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第10回 MOE絵本屋さん大賞2017!輝かしい第1位は、ヨシタケシンスケさんの『なつみはなんにでもなれる』

今年もこの季節がやってまいりました!

全国の絵本屋さんがおすすめしたい新刊絵本を選ぶ「MOE絵本屋さん大賞」も今年で10回目となります。今年は、「絵本ブーム」という言葉が話題になったほど、多種多様な新しい絵本が登場しました。

 

大人も子どもも楽しめるユニークな新刊絵本が勢ぞろいです!

それでは、「MOE絵本屋さん大賞2017 BEST10」をランキング形式でご紹介します。

是非、手に取って、お気に入りの絵本を見つけてくださいね。

ヨシタケシンスケさんの『なつみはなんにでもなれる』

なつみはなんにでもなれる

創意工夫に満ちて

なつみちゃん、かわいい!
こんなに創意工夫を凝らすことのできる子供ってすごいですね。
ちゃんと考えてやっていて答えがあるので面白い。
おかあさんもちゃんと、当たらなくてもおこらない?と
あらかじめくぎを刺しているし、慣れてそう。
あと3個と言えばあと10個、サービス問題もあって、
ほんとに疲れないね、と思えば、コテンと寝てしまうところがかわいい。
まあ、これが毎晩じゃ、ちょっとくたびれますが、かわいいものです。
楽しく読みました。

(ラムネ色さん 60代・じいじ・ばあば )

minchiさんの『いっさいはん』

いっさいはん

大爆笑!

8歳の息子が読んで!と選びました。
赤ちゃんの成長を描いた絵本を小学3年生の男の子が読んで、面白いのかな?
ところが、息子は読んでいる間、終始爆笑!
何回も、同じところを読んで読んで!と言ってきます。その様子は絵本の中の1歳半の子供とまるで同じ!
読みながら、同じことしてたよ!とか、これはしなかったねえ。など、親子でぺちゃくちゃおしゃべりしながら、読みました。
今も1歳半の時と変わらず、食事をこぼしたり、片付け上手でなかったりしますが、絵本を読んだ後に、子供の大きな成長を改めて感じることができる、素敵な絵本です。

(森の小人さん 40代・ママ )

ヨシタケシンスケさんの『つまんない つまんない』

つまんない つまんない

つまんないの瞬間すらも!

今大人気の、ヨシタケシンスケさんの絵本!
そうそう!つまんない瞬間って、
子どもの頃はもちろん、大人になってからも結構あるんですよね・・・。

その「つまんない」瞬間すらも、
こんなに面白い絵本に変えてしまうのだから
ヨシタケシンスケさんって、とってもユニークなかたなんだなあと思います。
シンプルな線で細かく描かれたイラストは、
見る人を脱力させてくれます。
もちろん、良い意味で!

ひとつ言えることは、
この絵本を読んでいる間は、「つまんない」なんて
けっして思わない、はず!

(なーお00さん 30代・その他の方 )

第4位 『おいしそうなしろくま』

おいしそうなしろくま

実現可能!?

題名からして、妙な違和感。
い、一体何が起こるのでしょう?
まあまあ、ご安心ください。
食いしん坊のしろくまくんの、「食べ物の中に入る」一種の妄想ですが、
なかなか説得力がありますよ。
もちろん、想像の世界ですから、共感してみると、ほほえましいです。
ちくわの穴に入る、なんて、あるあるの発想じゃあないですか!
おもちが妙にリアルなのはご愛嬌でしょうか。
もちろん、オチも見事。
そっかあ、実現できるんだ!と妙に納得してしまいました。
幼稚園児くらいから、乗ってくれそうです。

(レイラさん 50代・ママ )

第5位 『ノラネコぐんだんあいうえお』

ノラネコぐんだん あいうえお

楽しめます!

