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探究心を育てる絵本のご紹介。お庭で冒険へ!

グッズ・ギフト 2016-03-08
絵本ナビ編集部

身近に広がる自然。写真絵本と一緒に冒険してみよう!

大きな真っ赤な口を開いて威嚇する凶暴なルックス!怪獣にしか見えないほど接近したその大迫力の写真。よく見てみれば、実は私たちが外でよく見かける20cmほどの小さな茶色のとかげ!?

どうやらわが家の庭には、たくさんの怪獣たちが住んでいることが判明したようです。

 

こんな風に、一歩外を出るだけで大冒険が待っているんなんてワクワクしませんか?
他にも、身の回りの植物や生き物の観察がしたくなっちゃう写真絵本3冊をご紹介します!
 

写真のどこに何の生き物がいるか、あててごらん!

どこにいるかな?

写真のどこに何の生き物がいるか、あててごらん!
きみには見つけられるかな?

見つけた!きれいな花の裏側に・・・ナナホシテントウ。アブラムシが大好物なんだって。
見つけた!雪の中からひょっこり頭を出してるのは、ホオジロ。えさを探しているみたい、がんばって。
サクサク見つけられちゃって、なーんだ、生き物を見つけるのは結構カンタン!
そんな風に油断していると、しっかり足元をすくわれます。
こちらはまだ「ステージ1 かんたん編」。この後「ちょっとむずかしい編」「かなりむずかしい編」と次々にステージが上がっていくんです!
写真絵本でありながら、生き物探しも楽しめるこちらの一冊。
探し当てられたら、ページごとに10ポイント、50ポイント、100ポイント・・・とポイントをゲットできるので、親子できょうだいで友だち同士で、ゲーム感覚で楽しんでみてください。

カメラマンとして活躍する松橋利光さんの写真は、生き物とおしゃべりできるような距離感、とぼけているような見つめられているようなその表情がなんとも愛らしく楽しいものばかり。
そして豊かな四季の中に息づく生き物たちの美しさもとらえています。
満開の桜と戯れるようなメジロたち、黄金色に染まる田んぼの稲穂の間から獲物を狙うカマキリ。
雄大な富士山の前を横切っていくのはなんでしょう…思わず見過ごしちゃいそうな小ささだけど、よく目を凝らして探してみてくださいね。

絵本を読んだら、いつもの散歩道で生き物探し。
そーっと忍び寄ったりしゃがんだりしながら、どこにいるかな?
草むら、枝の間、落ち葉の下、石の影・・・あちこちから「ここだよ!」って生き物たちの声が、聞こえてきそうです。

http://www.ehonnavi.net/ehon/91267/%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%AB%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%81%AA%EF%BC%9F/

わが家の庭には、たくさんの怪獣たちが住んでいることが判明した!

にわのかいじゅうファイル

植木鉢の影をみてごらん。
何やら茶色のウロコで覆われた生命体が身を潜めているようだ。
ココに報告する!緊急事態!緊急事態!
わが家の庭には、たくさんの怪獣たちが住んでいることが判明した!
早速、庭の徹底調査を開始して、怪獣たちの生態を観察してみるのだ。
では、早速、「にわかいじゅう」の調査報告の一部を紹介しよう。

file number 001
【和名】ニホンカナヘビ
【学名】Takydromus tachydromoides
見つけた場所:朝陽のあたるコンクリートの上
あらわれる時期:4月~11月
大きさ:200mmくらい
見つけ難易度:かんたん
備考:すばしっこいので、つかまえるのはむずかしい。
チャンスは朝。まだ体が温まりきっていなくて動きがにぶい。

大きな真っ赤な口を開いて威嚇する凶暴なルックス!怪獣にしか見えないほど接近したその大迫力の写真。よく見てみれば、実は私たちが外でよく見かける20cmほどの小さな茶色のとかげなのです。ユニークな視点で身近な小動物や虫を「にわかいじゅう」と称してファイリングしたのは、写真家の松橋利光さん。松橋さんの手にかかれば、うわ~っ!どんな小さな蟻んこだってダンゴムシだってものすごい強そうな怪獣に見えてしまうのだからびっくり。身近な庭があっという間に「怪獣たちの住むファンタジーワールド」に変身!虫目になって観察すればするほどその虫たちのハッと驚く斬新なデザイン、計算された精巧なボディの構造や機能美に驚かされるのです。そして・・・もしかしてあの怪獣たちやあのヒーローと似てる・・・?なんて発見もあるかもしれませんよ。

さあ、この絵本を片手に庭や近所の公園で実際に「かいじゅう」さがしをしてみよう。
そして、自分だけの「かいじゅう」を見つけたら、巻末に書き込むことができる「かいじゅうファイル」のシートを作ってみようね。

http://www.ehonnavi.net/ehon/101396/%E3%81%AB%E3%82%8F%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%85%E3%81%86%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB/

春だけじゃない!秋にも咲いているタンポポ。知られざるタンポポの全ての情報がギュッと凝縮された知識絵本。

ぜんぶわかる! タンポポ

春になると、地面をかわいらしく彩る黄色い花「タンポポ」が咲き始めます。
道の脇に群生している身近なタンポポにこんな秘密があったなんて!
タンポポってたくさんの花びらをもった一つのお花だと思ってなかった?
実は、花びらに見える一つ一つが花で(在来のものだと花の数は50~100!)、
外側の花たちからゆっくりと開き始め、2日から3日かけて開いていくのだそう。
しかも夜は花を閉じてまるで眠っているみたい。

タンポポの花たちは、咲き終わると花のくきを倒して、
他のつぼみや他の花をじゃましないようにしていたり、
実が熟すのを待ってから再びぐんと立ち上がるんだって。
それは、頭をできるだけ高く伸ばして綿毛のパラシュートを遠くに飛ばすため。
風にのって飛んでいった実は土の上に落ちて、自分にとってのいい時期がくるまで眠るんだって。
それにタンポポって、日本の在来のものだけでも18種類もあって形も色も生態も結構違うみたい!

知られざるタンポポの全ての情報がギュッと凝縮された知識絵本。
四季の移り変わりによる生育や実、花、葉、茎などのタンポポの部位を分析した
豊富な写真と丁寧な解説で、タンポポの生態がまるごと紹介されています。
近年話題にもなる外来種についても細かく触れていたり、
文化や歴史的観点から見た江戸時代のタンポポや世界のタンポポ情報など、
1冊でまるごと「タンポポ博士」になれちゃいます!
自由研究などにも活躍してくれそうな1冊です。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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