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【news】懐かしい!かこさとしさんの科学絵本総特集『かこさとし 人と地球の不思議とともに』発売!

「海」「地球」「宇宙」…
今でも手にとれば、あの頃の記憶がよみがえります。
学校の授業や塾で学ぶ理科には、いまいち気持ちが入らないのに。
ひとたび絵本をめくれば、ワクワクしながら自然や宇宙の不思議、未知なる力への想像の海に飛び込めました。

 

かこさとしさんの科学絵本
「だるまちゃん」シリーズや「カラスのぱんやさん」など、一度読んだらその登場人物たちと友だちになってしまうおはなし絵本の名手として絵本界をリードしてきたかこさん。もともとは科学者だったという経歴を知れば、パパ・ママ世代からのロングセラー科学絵本を生み出してきた足跡にも納得です。

 

日本を代表する絵本作家かことしさんの「科学絵本」に焦点をあてた本が、発売されました。
大好きなかこさんの、知らなかった新しい一面に出会ってみませんか?

『文藝別冊 かこさとし 人と地球の不思議とともに』

河出書房新社から発売になったのは『文藝別冊 かこさとし 人と地球の不思議とともに』。
日本を代表する児童文学者・かこさとしさんの科学絵本に焦点をあてた一冊で、第一線の科学者たちがかこさとし作品を読み解いていきます。

『文藝別冊 かこさとし 人と地球の不思議とともに』

かこさとし  人と地球の不思議とともに

絵本作家・かこさとしの科学絵本の魅力を、科学者である執筆陣と共に再認識する一冊。

【対談】×養老孟司、×藤嶋昭【論考】鎌田浩毅、長沼毅、丸山宗利他。貴重な資料も多数掲載。

かつて子どもだったすべての大人たちへー。

 

2016年に生誕90年、今年2017年に代表作「だるまちゃんシリーズ」が誕生50周年を迎えた絵本作家・かこさとしさん。
パパ・ママ世代の大人も子どもの頃に、学校や図書館でその作品に触れた人は多いはず。


かこさんの科学絵本を、大人になってから開いてみると…
そこに書かれた深い知識や、緻密に練られた構成にあらためて驚かされるばかりです。

本文より。名作『宇宙』の下絵のごく一部。一冊が完成するまで膨大な数の下絵が描かれる。

実は工学博士でもあるかこさん、その専門的な知識に基づいて、高いクオリティの子ども向けの科学絵本を製作し続けてきたのです。

 

『文藝別冊 かこさとし 人と地球の不思議とともに』ではまず、かこさんがどのようにして科学絵本をつくってきたのかを語る、貴重なロングインタビューからはじまります。

 

そして養老孟司さん、藤嶋昭さんとの対談では、絵本作家として、科学者として、子どもたちのために何ができるかが語られています。

 

さらに第一線で活躍する科学者がそれぞれの専門に関するかこさんの作品を読み解いたり、伝承遊び研究者とてしての軌跡を追うなど、これまで知らなかったかこさとしさんの研究者としての横顔にも迫っています。

アトリエの様子

世界が不思議に満ちていて、毎日わくわくしていた子どもの頃。


子どもだったころの自分を思い出しながら、大人になってあらためてかこさんの絵本のおもしろさを再確認できる一冊です。

夏休みのお子さんの読書の手引きとしても、おススメですよ。

『文藝別冊 かこさとし 人と地球の不思議とともに


◎目次より
【巻頭カラー】
かこさとし創作の現場へ/『宇宙』の下絵と完成図/
祝!だるまちゃんシリーズ五〇周年

 

【かこさとしインタビュー】
科学の本の作り方ーー小さなアインシュタインたちへ

 

【対談】
×養老孟司 価値観が変貌する世界で、人間が考えるべきこと
×藤嶋 昭  子どもの好奇心に寄り添って??科学のおもしろさを伝えるには

 

【科学者が読むかこさとし】
地球科学 鎌田浩毅 「大地変動時代」の子どもたちへ
地球科学 大河内直彦 地球という星を体感する
天文学 縣秀彦 主体的で対話的、そして深い学びのために
生物海洋学 長沼毅 『海』の生きものを数えてみた
昆虫学 丸山宗利 こんな昆虫はたしかにいる
医学 亀津絵里 医学の基本を知る
化学 長谷川美貴 元素の魅力、美しい周期表
経済学 鈴木愛一郎 かこさとしの経済学ーーその人と作品から
考古学 大城道則 いつか『だるまちゃんとスフィンクスちゃん』を!
教育学 山田正行 同じ喜びと悲しみの中でーー子どもと遊び、子どもに学ぶ

 

【論考】
野上 暁 伝承遊び研究家としての加古里子

 

【エッセイ】
小林美香子 担当編集者が語るかこさとし

 

【かこさとしエッセイコレクション】
不肖不粋の父
長靴ーー流れていった私の戦後


その他、【あとがきセレクション】【インタビューセレクション】など。

◎かこさとし(加古里子)さんのプロフィール


1926年福井県武生市(現在越前市)に生まれる。東京大学工学部応用化学科卒業。工学博士。技術士(化学)。児童文化の研究者でもある。現在は、出版を中心に幅 広く活躍。作品は『からすのパンやさん』を代表する「かこさとしおはなしのほん」シリーズ、『うつくしい絵』、「だるまちゃん」シリーズ、『とこちゃんはどこ』、「かこさとしからだの本」シリーズ、『伝承遊び考』など600点余。2008年菊池寛賞受賞、 2009年日本化学会より特別功労賞を受賞。
 

かこさとしさんの科学絵本

宇宙 そのひろがりをしろう

宇宙はいったいどれほど広く、その果てはどうなっているか? 巨大な宇宙の広がりをテーマに望遠鏡やロケットの歴史、星の進化とその一生、宇宙有限論までを紹介した科学絵本。

地 球 その中をさぐろう

地球の中のようすを地表から中心部にわたって描いた、「海」の姉妹作です。地球内部の巨大なエネルギーが地球を変えていく過程は実に見事で、その雄大さは目を見はるものがあります。

かわ

かわ

作・絵:加古 里子
出版社: 福音館書店

山の奥で誕生し、山あいを下り、平野部を流れ、最後に海へいたるまでの川の一生を、その周辺のようすも含めてこまかく描いた知識絵本の傑作。

人間

人間

作・絵:加古 里子
出版社: 福音館書店

人間とは何か、なぜ生まれてきたのか、その身体はどのように作られているのか? ビッグバンから現在までの人間の歴史を縦糸に、人体の構造・文化史を横糸として織りこみ綴った絵本。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部

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