3歳になった孫に「あいうえお」を、そろそろと思いましたが、必死で「あいうえお」を覚えようとするのではなくいつものように、ノラネコぐんだんを楽しく読んであげればいいと思いました。言葉もいっぱい出てくるので、無理にまなばせようとしないでも何度も読んで楽しんでればそのうちに「あいうえお」も学べると思いました。
(ぴょーん爺さん 60代・じいじ・ばあば )

第6位 『生きる』

生きる

すてきです。

生きるという詩は、子どもも私もよく知っている詩でした。
その詩に、さまざまな日常がえがかれた絵が合わさって、ことばがより心にしみこんできました。
何十年も生きてきた私にとっては、「こんなことあったな、あんなことあったな」と思い出にひたりながら読みますし、子どもたちは、「そうそう、こんなことあるある!」って、つい最近のことを共感しながら読みます。いろんな「生きる」をいろんなとらえ方で受け取ることができるのが、この本のすごみだと思います。「今」の積み重ねが時間を、人生を作ってきたことを、そしてこれからも作られていくことを、客観的にみることができる、ほんとにすてきな絵本です。

(けいご!さん 40代)

第7位 『ノラネコぐんだんそらをとぶ』

ノラネコぐんだん そらをとぶ

ノラネコぐんだんシリーズ大好き

待ってましたのノラネコぐんだんシリーズで、
本屋で見つけてすぐに購入しました。

相変わらずわんわんちゃんのものを勝手に使って
壊してしまうノラネコさんたちが可愛すぎます。

お決まりの『どっかーん』の場面ではカモメさんやバナナが
一緒に吹き飛んでて芸が細かい部分が大好きです。
娘も『どっかーん』の場面でいつも笑います。

最後はまたまたわんわんちゃん指導の下修理に
忙しいノラネコさんたち。
何度読んでも飽きない大好きな一冊です。

とんとんままさん 30代 ママ)

第8位 『おじいちゃんとパン』

おじいちゃんとパン

いしそう!

おいしそう!食パンのアレンジレシピかと思うくらい、とってもおいしそうな食パンの食べ方に「食べてみた~い!」ってなります。マシュマロをのせたの、あんこ、シュガートースト、今度作ろうね。と盛り上がりました。
そして、おじいちゃんとぼくの関係がとっても素敵で心あたたまりました。

(みっとーさん 30代・ママ 男の子6歳、女の子4歳)

第9位 『いらないねこ』

いらないねこ

大人気絵本『せかいいちのねこ』に続く、
ぬいぐるみのニャンコの新作絵本がついに登場。

捨てられた子猫を「おとうさん」になって
愛情いっぱいに育てるニャンコと
あたたかく見守る優しい猫たちの感動の物語。

2017年9月刊。

第10位 『アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険』『そらの100かいだてのいえ』

アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険

絵本『リンドバーグ』の衝撃から2年、こんどは小さなネズミが宇宙へ飛んだ!夜ごと天体望遠鏡をのぞく小ネズミは、月は地球をまわる衛星だと発見。しかし、月はでっかいチーズと信じるネズミたちはとりあいません。そこへスミソニアン博物館から手紙がとどいて......。今度はニューヨークから、月面へ! 小さなネズミの冒険物語。

そらの100かいだてのいえ

可愛い100かいだてのいえ

100かいだてのいえのシリーズは子供が大好きで、本屋さんで見つけて即購入しました。
シリーズの中で一番メルヘンな感じと言うか、色々が優しく、キャラクターも雲さんや虹さんなど可愛くて、私も子供もお気に入りの1冊になりました。
おうちも細かく描き込まれていて、何度読んでも楽しいです。

(いとさん 30代・ママ 女の子3歳)

白泉社MOE編集長 門野 隆さんからのメッセージ

全国の絵本屋さんに、おすすめしたい新刊絵本を選んでいただく「MOE絵本屋さん大賞」もめでたく第10回目を迎えることができました。最初はMOE読者に向けた小さな企画として始まったものが、今や3000店を超える全国の書店や多くのWEBサイトなどでフェアを行うことができるようになり、読者に最も信頼される絵本賞のひとつに成長できましたこと大変うれしく思っております。また、ご協力いただいた皆さまにこの場を借りて御礼申し上げます。

