話しながら読んであげると、子どもは「ママやパパがいっぱいおしゃべりしてくれる」と、うれしい気持ちに。
「ぞうさんはお鼻が長くて大きいね」、「消防車はウーウーっていうね」、「サイレンはピカピカ光るんだよ」など、普段目にしたことや、見た目でわかることなど、思いつくまま自由にお話してみましょう。繰り返し、親子で絵本を楽しんでいるうちに、少しずつ消防車やぞうさんに興味を持つようになるかもしれません。
だれでも一度は目にしたことがある、サイレンを鳴らして火事の現場に駆けつける消防車。赤ちゃんも、サイレンの大きな音にびっくりしたり、なんだろうと思って見たりしたことがあると思います。
子どもは、よく見たり聞いたりしている身近なことから、世界への興味を持ち始めるそうです。男の子が「消防士」に憧れるのも、消防車が身近でかっこいい存在だからかもしれません。
お子さんが、消防車のサイレンの音に反応したり、消防車を見て目を輝かせていたりしたら、『ぞうさんはしょうぼうし』で、お子さんの「好き」を応援しちゃいましょう♪
「ドキドキわくわく おしごと絵本」シリーズ
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