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この“ボタン”を押してみたら一体どうなるんだろう? 子どもの好奇心をかき立てて、とにかく夢中にさせる絵本

「ダメ!」と言われるほど、やってみたくなる。
そんな子どものピュアな欲求にこたえる、アメリカ生まれの大ヒット絵本がこの『ぜったいにおしちゃダメ?』です。

ぜったいに おしちゃダメ?

子どもの好奇心を刺激しながら、親子でコミュニケーションを楽しむ絵本。

ついつい押したくなるボタンと謎の生き物。
おしちゃダメなボタンなのに、謎の生き物が「おしたらどうなるんだろう?」「おしちゃおうか?」と誘惑してくる。
誘惑に負けて押してみると…。
ボタンを押したり、絵本を振ったりこすったり。
子どもの好奇心を刺激して何度でも読みたくなる絵本です。

白い壁にぽつんとした、いかにも押してくれといわんばかりのボタン。その隣には愛嬌たっぷりなモンスターのラリー。
そしてはじめに、このボタンは押しちゃダメ、このボタンのことを考えてもダメ、というルールが宣告されます。

 

でも すてきなボタンだね。 おしちゃったら いったいどうなるんだろう……。

しかし子どもの頭の中は、すでにボタンのことでいっぱい。さんざん焦らされたあげく、ラリーから「おしちゃおうか?」と提案されたら、真っ先にボタンを押してしまうことでしょう。
押したとたんに、ラリーはおどろきの変化をとげます。続けて子どもがボタンをどんどん押していくと、ラリーの身にもどんどん災難がふりかかります。
ラリーのとんでもない変化に、子どもは笑ったり、はしゃぐことを我慢できません。一体ラリーはどうなってしまうのか?
早く次の展開をたしかめたくて、ページをめくるように催促してくることでしょう。

ああ! きいろくなっちゃった! もういちど ボタンをおしてみて! ……さて、この後どうなるのか?

いちど読み終わったら満足。ではなく、子どもが何度も「読んで!」とせがんでくるのも、この絵本の大きな特徴です。
この絵本には、ストーリーそのものの楽しさだけではなく、実際にボタンを押したり、本をふったり、こすったりすることによって起きる「反応」があります。
そのため、まるで自分と絵本が同じ世界にいるような感覚を楽しめ、子どもはその感覚に強く引き込まれます。

読者の感想をご紹介します。

生まれて初めての読み聞かせにも……。

1歳半になる娘。読みきかせにいってもあまり興味を示さず、家では絵本はめくりたがっても私が読もうとするとさいごまでめくってパタンと閉じておしまい(笑)。でもこの本を見せて、ボタンを押してみてというとボタンを押してキラキラとした目で次を待っています。最後までいくと、もう一回とばかりに本をさしだしてきました!! はじめてよみきかせに成功した本になりました!!!

くり返し読んでも……。

本屋さんでこの絵本を見つけて、3才の息子が声を出して笑いながら楽しむ姿を見て、こちらも楽しくなる絵本でした。何度ももう一回見る!と言って本屋さんで立ち読み、本人が初めてキャラクターや乗り物以外の本をこれ買いたい! と言ったので、私も嬉しくなって買いました。家に帰ってからも何度もケラケラと笑いながら楽しませてもらっています♪ えっと……どうしよ……こまったな……の部分が大好きです。

子どもとのコミュニケーションにも……。

本が自分に話しかけてくれるのでページをめくるたび「はーーい!!」と返事をしています。この本の上に本を重ねると「あー!!ボタン押したらダメ~!!」と2才の子におこられました(笑)。でも朝早くこそ~と押そうか……ダメダメ……と一人で葛藤する姿が何回か見られ、見ている大人もその子どもの姿に笑顔になれる絵本でした。

お父さんの読み聞かせにも……。

珍しくパパが「この本を買ってやりたい!」というので買いました。いつもは私が「パパ絵本読んであげて」と頼まないと読んでくれないのに、この本だけは自分から読んでくれたのでビックリです。子どもも一緒になって本をブンブン振って、とても楽しそうに笑っていました! 何度も読んでいます!

複数の子ども相手にも……。

保育園で仕事をしています。孫にと思い、子どもがどんな反応をするかを2歳、3歳のクラスで試してみようと買い、読んでみました。一度目はあまり反応がなく「エッ」と思いましたが、時間を置いて読んだ時は5~6人が大さわぎに! それから続けて2~3回、次の日も……。楽しく読みました。孫にも買います! 

プレゼントにも……。

5才の息子にお誕生日プレゼントでいただきました。表紙は知っていて、おもしろそうだなと思っていたので、嬉しかったです。息子は少し字が読めるようになってきたので、表紙の言葉からワクワクで、何度もボタンを押そうとしていました。単純明快な内容で遊園地のアトラクションのように楽しんでいます。幅広く遊べる本になっていると思います。出会えて良かったです。

寝かしつけにも……。

毎日、夜寝る前は必ず絵本を読んでいる2才と5才の子が必ずといっていいほどこの絵本を読んで!と言ってくるようになりました。2人でボタンのとりあい! おもしろくてケラケラ! 笑いながら眠るようになりました。しかけ絵本も良いですがこういうシンプルなものも年が違う子ども同士でも楽しめて良いと思う!

https://www.ehonnavi.net/reviewcontest/reviewcontest.asp?uid=ML59N 絵本ナビではレビューコンテストを開催しました!(開催期間:2017年8月31日9月27日)

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