 

そんな中、2017年のランキングが出そろいました。今回の総評としては「絵本も時代を反映するのだな」ということです。2017年は「絵本ブーム」という言葉が各メディアに取り上げられ、編集部にも多くの取材依頼がありました。今まで絵本を忘れていた大人たちが、絵本という存在を意識するようになってくれたのです。その「絵本ブーム」の立役者であり、興味のなかった多くの人を絵本の世界に連れてきてくれたのが、今回で4回目の第1位に輝いたヨシタケシンスケさんです。またまたまたとなりましたが、おめでとうございます!

 

受賞作を見て感じたことは、テーマ、企画、絵柄も含め『いっさいはん』や『おじいちゃんとパン』などのように読者への積極的なアピールが強い作品が多いように感じます。作品性を高めながらも、より多くの人が気軽に手に取って、その素晴らしさと楽しさを味わってもらいたいという作り手側の意図と工夫が伝わってきました。また、ランキングに昔からの定番である物語絵本が少ないことも特徴です。私の分析ですが、物語絵本のジャンルでは名作と言われるロングセラー絵本がたくさんあり、その超強力なロングセラー作品が新しい物語絵本を目立たせづらくさせているところに要因があるのではないかと思います。


現代の若手作家たちが生み出す新しいジャンルの絵本と名作ぞろいのロングセラー物語絵本、その両輪がうまくバランスを保っているのが今の絵本界の現状なのだと思います。

 

2017年ランキングには大人も子どももそれぞれの立場で楽しめる絵本がいっぱいです。まずは、気になった1冊から手に取って読んでみてください!

いかがでしたか。

ランキングの中に気になる絵本がありましたか。

お気に入りの作家さんがいたら、他の絵本を見てみるのもおすすめですよ!

 

是非、あなたのお気に入りを見つけてくださいね。

第10回 MOE絵本屋さん大賞2017が詳しく載っているのは、MOE最新号(2018年2月号)!

MOE 2018年2月号

■ 特別ふろく ■
ヒグチユウコ「いらないねこ」カレンダー2018

A4サイズ16ページの豪華仕様!!
壁かけタイプ。描きおろしの絵も収録!
デザイン/名久井直子

■ 巻頭大特集 ■
全国の絵本屋さん3000人に聞いた年間ランキング!
第10回MOE絵本屋さん大賞2017

絵本雑誌MOEがお届けする年間絵本ランキング。
2017年は絵本の枠を大きく超えるような、
幅広いテーマを描いた話題の作品が選ばれました。
絵本の新たな可能性をご紹介します。

● 絵本屋さんが選んだ2017年の絵本ベスト30発表!
● 第1位〜第5位 受賞作家インタビュー
● 第6位〜第10位 受賞作家コメント
● 絵本屋さん座談会 2017年 印象に残っている絵本
● 第10回MOE絵本屋さん大賞2017 新人賞・パパママ賞
● 第11~30位

■ 懸賞
ヒグチユウコ オリジナルグッズ
合計50名様プレゼント!

■ MOE絵本屋さん大賞のシンボル
「ぶーちゃんとおにいちゃん」のこと
もっと知りたい

■ 祝10周年!
MOE絵本屋さん大賞ヒストリー!

■ 繊細な切り絵から手刷りの美しい本までが勢ぞろい
世界のこだわり絵本館

■ 手紙を出すのが楽しくなる
かわいい切手コレクション

■ 大好評連載
ヒグチユウコ「ほんやのねこ」

■ 影にひそむものたち
鬼の絵本

■ 山の家から生まれた小さな話
酒井駒子「森のノート」

■ 審査結果発表!
第6回MOE創作絵本グランプリ

■ 好評連載 ■
アーティスト・インタビュー 江國香織
工藤ノリコ「ワンワンちゃん」
小川糸/文 牧野千穂/絵「旅ごはん」
MOEのおすすめ新刊絵本
広松由希子の絵本棚 世界で見つけた! 宝物絵本

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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